2014年03月16日公開|ホンダ
ご新規の東信地区のお客様です!
昨年と比較すると非常にご新規のお客様のご予約は減少してきておりますが、
会員様予約枠を半月分に拡大いたしましたので当然の結果でしょう。
来年にはさらに会員様ご予約枠を追加いたしますので、
会員様以外のご予約可能な日程は1か月2台となります。
この2台には既存施工車両の会員様以外の方も含まれますので、
実質ご新規の予約受付できるのは月1台となるでしょう。
更に2016年には完全会員制に移行いたしますので、
基本的には会員様もしくは既存施工経験者の方と、
そのご家族及びご紹介いただいた方以外の施工はお受けさせて頂けなくなります!
商売・事業として見た場合これは良い選択肢ではないことは理解しておりますが、私ごとですがこのタイミングですべての借入金返済とリースが終了し、且つ私の子供も自立いたしますので、今のようにある一定レベルでの売り上げを上げる必要もなくなります。
つまり、気心の知れたお客様だけに、
今よりもさらにこだわったサービスを提供させて頂くことに専念できるということです!
というとカッコイイですが、
このタイミングで私も55歳となり流石に今のペースでの仕事の消化はきつい・・・
老後の趣味を兼ねたペースにすることで、今まで封印してきた趣味(一人旅・釣り・読書等)も解禁できることとなり、私生活も仕事ものんびり暮らしたいというのが本音ですかねー
出来れば今の工場とは別棟の車輛ストック場で、自分の好きなクラッシックカー(トライアンフTR4・ロータス エラン・ランチャ デルタ・ルノー5ターボ・アバルト131ラリー等々)をレストアしながら余生を送れれば最高ですね!
現段階では夢のまた夢の様な話ではありますが・・・
かなりの鉄粉の食い込みを起こしてしまっています・・・
数年分の蓄積でしょうがその付着鉄粉の数は数千にのぼるのでは?
やはりこの手のボデイ形状のお車はリアハッチ及びリアバンパーが圧倒的に付着量は多く、次いでリアクォーターが多いです。
それ以外の部分はどこも同じような付着量ですが、F・Rドア下部は大きな鉄粉の付着が目立ち、且つ食い込みが深くサフェーサーもしくはすでに鉄板まで到達しているものもあります・・・
このような状態を放置す続ければ、当然塗装の寿命は短縮されていってしまいますので、鉄粉の除去を行うことは重要です!
ただし、クリーナーによる除去はそれなりに塗装負荷もありますので、
頻繁に行うことも良いことではありませんので、
鉄粉が強固に付着もしくは食い込みを起こす前の処置が肝要です。
鉄粉によるダメージは主に冬季になりますが、それはエンカルによる鉄粉の酸化(錆び)を急速に即すことが理由ですので、
「冬は寒くて洗車はあまりしたくない・・・」
というのは判りますが、
せめて高圧スプレーでエンカルを浴びた際はエンカルだけでも洗い流してください!
出来れば降雪時期には週1ペースで。
主にサイドシル(サイドロッカー)に起こるピッチ・タール等の付着ですが、これも放置すると附着物が酸化することで塗装も酸化を起こし、塗装が圧縮されていってしまいます・・・
弊社では01磨きコース以外の磨きコースでは、ピッチ・タールクリーニングは標準施工に含まれておりますが、
作業内容はあくまでアルコール性クリーナーでの除去が可能な範囲となります!
↑の写真の状態はその作業終了後の状態ですが、すでに放置期間が長かったためでしょうが、その程度の作業では完全除去に至りません・・・
この作業で取り切れないピッチ・タール汚れは、研磨剤&酸タイプのクリーナーを使用し、
完全除去できるまで行いますが、これは追加作業・・・
オプション扱いとなってしまいます。
作業料金目安は30分以内完了の場合で3.150円、作業時間が10分増すごとに1.050円が追加となります。
ピッチ・タールクリーニングの追加料金発生を防ぐためには、
ご入庫前に事前のクリーニングをしてお持込ください!
マフラーエンドもかなりやつれ、汚れよりも錆が目立ちます・・・
然し、まだ錆がステンレスの内部までは浸透していない表面のみでしたので、
磨きでほぼ完璧に復活いたしました!
ここまで放置されてしまうととても手磨きなどでは修復不能ですので、特殊なリューターと研磨パッドを使用します。
この様に本来光る部分が輝きを回復するだけで、一気に車は蘇って見えてきます!
このマフラーエンド磨きは、02磨きコース以上には標準施工となります。
01磨きコースでは施工対象外となりますが、追加ご注文としてご依頼は可能となりますが、作業30分以内3.150円作業時間10分増すごとに1.050円と追加となります。
今回は“ヘッドライトカバーの磨き&コーティング”のご依頼もいただきました!
ヘッドライトカバー磨きには3段階の磨きコース、ソフト・ミディアム・ハードとありますが、今回はハードポリッシュヘッドライトカバークリアーの全剥離の磨きとなります・・・
ハードポリッシュでの施工対象は、すでにライトカバーの一部にクリアー剥離がある場合か、クリアー厚すべてが黄ばみ劣化を起こしてしまっている場合が対象となります。
最近簡易施工店GS・タイヤ屋・量販店(AB・EHなど)では、
クリアーを溶かす薬剤を使用しての低料金・短時間施行を行っているお店が多くあるようですが、これものすごく危険です・・・
施工直後は非常にきれいになった!
と感じるでしょうが、すでにこの段階から新たな劣化を促進してしまっています。
クリアーがまだ残存している場合は、きちんと磨きなおすことで回復させることは可能な場合がありますが、クリアーを剥離またはクリアーがすでにない状態でこのようなクリーナーを使用してしまうと、ヘッドライトカバーの素材であるポリカを直接的に劣化させてしまいますので、こうなると補修することは不可能となり、ヘッドライトユニット交換しか方法はありません・・・
ペーパーとコンパウンドできっちり磨きクリアーを全剥離し、ヘッドライトカバー自体も磨き傷が残らないように磨きあげてあります!
これ以降のヘッドライトカバーに対しての劣化防御方法は、
の、5つの選択肢が弊社ではございます。
コスト的に言えば、1が一番安く0円です!
ただし、耐久性能的には一番早く剥離してしまいます・・・
耐久性能的には4が一番ですが、3・4に関しましては、
ベースコートとして施工するラジカル・コーティングは会員様専用サービスですので、今回はお選びいただけません・・・
5のフィルムの選択は、3年程度の耐久性と対飛び石防御性能も付加されますが、
最低コストで21.000円が必要となるため、このお車の場合ですと、
磨き料金とフィルム施工費を合計すると40.000円を超えてしまいますので、そこまでお金をかけるならユニット交換のほうがお得では?
と、なってしまいます。
そこで今回は、2の“ヘッドライトカバー専用シリカコーティング”での施工となりました。
今回ボデイコーティングでお選びいただいたコーティング剤もヘッドライトカバーは施工可能ですが、これはコーティング剤が弾かれたり斑になることがない!
ということであって、ヘッドライトカバーにどれだけ密着できるかは不明(おそらく3か月程度?)です・・・
それに比べ、ヘッドライトカバー専用シリカコーティングは、最低6か月の耐久性能はありますし、10μ近い膜厚も有しますので、多少の耐飛び石防御性能も有します!
問題は施工後6か月たってしまった後どうするの?
ですが、それ以降は市販のヘッドライトカバー専用コーティング剤で、
DIYでの施工を大体3か月おきペースで再施工を繰り返して頂くこととなります。
残念ながら、ヘッドライトカバーの素材である、
ポリカにはシリカコーティングを長期密着する官能基というものの存在がほとんど皆無のため、現存するどれだけすぐれたコーティング剤であっても、ラジカル・コーティングのベースコート処理なしでは6か月以上にコーティング膜残存は不可能です・・・
トップ部分は、傷より水染みで曇りまくっていて、ちょっとしたマッド塗装の様な状態です・・・
過去2回ポリマー施工をディーラーで行っているとのことでしたが、まさにポリマーコーティングの弊害の典型的なパターンです。
ポリマーはその場はいいのですが、
長期的に言えば弊害の方が多いでしょう・・・
ただし、再施工時にきちんと残存ポリマーを磨きとっての施工を行うほど徹底すればこの弊害も避けられますが、おそらくディーラー施工ではそこまでのことはしないでしょう。
本来車両程度上は磨きの選択は03磨きコースが最適ではありますが、これはご予算あってのことですので、今回は“02ライト磨きコース”での施工で妥協いただきました。
02磨きコース内においては、ライト・スタンダード・パーフェクトともに、
初期研磨所謂重研磨に関しては同じ磨きです。
つまり、水染み(イオンデポジット)や傷の処理レベルはあまり変化はありません。
何が違うのか?
というと、仕上げレベルの磨きをどこまで緻密に仕上げるのか?
という違いになります。
コースが上がればそれだけ仕上げレベルが緻密になりますから艶が上がる!
今回はお車の色がホワイトパールでしたので、02ライト磨きコースという選択もOKでしたが、濃色車の場合は基本的にはスタンダードが施工指定となります。
これは、濃色車を磨いた際に発生する、
オーロラ傷がライトコースでは完全に防げる確信が持てないためです。
「それでもいいよ!」
という場合は、お車の濃色車レベルによってはお受けできるかも?
一転して側面はかなりの傷に覆われています・・・
トップに比べ側面は水染みの付着が少ないですので、
トップ部分と違い水染みにより傷が隠ぺいされていないのでしょう。
ただし9年経過車としては深い傷は非常に少ない様に見えます!
多分洗車は洗車機だったのでは?
予想通り傷はほとんどが軽度!
ただし、9年たっていますから深い打撃傷はありますが、
立派なのは深い引っ掻き線傷はほとんどありませんでしたので、
きれいに磨きあがりました。
やはり洗車は洗車機メインだったと思われます!
トップ部分は酷かった水染みも、水染みに隠れていた線傷もほとんど無くすることができました!
が・・・
写真をよーく見るとわかりますが、マイカやメタリックとは違う細かな白い点が存在しています?
これは水染みの痕跡ピンスポットです・・・
丸くクレーター状に塗装に食い込む場合と、このように針でつついたように点状になるものとありますが、どちらも20μ以上の深度になりますので、
ある程度の回復をさせるには05磨きコースが必要となってしまいますが、
このお車の残存膜厚では施工不能です。
ただし、意匠性的にはマイカ塗装ですのでさほどピンスポットも目立ちませんし、付着していた水染み痕を完全除去することで、映り込みの輪郭もはっきりし、
艶も完全に戻りましたので、意匠性的には十分でしょう!
層研磨膜厚は5μと、02ライト磨きコースとしてはまだ2μ程度の研磨余裕はありますが、ここであと2μ研磨をしたとしても意匠性上のメリットはありませんし、
無駄な膜厚消費にしかなりませんので、ここで磨きは終了です。
スタンダードに対して最終仕上げのポリッシングを1回省いているのが、
今回施工の02ライト磨きコースですので、当然仕上がりの緻密さは劣りますが、
この年式のオデッセイでここまで艶のあるお車はまず存在しないでしょうから、この程度の最終仕上げレベルでも十分です!
HONDA ホンダ オデッセイ コーティング終了
お持込み頂いた時のマッド塗装の様な艶のない状態から、ツルツルピカピカに変貌を遂げました!
パッとしない女性がエステサロンでフルコースエステと化粧を施したかのような大変身。
お引き取りを待つ際にも、他車両をお持込み頂いたお客様がご覧になり、
「こんなに古い車でも、ここまできれいになり艶が出るんですねー」
と、ビックリなさっておいででした。
オーナー様もこれからまだ数年はお乗りになられたいとのことでしたが、
施工された“エクセレントフィニッシュ・プレミアム”は基本耐久5年となっておりますので、メーカーの考える促進耐候試験条件よりも悪条件、
機械洗車オンリー且つ完全露天駐車だとしても最低でも3年以上の耐久性は保てますので、まだまだ長くお使いいただけると思います。
ただし、施工前の水染み付着の状態を見る限り、
地域環境的な問題も相当影響していると思われますので、今回施工したコーティングが撥水タイプということもあり、今後の水染み付着は予想されます・・・
ただし、撥水と言っても表面フッ素を使用したタイプのコーティングではなく、
1膜金太郎飴タイプですので、水染み除去の“スケールリムーバー”を行っても、
コーティング自体の機能耐久性能には変化はございませんので、
極端な水染み付着を起こしてしまう前にメインテナンスでお持込み頂けば、
完全回復させることは可能です!
どのような症状も、行くところまで行ってしまって処置するよりも、
軽度な状態でこまめな処置を施す方が、
お車にとってもお財布に取っても負担は軽く済むはずです。
安く上げようとして、DIY等を行うことは逆に手痛いしっぺ返しを食うことともなりかねませんので、弊社ではあまりお勧めいたしません。
この度は、永らくお待ちいただき且つ遠方よりお越しいただきありがとうございました。
これでまた気分を変えて長くお乗り頂けることでしょう。
ヘッドライトカバーの今回施工のコーティング剤は6か月をめどに再施工をDIYにて行ってください。
その際ご購入されるコーティング剤は、研磨剤+コーティング剤のものをご購入いただくようになされ、溶かす能力のあるクリーナータイプは必ずお避け下さい。
ご心配であれば、弊社使用の研磨剤+コーティング剤をご用意することも可能ですので、その際はご相談ください。
会員クラス:準会員登録
車輛クラス:クラスL
施工コース:
コーティングコース=エクセレントフィニッシュ・プレミアム ガラスコーティング
磨きコース=02ライト磨きコース(程度良好使用過程車向け・水染み&傷取り簡易鏡面仕上げ)
オプション施工=ピッチ・タール クリーニング
施工料金:164.633円税込(淡色車割引磨き-5% 適応・有料道路キャッシュバック別途)
メーカー別
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