2014年04月23日公開|マツダ
こちらのお客様も昨年施工をさせて頂きました会員様です!
今回の施工は奥様のお車のようです。
今回の施行で早くも正会員は確実、しかも5月にはさらにもう1台の施工ご予約もいただいておりますので、その時点で早くもプレミアム会員様になられるかも?
過去これほどの速いペースでプレミアム会員になられた方は、ペイントプロテクションフィルム等1回の施行で相当の高額施工を行われた方しかいらっしゃらず、今回のように短期間の複数台施工での昇格は珍しいことです。
5月より多少の会員制システムの変更があります!
対象になられるのは、
弊社ツーリング参加者で過去3回以上の御参加を頂いている方はプレミアム会員となっておりましたが、5月のツーリング以降ツーリングは車磨き研究所ツーリングクラブ主催と変更になることに伴い、ツーリング参加者であられても会員審査基準は一般の方と同じ基準となりますので、現在の会員ランクから変更になられる方もいらっしゃいますが、
完全会員制移行への平等審査の一環としてご理解ください。
使用過程車ではありますが、このお車も“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”のドアカップの施行のご依頼を頂きました!
驚くのは、女性が乗られているお車としては非常に珍しくほとんどドアカップには傷が入っておりませんでした。
とても気を付けられてご使用なされていたのでしょうねー
このような形状のドアカップの場合、ドアハンドル前部の巻き込み部分までフィルムを貼り込んでいきます。
ただし、鋭角な部分ができるため洗車の際の横方向のクロス等のスライドは力を入れずに行う等の注意は多少必要です。
特に高圧洗車機などを使用される場合は、フィルムに対して直角にあてる注意が必要です。
これら注意を怠るとフィルムの剥がれの原因になります・・・
今回デント修理部分も5か所ありました・・・
が・・・
このルーフシェル部分は点検時に見落とし、作業中に発見した部分ですが、このようなルーフシェル部分は普通車ではホンダとマツダのお車には凹みを多く見受けます。
というのは、鋼板がマツダとホンダは他社に比べ薄く、補強版の枚数も少ないため洗車時などに何気に肘や手のひらを付くことで凹んでしまうことが多いようです。
御自身での洗車だけでなく、GS等での洗車依頼でもこのような凹みを作られてしまう恐れもありますのでご注意ください。
このような部分は、デントの際にデント棒を鋼板裏側に入れることができませんので、特殊な方法により凹みを引っ張ることで直しますが、
デント棒使用ほどの完璧な凹み修正にはなりませんが、
写真のように凹み部分の蛍光管の歪みはかなり是正されています。
凹んでいた部分を透かし見してみた場合は、ほとんど歪みは感じられません!
右リアクオーターにあった深い線傷・・・
見た感じ下地到達しているように見えますが、このような傷は実際には下地到達はしておらず、傷断面が荒れているためそのように見えることが多いようです。
この様に深い傷に関しては、部分傷取り磨き“スポット磨き”を行いますが、施工終了してみるとやはり下地までの到達傷ではなかったので、
ライティングしてみても傷痕跡は残らず取り切ることができました!
此処左リアドアからリアクオーターまでの長い線傷・・・
これも下地到達まではしていませんが、上記した傷よりも曲者です・・・
というのは、上記した傷は切断傷ですが、この傷は圧縮傷です。
比較的幅の広い木の枝などを強く押さえつけられて付いてしまった傷で、塗装が削り取られるのではなく、押さえつけられることで塗装が圧縮され凹んでしまった傷です。
このような傷のほうが深いことが多いのです・・・
この傷は数本にわたり長さ60cm位ですので、スポット磨きの1区画範囲30cm四方を超えますので2区画とみなしての施工となります。
ほとんど判らなくはなりましたが、
約20μの研磨を行っても部分的にはそれ以上の深さの圧縮傷が残ります・・・
マツダの塗装厚からしてこれ以上の研磨は、
クリアーを失う可能性が高いですのでこれが限界です。
再度同じような場所に深い傷を入れてしまった場合、今度はスポット磨きは不可能となりますから、我慢をするか?
再塗装するか?
となってしまいますので、左折時の巻き込み確認はご注意いただいて運転してください!
左フロントドアには、他車両のドア解放でつけられたデント痕が2か所ありこれは事前の打ち合わせ通りデント修理をいたしましたが、
それとは別に凹みとはなっていませんがドアを擦り付けられた傷が上から下まで付いてしまっています。
ボデイのご依頼いただいている磨きコースの傷取り磨きのファーストカットを行ってみると、磨き前にはさほどほかの傷に紛れて目立たなかったこの傷が、やけに目立ってきます・・・
通常の磨きコースではこの傷は処理不可能ですので、此処も“スポット磨き”を2区画分行いましたが、これはサービスで施工いたしました!
お客様は非常に温厚な方ですので、ついつい仏心です。
天邪鬼ですので、要求されると絶対サービスはしませんし、
無愛想な方にも逆に冷たくなるかも?
これが傲慢と言われるゆえん・・・
現実の程度状態は写真で見る数倍の傷・傷・傷・・・
軽い洗車傷は当然のこととして、砂を引きずったような深い線傷がかなりの量入っています。
新車から約3年使用としてはかなりダメージ痕は多いですし、重度の物もあります。
まずは洗車管理の方法に根本的問題がありますし、
運転やお出かけの際の駐車場所等にも問題があるでしょう。
洗車はおそらく大きな汚れや頑固な汚れも流水を使用せず、強引にそぎ落とすと様な洗車を行っているように見受けられます。
運転も、狭い場所や立木のある場所などで、
障害物を避けずに結構強引に突っ込んでいかれているような傷のつき方です。
スーパーなどお出かけの際の駐車も、停止線の幅センターに止められず、
駐車間隔が狭いためにドア解放時にぶつけられている可能性が高いのでは。
これは状態を観察したところ予想されることですが、どれも気を付ければ避けれることばかりですので、面倒くさがらず多少の時間や手間が増えることを許容することで今のようなお車の傷みは避けれます!
ちょっと意外だったのは、この年式としては思ったより塗装膜厚が厚く、100μもあります!
とはいえ、塗装硬度からすればあと20μくらいは厚さが多ければ、長期間の使用に関してもリセットしながら常にきれいに乗り続けることは可能ですが、
この程度の膜厚で3年ほどでここまで傷めてしまう使用・管理では、今回と同じようなリセット方法はそう何回も繰り返すことはできません・・・
特にスポット磨きを行った区画に関しては、同じ作業はもうできませんし、
通常の磨きもあと2回が限界でしょう。
磨き上げていく工程で感じたことは、このお色ベロシティレッドMC綺麗で品のある赤です!
現行型のソウルレッドプレミアムMよりも私個人としては良い色だと感じます。
私が思う良い塗装色とは、変に手の込んだメタリックやマイカの使い方はせず、色自体もあまり変わったきわどい色目でないほうが良いような・・・
実際自分の車ではほとんど購入したことはありませんが、やはりきれいな色はソリッドではないでしょうか?
ただし202だけは論外ですが・・・
今回の磨きは、“02スタンダード磨きコース”でしたが、
おおどこの意匠性改善は十分でしたし、当然かなりの艶も実現できました!
水染みも、ボンネットと側面はさほど進行もしていなかったのできれいさっぱり回復することができましたが、ルーフに関してはすでに中央部分はイオンデポジット化をされてしまっておりましたので、完璧な除去には至っておりませんが、
気にならないもしくは気がつかない程度には改善されております。
傷も8割がたは完全除去されていますが、
今回の02スタンダード磨きコースでの限界研磨厚6μを超えた7.3μまで研磨しておりますがそれでも2割の傷はこの深ささえ超えてしまっておりますので、これは妥協するしかありません・・・
もっと完璧を期すために10μ研磨を許容して03磨きコースという選択も無くはないことですが、そこまでさらにお金を消費することと、膜厚消費をすることが良いことかは疑問な部分でもあります。
というのは、リセットして幾ら完璧を期したとしても、
管理・使用の方法・状態を改善しない限りいたちごっことなってしまうでしょう・・・
MAZDA マツダ アクセラ 15S コーティング終了
イヤー、きれいな赤ですねー
艶感も色やボデイ形状にマッチしています!
今回の使用コーティングは、昨年施工させて頂いた旦那様のお車と同じ、
“ブリリアントフィニッシュ・プレミアム”ですが、今回もご注文いただいたという事は、その性能に御満足いただけて結果ではないか?
と、思われます。
このコーティングは硬度グラデーションという珍しい製膜特性を有しておりますが、膜厚自体は1μ程度の一般的シリカコーティング程度の膜厚です。
コーティング特性としては、樹脂製耐擦り塗装と似たような理屈で傷を防ぐ効果を有しますが、効果もやはり樹脂製耐擦り塗装と同じように、
軽度の傷には表面のフレキシビリティーで対処します!
このコーティングは下層に行くほど硬度を増し、塗装密着点では8Hほどの硬度を有することにより強いダメージの傷が塗装到達することを防ぎます。
ただし、上記したように膜厚自体が1μですから、
施工前の使用ダメージと同じようなダメージレベルは防ぐことはできません・・・
幾ら耐擦り傷性を特徴とするコーティングと言えども限度というものがあります。
もう一つのこのコーティングの特徴としては、耐水染み性を持ち合わせていることです!
このコーティングを開発頂いているメーカーの所在地が、一般地よりもアルカリ性雨が強く且つPM2.5の飛来量が多いところの為、
アルキル金属基を原因とする水染みに関しての耐候促進試験に積極的に望んで下され、かなりの効果を実現付加に成功しています。
ただし、だからと言って管理放置でも大丈夫というわけでも、雑な扱いでも大丈夫という事ではありません。
あくまできちんとした管理をしていただく中で、
一般的他コーティング剤と比較した場合耐候性が強いという事ですので、
放置や雑な扱いでもメインテナンスフリーというわけではありませんのでご注意を!
この度も施工ご依頼いただきましてありがとうございました。
またご依頼工程日程でのお引渡しができなくなり、日程延長をご了承いただきまして助かりました。
来月ご依頼いただいておりますお車も、今回の仕上がり具合を検証された中で、再度どのレベルまでの意匠性回復を致すべきかを検討いたしましょう。
会員クラス:正会員登録
車輛クラス:クラスL
施行コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ガラスコーティング
磨きコース=02スタンダード磨きコース(程度良好ダメージレベル軽度の使用過程車向け中程度の傷取り鏡面磨き)
オプション施工1=部分傷取り磨き・スポット磨き(3区画)
オプション施工2=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×4か所・アルテメット使用)
オプション外注施工1=デントリペア(3区画5か所)
オプション外注施工2=再塗装(左サイドロッカー)
施工料金:162.036円税込(準会員割引-15%・濃色車割増磨きランク3+10% 適応・高速代キャッシュバック別途・外注施工料含まず)
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