2014年04月12日公開|プジョー
昨年奥様のお車を施工させて頂きました準会員のお客様ですが、
この度は旦那様のお車のご入庫を頂きました!
今回の消費税値上げの大量納車時にただでさえ不安要素のあるフランス車ではちょっと怖い?
と、お思いになられるかもしれませんが、運よく担当営業マンは私の友人で弊社にもよく立ち寄る方だったので、当然弊社のスタイルやクオリティーの考え方を理解してくださっていますから、納車時とりあえずやばいところはかくしてしまえ・・・
ということは、しないことが分かっているので安心です!
事前に営業マンとも打ち合わせ済みですから、お車の状態もご入庫前には大体報告は頂いておりましたし!
同価格帯や同車格車の国産車と比較すると、
やはりフランス車はおしゃれですねー
質感も決して悪くはありません。
だだし、なんとなく今回はラテン的な印象を受けます。
フィアットやアルファであっても違和感を感じないであろうデザイン素材です。
エクステリアデザインはフランス車独特な部分は色濃いですが、
部分的にはナショナリティーが薄められているような印象も・・・
メーターに関してはフランス車らしさは色濃く残っております!
国産のコンパクトクラスとは違う、独特のデザインですが視認性は良好です。
このような独自性のあるところがフランス車の魅力!
しかも結構高級感もあり良いですねー
もともとスイッチ類はコンパクトにまとめられているのがフランス車の昔からの伝統でしたが、ここはきっちり継承されています。
デザインと機能性がうまく融合されているとこは、さすがです!
ただ・・・
このETGの配置パターンは以前のものと比較すとちょっと慣れないと迷います。
セミオートマチックのシングルディスク方式のため、ギヤを入れると結構大きな音でシフトされますが、個人的にはこの独特の操作音が好きですねー
シフトノブやシフトレバーカバーなどの素材感も、非常におしゃれ!
操作パターンの表示文字も、メッキに型押しされているのが高級感を感じさせます。
このような部分のこだわり感が、やはり輸入車の醍醐味の一部でしょう。
シエロでは装備されているダッシュボードの新素材ティップレザーですが、レザーとは付いていますがレザーをフェイクしようとしたものではないでしょう。
素材は全く新感覚の物を、
伝統的レザーの縫い合わせ手法とステッチで仕上げています。
これかなり気に入りました!
あえて素材感はよりフェイクとしての高次元を求めるのでなく、斬新さを醸し出しつつ、縫い合わせ手法を古典的にする新旧の融合の仕方がうまい!
シエロではシートも上記したティップレザーが使用され、アルカンターラとのコンビシートとしていますが、これもまたフランス車ならではのおしゃれ感にあふれています!
すごいなー
と思わせるのは、このサイドサポートの張り出し!
ファミリーカーでありながらここまでホールド性を高く作るのは国産車では考えられない・・・
国産車ですと、シートではなくソファーになってしまいますからねー
今回“ホイル・ガラスコーティング”もご依頼いただきましたが、すでに200km以上走行されているため、使用品扱いとなるためクリーニング処理を行っての施行となりますが、ホイル専用クリーナーをスプレーしてみると、すでにかなりの鉄粉が付着していたようで、その鉄粉が溶け出してきます・・・
この作業で取り切れない刺さってしまっている鉄粉はさらにこの後トラップ粘土を使い除去しますが、さすがにまだ200km程度ですからこの作業はさほどではありませんでした。
今回フルコートで施工するか?
前面のみで施工するか?
で迷われましたが、他にも施工されたいオプションメニューがあられるため、ご予算優先ということでハーフに留めました。
スポーツカーほど大量かつ大きな鉄粉は発生しないでしょうから、
輸入車であってもハーフコーティングでも十分でしょう!
シエロとはパノラミックルーフのことを言うらしいのですが、ルーフの2/3がウインドウになっておりますので、今後の水染みが懸念されるため、
“スプラッシュビュウー・ウインドウフッ素コーティング”のご依頼もいただきました!
せっかくの上方景観を楽しむためのパノラミックも、
水染みで汚れてしまうと逆に“無いほうが良かった”となりかねませんので、
水染みを防ぐためにスプラッシュビューを施工します。
これで長く存分に景観をお楽しみいただけることでしょう!
パノラミックルーフの場合は、本来のフロント基本セットであるフロント・フロントサイド×2枚をパノラミックルーフに置き換えとなります。
やはりこちらのお客様も、“エススペル・ペイントプロテクションフィルム”のドアカップへの施工ご依頼を頂きました!
本当に定番施行となってきました。
先日のブログでも三種の神器と言っておりますが、
輸入車の場合は4種の神器かも?
こちらのお車のように、
国産車ではあまり必要はないですが、
輸入車の場合はホイル・ガラスコーティングは神器に加えるべきでしょうねー
フランス車は全般的に膜厚は厚くこのお車も177μもあります!
これは極端な塗装ラインがハイテク化されていないためという理由もあるでしょう。
一寸だけは心配もあった車両程度・傷ですが、
いたって良好です!
上面パネルには傷は洗車終了後でも1本も存在しておりません。
すごいぞプジョー松本(高沢)!
然しいかに程度最高と言えども、この練プラBピラーだけはダメ・・・
照明を当てるまでもなく、細かな擦り傷に覆われてしまっており、
素材全体も艶がなく曇った感じになってしまっております。
磨き終了後は、ここまで回復できました!
明らかに艶が上がっております。
深い線傷が少なかったのも珍しいことです!
側面もよくよく見ながら磨きを行っていっても、ほとんど傷を発見することができません。
これすごいことです!
まず左クオーターパネルに2~3μ程度の線傷3本発見・・・
左リアバンパーにこちらは4μくらいはあるであろう線傷2本発見・・・
この傷と上記した傷位しか、傷と言えるレベルのものなし!
弊社で施工してきた車両の中で恐らく一番納車レベルの高いお車だと思います。
本来新車でしたらすべてこのレベルであってほしいのですが、
なぜ中古車以下の程度の新車が多く存在するのか?
メーカー・インポーター・ディーラー等車両製作から販売までに携わる方々の意識の問題でしょうねー
今回ご依頼の磨きは、“01ライト・ソフト磨きコース”ですが、側面のみの非常に少量の傷でしたので問題なく完全除去!
01ライト・ソフト磨きコースですので、
たった2μの研磨ですが、極上程度ですのでこれでも完璧と言える仕上がりになりました!
スーパーライトにするか?
ライトにするか?
で迷われましたが、傷の除去と仕上がりの艶感とのバランスを考えライト・ソフトの選択となりましたが、結果とすれば選択は正解だったでしょう!
仮にもう一寸傷があったとしたら、
01ライト・ソフト磨きコースを01ライト・ハード磨きコース程度でも対応可能でした。
淡色車であれば、程度が劣悪か艶に相当のこだわりがない限り、
スタンダードは必要ないかもしれません。
PEUGEOT プジョー 2008 シエロ コーティング終了
ここまで程度かいいと、ちょっと拍子抜けの感もありますが、
これはオーナー様にとっても施行者にとっても非常にありがたいことです!
ディーラーにとっても購入されたオーナー様から絶大信用を得ることができますから、今後の大きなメリットになることは確実です。
傷を隠して騙し売りのようなその場しのぎのディーラーもあるかと思えば、
このように最高のコンディションで車両提供するディーラーもあるこの落差が信じられないですねー
お引き取りにみえられたオーナー様のご感想は、
「めちゃくちゃきれいになっている、すごい!」
と、お喜びいただきました。
然し、当初から目立った柚子肌は一段と磨かれることではっきりしてきたことは、
どうやら柚子肌嫌いのようで残念だったようです・・・
然し、今の新車塗装方式では、
仮に05磨きコースを行っても完全に柚子肌を解消することは不可能です。
これはクリアーグランドではなく、有色部分でのグランドのほうが大きい塗装方式になってしまっていますので改善方法は無し・・・
プジョーに限らずほとんどのライン生産車はこのような塗装肌になっています。
この度の施工コーティングは、
“ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド”最近このコーティングが目白押し!
今回このコーティングを選ばれた大きな理由の一つとしては、“洗車機使用が可能”ということ。
洗車機使用はほとんどのガラスコーティングでも使用はできない訳ではありませんが、問題は摩擦による傷の入り方と、耐久性能の減少がどの程度か?
ということになりますが、このコーティングは程度の良い洗車機であれば、
気になるほどの洗車機傷は入りません!
しかも、洗車機の摩擦による膜厚減少による耐久性能の低下も、膜厚約6μの高膜厚ですので、心配には及びません。
ただし、まったく変化がないわけではありませんので、濃色車の場合はそれなりのリスクにはなりますので、頻度の調整は必要です。
この車の場合は、パールホワイトですのでさほど心配はいらないでしょう。
更にこのお車も、最近施工定番化してきた、“レジントップコート・コクーン”のご依頼もいただき、水染み対策は万全です!
露天駐車車両ですので、ここまで慎重を期せばかなりの水染み対策にはなるでしょう。
とはいえ、ずさん管理のような事をすれば何をやっても意匠性低下は免れませんので、特に洗車時の拭き上げ前の水乾きには注意は必要です。
この度もご依頼いただきましてありがとうございました。
丁度桜の季節、パノラミックルーフから見る満開の桜もきれいでしょうね。
おしゃれなご夫婦に、おしゃれなフランス車、フレンチライフを存分にお楽しみください。
会員クラス:準会員
車輛クラス:クラスM
施工コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング
磨きコース=01ライト・ソフト磨きコース(程度良好淡色新車向け・軽度の磨きによる鏡面磨き)
オプション施工1=ホイル・ガラスコーティング(新品扱い×前面のみ)
オプション施工2=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×4か所)
オプション施工3=レジントップコート・コクーン
オプション施工4=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(パノラミックルーフ×鱗落し)
施工料金:142.781円税込(準会員割引-15%・代車使用なし割引-10%・新車割引磨き-10%・淡色車割引磨き-5%・輸入車割増磨き+10% 適応)
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