2014年04月09日公開|トヨタ
4年ほど前にハイモースコートで施工させて頂いた正会員のお客様ですが、この車以外にもご家族のお車2台も施工させていただいております。
ありがたいことで、このようなお客様に弊社は生き残らせて頂いております!
既存施工済みのハイモースコートはメーカー基準耐久ですと5年となっておりますが、
水染みの付着等が目立つため、ここで新たに再施工をご決断頂きました!
近々で御買い換えのご予定がおありであれば、耐久期限までご使用してでもいいのですが、まだあと数年間はご使用のご予定がおありになられる場合には、コーティング自体が寿命を迎え塗装の防御が無くなるまで使用されての再施工よりも、
まだガードされている段階での再施工のほうがより塗装へのダメージは少なくなりますので、リセットを行うにも比較的軽度のリセットで済ますことが可能となりますので、より高い意匠性を求めるリセットを行っても、ビックリするほどの支出とならずに済みます。
オーナー様よりオプションメニューの“黒ずみ汚れ落とし”のご依頼を頂きました!
淡色車輛の場合特にエンブレム周辺やモール付近の汚れの堆積は目立ちますし、これがあることによりかなりやつれた印象になってしまいます・・・
今回はエンブレム5か所と、モール下の目立つ部分リアラケッジサイドガラスモール下部分左右を黒ずみ落し施行をいたしますが、これで3区画施工とみなし施工費用3.150円となります。
パーツ等を脱着せずに、特殊なケミカルを使用して汚れ部分を筆のようなもので徐々に除去していきます。
エンブレムなどの周りだけでなく、字体内部の囲まれた狭い部分もきちんと除去していきます。
除去作業が終了すればまるで新品と変わらない意匠性です!
ただし、エンブレム自体のメッキが剥げかかっているようなものや、純正品以外の物の場合は施工できません。
また、既コーティング施工車両もコーティングを溶かしてしまう可能性が大ですので、基本的には施工不可となります。
このようなフェインダー折り返し部分のピッチタール汚れは、なかなか日々の洗車ではその都度完全に落し切らないため、時間経過とともに簡単には除去できない頑固な付着となってしまいます・・・
この部分も、今回オプションのピッチタール落しをホイルアーチ4か所に行います!
このような場合、1か所1.080円×4か所=4.320円となります。
今回の付着は相当頑固な付着で、塗装に食い込んでの付着まで至っておりましたので、弊社ピッチタール落しクリーナーでは一番強力な、酸+研磨剤タイプのクリーナーを使用しての除去となります!
クリーナーを擦り込み数十秒放置し、頑固な汚れを軟化させて研磨剤により削り落とします。
この際、クリーナーが乾燥する前に水で洗い流し、酸の反応を止めることを怠ると、塗装にダメージを与えてしまう可能性がありますので神経を使います。
今回使用のような強力なクリーナーは、DIYなどでの施工にはかなりのリスクを伴います・・・
クリーニング作業から、反応を止めるまでの中和の時間が非常にシビアです・・・
施工時の気温や湿度により時間の加減が必要ですが、
これを読み違えてしまうと塗装は深いダメージを負う可能性が高いですので、
DIYでの施工は避けられた方が無難でしょう。
DIY施工で安全にピッチタール落しを行うには、アルコール性クリーナーでしたら安全ですが、落し切れるレベルに限界がありますので、付着を発見されたらこまめに施工することに留意下さい。
今回磨きのコースは“02スタンダード磨きコース”といたしましたが、傷のリセットという意味ではどうでも02スタンダード磨きコースが必要だったわけではありません・・・
ならばなぜ?
ですが、02スタンダード磨きコースであれば標準施工に鉄粉除去が含まれ、
且つ当然01スタンダード磨きコースよりも傷のリセットは可能になります!
然し、01スタンダード磨きコースで施行する場合は、
このように鉄粉付着がある場合追加作業として鉄粉除去を行いますので、価格差があまりなくなってしまいます・・・
そのため、“02スタンダード磨きコース”を選択なされた訳です!
しかし、4年間の鉄粉の付着はすごい・・・
数えられませんが、おそらく数万個~数十万個あるでしょうねー
ただし、このほとんどの鉄粉は1回のクリーナー作業で除去できていますので、
除去できた鉄粉に関してはコーティングに刺さっていた範囲にとどまり、塗装を酸化させるには至っておりません。
これも大きなガラスコーティングの機能と言えるでしょう!
ポリマーやWAXなどでは鉄粉に対してのバリアー機能は0ですので、
このほとんどが塗装に刺さり塗装を酸化させ始めていることになります・・・
膜厚は薄いですが、高硬度のハイモースコートを施工されていたがための防御効果です!
それと、02磨きコース選択のメリットとしては、
マフラーエンドの磨きも標準施工に含まれます!
これはまめな方ならコンパウンドやピカールなどを使用して手磨きということも可能ではありますが、汚れだけならいいですがステンレスやメッキに錆が食い込んでしまっている場合は、
手磨きでは手におえないでしょう・・・
弊社では、錆び取りはリューターに特殊なウールバフを使用して除去いたしますので、
相当傷んでしまっいるマフラーエンドでもかなりの回復を可能にします!
マフラーエンド上面部分はさほどひどい錆はありませんでしたが、写真にはありませんが下部は大きな錆に侵されていました・・・
腐食痕跡は残りますが、錆び自体は除去されています!
マフラーエンドが単体で交換不可の物でしたら、
保護のためにマフラーエンドコーティングを施工しておけば効果はあります。
ただし、このように高温となる部分にボデイ用のコーティング剤を施工したとしても全く効果はありませんので、弊社では耐熱1.300℃を誇るホイルコーティングを流用してコーティングしております!
傷の状態は4年経過車としては非常に良好と言えるでしょう!
洗車はほとんど洗車機でご対応されているとのことでしたが、
施工されていたハイモースコーティングは洗車機対応コーティングでしたので、
洗車機の摩擦による傷入れもかなり防いでいてくれたようです。
下手な手洗い洗車のほうが、ダメージの深い傷を入れるリスクは高まりますので、
お車の塗装色や施行されるコーティング次第では洗車機洗車という方がお勧めの場合もございます。
ただし、傷とは別に水染みはそれなりにできてしまっております・・・
ご自宅では車庫保管ですが、職場は露天駐車。
しかも地域的にはかなり過酷な環境で、
土埃や花粉の影響がかなりこの水染み生成に影響してしまっていると思われます。
それと忘れてならないのが、施工されていたコーティングがハイモースコートですから撥水ですから、水染み付着のリスクは大きかったことです・・・
然し、これらデメリットを抱えている割には、ダメージレベルは低い方です!
それは、洗車機洗車を常とされていますので、
お忙しくとも比較的にこまめに洗車が可能だったことが大きく寄与しているでしょう。
水染みの構成物質の花粉やアルキル金属基などが固着する前に、
洗車機の摩擦である程度そぎ落としてくれる!
このような洗車機使用のメリット・デメリットは、オーナー様がどのように考えるかでしょう?
新車時は艶があったルーフレールは、
紫外線等の劣化によりマッドブラックのようになってしまっておりましたが、磨きにより艶は回復することができました!
ただし・・・
水染み痕跡はかなりきつく、痕跡自体は薄くはなりましたが、除去には至りませんでした。
然し、艶だけは新車時並みに回復いたしましたので、車輛の全体イメージのやつれ感が強調されていた部分だけに、その印象改善レベルは高いです!
ボデイの水染みはほぼ完全に除去できました!
これは、水染みはできてしまったけれど、水染みが塗装到達して塗装自体を侵すイオンデポジットまでは進行できなかったということの証しです。
コーティングの範囲内で防御できていたこととなります!
ただし、これは塗装色も大きな要因ですので、濃色車ではこのレベルでの防衛が可能だったかというと?
というより、無理だったでしょう・・・
傷に関しては、量的には少なかったのですが、少ない傷ですが深い傷が多い・・・
これは、傷が目立ちにくい塗装色ですので、
たまに行う手洗い洗車時や付着物除去時に何気に強引な方法・行為を行っていたかもしれませんね?
1パネルあたり2~3本くらいは、
02スタンダード磨きコースでは取り切れない線傷残りはありますが、6μの研磨規定膜厚消費後に残ってしまう傷に関してはご勘弁ください。
今後仮に10年間このお車を乗り続けられたとしても、今回と同じレベルで磨きを行ってもあと3回は確実に磨きを行いリセットをかけることが可能でしょう。
これは余裕のある膜厚での塗装をなされてくれているトヨタのおかげです!
そういう意味で、車両を長くきれいに維持されたい方は、極端に膜厚の薄いマツダや、
塗料レベルの低いと思われるホンダ車などは避けて検討されたほうが良いのでは?
ただし、メーカー自体にこだわりを持たれての選択となればしょうがないでしょう・・・
TOYOTA トヨタ ハリアー ハイブリッドE-Four コーティング終了
やはり4年間のやつれを落し、再リセットしなおすと格段に見栄えは変わります!
特に今回細かな部分のオプション施工もいたしましたので、
特に意匠性の改善が可能となりました。
形自体の古さ感は時代経過としてしょうがありませんし、国産車の特徴である型遅れ感も否めませんが、車のことをあまり詳しくない方から見れば、
「これ新車ですか?」
と感じられるでしょうし、詳しい方からすれば、
「この車、なぜここまできれい?」
と、不自然さを感じられることでしょう。
今回は初回施工とは違い、撥水ではなく疎水・滑水ジャンルの、
“ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド”での施工となりました!
ここのところ、このコーティングは人気急上昇中です。
理由としては、雨天などには撥水のような球弾き感を味わえ、
それでいて水染みができにくいというメリットが好まれているようです。
特にブリリアントシリーズの中でも、ハイブリットは耐水染み性能に重点を置いていますので、これは選択時の大きな要件とはなっているでしょう。
このような機能を発揮するために、
特殊なレジン剤とのハイブリッド化により得られる高機能です!
しかもWコートにより約6μ近い高膜厚を形成いたしますので、前回のようなコーティングを突き抜けてしまうような線傷も厚い膜厚によりかなりの防御がなされるでしょう。
ただし、勘違いして頂かないようにご注意願いたいのは、傷がコーティングに入らない訳ではございません!
また、このブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッドの意匠性上の特徴として、
高膜厚でレジン剤の配合があるために、独特の艶感があり、特に濃色系ではパッキとした艶ではなく粘りのある艶と感じられるかもしれませんので、ご自身の求められる意匠性と一致なさるかのご検討は必要かも?
またまた今回も、“レジントップコート・コクーン”のご依頼を頂きました!
幾ら耐水染み性能を強化したコーティングと言っても、
その性能が発揮されるのは完全製膜後すので、初期製膜不安定時のリスクに関してはさほど他コーティングとの顕著なメリットは期待できません・・・
この間約1か月を車両使用をしないとか、完全車庫保管を行えるなどの条件が無い限り、
水染み付着のリスクはその後大きくなることは否定できません。
そのため、今回はレジントップコート・コクーンの初期製膜時保護のためのご依頼を頂きました。
特にこの時期、花粉や黄砂の影響は大ですので、施工をするか?
しないか?
の差は、大きく出る可能性は高いでしょう!
今までの経験や、ご自身の管理状況や、保管状況などを考量し、ご検討ください。
本年に入りすでに数回目の施工ご依頼を頂き、本当にありがたく感謝いたしております。
これでほぼご希望の施工内容は終了いたしましたので、あとはプリウスをどうすなさるのかですが、一度現状の状態を拝見させて頂き、必要であればメインテナンスなり再施工なりを検討いたしましょう。
ただし、さほどダメージもないようでしたら、無理に金銭消費してもしょうがないですから、必要な時が来ましたら検討するようにいたしましょう。
PS:お引き取り時外出しており、お待ち願うことになってしまい申し訳ございませんでした。
会員クラス:プレミアム会員登録
車輛クラス:クラスLL
施工コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング
磨きコース=02スタンダード磨きコース(程度劣悪新車or程度良好新車向け・スクラッチ傷対応鏡面磨き)
オプション施工1=レジントップコート・コクーン
オプション施工2=黒ずみ汚れ落とし(エンブレム・モール等×3区画)
オプション施工3=ピッチタールクリーニング(ホイルアーチ×4か所)
施工料金:147.345円税込(正会員割引-20%・代車使用無し割引-10%・淡色車割引磨き-5% 適応)
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