2014年05月11日公開|トヨタ
東信地区からおいでいただきました常連様、
弊社会員様ですが今回の施行でついにプレミアム会員様になられます!
特にこれと言って高級車や趣味車をお持ちの訳ではありませんが、ご家族のお車も施工させて頂いておりますし、こまめにお手入れにご入庫いただくためにその蓄積です。
今回は、以前施工させて頂いたお車を新車入れ替えされたとのことで、ご入庫いただきました。
とはいえ、かなりの拘り派ですのでカスタマイズは欠かせません!
サスペンションもコイルのみではありますが、モデリスタのローダウンサスペンションを装着されています。
あわせてフロントリア共にモデリスタのエアロパーツに交換されていますが、フロントバンパーの最低地上高クリアランスはかなり低くなってしまっておりますので、
これは駐車時の前向き駐車は縁石等の注意がかなり必要でしょう・・・
また冬季の今年のような大雪の場合は、ラッセル車になってしまうかも?
かなりシンプルにまとめあげられたコントロールパネルです!
ここのところのトヨタの新車を見ていて大きな変化として感じるのは、以前はスイッチてんこ盛りだったのに、最近はいかに簡素化してスッキリ収めるかと変化してきているようです。
それに反して、今までは質素な内装が身上であった、
ドイツ車がごちゃついた内装になりつつあるのは対照的な動向です。
どうも昔から簡素な内装を好む傾向が私にはあるため、
最近急速にドイツ車に嫌気がさし始めています・・・
逆に国産車のほうが内装を見ていると落ち着きますねー
このお車もやはり“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”の、
ドアカップ施工をご依頼いただきました!
と言っても、今まで施工させて頂いたお車も施工させて頂いておりますが。
つまりそれで施工ご依頼を頂くという事は、施工された効果を実感して頂けているからこそのご依頼でしょう。
ありがたいことです。
“スプラッシュビュウー・ウインドウフッ素コーティング”の下処理中です。
やはりこの施工も過去他のお車で施工いただいておりますが、このお車でのご依頼も頂きました!
という事は、やはり施工効果を十分に体感して頂けていた証拠でしょう。
今回はフロントドアサイドガラスは、純正撥水コーティング処理がなされているとのことで、それ以外のウインドウガラスすべてを施工させて頂くこととなりました。
フロント基本セット+リア基本セットの2セット施行となりますが、フロント基本セットの下処理はライトポリッシュで行い、リア基本セットはケミカルによる鱗落しで行います。
これにより施工価格を少しでも低く抑えることが可能となります!
新車なのに下処理などいるの?
と思われる方もいらっしゃるでしょうが、パッと見では判らなくとも照明等を当ててよくウインドウを観察して頂くと、メーカーからディーラーに納車された、
生産直後のほやほやの状態でもすでに微細な水染みは発生してしまっております・・・
この状態でも、脱脂だけしてコーティングという事は不可能ではありませんが、微細であっても水染みがある部分にはコーティング剤は乗りませんので、均一な膜となりえないため以降の摩擦等に対して弱くなるため、耐久性の低下につながります。
由って、弊社では必ず下処理込での施工とさせていただいております。
2月に納車され約3か月お待ちいただくこととなってしまいましたが、
トップ部分は傷はほとんどありません!
すでに数回の洗車はされているでしょうから、それにしては良い状態と言えるでしょう。
当然拘り派ですので、ご自身で手洗い洗車をされていらっしゃったそうです。
トヨタホワイトパールですので、やはり膜厚はきちんと確保されており128μあります!
このくらいの膜厚は、いかに塗料進化をしているといえども色々な意味で最低限必要な膜厚でしょう。
この部分だけは、コストダウンの餌食にはしてほしくないですね。
程度が良好だと思ったのは束の間のことで、側面をライティングしてみると、一面傷に覆われています・・・
主に前後方向に入った線傷ですので、これは紛れもなく洗車による傷。
ホワイトパールですので、細かなスクラッチは写真には写すことができませんが、
↑の写真に写っている傷はその中でもかなり傷の深さのあるものです。
実際目で見える傷量的には写真の10倍以上が確認できます・・・
ご覧になられたオーナー様もビックリ!!!
ですが、???
どうしてここまで傷が入っているかが理解できないご様子。
残念ながらここまで傷量があると、本来なら適応可能の磨きの新車割引は適応外となってしまいます・・・
しかも磨きのコースの選択も、オーナー様自身は01スーパーライト・ソフトor01ライト・ソフト磨きコースで検討されていらしたようですが、
傷の処理を前提にした場合とてもこれらのコースでは力量不足です。
こうなってしまうと当初のオーナー様の施工計画は大幅な変更をするか?
予算重視で妥協をするか?
の、選択が必要となってしまいます・・・
然し、拘り派でいらっしゃいますのでやはり妥協は難しく、
結局磨きは“01ライト・ハード磨きコース”にレベルアップされることとなりました!
此処でオーナー様から気になる点がおありだとのことでお伺いすると、
黒い付着物が側面にかなり多くあるとのことでしたが、拝見してみると確かにあります。
鉄粉です・・・
ただし、
磨きコースは01磨きコースですので鉄粉除去は本来施工内容には含まれておりませんので、磨きで除去ができないような付着量や食い込みレベルですと追加料金が必要となってしまいます。
さてどうなるのか?
やはり磨きだけでは鉄粉は取れていきません・・・
結構しっかりすでにクリアーに食い込みを起こしてしまっています。
取れない鉄粉は結局一つずつトラップ粘土で処理していきます・・・
前記したようにこのような作業になると本来追加作業対象=追加料金発生となるのですが、VIPレベルの常連様ですし、施工内容も当初から大幅に変更となりかなりの予算オーバーをしてしまっているために、さすがにここはサービス施工といたしました!
横柄で性格の悪い私でも、時として仏心は芽生えます!
然し、これで側面の異常な傷の多さの理由が解りました!
附着した鉄粉を洗車時にスポンジで引きずっていたことから傷が多くはいったのでしょう。
今年のように極端な降雪量があったときは、大気中に大量の鉄粉が浮遊していますし、さらに冬から春にかけてはかなり乾燥も激しいので、車はかなりの静電気を帯びています。
つまり、状況的にかなり鉄粉付着をしやすい状況であったといえるでしょう。
このような状況であったとしても、
手洗い洗車前に高圧洗車を行って付着物を事前にできるだけ除去してから手洗いをしていればかなり状態は違っていたのでしょうが、そのような段階は踏んでおられなかったそうです・・・
このような状態を考えると、高圧洗車が事前に不可能な環境であれば、
いっそ洗車機のみで管理されていたほうが傷のダメージレベルとしては低く済んだでしょう!
付着鉄粉は視覚的にそれとわかるレベルですと1~0.1mm位、触感で判るレベルですと10μ程度まで細かなものでも解ります。
つまりこのようなサイズの鉄粉付着がある場合、付着直後の付着力がまだ弱い段階ですと、
手洗い洗車時にこのような鉄粉を引きずりながら傷を入れることとなります・・・
その場合、最悪鉄粉サイズの深さと幅の傷が入る可能性があります。
しかも鉄粉は固く尖っていますから、さほど指圧が強くかからずとも簡単に傷を入れていくでしょう・・・
このような理由から、傷によってはかなりの深さの傷が存在してしまっていたために、01スタンダード磨きコースに準ずる傷処理能力のある01ライト・ハード磨きコースであっても、
ある程度の傷残りはしてしまいました・・・
ただし、救われるのは塗装色がホワイトパールであるために、
自然光ではこの傷残りは全く確認不能です!
つまり弊社のような照明環境であれば、よく観察すれば傷の発見は可能でも、
日常使用で傷が気になるという事はまずありえません。
逆にこれが202のような塗装であればはっきりと確認できてしまうでしょう・・・
となると、傷を完全処理するために更なるレベルアップ、02スタンダード磨きコースが必要となってしまいます。
濃色車を選択されるという事は、このように管理コストの増大を覚悟しなければなりませんし、それが嫌なら相当の妥協が必要となります・・・
それでも濃色車乗りたいですか?
私は御免こうむりますね!
研磨膜厚自体は01ライト・ハード磨きは01スタンダードに準じますので、4μの研磨厚となりました。
然し、最終仕上げの方法が異なりますので、艶感の仕上がりは1ランク低くはなってしまいます・・・
相当目が肥えた方や、熟練の技術者でない限りはこのようなホワイトパールの塗装色では、その違いは判別できないでしょうから、艶の拘りはある意味自己満足の世界とも言えますかねー
とはいえ、車趣味人は其処にこだわってしまうのが性?
TOYOTA トヨタ ノア Si コーティング終了
すでに何台も施行いただいておりますし、多くのお車はこのお車と同じくパールホワイトでしたので、今回お引き取りの際も仕上がり具合は想像できておられたでしょうから、ご覧になられても別段特別のリアクションはありません・・・
施行者としてはちょっと拍子抜けな部分もありますが、
「どのような感想をお持ちになられたのだろう?」
と、ご新規のお客様のようにドキドキ・ハラハラする必要もない分気楽さはありますねー
これがあまり当たり前になると、緊張感が薄れ自身では気がつかないうちに、
なれ合い施工に陥る危険性もありますので、お客様が御新規であろうが、常連様であろうが、うるさ型であろうが、寛大な方であろうが、
相手の顔色を見るのではなく私自身との向き合いで施工をしていかなくてはなりませんね!
そういう意味では、私の過去は小学生時代から高校生まで個人競技のアスリートでしたし、仕事でもかなりの期間長距離トラックで九州往復便に乗るなど、自身との戦いに慣れていますので、一人でメンタルを保つことは比較的得意かもしれません。
特に1人施行に切り替えてからは、余計なことに神経を囚われずに済むようになりましたから、集中力を分散されることも少なくなりました。
とはいえ、これはこれで因業(この地域の方言?)さに拍車がかかってきているかも?
今回のお選びいただいたコーティング剤は、
“エクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ”弊社ガラスコーティングの中では最高級コーティング剤の一つです!
このコーティング特徴は、
弊社ガラスコーティングの中でもかなり変わった特性を持っております。
上記した特徴の中の洗車機使用を前提としていることは、
このようなミニバンタイプの手洗い洗車が困難(大変)なお車には特に適しているでしょう!
ただし、いくら高硬度被膜と言えども202のような濃色車では、
洗車機洗車を繰り返すと細かなスクラッチが入ることは防げませんので、御選択いただく際はこの部分は御了解のうえでお願いいたします。
また洗車機洗車は、全体に満遍なく摩擦力がかかり続けるため、
頻繁に使用をし続けると膜厚減少にはつながりますので、オンリー洗車機ではなく、
手洗い洗車と組み合わせながら管理頂くと、より長くコーティングの残存をさせることが可能となります!
今回お持込み頂いた際の御予算は12~15万円とのことでしたが、
オーナー様の予想外に傷入りがあったことで、
磨きのコースの変更や割引使用ができなかったりと予定が大分狂ってしまいました・・・
しかも、コーティング選択に至っては、以前施工いただいた時に比べ一気にコーティングラインナップが増えたことで目移りしてしまい、決断されるまで30分くらい悩まれてのご決断でした。
大幅に当初ご予算をオーバーされることとなってしまいましたが、
このコーティングの選択は決して後悔されることはないでしょう!
弊社ヴァンキッシュシリーズは特に高純度シリカを使用しており、
簡易施工店などで施工されているようなコーティング剤とは全く次元の異なるコーティングです。
そのため、施工する側としては、施工管理(気温・湿度等)にもシビアさが求められますし、当然施行自体も非常に難しく、1パネルごとの真剣勝負となります。
そのため、このようなコーティング剤を施工中は来客があってもご相手はできませんし、短時間であってもTELに出ることもできません・・・
仏師が仏像を彫るときの如く、とまでは言いませんが、相当の集中力を必要とします!
一定条件の環境と経験を満たさないと施工できない、
“本物のプレミアムコーティング”と言えるものですので、
必ず価格以上の御満足をご使用過程にて体感して頂けると自信を持っております!
この度も、高額施工を頂きましてありがとうございました。
また、弊社施工が押してきてしまっておりましたので、ご用事がおありの中早朝にお引き取りのご都合までご配慮いただきありがとうございました。
お買い上げいただきました、超特大吸水特殊クロスを使用することで、今までとは格段に洗車は時間短縮が可能になりますし、傷入れのリスクも拭き上げでは0となりますので、お車をベストの状態で維持することが可能となると思います。
長く大切に良い状態でお乗りください。
会員クラス:プレミアム会員登録
車輛クラス:クラスLL
施工コース:
コーティングコース=エクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティング
磨きコース=01ライト・ハード磨きコース(多少ダメージのある淡色車向け傷取り磨き)
オプション施工1=スプラッシュビュウー・ウインドウ フッ素コーティング(フロント基本セット
×ライトポリッシュ・リア基本セット×鱗落し)
オプション施工2=エクスペル・ペイントプロテクションンフィルム(ドアカップ×4か所 アルティメット使用)
物販=プロ用超特大拭き上げクロス
施工料金:191.864円税込(正会員割引-20%・淡色車割引磨き-5% 物販込適応 有料道路代別途キャッシュバック)
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