2014年05月22日公開|ダイハツ
昨年新車時に施行させて頂き、早1年半近くなるお車です。
以前施工いただいたコーティング剤は
“グラスコート・アルテメット”です!
現段階での、
軽自動車への施行は先にも後ににもこの1台です。
今回のご入庫の目的は、コーティングメインテナンス!
と言っても、他店やディーラーのようにポリマーの機能強化剤を塗ったくるわけではありません。
きちんとした機能復活と、意匠性回復を兼ねた作業をいたします。
車体色が黒でなおかつ完全露天駐車車両・・・
当然水染みは非常に付着をしやすい条件ですが、その割には症状は比較的軽度で済んでいます!
恐らく新車施工時に“レジントップコート・コクーン”を施工して頂いていた効果だと思います。
車体色や駐車条件・地域環境等に芳しくない要因がある場合は、
このレジントップコート・コクーンを施工の有無により相当の差が付くでしょう。
今回ご依頼いただきました施行のメインは“スケールリムーバー”作業、いわゆるボデイの水染み除去です。
今回は、この後にカメレオン施工用ポリッシングもご依頼いただいておりますので、
鉄粉除去も施工に含まれておりますのでまずは鉄粉クリーナー作業から行います。
施工いただいているコーティングがシロキサン系のコーティング剤ですので、酸には弱いですからアルカリ性のクリーナーを使用いて作業いたします。
これにより、コーティングに対してのダメージを最小限にとどめることができます。
ただし意外と鉄粉付着は少ないですね!
お住まいの地域は弊社所在地に比べ降雪回数や量も多いところですから、もっと付着が見られるかと思いましたが意外です?
きっとこまめに洗車されていたのだろう、と思われます。
鉄粉除去と準備洗車を行い、スケールリムーバーでの傷入れのリスクをできる限りなくして作業開始です。
この際使用するリムーバーは植物酸をメインとする溶剤を使用しますが、アルキル金属基を溶かす能力のあるものですので、
当然コーティングにもノーダメージというわけにはいきません。
多少なりともコーティングは溶かされ膜厚を失います・・・
そのため、コーティング施工車両では1入庫1回のみの作業に限定されます!
基本的にはこの1回のリムーバー作業で付着水染みは除去可能です!
この作業後まだ残っているものは、
すでにイオンデポジット化してコーティングに食い込みを起こしてしまっているものとなります・・・
それについてはあとは磨きで処理するしかありませんが、
食い込み深度によってはコーティング全剥離となる可能性もあります?
そうなると、コーティング再施工となってしまますので、今回は其処までのことはいたしません。
車は飾り物ではなく使用されダメージを受け続けるものですので、
いくらガードを施しても徐々に痛みを受けていくことは避けられません・・・
メインテナンスは、そのダメージ曲線をいかに下降スピードを和らげ、
且つ意匠性をできる限り回復させるためのものです。
そこのところの割り切りは必要です!
さもないと常にストレスとの戦いとなりますし、財布も空っぽとなってしまいますから。
今回のスケールリムバー作業によりボンネット及び側面はほぼ完璧に除去できました!
ただし、ボンネットとフロントガラスに挟まれた部分は素材が樹脂の為、数分の1までは減少はしましたがすでにイオンデポジット化してしまっているものが残りました・・・
同じくルーフは水の流れが一番流れにくい場所ですので、
やはり数分の1はイオンデポジット化しておりこれも除去不能です・・・
それでも、イオンデポジットはクレーター状にコーティングを侵食しそこに不純物が詰まることにより、白い染みとして目立っておりますが、この詰まった不純物はスケールリムーバーにより掻き出されますので、クレーター自体は存在しても、
よほどきちんと確認をしない限りそれほど目立つ状態ではなくなります。
今回は、当初磨きは行わないご予定だったようですが、
スケールリムーバー作業は軽度のスクラッチが入るリスクがあることと、現段階で雪ずれなどによる傷もそこそこありましたので、
「せっかく施工をするなら多少の費用増があっても、
意匠性回復はされたほうが費用対効果は大きいのでは?」
とご提案させて頂き、磨きも行うことといたしました!
今回は、会員様限定サービスであるコーティング機能変換トップコートである、
“カメレオン”の施行もご依頼いただいておりますが、先に施工している鉄粉クリーナー作業とこれから行う磨きの内容が01スパーライト磨きコースとなりますが、
本来この磨きコースでは鉄粉クリーナーは別料金作業となっていますが、
“カメレオン+磨き=鉄粉クリーナー作業サービス”
となります。
たかだか01スパーライト磨きコースですが、
これによりコーティング表面についてしまった軽度のスクラッチが除去されることにより、
かなりの意匠性回復がなされました!
費用対効果絶大です。
DAIHATSU ダイハツ ミラ ココア プラスX カメレオン終了
この度の施行目的の一つ、コーティングの機能変換!
つまり“カメレオン”の施行です。
施工いただいているコーティングは、グラスコートアルテメットですが、このコーティングは基本的には無機能コーティングに属します。
ただし、少量水では微撥水、大量水では弱親水を示しますが、
これは無機能高純度シリカの持つ特性です。
お選び頂ける機能変換は、撥水・疎水滑水・親水となりますが、現在の機能強化的目的と塗装色を考慮して、親水をお選びいただきました。
このカメレオンは施工前の段階でシリカコーティング(ガラス)が施行してあるお車が対象となりますが、いくつかのハードルがございます。
詳しくは、会員専用ページのカメレオンのバナーをご覧ください。
お引き取りにみえられたお客様、お車をご覧になられて、
「オーすごくきれいになっている!」
「これ新車と言ってもいい、というより、ディーラーで納車している新車の横に止めて比べてみたよね!」
と、非常にご満足いただけたようです。
フロントバンパーにあった雪で擦ってつけてしまっていた傷も、磨きを行ったことによりほとんど確認不能にまで意匠性改善がされていたことにもビックリして頂けました!
更には、このようなご感想メールまで頂き、感謝感激です!
実際施工をしてみても、私には十分と思えても、実際ご使用になられるオーナー様の感覚が=になる保証はありませんので、常に一台一台の出来栄えには不安が付きまといます・・・
横柄や態度や物言いの割には、実が結構な小心者なのですよー
ですので、後日このようにオーナー様の本音をお聞かせ願えるのは非常にありがたいことです。
結果としては、当初御予算より1万円強予算はオーバーさていますが、逆に予算オーバーをすることで磨きをプラスしたことによる格段の意匠性アップに御満足いただけたようです!
確かにご予算は非常に重要ですが、
無理に予算内に収めることで費用対効果が薄れてしまうこともありますので、そこは慎重にご検討ください。
施工いただいた親水機能カメレオンはシリカ反応硬化型ではありますが、
既存のコーティングと分子結合するわけではありませんので、
車両お引渡し時に余剰成分が靄のようになっている部分がある可能性があります・・・
これは硬化できないものが弾かれているものですので、
このような部分がある場合は流水洗車して頂くことにより洗い流され、
正常な状態に至ります。
弊社で施工後洗車を致さないのは、少しでもブランク時間を確保することを目的としておりますので、ご理解ください。
この度はご依頼より数か月お持ちいただくこととなり申し訳ございませんでした。
来年度よりさらに会員様専用枠・優先枠を増加させお待ちいただく期間の短縮に努めます。
これでまた、きれいな車ですねーと、羨望のまなざしを受けれることと思いますが、さらに大事にお乗りください。
この度はありがとうございました。
会員クラス:準会員
車輛クラス:クラスS
施工コース:オール会員様限定施工サービス
オプション施工1=カメレオン用スケール・リムーバー(水染み除去1回)
オプション施工2=カメレオン用01スーパーライト磨きコース(スクラッチ除去鏡面磨き)
オプション施工3=ガラスコーティング機能変換カメレオン・トップコート(親水タイプ)
施工料金:61.621円税込(濃色車割増磨きランク1+20% 準会員価格適応)
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