2014年06月01日公開|ホンダ
昨年年末近くに初施工をさせて頂き、今年になっても1台施行を頂き、さらのこのお車の施工のご依頼まで頂きました!
なんと半年間で3台ものフル施行のご依頼はこちらのお客様が初めてのような?
ありがたい限りです。
弊社お客様のうち、ご家族がおありの方の1/4位は、ご家族のお車も施工を頂いているでしょう。
多くの場合は、旦那様のお車やメイン車輛を施工されているのですが、
中には奥様のお車だけ施工されている場合もあります。
この場合、奥様は洗車が苦手の為、少しでもきれいに乗れて且つ洗車の手間を省けるように!
との旦那様のお気遣いの場合が多いようです。
世の中、お優しい旦那様が結構いらっしゃいます!
というか、奥様の権力のほうが絶大なだけ?
私などは、妻の車にはめったに乗ることはないのでほぼほったらかしですかねー
とはいえ、現在の妻の車も2回ほど施工はしていますが、
とにかく車体管理がずさんですからいつも汚れたままの状態です・・・
然し、、さすがに7年経過車となりますが、
未施工車両と比較した場合確実に程度は良好ではあります!
黒のボデイ色で、完全露天管理ですが、
イオンデポジットまでのダメージはほとんど受けておりません。
私の車はすべて車庫保管ですので、妻の車とは状況が違いますから、あまりコーティングの恩恵を体感することはありませんが、妻の車を見ているとコーティング施工の効果はプロとして言うのもおかしいですが、
「やはりコーティング効果は大きいなー」
と感じます。
今回お持込み頂いた際に、お住まいの地域が有名ないちご産地ですので、たくさんのイチゴのお土産を頂いてしまいました!
お気遣いありがとうございます。
というのも、1台目の施行を頂いた際、弊社隣接の畑の地主さんからお帰りの際たくさんの野菜を頂いたそうで、
そのお礼にとお持ち下さったそうです。
翌日畑に地主さんが見えられていたので、事の次第を告げイチゴをお渡しすると、
「あー、○○からいらしていたあの方だねー」
と、ちゃんと覚えていらっしゃいました。
流石元校長先生、人や過去の出来事をきちんと記憶されているのですねー
お渡しすると、非常に喜んでいらっしゃいました!
「くれぐれもよろしく!」
とのことでした。
礼には礼で返す、最近では少なくなりつつある日本人の良い伝統文化ですねー
5年が経過したお車ですが、
国産車の御多聞にもれずヘッドライトカバーのクリアーが劣化してくすみを起こしています・・・
幸いにもまだ致命的レベルまでには至っていないようで、ヘッドライトカバーの全体面積の1/4位がくすんできています。
この状態でしたらまだクリアーを全剥離せずとも、
クリアーを残した状態で磨き上げることが可能でしょう!
これ以上傷みが進行して、
一部だけでもクリアー剥離を超している部分があるとクリアーは全剥離の必要があるため、施工内容はハードポリッシュとなってしまいます。
今回の磨きは、“ミディアムポリッシュ”にて施工いたします!
クリアーは残しつつ、傷んでくすみ劣化をした部分のみ磨きとり、それ以外の所は必要最低限磨き上げます。
磨きが終了したヘッドライトカバーに会員様限定施工の、“ラジカル・コーティング”を施工いたします!
本来ヘッドライトカバーのようなポリカなどの素材には、
シリカコーティング密着の為には絶対欠かせない官能基の存在がほとんど0です。
そのため、ヘッドライトカバーに直接シリカコーティングを施工しても、弾かれはしませんが密着膜とはなりえません・・・
つまり幾ら良いコーティング剤を施工したとしても、定着限界は6か月程度でしょう。
DIY施工のようなコーティング剤ではいいとこ3か月くらいの定着限界でしょう。
然し、ラジカルコーティングで下処理(ベースコーティング)を施した場合は、
理論上は車両自体の限界までコーティングは定着しているはずです!
“はずです”というのは、車は飾り物ではなく使用されていますので、ヘッドライトカバーのコーティングは洗車や走行により摩擦を受け続けますので、
摩擦減少によりコーティング被膜が無くなることはあり得ます。
ただし、そうはいっても5年くらいは間違いなく持つでしょう!
なぜラジカル・コーティングは密着を作り出すことができるのか?
というのは、特殊機器により熱変性シリカを機材に焼き付けることで、
本来官能基のない素材を官能基で埋め尽くすことができるからです!
写真のようにバーナーノズルから出る青い焔と共に熱変性シリカが焼き付けられていきます。
可燃素材にバーナーをかけるのは大丈夫なの?
と思われるでしょうが、基準使用方法を順守すれば機材の表面温度は60℃にしか達しません!
ただし、ヘッドライトカバー周辺にはさらに熱に弱い素材もありますので、安全を期するためにヘッドライトカバー回りは、耐熱アルミマスキングで養生を行い施工いたしますので安心です。
ラジカル・コーティング施工後、
トップコートのヘッドライトカバー専用ガラスコーティングを施工いたしますが、
ラジカルコーティングにより官能基の塊となっていますので、トップコートのWコートも可能となり10μ近いトップコート層を形成します!
これにより以降のヘッドライトカバーの劣化を防ぐことが可能となります。
多少の飛び石効果もあるかも?
ラジカルコーティングは、メッキの錆防止や傷つき防止、未塗装樹脂の劣化防止などにも効果があります!
また、ゴムなどペイントが定着できない素材へのペイント定着下地処理としても有効です。
会員様でご興味のあられる方は、詳細をお問い合わせください。
ボデイの磨きコースが02コース以上の場合には、マフラーエンドの磨きも標準となっております!
排気ガスやその他汚れのみの場合には手磨き処理です。
このお車もそれで行けるかな?
と思いましたが、微妙に錆が発生してきておりリューターポリッシングといたしました。
この様にリューターポリッシングを行うと、メッキの種類やステンレスの#にもよりますが、
多少の光彩現象を起こす場合もございます。
光彩現象が気になられる方は、施工ご依頼時に、
「マフラーエンドは手磨きのみで!」
とご指定下さい。
このお車の場合は、光彩現象も起こらず、錆びもきれいに取り除け、しかも錆によるメッキ自体の酸化痕の広がりもありませんでした。
オーナー様にお聞きしましたところ、純正オプションパーツとのことで納得です。
やはり純正品は社外パーツに比べ、総体的に品質は間違いないでしょう!
5年経過の使用過程車、しかも露天駐車車両としては意外と鉄粉の付着量は少ないです!
目立って鉄粉があるのはトランクハッチとリアバンパー。
それ以外はさほど気になる鉄粉付着はありません!
しかしこれは、考え方を変えれば悪い状況をほのめかしているかも?
車体色がブルーイッシュシルバーメタリックですので、マクロカメラを使っても傷はあまりきちんとうつりませんが、極端な話写真の1.000倍くらい傷あるように見えます・・・
オーナー様には失礼ですが、どうやればここまで傷が入りまくるのかが?
これが前記した悪い状況の可能性・・・
洗車をこまめに行うけれど、
流水洗車ではなく付着した鉄粉をスポンジなどの用具に溜め込みながら洗うことで、
傷を果てしなくつけているのかも?
この場合結構な力を入れて強引な洗い方と思われます・・・
当然これだけ傷だらけの状態ですから、磨きのコースの決定はかなり悩むことに。
というのは←のような、
恐ろしく深い傷がボンネットには6~7か所くらい点在しています・・・
傷の深さは10~40μくらいあるかも?
つまり通常磨きではこの手の傷はほとんど残ってしまうでしょうから、この傷をある程度に処理を前提として考えると、部分傷取り磨きの“スポット磨き”が必要となります。
が・・・
ボンネットだけでも4区画は必要となりますので、定価で21.600円必要となります。
これ以外にも側面でスポット磨きが必要と思われる個所が2か所、さらに10.800円が必要となってしまいます。
全体の磨きをある程度完璧にするとなると、03スタンダード磨きコースが必要・・・
しかしこれでは大幅に予算オーバー。
予算を優先すれば、02スタンダード磨きコースなのですが、
これでも必要箇所すべてのスポット磨きを加えるとやはり予算オーバー・・・
何とか予算範囲に抑えるため、側面のスポット磨きは止め、ボンネット部分のみスポット磨きを行い、“02スタンダード磨きコース”といたしました。
ただし、限界研磨厚設定が7~8μですので、ある程度の傷残りは覚悟しなければなりません・・・
←は、側面のかなり深い傷。
此処も本来はスポット磨きの対象でしたが、
予算の関係で外された箇所です・・・
03磨きコースならまだしも02スタンダード磨きコースでどこまで改善可能か?
何とか2本あった深い傷のうち1本はほぼ除去できましたが、残った1本はしっかりまだ残っています・・・
これだけ深いと、スポット磨きでも膜厚消費の関係上完全除去は塗装が無くなってしまいますから無理です。
ただし、スポット磨きで使用するバフ&ポリッシャーは、
ピンポイントで研磨厚を稼ぐことが可能ですので、傷の断面のエッジを大きな丸みを帯びた形状にできるため、
今以上に目立たなくすることが可能です。
02スタンダード磨きコースではかなり頑張ってはみましたが、これが限界です・・・
これは↑↑↑の写真のボンネットの傷の集中部分。
スポット磨きを行ない終了した状態ですが、
一部傷残っています・・・
これ以上の深い研磨をかけることは、
スポット磨きですから可能ですが、問題は残存膜厚。
この段階で95μギリギリですので、
この段階で20μ近く研磨しています。
あと5年近く乗られる可能性がおありだそうですので、これ以上の膜厚損失は危険ですのでここで切り上げです!
然しなぜここまでの傷がボンネットのいたるところに付いてしまっているのか?
オーナー様曰く、
「鳥糞等をテッシュで擦っただけ・・・」
と仰っていましたが、これだけの傷が入れば、その作業中に“やばい”と気がつくと思うのですが、その時点ではあまり気になされていなかったそうな・・・
この感覚は正直私には理解不能です。
というのは、このお車細かなぶつけた痕跡箇所は前後に10か所くらいは楽にあります。
サイドロッカーは左右とも結構なダメージで、下地素材も削られています・・・
この感覚が、全体に傷だらけとなっていることとつながるような?
ご本人なりに注意はしているつもりなのでしょうが、かなり強引であり、
且つまだ大丈夫的運転や管理なのでしょう。
1か所でも傷んでしまったところができてしまったら、その都度直すという事を行えば、必然的にその都度予想外の出費となります。
=家計や小遣いにダメージがありますので、以降かなり慎重になるのでは?
逆にこのお車のように、細かな破損個所をタッチペンで補修に留めてしまうと、アーアとは思うでしょうがあまり懲りない?
「どうせ他も傷んでいるし・・・」
とさらに注意が散漫になってしまうような気がしますが・・・
これはあくまで私に置き換えた場合の心理ですけどねー
“02スタンダード磨きコース”では役不足と思われた施工でしたが、
パッと見の意匠性は相当回復いたしました!
限界研磨厚8μの研磨です。
正直かなり頑張りましたよー
これが03スタンダード磨きコースでの施行でしたら、極端に深いダメージ個所はしょうがないとしても、ほとんど新車レベルの意匠性にはなったでしょう!
然し、使用過程車でそこまで拘るかは、ご予算とご自身の車へのこだわりのバランスですので、どこまでやるべきか?
それは御自身次第ですね!
ここのところ、新車ばかり施行していましたので、ちょっと飽き飽きしていましたが、このような劣悪ダメージ車(オーナー様すみません)は施工していても飽きませんねー
というか、時間を忘れて嵌っちゃいます!
1ポリッシュごとに変わりゆく姿がたまらない。
HONDA ホンダ アコード 2.4 24TLスポーツスタイル コーティング終了
私なりには大変身を遂げたと思うのですが!
遠目には新車です!
ただ、こちらのお客様は毎回そうなのですが、仕上がりレベルに関してのご感想がほとんどない・・・
ので、正直これだけの施行をされて満足されているのだろうか?
という疑問がいつも付いて回ります・・・
然し、度重なり施工ご依頼を頂けることが、それなりに御満足いただけていることの証しなのかなー
と解釈もしておりますが、いかがなのでしょう?
今回使用のコーティング剤は、“ブリリアントフィニッシュ・プレミアム”ですが、過去施工車両もみな同じコーティングで施工させて頂いておりますが、迷わずこのコーティング剤をご依頼いただきましたので、きっと使用のご感想は良好なのでしょう!
なのでしょう、というのは弊社ラインナップでありながら無責任なようですが、各コーティング剤は独特の意匠性や機能・特性を持たしてありますので、
個別評価をすれば優れてはいますが、総合してみたときの満足度は個々の感覚になりますので、正直私が確実に自信を持てるのかというと?
の部分もあります。
できる限り、お客様からのヒヤリングをして適したコーティングはお勧めはいたしておりますが、ヒヤリングから得た結論がお客様の感覚と=になるかというとそこまでの自身は無いかも・・・
然し今回初のご依頼を頂きました、”レジントップコート・コクーン”に関しましては、
やるか?
やらないか?
の二択となりますが、露天駐車車両でしたら自信をもってやるべきでしょう!
と、お勧めいたします。
今まで施工のお車は車庫保管車でしたが、この車は露天駐車車両・・・
幾ら淡色車と言えども、コーティング製膜初期のリスクは多分に存在いたします。
ただし効果を実感できるかはわかりませんが、物理的にこの施行が有用であることは確実です!
促進耐候試験結果を見ても、
その効果は驚くべきコーティング初期製膜時の保護機能を発揮しています。
短期間に何台もの施工ご依頼を頂き感謝に堪えません。
にも拘らずこのお車辛口ブログとなってしまいましたことは、平にご容赦ください。
お帰りの際お話にあられたBMWの傷の件ですが、このブログを書きつつ思いましたが、大事に乗ることを考えるとやはり直すべきのような気がします。
「どうせもう傷ついているし・・・」
と、なってしまうような気がします。
ご検討いただき、修理なされるようでしたらご相談ください。
会員クラス:プレミアム会員登録
車輛クラス:クラスL
施工コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ガラスコーティング
磨きコース=02スタンダード磨きコース(程度良好使用過程車orダメージレベルの高い新車向け・傷取り鏡面仕上げ)
オプション施工1=部分傷取り磨き(スポット磨き×ボンネット4区画)
オプション施工2=レジントップコート・コクーン
オプション施工3=ヘッドライトカバー ラジカル・コーティング(会員様限定サービス)
オプション施工4=ヘッドライトカバー専用ガラストップコーティング(会員様限定Wコート)
オプション施工5=ヘッドライトカバー磨き(ミディアムポリッシュ)
オプション施工6=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×4か所)
外注施工=デント修理(右ドア×1か所)
施工料金:198.711円税込(正会員割引-20%・淡色車割引磨き-5% 旧料金適応 高速代キャッシュバック別途)
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