2014年06月22日公開|スズキ
プレミアム会員様からのご紹介!
彼女様です。
会員様の狸事故のお引き取りと合わせて、このお車をお持込み頂きました。
お話の雰囲気からして、大分おつきあいは長期のようですので、彼女様は早く結婚したい!
との願望が強いようですが、会員様はまだまだそのタイミングではない・・・
と、先延ばしを考えているようです。
世間一般的に、女性は結婚を早くしたがり、男性は先延ばししたがる傾向があるようですが、なぜ女性は結婚を焦るのでしょうか?
結婚ってそんなにいいものなのでしょうか?
既婚者である私からすると、正直五分五分ですね・・・
昔のように人生50年などと短命であれば、婚期は早いほうが良いかもしれませんが、今は健常者なら85~90年くらいでしょう。
仮に30歳で結婚するとすると、自立して自由な期間は10年、
その後結婚という束縛下で暮らす期間は60年。
60年間家庭という拘束下で暮らす期間は自由な期間の6倍にもなります・・・
人生の価値観をどこに見出すか?
により考え方は様々で、良し悪しは個々の問題ですので何が良い選択なのかは決定打はないでしょう。
ただし、私が思うのは、結婚とは義務感や世間体でするものではないでしょうし、
一生お互いが尽し合う覚悟ができてするものでしょう!
最近の傾向である、嫌になったら簡単に別れる・・・
とか、他に好きな人ができたから別れる(私の周りこの手は結構多い)・・・
とか、中途半端な覚悟ならしないほうがましでしょう!
大きなお世話でした・・・
まだ1年しか、使用されていないにもかかわらず、
かなりの傷がドアカップすべてについてしまっておりました・・・
女性の車の傾向です。
ある程度は手磨きで傷は処理できますが、
完璧には無理・・・
そこで、
“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”の登場です!
当然施工後の傷入れの防止効果のためのものですが、このように使用過程車ですでに傷があり取り切れない場合の、既存傷を隠す効果もあります!
これはクリアー効果と同じで、フィルムにより光の反射の変化により傷が見えなくなります。
フィルムを施工しても、フィルム自体に傷が入らない訳ではありませんが、使用しているフィルムが“アルティメット”の為、爪で付く傷程度でしたら、
60℃くらいのお湯をかけることで傷は消えてしまいます!
これは、フィルムのラミネート構造の賜物です。
やはり女性の車だけあって、わずか1年でも傷だらけです・・・
然しそうはいっても傷量が余りにも多いので、心当たりををお聞きしてみると、
「洗車がすべて洗車機ですからー」
とのことでしたが、そうはいってもここまで深い傷は洗車機では付くとは思えませんでしたが、
「うちの近所の洗車機は、
冬季多少の氷片がブラシについていてもそのまま洗車機まわしますから・・・」
とのことで多少は納得しましたが、それでも傷の入っている向きからするとそれ以外にも理由はありそうです。
すると、
「降雪時の雪かきだと思います!」
とのことでしたが、
「しかし、側面は雪かきで雪落とす必要はないでしょう?」
と、御聞きしてみると、
「側面も吹雪の時は雪が積もるのです・・・」
お住まいの地区は確かに豪雪地帯、雪が降るときには弊社近辺とはレベルが違うようです。
膜厚は軽自動車でスズキですので、82.6μしかありません・・・
現状の状態からすると、推奨の磨きは“03スタンダード磨きコース”ですが、基準となる研磨膜厚が10μですので、残存膜厚からすると以降のリセットはかなり厳しい膜厚となってしまいます。
まだ今後も長く乗られるご予定だそうですから、
ここは多少の傷残りは妥協しても残存膜厚優先で、
“02スタンダード磨きコース”となりました。
然し、
これではライティングするまでもなくはっきり確認可能な深い傷が数か所残ってしまうので、このようなところだけ“スポット磨き”で対処することとなりました!
この部分がスポット磨きの対象箇所となります。
前記した雪かき時の傷以外にも、他車のドアパンチでつけられてしまった傷もありますが、幸いにも凹みにまでは至っておりません。
然しわずか1年でこれだけ状態悪化してしまうのは、
悲しい限りです・・・
まずは、黒のボディ色を選択されたことが間違いのような。
スポット磨き対象箇所の傷の処理終了いたしました!
が・・・
1か所は傷が深すぎ、
これ以上の攻めはクリアーが危ないのでここで終了です。
この状態は傷を見るための専用のライティング状態ですので確認可能ですが、
実際自然光ではほとんど確認はできないでしょう!
側面プレスライン上に2パネルにわたり長い傷があります。
どうやら木に擦り付けてしまったようです・・・
ただし、このように傷の幅が広い傷は傷表面が荒れているためいかにもダメージの深い傷のように見えますが、実際の傷深さはそれほどではないことが多いので、これはあえてオプションのスポット磨きを行わなくても除去可能でしょう!
と、予想通り02スタンダード磨きコースでの、
通常磨きの範囲で処理終了できました!
この様に、パッと見はかなりひどいダメージに見え、
「これは塗装するしかないか?」
と、思いあきらめてしまわれているような傷でも、意外と塗装までの必要はなく、磨きで処理可能なものが多いので、板金塗装屋さんにお持込みになられる前にご相談ください!
ルーフ部分は側面とは違う深刻な状態です・・・
水染みもすでにかなりイオンデポジット化していますし、いたるところに塗装が酸化されてすでに剥離している5㎜位のスポットが数十か所点在してしまっています・・・
イオンデポジットの部分は、
膜厚消費を覚悟すればある程度の改善は可能ですが、
このお車の場合はそもそも膜厚が不足しているのでそれもかないません・・・
塗装が酸化されてしまっている部分は、おそらく樹液か虫糞と思われますが、それにしても1年足らずでここまで進行してしまうのは、そもそも塗料品質の低さが最大の原因でしょう・・・
然し、まだホンダの軽自動車に比べればスズキの塗料のほうがましだと思います!
というのは、磨きの際にホンダ車はどのようなコンパウンドを使用してもコンパウンドの絡みや焼き付きを起こしてしまいます・・・
これはコンパウンドの成分の摩擦緩衝剤が塗料と反応を起しているか吸い込まれているためだと思われ、そのため研磨による摩擦熱が上がりやすく磨けないとういう状況が起こってしまうのだと考えられます。
由って、膜厚以前の問題として塗料自体に問題があるため、塗装自体の耐久性が低いという事になってしまうのでは?
私から見て、軽自動車で塗装品質に問題がない車はダイハツだと思います!
やはり最悪なのはホンダ・・・
02スタンダード磨きコースでの想定研磨厚に近い、
7.1μの研磨となりました。
ほとんどの傷はこれで処理可能でした!
ただしよく見ると、イオンデポジット化してしまっている部分は多少残ってしまってはおりますが、光の加減で見えたり見えなかったりで、このように写真にも写らないレベルですので、これは妥協です。
徹底的に攻めることも可能ですが、それは=塗装寿命短縮につながりますので、このようにそもそも膜厚不足の軽自動車にはあまり良い施工選択ではないでしょう。
駐車条件や環境、使用状況が過酷な場合は、
特に軽自動車の場合は濃色車の選択は避けるべきでしょう!
黒がカッコイイ!
黒が好き!
だとしても、それはきれいな状態が保てればの話であって、傷んでしまっていたり汚れてしまっていれば、黒ほどみすぼらしく見える色はないですからねー
SUZUKI スズキ スペーシア コーティング終了
ご入庫いただいた時と比較すれば別物となりました!
とはいえ、この状態を保てるかは管理しだい・・・
幾らリセットして、コーティングでガードしてみても、バリアーではありませんから決して外傷ダメージから100%守ってくれるわけではありません。
それなりの管理は必要です!
お客様がお引き取りに見えられ、お車をご覧になられてのご感想は、
「ここまできれいになるんですねー」
と、ビックリされた御様子でした。
気になされていたルーフに関しましては、すでに塗料自体が酸化してピンポイントで剥離してきてしまっているので、改善はできず、コーティングにより多少の進行遅滞されるに止まりますので、今後進行が激しいようであれば、再塗装を検討するしかないことをお伝えいたしました。
後これ以上のダメージを受けないために、駐車場所の検討も提案いたしました。
今回使用のコーティングは、
“ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド”ですが、これはヴァンキッシュと大分迷われての決定です。
過去にヴァンキッシュは施工を頂いており、その評価も好評でしたが、
このお車の駐車場検討を考慮して、
より水染みリスクを軽減できる可能性のあるハイブリッドの選択となられました。
が・・・
デメリットというわけではないですが、ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッドの独特の粘り気のある艶感が好みに合われるかが?
であることはお伝えいたしましたが、特にオーナーであられる彼女様は艶感の好みやこだわりはあられないとのことで、より機能を優先したいとのことで、ハイブリッドに決定いたしました。
Wコートによる高膜厚・高硬度であるため、日常洗車はほとんど洗車機という条件にも、摩擦耐久性能が高いため、基準基本耐久7年が洗車機使用により低下しても、
5年くらいの機能維持は可能であると予測されることもご選択の理由となられたようです。
幾らブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッドが耐水染み性能が高いといっても、それは施工後完全硬化・安定製膜後においてのことですので、
初期製膜・不安定期間の水染みリスクはほかのコーティングとさほど変わりはないでしょう・・・
そこで、こちらのお車も“レジントップコート・コクーン”のご依頼を頂きました!
これで、初期製膜時のリスクを軽減し、
完全製膜からの本来のハイブリッドの機能をより有効に活かすことができるでしょう。
短期間に長距離の往復を何度もしていただき、ありがとうございました。
期待されていた柳屋の蕎麦は、残念ながらいつもお休みで食されることができずすみませんでした。
次回は、タイミングが合うことを期待してください。
ご要望であるマセラティの試乗も、事前に御連絡いただければ調整いたします。
会員クラス:準会員登録
車両クラス:クラスS
施工コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング
磨きコース=02スタンダード磨きコース(程度良好使用過程車向け・傷取り鏡面磨き)
オプション施工1=部分傷取り磨き・スポット磨き(3か所)
オプション施工2=レジントップコート・コクーン
オプション施工3=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ・リア基本セット+リアドアサイド×鱗落し)
オプション施工4=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×4か所)
施工料金:165.098円税込(ご紹介割引-10%・代車使用無し割引-10%・濃色車割増磨きランク1+20% 適応・高速代キャッシュバック別途)
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