2014年07月13日公開|メルセデスベンツ
私も所有しています大好きなW124型メルセデスベンツのステーションワゴンです!
ベンツのベンツらしかった時代の最後の車と言えるでしょう。
この型までは、ある意味コスト無視の贅を尽くした車造りを行っていた!
贅を尽くしたという表現は、現代のハイテク車とは意味合いは全く違います・・・
良い車の本質にお金をかけまくっていたという意味です。
たとえば使われている鋼板ですが、この当時のベンツはシャーシー・ボデイともに最も高価で鋼板耐久性能の高いスェーデン鋼が使用されています。
私のW124は、初期型の為すでに25年が経過しており走行距離も25万キロとなっておりますが、
現在でも200km/h越えでの車線変更でもボデイロールは全く感じません!
つまりシャーシー剛性においては全く経年劣化が見られないという事になります。
それ以外にも、後継モデルであるW210と比較しても、シートのへたれや内装材のやつれの仕方なども全くレベルが違います。
現行モデルのベンツは、パッと見は高級車には見えますが、ベンツがベンツとしての威厳を他社と比較して保てている車とはとても思えません。
由って、現行ベンツなどは全く欲しいとは思えませんねー
現行ベンツは他車同様ダウンサイジングによる過給化してきてしまいましたが、これもベンツがベンツとしての高級車の威厳を保持するのではなく、
大衆化することで販売台数が1番大事になってしまってきたことを表しているでしょう・・・
AMGにしても、63エンジンまでが私の中での価値のあるAMGですねー
ついつい大好きなW124談議に傾倒してしまいましたが、こちらのオーナー様オプション施工のみのも拘わらず、わざわざ東信地区より1度見積もりにおいでいただき、再度ご入庫のためにおいで頂いたご新規のお客様です!
然しこのお車は、内・外装共極上程度です!
フロント周りなどは一部モデファイを施されてはおりますが、それ以外はほぼオリジナル状態を保っておりますので、非常に貴重な1台と言えるでしょう。
私のW124は、AMG仕様となってしまっていますので、見た目はシャープですが、
老人になったときには不釣り合いなスタイルですが、このお車のようにオリジナルスタイルですと、70~80歳くらいになって乗っていればすごくカッコイイですよねー
ただしそれまで維持するには、国産新車の高級車が楽に買えるくらいの維持費は覚悟しなければなりませんが・・・
すでに私のW124君、修理費用で200万円以上は楽に掛かっているうえに、
現在エンジン・ミッションが限界に達しており修理費用が捻出できず休眠中ですが、
いずれ必ず復活させます!
その時には、弊社常連様でやはりW124にお乗りの方がいらっしゃいますので、3台で温泉でも行きましょう。
最近中古車でご購入されたそうですが、あまりの程度の良さに惹かれて即購入をお決めになられたそうです!
ただし、さすがに20年経過しているお車ですから、なんとなく車内の匂いが気になられるとか・・・
それと綺麗には見えても見えない汚れもあるのでは?
とのことで、“車内丸洗いクリーニング”のご依頼です!
私の目から見ても、一体このお車のどこをクリーニングする必要があるの?
と感じてしまうほど、きれいです!
然し、実際クリーニングを実行していってみると、
トルネーダーから叩き出されるシート内部からの匂いは結構な悪臭が放たれます・・・
たばこ臭・汗・体指などの長年蓄積された匂いでしょう。
浸み込ませたイオン洗剤を拭き上げてみると、拭き上げタオルにはこれらが汚れとなって浸み込んできます。
↑の写真のような汚れ方で2枚のタオルがギトギトです・・・
見た目だけでは判らないものですねー
お引き取り時のオーナー様のご感想は、
「シートの模様もなんか施工前よりはっきりしたような気がします!」
「明らかにきれいになったことが実感できますよー」
とのことで、わざわざ遠方よりお越しいただいた価値を感じて頂けて、うれしい限りです!
更に、エアコンからの匂いも多少気になられるとのことで、少額である程度効果が期待できる、“車内光触媒コーティング”もエアコン吹き出し口のみ施工させて頂きました!
この光触媒は、可視光線可動型と言って、非常に弱い光でも酸化還元力を発揮できるタイプの酸化チタンが使用されています!
ただしこれだけでは、エアコンパイプの中は暗所ですからダメ・・・
其処は銀イオンが含まれていることでカバーいたします。
銀イオンは暗所でも活性出来、
エアコンパイプ内のカビ・バクテリア・ウイルス等の単細胞核を破壊して死滅させることができます!
単細胞に対してだけ有効ですので、人体に対しては全く無害です。
薬剤のように即効性ではありませんので、効果実感頂くまでには数週間はかかります。
が・・・
必ず其処効果は表れます!
このような、未塗装樹脂部分は経年劣化で艶を失い白っぽくなってしまいます・・・
このような部分が、車全体の印象を非常に古臭く感じさせてしまいます。
ただし、前述したようにこの時代のメルセデスはコスト無視的車造りを行っておりますので、時間経過からすると非常に劣化スピードは遅いです!
現代の車では、この程度の劣化はメーカーにもよりますが5年程度でも到達してしまうでしょう・・・
今回このような部分に対して、“未塗装樹脂専用シリカコーティング”のご依頼もいただきました!
今回使用の未塗装樹脂専用シリカコーティング剤は、ボデイ施工の際標準施工として行っている再使用しているコーティング剤とは全く違うコーティング剤です。
“未塗装樹脂専用プレミアム・シリカコーティング”というものです。
これは非常にシリカ純度が高いため、
標準使用のコーティング剤に対して4倍以上の耐久性能を持ち、且つ艶の上がり方も段違いです!
よく巷では、アーマーオイルなる油性の艶出し剤などが使われているようですが、
テカテカした艶になりあまり品が良いとは言えませんし、
油性の宿命としてべたつきが残るためほこりなどを吸着しやすくなるというデメリットもついてきます・・・
さりげなく未塗装樹脂の艶を上げ、
且つべたつきも起こさず耐久性のも高いシリカコーティングのほうが優れているでしょう!
ま、好みの問題もありますが・・・
これだけ未施工と施工ごとでは艶の違いがあります!
白くなってしまっていた未塗装樹脂が、本来の黒さを取り戻すことで車の印象すら左右します。
お引き取りでいらしたオーナー様もご覧になられて、ビックリ!!!
「ここまで回復するとは思いませんでした!」
「全然車の印象が変わりますねー」
と、感激頂きうれしい限りです。
素晴らしいお車、今では貴重な車とさえなりつつあるW124ですから、これからも大事にお乗りください。
この形式の弱点はミッションにありますから、ATでの変速操作は急いで行わず確実に間をおいて行うことで、故障することを少しでも延命できますので、心がけてください。
ご相談いただきました、ボデイの施工ですが、早急に手を打ったほうが良い状態というわけでもありませんので、奥様とご相談の上家計に影響のない範囲でご検討ください。
オプション施工にも拘わらず、遠方より何回もお越しいただきありがとうございました。
車両クラス:L
施行コース:
オプション施工1=車内丸洗いクリーニング
オプション施工2=車内光触媒コーティング(エアコンダクトのみ×スタンダード)
オプション施工3=未塗装樹脂専用シリカコーティング(外装未塗装樹脂×プレミアム)
施工料金:51.300円税込
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