2014年08月06日公開|ホンダ
先日先行してホイルコーティングのみ行ったご新規のお客様です!
まだまだ相当お若い方ですが、珍しく車にお金を掛けられています。
「ご友人からも何が面白いの?」
と、言われているそうです。
確かに今の若い世代はほとんど車に興味がないですからねー
数少ないこのように車に興味があられる若手も、
車種はこのようなミニバンやSUVが多いのは正直私にはあまり理解できません・・・
というか、まったくこの手の車には興味が持てない。
結婚して子供でもできてしまえば、必然的に乗るようになりますから、その時でもいいのでは?
お見積もりにいらした時点では全くのノーマル車両でしたが、施工お持込時に見てびっくり!
ペタンペタンの車高短に・・・
先行して施工した20インチのホイルも、フェインダー面一になっています。
然し一寸やり過ぎの為、
見た目はかなり品がなく悪っぽい・・・
しかし面白いのが、オーナー様車のイメージとは対照的な全くの好青年!
車とオーナー様のイメージが全くかぶらないのは意外?
先日施工させて頂いたAMGもそうですが、
基本的にはこのような超低車高車は弊社では施工いたしません。
が・・・
ご予約時点で確認できていない場合は、お持込み頂いた時に、
「この状態ではご入庫できません・・・」
とも言えませんので、今回も目をつぶります。
しかし今後は、ご予約時点で改造車か?
のご確認と、ご入庫までの期間に極端な改造予定があられるか?
等をご確認させて頂き、どちらかが対象になられる場合は、
ご予約はお断りさせて頂きます!
理由は先のブログでも多少ご説明いたしましたが、ここまでの車高ダウンした場合、
作業移動時のフェインダーとタイヤの干渉の恐れがあります・・・
現実このお車も、
フェインダーにタイヤ干渉をしていてすでに歪みができてしまっています・・・
先日のAMGに至っては塗装の割れが生じておりました。
このような傷みの責任問題が生じるリスクがありますので。
それと、弊社の主な会員様は中高年層ですので、
極端な改造車両の入庫を嫌われます・・・
過去にも何度かありましたが、ヤバ系の車が駐車されているのを見て、それだけで帰られてしまい、TELにてお叱りを頂きましたし。
改造自体を全否定はいたしませんが、
一般的に見て合理的と判断される範囲内や合法範囲内でれば私自身としても正直嫌いではありません!
然し極端な改造車となると、最近弊社は警察幹部のお客様も多く来店されておりますので、ここで苦言を頂きたくないのも本音です。
所謂その手のお車は、
その手のお車を改造してくださっているショップさんにご依頼ください!
このお車中古車購入されて数か月ですが、すごい量の鉄粉が食い込んでいます・・・
この様にリアハッチのある形状のお車は、一番鉄粉付着が多いのはリアハッチですが、このお車の場合はドアパネルのほうがすごいことになっています。
量も信じられないくらいの量ですが、食い込み方も非常に深く且つ鉄粉が大きい・・・
鉄粉クリーナーで除去可能なのは2/3位で、1/3は残ってしまいますので、
磨き工程でトラップ粘土を使用しながら除去しなければなりません。
本来であればここまでの作業は追加料金となります・・・
が、今回は好青年ですのでサービスです!
今回の磨き工程は結構面倒臭いことになりそうな?
このお車もやはりマフラーエンドは気にされていないようです・・・
やはり多少錆が出てきていますねー
まだ社外マフラーなどの低品質のステンレスではなく、国産純正の高品質ステンレスですので致命的レベルまでは至っておりませんから、
リューター磨きでほぼ完璧な輝きに復活できました!
マフラーエンドは人でいえば靴のかかとのようなものでしょう。
幾ら他を着飾っても、靴底が片減りしていたりすれば、
「所詮・・・」
みたいな評価をされてしまうのと同じですので、このような部分こそ気を使うことが通でしょう!
ホワイトパールですので、このようにマクロカメラを使用してもくまなく入ってしまっている傷のレベルは今一判りづらいかもしれませんが、
水銀灯の傘や球の輪郭がぼけてしまっているのは、
傷によるものです・・・
これだけの傷量はそうはお目に掛かれませんねー
この状態ですから本来はかなりハードな磨きで行く必要がありますが、若者ですから予算の問題は非常に大きいので、
予算重視で“02ライト磨きコース”での施工となりました!
02ライトの場合、
スタンダードと比較すると最終工程の1段階磨きが省かれます・・・
とれる傷の深さはほとんど変化はありませんが、
最終仕上げがない分当然艶のレベルは劣ります。
これでも妥協可能なのは、淡色車だからこそです!
これが濃色車となると、艶の問題とは別にオーロラ残りの危険性が出てきますので、基本的には濃色車ではライトコースの磨きはお受けいたしません・・・
そのリスクを覚悟してOKという場合であっても、弊社仕上がりとしてのプライドの問題もありますので、そのような場合は要検討という事で?
膜厚は112μですが、どうも過去磨きを受けている痕跡がありますので、磨き途中でトラブル箇所が出てくるかも?
当然側面もすごい傷です・・・
→の写真の如く、1発目の磨きが行われた部分と未施工部分の差は歴然です!
然しこれだけの傷を除去するにも、硬い塗装の輸入車とは違い研磨力の高いバフとコンパウンドの組み合わせにより簡単に研磨されていきます!
然し、ホンダの塗装は国産車の中でも特に低品質ですので、新車であればこうはいきません。
然し、このような使用過程車ではホンダ車であっても問題なく磨けます!
なぜ?
ちょっと矛盾した話のように感じるかもしれませんが、それは塗装が劣化しているからです。
塗装は劣化することにより縮を起こします。
つまり密度が圧縮され緻密になります。
つまり磨きの熱による塗面変化が小さいので、コンパウンドの焼き付きが起こりにくく、そのためコンパウンドかすによるポリッシャー傷も入りづらくなります!
あれだけあった傷もほとんどなくなりました!
6μの研磨ですが、塗装が柔らかい分苦も無く磨ける?
然し、それは傷も簡単に入りやすいという事ですから、車両管理は注意が必要です。
洗車で入る傷はまあ容認したとしても、
イオンデポジットクレーターや酸化痕などは非常に短期間でも塗装浸食しやすいですので、
こまめにダメージを受けていないかの確認をすることが肝要です!
当然確認するだけではなく、きちんと処理もするのは当然。
HONDA ホンダ オデッセイ(DBA-RB3) アブソルート
コーティング終了
私が見てもご入庫いただいた時とは別物の艶を放っています!
引き取りに見えられたオーナー様も、お車をご覧になるなり、
「オーすごい!」
と、メチャ笑顔。
多分、期待値以上だったと思います。
ので、このようなご感想メールまで頂きました!
だけに、結構な毒舌ブログの内容になっていることが心痛みます・・・
すみません。
気分は盛り上がっている所に、おやじの苦言・・・
「すでにフェインダー干渉起こしているから車高は2cmは上げる様に!」
と告げると、
「ハイ、すぐに車高上げます!」
ヤンキー調のいきがったガキではなく、好青年ですので非常に素直です!
職場をお聞きしてみて納得!
優良企業にお勤めでした。
育ちも良いんでしょうねー
私の若いころにそっくりです?
今回お選びのコーティング剤は“G’ZOXハイドロフィニッシュ”ですが、このコーティング非常に優れたコーティングではありますが、
あまり弊社では人気が出ない・・・
理由は、セルフメインテナンスを定期的に行う必要がある。
ま、絶対しないとコーティングがダメになる訳ではないんですけどね。
あくまで、強い疎水・滑水機能を維持するためのものですので必要であれば!
というくらいなのですが、前記したように弊社の多くのお客様は中高年・・・
御自身で何かしなければいけないものは好みません・・・
コーティングとしての艶・機能・耐久性ともに1ランク上のコーティングと同等ですが、セルフメインテナンスの必要性と、メインテナンスBOXの購入の必要性等を考慮して、
あえて価格を現在のランクに落しているのですが、“面倒臭い”のほうが価格効果よりも勝っているようです。
然し、このセルフメインテナンスのハードルさえ超えることが出来れば私は弊社ラインナップの中でも、費用対効果は最高のコーティングと言えると感じています!
この度は、板金塗装修理よりご依頼いただきましてありがとうございました。
タイミング悪く弊社依頼の板金塗装修理がたて込んでしまっていたため、予定を超過してしまいご不便をおかけしてすみませんでした。
車は見た目だけの問題でなく、実用性をスポイルしてまでのモデファイはストレスとなってしまいますので、ほどほどに。
車は意外とその選択やスタイリングで第一印象の人格判断をされる部分もありますので、そこらへんも考慮されたほうが良いでしょう。
大好きなオデッセイ大切にお乗りください。
会員クラス:準会員登録
車両クラス:クラスLL
施工コース:
コーティングコース=G’ZOXハイドロフィニッシュ
磨きコース=02ライト磨きコース(程度良好使用過程車向け・傷取り簡易鏡面仕上げ)
オプション施工=ホイルガラスコーティング(新品・20in・前面のみ)
外注施工=フロントバンパー再塗装
物品購入=G’ZOXハイドロフィニッシュ専用メインテナンスBOX
施工料金:196.709円税込(代車使用無し割引-10%・淡色車割引磨き-5% 適応 物販・外注費含む)
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