2014年09月27日公開|スバル
昨年年末に2度目の施工をいたしました、
栃木県よりお越しの会員様です!
今回はオプションメニューでのご入庫です。
お持込時はタイミングがよくちょうど友人が、
「松茸取りに行ってきたからあげるぞー」
と、もってきてくれた直後!
取りたての松茸をお持ちいただきくことができました。
が・・・
どうやら一人暮らしで、あまり自炊はなさらないとのことでしたので、うまく調理できたかな?
一般的に有名な松茸は丹波の松茸ですが、
長野県産は実は出荷量で長野県がダントツ日本一で、しかも日本で一番高価な松茸は弊社のある辰野町のしかも目の前にある山の川島・小野産なのです!
もちろん差し上げた松茸は此処のものです。
過去築地市場での最高高値は100g95.000円ほどを記録したこともあるそうな!
出荷量が少ないため、市場には出ますが小売店舗までは回らず、ほとんどは仲卸と契約している都内の高級料亭や寿司屋に行ってしまうそうです・・・
地元でも、この川島・小野産は収穫者と直接契約をしている、
弊社から100mほどの田中ストアー位しか購入することはできない貴重品ですので、町民でも産地に山主の親戚や友人でもいない限り手に入れることは至難の業です。
昨年の施工でヘッドライトカバー磨きを行い、専用コーティングを施しておりますが、ヘッドライトカバーにはシリカコーティング密着の為に必要な官能基が存在しないため、どれほど高性能のコーティングを施しても、
耐久期限は6か月程度です・・・
そのため今回は本年より新規導入いたしました、
“ラジカル・コーティング”を施工いたします!
ラジカル・コーティングはトップコートではなくアンダーコートとして使いますが、これにより官能基の存在しない素材に官能基で埋め尽くされた特殊な膜を形成することで、
バインダーの役目を果たし、
トップコートであるヘッドライトカバー専用シリカコーティングを完全密着させることができます。
これにより同じトップコートでありながら、
ラジカル・コーティング未施工では6か月の耐久限界だったコーティングが、
5年以上の耐久性を持たせることが可能になります!
本来シリカコーティングは重ね塗りをして、
効果のある厚い膜を作ることは基本的にはできませんが、
ラジカル・コーティングをアンダーコートとすることで官能基の力によりWコートも可能となります。
ヘッドライトカバーにラジカル・コーティングを施行した場合、
トップコートは標準作業としてWコートで施工いたします!
但し、このラジカル・コーティングは会員様限定提供サービスですので、
弊社会員様以外への施工は残念ながら一切致しておりません・・・
このラジカル・コーティングは、特殊な機械を使用してコーティングをいたしますが、この機械自体は本来違う目的のために作られたものですし、生産台数も少なく価格も高価なため、弊社のような業種での導入はメーカーによると現時点では弊社のみだそうです。
3年間の施工時に、フロントとリアガラスに、
“スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング”を施工いただきましたが、耐久期限が来たために再施工と、前回未施工だった部分であるサイドガラス全部の施工のご依頼を頂きました!
いつものようにフロント基本セットはライトポリッシュで施工し、リア基本セットは鱗落しでの下処理でご対応いたします。
今回特にひどかったのは、未施工であったリアドアサイドガラス。
スモークフィルムも貼ってあることもあり、一面に水染みがガチガチに固着してしまっています・・・
これ以上放置期間が長引けば、鱗落しでは対応しきれず最低でもライトポリッシュが必要となってしまっていたでしょう。
場合によっては水染みが塗装上のイオンデポジットと同じように、
クレーター状にガラスに食い込みを起こしてしまうとミディアムポリッシュ、
酷ければヘビーポリッシュが必要になり、多額の費用が掛かるようになってしまいますので、水染みが目立つようになられたら早めに処置をされることがお勧めです。
↑の写真は、そのリアドアサイドガラスに鱗落し剤を塗り込んだ状態ですが、濡れ症がある部分と弾かれてしまっている部分との差がはっきりしています。
弾かれてしまっている部分は、強固に水染みが付着してしまっている部分です・・・
弾きが存在するうちは、2回まで鱗落し剤を足し塗りしながら専用のスポンジで水染みを溶かしていくようにして、
このように全体が濡れ症になり弾きを起こす部分がない様にしていきます!
但し、総計3回までの塗り込みでも除去不能な場合はそれ以上の作業はできません・・・
というのは、鱗落し剤は酸ですので、
ガラスさえも軟化させる力があり極度の繰り返し作業はガラスが溶けて歪みが生じるリスクがあるためです。
今回はこの鱗落し作業により、
付着していた水染みは完全除去が出来ました!
この後、鱗落し剤を完全除去するためにコンパウンドで軽く磨き、脱脂を行ってからフッ素コーティングを施行して終了となります。
これによりクリアーな視界確保と水染みの付着を防ぐことが可能となります!
弊社では超人気オプション施工の筆頭です。
昨年再施工されて10か月が経過しておりますが、
トップ部分の水染み付着が見られます・・・
前施行にてレジントップコート・コクーンは施工いただいておりますが、今年の猛暑と雷雨の繰り返しは露天駐車車両ではこの程度の水染み付着は避けられないでしょう。
少なくとも、レジントップコート・コクーンによる初期製膜時の保護効果のおかげで、
コーティングを透過するまでのイオンデポジットまでは進行していません!
このお車の場合、最初の施工段階においてすでにかなりのイオンデポジットが存在しており、2回の磨きを行っては来ていますが、磨きのレベルは傷を処理するレベルでの施工でしたので、イオンデポジットのクレーターの輪郭部分の淵を滑らかにしてあげるレベルにとどまりますので、既存のクレーター自体は存在したままとなっておりました。
結果其れが今回も水染みが付着しやすかった根本的な原因とも言えます・・・
クレータが存在しているという事は塗装面は平滑ではなく窪みが存在することとなりますが、これはコーティングを施行したとしても埋められるわけではありませんので、
そのくぼみには雨天後には水が残留しやすくなってしまいます。
その為、水染みができやすくなる・・・
今回トップ部分のみ“スケールリムーバーで水染み除去”の作業を行いましたが、意外と付着している水染みは頑固で完全除去には至りませんでした・・・
これはウインドウガラスの水染み除去と理屈的には同じで、強引に繰り返し作業を行えば、せっかく昨年施工したコーティング剤を溶かし切ってしまい、
コーティング自体が存在しなくなってしまいます。
その為、↑の様にパッと見で目立つ部分だけは処理出来ましたが、
コーティングを失うまで攻めてしまっては本末転倒となりますので、ここら辺でご勘弁を・・・
提案として、次回また再施工をするまでお乗りになられるようでしたら、
思い切ってトップ部分のみ05磨きコースで数十μ研磨を行い、今コーティングの下に残ってしまっているイオンデポジットを完全に磨きとってしまう!
現状での膜厚は120ミクロン弱ありますので、この作業もまだ可能です。
これにより、現在の水染みができやすい塗装のくぼみが無くなりますので、
トップ部分の水染みのできやすい状況は改善できるでしょう。
すでに2回の施工が行われていますので、
側面は01ライト磨きコース程度でも意匠性リセットは可能でしょうから、磨きの料金もそれほどのさずに済むでしょう!
この度も遠方よりわざわざお越しいただきありがとうございました。
また来月も、ご友人の施工で同伴なさるとのことでしたが、そのころはここらへんも紅葉真っ盛りでしょうから、田舎の秋でも堪能していってください。
松茸のお返しとして、お土産までお持ちいただきありがとうございました。
皆さんこのようなお気遣いをしてくださりますが、松茸はたまたまですのであまりご心配を頂きませんよう。
ご案内いたしました、来春の弊社クラブツーリング京都ですが、ご都合がつきますようでしたら敦賀での合流でご参加ください。
尚、京都の場合は参加者の人気が高いため早めに枠が埋まる可能性があり、追加の部屋の手配は無理ですので、ご参加決定は早めにお願いいたします。
会員クラス:準会員
車両クラス:クラスM
施工コース:
オプション施工1=ヘッドライトカバー(ラジカルコーティング・会員様限定施工)
オプション施工2=ヘッドライトカバー(トップコーティング×Wコート・ラジカルコーティング施工車両限定施工)
オプション施工3=スプラッシュビュウー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ・リア基本セット×鱗落し)
オプション施工4=スケールリムーバー(トップのみ)
オプション施工5=リアウインドウ・ステッカー剥し
施工料金:54.090円税込(会員様オプション割引-10% 適応)
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