2014年09月20日公開|ダイハツ
弊社の県外のお客様で、なぜか隣接県(愛知県除く)のお客様は非常に少ない?
こちらのお客様は山梨県でいらっしゃいますが、私の記憶では今回でお二人目のような・・・
ですので、当然ご新規のお客様です!
富山県に至ってはいまだ0ですし、御問合せすら1回もなかったような気がします。
もっとも県境が隣接しているというだけで、実際には新潟県もしくは岐阜県経由となりますので、お越しになられるとなると愛知県や東京などからいらっしゃるよりもはるかに時間はかかりますので、選択肢からは鼻から除外されるのは当たり前ですね。
然し、面白いのはさらに遠方の北関東や東北のお客様はそれなりの数でいらっしゃることです。
県民性としてこちらの方のほうがアグレッシブなのかもしれませんね?
弥生人・縄文人という血の濃さがあるとすれば、これ私の勝手な想像ですが、
東日本は縄文人系、西日本は弥生人系と分類するとなんとなくうなずける部分があります。
というのは、弥生人は農耕民族ですから一定地域に定住していて行動半径は狭いでしょう。
然し、縄文人は採集・狩猟民族ですから行動半径は明らかに弥生人より広いでしょう!
こんなことがDNAとして影響を受けていると考えると、私的には納得してしまう部分もあります。
これま私の勝手な思い込み(偏見)かもしれませんが、関西人には値切り文化がありますが、関東人は定価買いという傾向があるように感じます。
これもこじ付けかもしれませんが、農耕民族は一定サイクルでの収穫しかありませんから、もしも不作が起きてしまえば次の収穫まで待つしかありませんが、その次の収穫も確実性は低いため、常に節約をしなければならないという生活特性があるような?
一方、採集・狩猟民族の場合は、自分が行動さえすれば毎日が収穫の可能性がありますから、ある意味その日暮らしでも成り立つかもしれません?
このようなことも、金銭消費の傾向に影響されているかもしれませんねー
かなり無理ごりのこじ付けですが・・・
まずは最初の作業洗車工程での、使用過程車の鉄粉クリーニングですが、
傷等の状態は極上でしたが鉄粉の付着は1年半程度としては多いかも?
但し、通常の付着鉄粉に比べると非常に小さなものが目立ちます。
これはおそらく地域性によるもので、
長野県のような降雪地帯ではないため浮遊している鉄粉が小さいのでしょう。
それと、かなりこまめに洗車されているご様子ですので、
磁石効果で鉄粉が大きな塊に進化する前に洗車で処理がなされていることもあるでしょう!
手洗い洗車での線傷入れの大きな原因は付着鉄粉の引きずりがあります・・・
手洗い洗車前の下洗いとしてのスプレー洗車をどれだけじっくり行うかで、このような鉄粉引きずりの傷入れはかなり防げます!
但し、コイン洗車場で洗車を行っている方の場合はかなりの出費にはなりますが、
傷つく愛車と軽くなる財布のバランスですね?
ボンネットの飛び石痕にタッチペンをご自身でいらられたそうですが、
「これをもっときれいにできませんか?」
とのことですが、
「これだけ小さいですし、きれいにタッチペン入っているのでこのままでもいいのではないですか?」
と言ったのですが、
「飛び上がっているのが気になるので、平らにしてほしいのですが!」
とのご希望で、見積もり時にはスポット磨きの予定でしたが、
“インジェクション磨き”にてご対応いたしました。
タッチペンの色に周囲とは微妙な差があるため、完全に痕跡が消えるまでには至りませんでしたが、オーナー様のご希望通り平滑面はできました!
但し、平滑にしたタッチペンの部分に密度斑もしくは小さな気泡があったのでしょう、タッチペン部分に多少の凹凸感があります・・・
とはいえ、痕跡自体が1.5mm程度ですから、その凹凸は0.何mmの世界ですので、
虫眼鏡レベルの話ではありますが。
テールレンズ上部の平らなところに両側とも同じような白い染みが存在しています・・・
新車時からあるそうで、
何とか除去しようとDIYでチャレンジをされたそうですがダメ・・・
とのことで、“黒ずみ汚れ落し”をご依頼いただきました!
が・・・
施行してみるも、まったく変化なし・・・
どうやら付着レベルではなく、レンズのプラスチックに食い込んでいるような?
そこで方法を変え、ペーパーをかけ“スポット磨き”に変更してみると、
きれいに落とすことができました!
ボデイでいうところのイオンデポジットクレーターになっていたようです・・・
このお車、1年半が経過していますが驚異的に程度が良い!
お持込時の立ち合い確認の際も、ライティングしてかなりきちんと見ましたが、
その時点で発見できた傷は3本くらいです。
中にはご自身の車に自信満々で、この方曰く、
「私の車はディーラーから表彰されてもいいくらい!」
と、世の車の中でご自身の車が一番程度が良いくらいに思われているようですが、そのような車と比較しても問題にならないほどきれいです!
今まで多くのお車やお客様を拝見してきた中で、
トップクラスの程度を保っているお車は必ずご自身で洗車をされ、絶対に他人に洗車をゆだねない方です!
中にはこれがあだとなり、逆に傷だらけにしてしまっている方もいらっしゃいますが・・・
逆に、絶対御自身では洗車はされず、GS・洗車専門店・ディーラーに任せて細かな指示を出しながら洗車をされているお車は、
トップクラスの程度に到達している車は今まで見たことがありません・・・
幾ら細かなことを言ってみても、高額な費用を払おうとも、所詮は他人の車ですから神経は使ったとしても車に気持ちはありませんから。
しかも仕事である以上、限りなく時間消費をして納得いくまでという事は当然できません。
適当とは言いませんが、所詮できることの限界点は見えてきます・・・
然し、ご自身で洗車をされる場合は、
時間に余裕や根気さえあれば丸1日かけてでも納得のいくまで作業は可能です。
これは整備などにも言えることで、技術や知識が伴えばDIYで整備されたお車のほうが、専門店やディーラーなどで行った整備などよりも優れた仕上がりになっている場合もあります。
かなり稀なケースではありますが、弊社お客様の中には部品の取り付けや取り回しに関して、明らかにプロよりもきれいに且つきちんとしたことがなされいるお車が数台いらっしゃいます!
私自身も今では休みもありませので全く手を掛けてはいませんが、過去まだ時間に多少の余裕のあったころのメイン車輛だったジャガーは、
現在まで1回も他人の手にゆだねた洗車はしたことがありません。
ディーラーからは表彰はされないですが、過去何回か売ろうとした折にも、この車を見たすべての業界人から、
「売るべきではないですよ、同型車でこのレベルを保っている車は日本にはないです!」
「ずっと維持し続ければ、価格価値は別問題として、博物館ものですよ。」
等と言われました。
今回このお車を拝見するに至り、技術・知識・時間さえそろえば、究極の程度を保つためには、やはりオーナーの愛情が必要で自身で手を入れてあげることだなー
と、痛感いたしました!
且つ、自分自身が大事にしていたはずの車に対して、
忙しさにかまけ気持ちが遠ざかっていることを反省・反省・・・
お預かり時に発見できていた傷ですが、非常に軽度な傷ですので、このようにメタルハライドを照射してみてよーく見ない限り発見できないレベルです!
このレベル私からすると傷ですが、一般の方からするとこのレベルは傷と思われない方もいるようです。
過去に揉め事になった、カローラ○○の201の新車、
このような軽微な傷ですがこの1.000倍くらいの覆い尽くされた傷に対して、
「こんな程度の傷だったら幾らライティングで見えても、
これを傷として問題にするならうちで販売する車はみんなこんなもんですから、新車プールに確認に来ます?」
と、平気で逆切れされたこともありましたが、これは業界人としてははっきり言ってあまりにもレベルは低すぎ・・・
然しこれカローラ店レベルだけという訳ではなく、フェラーリですら・・・
数日前にTEL頂いた弊社常連様、修理でグラン○○○に行かれた際、ショールームのフェラーリの新車を見られて、
「数千万の車を展示してこの傷はみっともなくないの?」
「これ見て買うという人がいるのかねー」
と聞いてみると、
「みんなこんなもんですよー」
とやはり、傷というものに対しての認識は非常に大雑把なようです。
どうも、下地が出るまでは行かないものの、爪に引っかかったり、
白く見えるようでないと傷と認識しないらしい・・・
上記した程度の傷ですので、
ご依頼いただいた“01スタンダード磨きコース”でサクサクと除去できてしまいました!
全ての車が、このような程度であれば私も神経すり減りませんし、楽もできますから会社も儲かるのですがねー
神経擦り減らすのは、車両の程度よりも車にのめり込んでいる自閉症気味の方との会話かも?
注)○井さんではありませんから!
磨き行程中に発見した傷・・・
長さ4~5cm位ですが、
これ以外に深い傷で磨き取れませんでした。
これ以外にももう1本。
とはいえ、この傷を写真に収めるのに10分くらいは悪戦苦闘の末やっとマクロカメラで取れたレベルですので、まずオーナー様が目を皿のようにして探しても見つけることはできないでしょう!
実際、お引き取り時にオーナー様にこの傷のことご報告いたしましたが、発見されませんでした。
今回の磨き工程は本当に楽でした!
強いて言うならば、ルーフの形状が波鉄板となっているため、コンパウンドのこびり付きがしやすいためにそれを拭き上げながらがちょっと面倒だった位。
研磨膜厚も3μと、磨きコースの限界研磨厚迄磨く必要もありませんでした。
DAIHATSU ダイハツ タントカスタム(LA385S)RS
コーティング終了
お持込時からあり得ないくらいきれいなお車でしたが、やはり磨きをきっちり行いコーティングを施行すれば、また別物の艶を放っています!
今回の使用コーティングは、
“マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション×光触媒ボデイコーティング”ですが、このようにパール塗装パールホワイト3のような場合は、光触媒の酸化チタンの光彩現象による反射により、より一層パールの輝きが強くなったかのように見えます!
逆に、ソリッド塗装ではこの酸化チタンの反射により、多少意匠性に変化が起きてしまいます。
が・・・
これは気にするか?
気にならないか?
という、個人基準の問題です。
セルフクリーニング性や水染み付着の回避を優先する場合は、この光触媒をトップコートとしたWコーティングは、ある程度の傷防止もアンダーコートであるガラスコーティングが機能してくれますので、単純なWコートいう訳ではなく、機能上でもWコートいう事になりますので、
効果は高いといえるでしょう。
実際、過去このコーティングを施行されているお客様は、再施工や新規車両への施工でも、このコーティングを再度選択される方が多いのがその証拠でしょう!
お持込時から気になっていたロータスF1のタオル!
これゃーどうやらロータスオーナー?
と思いきや、実はF1のロータスファンだからだそうで、ロータスオーナーではありませんでした・・・
昔は確かにロータスF1は技術的にもフェラーリの上を行き、戦績もトップチームでしたが、現在は金に物を言わせるハイコスト=トップチームという図式ですから、
貧乏会社筆頭のようなロータスは悲惨なレース結果が多い中、それでもこのような熱心なファンがいてくれるのですね!
私を筆頭に、弊社常連様のロータスオーナーたちはF1ロータスチームに全く関心がないのも変ですよね?
私が今はまっているレースはWRCとナスカーですが、
だからと言ってホットハッチやアメ車は全く興味が持てないのと同じことなのでしょう。
この度は、地元に有名施工店があるにもかかわず弊社をご選択いただきありがとうございます。
お帰りの際のお渡しした松茸、それも含めてささやかなお礼です。
いつでもある訳ではなく、たまたま友人が朝持ってきてくれたグッドタイミングでした。
ケチらずに、丸ごと1本炊き込んじゃってください。
これからもきれいに大事にお乗りください。
車両クラス:クラスS
施工コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション×光触媒ボデイコーティング(Wコート)
磨きコース=01スタンダード磨きコース(程度良好新車向け・軽度の傷取り鏡面磨き)
オプション施工1=部分傷取り磨き(インジェクション磨き×ボンネット飛び石痕タッチペン処理1か所)
オプション施工2=部分傷取り磨き(スポット磨き×テールレンズ水染み痕処理)
オプション施工3=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ)
施行料金:134.990円税込(淡色車割引-5% 適応)
メーカー別
月別バックナンバー