2014年10月11日公開|アウディ
こちらのお客様も愛知県よりお越しいただきました、ご新規のお客様です!
今年の傾向は関東よりも中京圏の方のほうが多くいらっしゃいます。
皆さん地元にも多くの施工店はあられるでしょうし、以前施工されている顔見知りのお店もあられることでしょう。
当然ご購入されたディーラーからも勧められることでしょうが、そこをあえて遠方の弊社、ましてやいらしたことのないこのど田舎の弊社に御指名を頂けましたことには感謝いたします!
但しこれから雪の時期となりますので、
さすがに12月~3月までは県外のお客様はほとんどいらっしゃいませんが・・・
これとは別に、冬期間の施工のご依頼は通常の時期と比べかなり減少いたします・・・
お客様方との会話の中でよく耳にするお話として、
「冬施行してもダメージを受けやすくなるでしょうから、春に施工したほうが良い様な?」
と、考えられている方が多いようです。
パッと聞くと、
「あーその通りだなー」
と感じてしまいますが、一概には当たっているとは言い切れません・・・
というのは、冬期間は鉄粉の付着リスクも高いですし、エンカルによるダメージも生じます・・・
空気が乾燥することで静電気が発生しやすくなることで、ボデイへの埃の付着もしやすくなります。
それにより、洗車時の傷入れリスクも高まりますし、服等の擦れでも細かな傷が入るリスクは増大します・・・
しかも寒いことで、洗車頻度も遠のきがちになるでしょう・・・
つまり、冬季はダメージを受けやすいのは事実ですが、
コーティングを犠牲被膜と割り切り塗装を守ることを優先して考えるか?
コーティングが傷むことを避けることを優先するのか?
という、選択の重要度の置き方により変わってきます。
私の個人的意見としては、
コーティング未施工車では冬期間中であっても春を待たずに施工するべきでしょう、新車・使用過程車の区別なく!
但し、現コーティング施工車両であれば、コーティング自体の犠牲被膜性が残存していれば一冬塗装をガードさせたのちに春の施工が望ましいでしょう!
これとは別に、冬前の段階ですでに鉄粉の付着が確認できるお車に関しては、
「どうせこの後時にさらに鉄粉付着してしまうから春まで放っておこう・・・」
は、最悪です・・・
現段階で鉄粉付着があって酸化(錆び)していないとしても、
冬季は一気に酸化が進行します。
酸化し始めた鉄粉はドンドン塗装に食い込み始め、塗装も酸化してしまいますし、
それを除去してもピンホールは残ってしまいます・・・
春まで待つと、明らかにコーティングのみならず塗装の傷みも確実に進行してしまいます。
このような場合、再施工まではしないとしても、
最低でも鉄粉の除去だけはしておくべきです!
ただし問題は方法。
が主な方法でしょうが、これ以外にも一番ダメージの少ない方法がありますが、それはかなりの根気のいることですし、ここではあえてお教えしませんが、
弊社会員様でしたらお問い合わせいただけばお教えします。
さてそれでは上記した2方法のうちどちらを選択するか?
ですが、
トラップ粘土使用
これだけは止めましょう。
幾らスムーサーを使用したとしても、確実に傷だらけにしてしまいます・・・
現時点で、オーナー様がトラップ粘土を使用して除去をされたお車ご入庫していますが、
引きずった鉄粉による深い傷だけではなく、
粘土自体の摩擦で入るペーパーをかけたような傷すらついてしまっています。
これは確実に艶感を失わさせてしまいますし、磨き施工時に多額の費用が必要となってしまいます・・・
鉄粉クリーナー使用
コーティング未施工車であれば、
クリーナーの使用方法さえ守ればさほどトラブルになることはないでしょうが、DIYで作業される場合は洗車場などでの作業はNG・・・
必ず屋根下で常に流水が使える条件でのみ作業してください!
コーティング施工車両の場合は、DIYでの作業は既存コーティング自体の膜厚が減少するか?
機能低下をするか?
最悪コーティングが無くなるか?
という、リスクは避けられません・・・
これは、コーティング剤自体の成分と鉄粉クリーナーの成分の相性の問題があるからです。
弊社施工車両であれば、
弊社ご依頼の鉄粉除去はコーティングダメージを最小にとどめるような施工は可能ですが、他社施工車両に関しましてはコーティングの残存性の保証はいたしかねます・・・
相性が解らないためです。
今や新車施工時の定番となった、“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”による、
ドアカップの施工のご依頼を頂きました!
オーナー様だけに拘わらず、同乗されるご家族やご友人等も含め、ドアの開け閉めに相当気遣いをすることが可能でない場合は、
必ず施工しておいた方が良いでしょうねー
先日もギャラリーには掲載していない施工車両で、オーナー様曰く、
「使用過程車であっても新車よりきれいで、手が行き届いているだろー」
と、自信満々のお車がありましたが、
それだけ気を付けられて管理しているつもりでも、
運転席のドアカップですらすでに結構な傷入っていましたからねー
ゴルフによくいかれるとのことで、ゴルフバックの積み下ろしの際の傷の防止に
“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”での、
リアバンパー上部トランクリッド付近に施工いたしました!
オーナー様曰く、
「ポーターに気を付けて出し入れしてよ!」
「と、注意をするのはカッコワルイから、何食わぬ顔して平然としていたいのでフィルムでガードしておきたい!」
とのことでした。
確かにー
私はゴルフはしませんが、家族旅行の際にはジャガーを使用していますが、ホテルでのポーターの荷物の積み下ろししてもらう際に、
見ないようにしながら隠し見している自分がみじめ・・・
なんてこともありますからねー
このお車も超程度良好!
アウディジャパン系ディーラーではなくヤナセ直営店でのご購入ですが、これは正解ですねー
確かに購入価格は確実にヤナセで買うと高いですが、港について、
オーナーの手に車が渡るまでのプロセスがアウディジャパン系とは全く違いますので、
価格は高いですがクオリティーも高い!
今まで拝見させて頂いた中でこの図式に間違いはありません。
これはプロセスの違いも当然ですが、会社としての顧客対応のレベルの高さに格段の違いがあります。
但し、接客態度には一見とVIPの差の激しさがよく非難される部分もありますが・・・
但し、私の個人的考え方からすると、このクラスの価格の車で10~20万程度の価格差で、
傷だらけでクレームすら受け付けないところで買うよりは、
ハイクオリティーで気持ち良く乗れることの方が重要だと思います!
トップ部分での傷は皆無!
但し、初期症状の酸化痕を発見してしまいました・・・
ボンネット左側に数か所ありますが、まだクレーター状には至っていないので処理可能でしょう。
今回、磨きコースは“01スタンダード磨きコース”ですが、
車両程度的に言えば必要ないとも言えますが、ヘビーなファーストポリッシュは傷を取るためだけの目的ではなく、少しでもクリアーグランド(柚子)を平滑にする目的も兼ねておりますので、鏡面的艶感を求められるならば最低必要な磨きのコースとなります。
磨きのコースの選択は、どこまでの意匠性改善を求めるのか?
と、予算との相談でしょう。
無理をしてまで、ハイクオリティーだけを追い求めるのは、愚の骨頂・・・
バキバキの輝きの車で吉野家行っても、場違いなだけ。
行くなら高級ホテルの車寄せでしょう。
PS:H君はこれ見よがしにいきすぎですが-
幾ら程度の良いお車であっても、毎度そうですが、
この練プラソリッドブラックの部分だけはまともなものはまずお目に掛かれません・・・
これでも良い方です!
よく観察してみると、磨きを行った痕跡がありますが、
これヤナセだから多少なりとも手を入れてありますが、一般的には“磨けない部分”というのが定説ですので、
「ここに関しては傷はしょうがないですねー」
で、終わってしまうことがほとんどでしょう・・・
然し、ボデイのようにはいかないまでも、練プラであってもそれなりの正しいやり方で磨けばそれなりの意匠性改善は可能です!
ビフォー・アフターでここまで違いを出すことは可能です。
但し、無茶なことをしてしまうと逆にリセット不可となりかねませんので、未習熟であれば手を出さないほうが無難!
DIYではお勧めはいたしませんねー
側面も非常に程度良好!
同じ新車であっても、しかも価格も同じようなレベルにあっても、先日のゴルフRと比較してこの違いはなんなんでしょうか?
許すべきレベル・許さらざるレベルのクオリティー判断の差が販売店や営業マンによりここまで違う・・・
オーナーがクレームを入れても、私が文句を言っても、インポーターからも誠意的対応をオナー様にするように言ってもらっても、
一向に対応する気もなければ反省・改善するつもりのないディーラー(フォルクスワーゲン松本等)のお車は施工対応したくない・・・
という気持ち、このようなお車を見ると余計強くなってしまいます。
↑の傷これが側面での一番ひどい傷。
とはいえ、1回のファーストポリッシュで消えました!
上記したゴルフRだったらこれが一番軽い傷、
1回のファーストポリッシュではどうもならん・・・
でした。
この差は良いの?
このお車で一番目立った傷である左リアドアにあった傷も、
きれいさっぱり無くなりました!
このような極上程度のお車は、傷残りが発生してしまうと、オーナー様が気がつかれるかという事とは別に、私自身が磨いていて精神的にすっきりできません。
各コースごとの規定の磨き範囲内で押さえることができないと後ろ髪惹かれる思いをするのですが、このお車ではそれがなかったので1日の仕事終わりの唯一の楽しみビールがうまい!
このお車で唯一気になっていた、ボンネットにあった初期症状の酸化痕ですが、さほど苦労することもなく痕跡を残さず処理ができました!
結局限界磨き膜厚迄の磨きを行わずとも、3μの研磨で仕上げることができました。
塗装は減少していくものですから、できるだけ残存膜厚は多いに越したことはありませんから!
アウディも含めドイツ車は塗装が固いので、傷が多くある場合などはファーストカットでの傷処理磨きは国産車に比べかなり疲れるのですが、逆にこの硬さが余計なポリッシャー傷を入れてしまうのを防いでくれるので、ハードポリッシュ時の気疲れはしなくて済みます。
たまにドイツ車でもポリッシャー傷が入っている車を見ることはありますが、このような磨きがされているという事は、
相当無茶な磨き方や塗装に合わない作業工程や資材・機材を使っているのでしょう・・・
このようなことは、主に板金塗装されたお車に多く見受けられますが、
「ディーラーでなら安心だろう!」
という、お気持ちで依頼をされているのでしょうが、
この思い込み実は結構あてになりません・・・
確かに、オーナー様が引き取り段階で気づかれ指摘すれば、
補修には応じる公算はディーラーの場合高いですが、問題はディーラーより依頼をされる板金塗装工場ないしは磨き屋が完全にそれを直し切れるかは別問題です。
直し切れる技術がないからその状態で納車された・・・
と、考える方が的を得ていると思います。
つまり、このような状態を発見してクレーム修理を依頼されたとしても、根本的に磨き上げる技術がないとしたら、一時的“ごまかしの為の傷消し剤”で、
ごまかされただけとなる公算が高いでしょう。
ドイツ車や樹脂配合型耐擦り塗料のお車の場合、
価格よりも技術を優先していらされることが肝要です!
AUDI アウディ S3(8V) コーティング終了
この度のコーティングの御選択は、
最近ではめっきり少なくなったシリカコーティング×光触媒ボデイコーティングです。
「数台に一台はあるんじゃあ?」
と思われるでしょうが、今回は標準のベースコートである、マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーションとのWコートではなく、プレミアムクラスの最上級である
“マーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ”とのWコートでのご依頼です!
この様に標準の組み合わせでなく、
トッピング的にシリカコーティングを任意でお選びいただくことは可能です!
但し、光触媒はシリカコーティングと分子結合するわけではありませんので、あくまで分子間結合引力の中のファンデルワールス力を利用して密着を作り出しています。
専用ベースコートであるチタンコンビネーションは、このファンデルワールス力を高める混和剤が通常のシリカコーティング剤より多く含まれています。
その為、専用ベースコーティングに比べ、
任意でお選びいただいたシリカコーティングは密着耐久性能は劣ります・・・
然し、コーティング剤自体が持つ意匠性や機能・耐久性などは今回お選びいただきました、
マーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュのほうが格段に上ですから、トップコートである光触媒ボデイコーティングを犠牲被膜と割り切り、
定期的にトップコートのみ再施工しなおすと割り切れば、決して悪い選択ではありません!
もっともこのお車日常使用には供されず、使用は週末に限られますし、完全車庫保管車ですので、光触媒の密着耐久性もさほど気になさる必要もないかもしれません。
詳しい理由は判りませんが、オーナー様かなり光触媒が気に入られているのか?
新車でありながら?
新車だからこそ?
“車内光触媒プレミアムコーティング”のご依頼もいただきました!
新車ですから、匂い取りの為ではなく、匂いの今後の付着を防ぐことと、
エアコンダクト内のカビやバクテリアなどの繁殖を予防する目的だと思われます。
効果を体感的に判断することは非常に困難ですが、促進耐候試験においての数値データー的にはたとえばウイルスなどであれば99.9%の除去が可能という公的なデーターが発表されています!
ですので、クリーンな車内になることは間違いなし。
この度は、遠方よりお越しいただきありがとうございました。
お蕎麦がお好きとのことで、弊社近くにある柳屋のおそばをお食べになられたそうですが、ご満足いただけました様でよかったです。
蕎麦の代表格は出雲・戸隠・わんこと称されるようですが、現実的にはこのような産地でなくとも、店主のこだわりで作られる蕎麦ならば皆美味しいですね。
ちなみに私が一番印象に残っている蕎麦は、越後湯沢の枌蕎麦ですが機会があられましたらご賞味ください。
会員クラス:準会員登録
施工コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティング×光触媒ボデイコーティング
磨きコース=01スタンダード磨きコース(程度良好新車向け・軽度の鏡面磨き)
オプション施工1=車内光触媒プレミアムコーティング
オプション施工2=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×四か所・トランクリッド)
施工料金:218.960円税込(新車割引磨き-10%・濃色車割増磨きランク3+10%・輸入車割増磨き+10% 適応・柳屋お食事代割引 高速道路代キャッシュバック別途)
メーカー別
月別バックナンバー