2014年12月28日公開|メルセデスベンツ
山形県の常連のお客様!
今回は冬本番でのご入庫ですが、幸いにもお持込時もお引き取り時も多少の降雪には合われたようですが、無事に往復されることができました。
今回は時期的タイミングでご相談を頂きましたが、
このタイミングで施工するか?
春まで待って施工するか?
の2択ですが、冬に施工してコーティングがダメージを受けるリスクよりも、
一冬ノーガードで鉄粉にさらされるリスクのほうが、塗装に対しての直接ダメージとなりますのでこちらを重要と考え、あえてこのタイミングでの施工といたしました。
納車からわずか1か月経過ですし、いくら東北と言えどもまだ降雪は本格化していないにもかかわらず、サイドロッカーにはすでに100カ所近く鉄粉の食い込みが確認できます・・・
これを考えると、春まで待っての施行でしたら、1か月でこれだけの付着をしていますので、4月施行ですと単純に×4倍の付着があることになります。
しかもその間、鉄粉は塗装に食い込み続けることになりますから、
塗装の受けるダメージは結構深刻でしょう・・・
ガラスコーティングを施行したとしても、鉄粉の付着が起こらない訳ではありませんが、
直接塗装に食い込むことを防ぐガードとしての役割は果たせます!
但し、春以降付着している鉄粉を放置してしまえば、
コーティングに食い込み酸化しながら塗装にいずれ到達してしまうでしょうから、
春には一度鉄粉クリーニングは行う必要があります。
少しでも鉄粉付着を減少させるためには、
こまめに高圧スプレーで初期付着の鉄粉を洗い流す自己管理が大事となります。
とはいえ、雪国東北でそうたびたび車を洗うこともままならないでしょうから、天候と相談しつつできうる範囲でとなりますが・・・
在ってはならないこと、もしくはゆるさらざるべきことである傷&ペン入れ塗装です・・・
フロンバンパーのAMGリップ中央部の奥ですので、
ナンバープレートに隠れしゃがんで見ない限りは気がつかないところです。
傷は数ミリの深さを伴っていますので、当然下地が出ていたはずですが、なぜかその傷の中にきれいに塗料が存在します?
傷はそのままにして傷に塗料だけを入れてごまかしてありますが、ナンバープレートにより隠れるので、ばれないと思ったのでしょうか?
最低の行為です・・・
今年に入り、ヤナセ新車ですでに2台目の新車塗装トラブルです。
この2台どちらも見落としというのではなく、いい加減な補修による確信犯ですから、
ヤナセのクオリティーも地に落ちたとしか言いようがありません・・・
この所業どこで行われたことなのか?
日立にあるメルセデスベンツのPDIなのか?
山形のヤナセディーラーなのか?
丁度いらした板金塗装屋さん曰く、
「この傷恐らくドリルじゃないかなー」
という事を参考にして考えると、ナンバー枠を取り付けている所での所業でしょうから、
PDIの可能性が大・・・
インポーター自体がこんないい加減なことを行っているとすれば、
メルセデスベンツもただの大衆車の仲間入りですねー
それを見落とし納車しているヤナセ自体も、
そこら辺の中古車屋とスキルレベルは変わらないとなってしまいます・・・
更には、左リアドア後方部には何やら黒い点があります?
初めは鉄粉かと思い、トラップ粘土をかけてみますが一向に変化なし・・・
それではという事で、#3.000のペーパーを使用して15μ研磨してみても全く変化なし・・・
という事は、塗装内部?
ピンぼけ写真ですが、これ40倍の顕微鏡越しに見た写真ですが、黒い塗料のような飛沫がはっきり確認できます。
何をやってみても、この飛沫の形状に変化が起きませんから、間違いなく塗装内部です・・・
これも板金塗装屋さんに、40倍の顕微鏡で見て頂きましたがやはり意見は、
「これは塗装内部ですねー」
とのこと、膜厚的には再塗装されている膜厚ではありませんから、
これは明らかにメーカーの製造ラインでのトラブル・・・
製造ライン自体が100%のことができないのは、これはしょうがないとしても、疑問に思ってしまうのは、これでメーカーの検査ラインを通過してしまっていること・・・
しかもその後、日本のPDIの検査ラインも通過・・・
更にはディーラーの確認もスルー・・・
この3段階の検査工程を気がつかずに通り越してしまうほど、目立たないものではないのせすがねー
こうなると、メルセデスベンツの品質やヤナセのクオリティーに関しての、
信頼性も当てにはなりません・・・
このような状態は、オーナー様にはお伝えしましたが、
「とりあえずそのまま完成してもらい、後日ヤナセに持って行って対応をしてもらうから。」
とのことでしたが、実はこのオーナー様このお車の前もベンツでしたが、その際ヤナセで再塗装されたお車を施行のために持ち込まれたことがあり、その時弊社で発覚したのが、
再塗装パネルの色が全く既存パネルとあっていない・・・
このときは、施工中にヤナセに対処方法をオーナー様が打診したところ、
「問題パネルは除き施工完了はさせて、山形ヤナセにて再塗装後そのパネルを再度施工してもらいた。」
とのことでしたが、これってもう一回オーナー様はわざわざ山形から弊社にいらして頂くことになります・・・
これに掛かる経費と手間はどうするの?
という事になりますが、ヤナセは勘弁してくれとのことだったそうです・・・
然し、今回は新車ですので、前回と同じ対応だとしたらいかにせよおかしいでしょう・・・
前記した今年もう一台あった新車塗装トラブルは、名古屋のヤナセでしたが、オーナー様の希望により、再塗装は大阪ヤナセBPセンターで行い、その際の陸送と弊社へのその後の陸送共に箱車のキャリアカーを手配されてのご対応をヤナセ自体の負担で行われました!
陸送業者の方に、
「この陸送一体幾らかかるのですか?」
とお聞きしてみたところ、大阪~弊社で35万円 弊社~名古屋25万円ほどだそうです!
保険処理かもしれませんが、
新車クレームでありヤナセであればこのくらいのことはやって当たり前でしょう。
然し心配なのは、名古屋ヤナセは直営店舗ですが、山形ヤナセはヤナセ代理店・・・
果たして直営店並みの対応をするのでしょうか?
また前回のように、弊社までの往復の経費及び手間はオーナー負担・・・
なんて言い出すのでは?
心配です。
上記のようなトラブルを発見してしまっていますので、すでに心理的には不信感の塊・・・
膜厚のボンネット確認も、いつもより小まめに行ってみると、24μも膜厚誤差が・・・
確かにこのような膜厚誤差はどの車でも有りえますが問題は、
24μの膜厚誤差があったとしても、これが最低膜厚が100μ程度に納まり、且つ膜厚誤差の生じている部分がエッジやプレスラインやリブ付近だったら判るのですが、そうではありません・・・
これでさらに不信感が募りましたので、ボディの至るところ膜厚測定していくと、
なんと一番膜厚が薄いところは69.9μ・・・
軽自動車か?
マツダ車か?
ミツビシ車か?
という膜厚・・・
こうなると、最大膜厚誤差は42μもあることになりますが、
国産車で塗装が薄いとわかっている上記メーカーでも、塗装が薄いのは薄いですが、このような膜厚の大きな誤差は見たことがありません。
高度なコンピューター制御がなされた、ロボットラインで吹かれていながらなぜこのような誤差が生じるのか?
くまなく塗装の平滑性を調べてみましたが、膜厚誤差の大きさによる歪みのような感じは確認できません。
となると、鉄板自体の平滑性が低く、それを均すために塗装膜厚を精密なレーザーレベルなどを使用してスプレーしているためにこうなってしまうのか?
真実はメルセデスベンツのみ知るところでしょうが、私からするとすでに理由のいかんは問わず、世界に名だたる高級車メーカーメルセデスベンツ神話は崩壊いたしました・・・
こちらのオーナー様も、
“スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング”リピーターです!
お持込時、全ウインドウがガラコの簡易撥水を施行してありましたが、今回のご依頼はフロント基本セットのみのご依頼ですので、
今後未施工部分との耐久性の違いが明らかになってくるでしょう。
というか、施工直後の状態においても、
と、すでに大分違いが判ります。
この違いによりおこりうる経年変化は、水染みの付着状態!
簡易撥水タイプのガラコはポリマー性撥水ですので、
剥がれ落ちなくともその成分自体が水染みを経年劣化と共に呼び込むこととなってしまうでしょう・・・
この手の簡易撥水タイプ総てが良く無い訳ではありませんが、
DIY施工では上塗り→上塗りを繰り返すことが多いと思われますが、これは逆に劣化を促進したり、視界性の歪みも起こす原因となりますので、上塗りを繰り返すのではなく、
常に再施工時には古いコーティング層を剥離して行うようにした方が良いです。
DIYでのコツは、価格が安い分手間をかける!
と、なります。
今回新車でありますが、
というか、
新車だからこそのヘッドライトカバーへの劣化保護措置を取ります!
以前お乗りだったベンツも、
いくら国産車に比べヘッドライトクリアーが劣化しにくいとはいえ、それなりの劣化はしてしまっておりました・・・
傷んでから磨く!
というのも、確かに一つのの選択肢ではありますが、せっかくの高品質クリアーを磨くよりも、そのクリアーを完全に残した状態で保護できる新車時保護のほうが有効でしょう。
こちらのオーナー様は会員様ですので、会員様限定サービスであるヘッドライトカバーへの“ラジカル・コーティング”が施工可能です!
これにより、本来コーティング長期密着が不可能であったポリカ製のヘッドライトカバーに対して、長期密着が可能なバインダー層を形成いたします。
↑の写真は、そのラジカル・コーティング施工の為の耐熱アルミマスキングによる施行準備の状態です。
これは、ラジカル・コーティングは熱変性シリカをバーナーで焼き付け施工するため、
ボデイ面にラジカル・コーティングが附着しないためです。
附着自体に弊害がある訳ではありませんが、必要のない部分にまでラジカル・コーティングがなされてしまうと、ボデイコーティングの密着性にも変化が出てしまいますし、
多少なりとも意匠性変化が起きるリスクもありますので、
念には念を入れての保険マスキングです。
ラジカル・コーティング施工終了後、
ヘッドライトカバー専用トップコーティングをWコートいたします!
これにより10μ近いトップコート保護層の形成が可能になります。
ラジカル・コーティング未施工では、コーティング密着に必要不可欠な官能基の存在が0ですので、Wコートでなくともトップコート自体の施工もあまり意味を持ちません・・・
然し、ラジカル・コーティングにより官能基に埋め尽くされるので、
長期密着の10μもの保護トップコートが施工可能となります!
更に、“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”による、
サイドステップ部分4か所の施工のご依頼もいただきました!
弊社では、型取りを行いそのお車に合わせてワンオフ施工を致しております!
基本的には、貼り付け後のカッターによる切り取りはいたしません。
今回のオーナー様は、キャリアウーマンの女性ですし、お仕事でもこのお車をご使用なさりますので、ハイヒールで傷をつけるリスは非常に高い・・・
ご家族以外の同乗者も不特定多数・・・
等の、リスクを考慮しての施工です。
写真はありませんが、同じような意味で“ドアカップ”への施工も当然4か所頂いております!
ドアカップも弊社では汎用品は使用せず、すべて型取り施工いたしますので、当然目立ちにくく且つ防御範囲もきちんと確保されます。
トップ部分はまったく無傷という訳ではなりませんでしたが、
本年ご入庫の新車の中ではTOP10には入る極上状態です!
このお車のカルサイトホワイトというソリッド塗装、私も非常に好きな色ではありますが、
難点は淡色車にしては非常に傷が目立ちやすい塗装なのですが、
これだけ傷がないのは大したものです。
現在メルセデスはすべてPDIセンターで傷の確認を行い、
傷があれば磨きを行い処理しているそうですので、その効果でしょうか?
とはいえ、照明設備も専用のものではなく、検査ライン上での流れ作業ですし、施工者も外注の20代の経験不足者がほとんでですが、恐らくこのお車はあたりがよかったのでしょう!
さらにヤナセの場合は、全ディーラーで行われているわけではないようですが、
直営ディーラーであれば、ヤナセコーティング依頼車両でなくとも全車、
納車磨きというものが外注業者により施工され簡易ポリマーorWAXが施工されています。
今回ご購入はヤナセ直営ではなく代理店ですので、前記したシステムは行われているかはわかりませんが、どこぞの国産ディーラーのようなずさんな納車品質ではありません(問題箇所もありますが・・・)!
国産・輸入車問わず、ピラーに練プラを使用しているお車は、まず新車であっても無傷なことはありませんが、特に輸入車でもドイツ車での使用頻度が高く、メルセデスではセダンタイプではほとんど車に装着されていますが、やはり傷に覆われてしまっています・・・
悲しいかな100%。
PDIでの傷確認と補修を行っている中には、この部分は含まれないのでしょうか?
私がオーナーであれば、この状態での納車受け取りはしません・・・
「磨けない部分なので・・・」
と、いうようないい訳であれば、
「理由の如何に拘わらず、新車で傷があるのがしょうがないは納得できかねますので、
交換してください!」
となりますが、過去頻繁にヤナセのとお付き合いがあったころにも、交換したというお話は聞いたことがありませんから、うるさ型の方でもこの部分はあまり問題にしていないのでしょうか?
私は、逆にボディの傷は多少は目をつぶれますが、この部分は目線の高さにあり、乗降の際には必ず目に留まる部分ですので、ここは妥協はできませんねー
という訳で、出来る限り傷を処理しようとは奮闘はするのですが、
100%の処理はまず無理・・・
いいとこ90%位でしょうか?
軽度のスクラッチ程度でしたら、問題なく処理できるのですが、
必ず爪が引っ掛かるレベルの傷が数本どのお車もあります、このレベルはプラスチックでは磨き取れません・・・
右側面から磨き作業を進行して行ってみると、
右側面は完全に傷0最高の程度でしたが、左側面に至るとフロントドア前部からリアクオーター前部まで、ほぼ一直線で高さも水平に約2mの連続した線傷が付いてしまっています・・・
ファーストカットの傷取り磨きを最大研磨回数の3回行ってみても、多少傷が薄くなる部分もありますが、
除去に至る部分はありません・・・
除去するとなると部分傷取り磨きの“スポット磨き”が必要となりますが、少なめに見積もっても5区画分の付か費用が必要となりますので、オーナー様に事の次第を報告し指示を仰ぐことにいたしました。
お仕事中でしたので、数時間後にご連絡いただき、状況をお伝えしましたが、
「そんな傷をつけた覚えはないし、納車時にはかなりきちんと確認をしたつもりなのですが・・・」
とのことでしたが、考えられるのは、
等が有力ですが、何を想像してみたところで、傷が存在してしまっているのは事実ですので、それをどうするか?
ですが、結果としては除去することとなりました!
が・・・
5区画分ですと定価で27.000円割引を入れても21.600円かかってしまいますのでオーナー様からは、
「できるだけ安くして、値引きお願いします!」
とのことでしたが、弊社の方針は会員様であろうと、
一切のお値引きには応じることはいたしません!
ですので、残念ながらお値引きに関してはお断り・・・
但し、常連様ですので完全には鬼にはなれませんので、
「値引きはできませんが、フロントドア分の3区画はサービスで施工いたします、2区画分はお支払いください。」
でOKでした。
結果同じじゃないの?
なのですが、私的には大違い。
サービス施工は、日ごろのご愛顧の感謝の為のお返しですが、
値引きは価格設定自体の正当性を崩すもの・・・
と、考えております。
ですので、私にとっては施工サービスと値引きとは全く別の物なのです。
ですので、どのような理由があろうとも基本的には、
常連様である会員様以外への施工サービスも弊社ではご対応はございません。
デパートで値引きって基本的に無いでしょう?
常連様なら、外商サービス・プレゼントなど別のサービスで補っているのと同じとお考えください!
私自身、値引きやサービス要求すること自体が自分を安売りしているようで嫌なので。
どのように対処してもらえるかは、自身の相手方への態度や今までの実績でしょうから、私はそれに任せます。
良いか悪いかは別として、これが弊社のスタンスですので、ご理解いただけるか?
ふざけるな・・・
かの、ご判断はお任せします。
前記したように、パネル内での膜厚ムラが非常に大きいですので、スポット磨き前に該当する部分は念入に膜厚確認をいたしましたが、60μ台のような極端な膜厚不足部分は幸いには無く、薄いところでも90μ台でしたので、スポット磨きは施工可能でした!
今回より、特殊なマイクロファイバーバフを使用しての“新スポット磨き”となりましたが、以前の磨き方よりもより柚子肌変化が抑えられるために、高度な仕上げ感となります。
つまり、部分的に強い研磨を行っても、
周辺部分との意匠性変化がほとんど起きません!
且つ、研磨熱も抑えられているために研磨スピードも遅くなるため、一気に研磨が進んでしまい、
「あー、クリアーが無くなってしまった・・・」
というような、リスクも無くなりました。
安全で且つ、意匠性も向上いたしました!
但し、特殊なものですので資材費用は2倍以上しかも使用耐久性能は1/4位しかありませんので、原価はかなり高騰してしまったことは、弊社にとってはかなりきついですが・・・
このマイクロファイバーバフ、本来は全く違う目的の為開発され、メーカーが想定する使用方法や使用機材は弊社とは全く異なります・・・
恐らく、このような使用方法や複合される機材は想定外どころか邪道と言われるか?
ですが、私の経験上では、この普通では考えない方法や組み合わせにこそ、
磨きの神髄を開拓するものと考えております。
ありきたりの組み合わせや、マニュアル通りでは一線は超えられません・・・
経験を生かし、チャレンジにおいて初めて一線は超えられるでしょう?
技術よりも、頭脳それとチャレンジそれが車磨き研究所の、研究所たる所以です!
ですが、頭脳にはあまり自信は無いですが・・・
結果、2mにも及ぶ深い線傷も、膜厚を極端に消耗することなく、且つ全体意匠性も損なうことなく、きれいに除去仕上げることができました!
今回ご依頼いただきました磨きコースは、“01スタンダード磨きコース”でしたが、全体平均4μの研磨とスポット磨きの追加施工とで、ばっちり仕上がりました!
当然、トップ部分ボンネットに数本あった傷も完全処理できました。
程度極上でしたので、磨きの主目的は柚子肌(クリアーグランド)の調整、
より大きな滑らかな波に作り替えてあげることを主目的といたしましたが、塗装表面の剣山状の荒れを取り除き、大きなグランドにしてあげることで、カルサイトホワイトの色が更に引き立ち、高級感のあるなめらかな艶感を作り出すことができました!
年末を飾る非常に良い仕上がり達成!!!
Mercedes-Benz メルセデスベンツ CLA180
AMGライン(117342)コーティング終了
せっかくボディ程度は極上だったのに、2か所のヤナセ納車トラブル箇所があったのが非常に悔やまれますが、全体の出来としては良い仕上がりになりました!
お引き取りに見えられたオーナー様も、仕上がり自体には大変ご満足いただけただけに、後日問題箇所をヤナセに診せに行かねばならないのが、残念そうです・・・
正直な話、このトラブル箇所についてお伝えするべきか迷いました。
フロントリップのナンバー枠下の傷とペン入れも、左リアドアの塗装内黒点も、
普通に車に接しているレベルでは発見されない可能性のほうが高いでしょう。
多分?
だったら、お伝えしなければ新車なのにという嫌な気持ちになられることもないし、新年早々ヤナセとクレーム話もしなくて済みますし・・・
等々思いを巡らしてみましたが、どうもTELする踏ん切りがつかないため、こちらのオーナー様をご紹介くださった、常連様にどのようにしたものか?
と、ご意見を求めましたところ、
「問題箇所をどうするかは別問題として、現状において新車としてあるまじきことはきちんと伝えるべきじゃないの!」
「聞いてしまえば落ち込むことではあるけれど、それとこれとは問題が違うでしょう。」
とのことでした。
このご相談させて頂いた常連様、毎年冬季は弊社でお車をお預かりしていますので、このベンツの入庫中に後日見えられて、現車の状態を確認されましたが、
「一応ベンツは世界に名だたる高級車メーカーなのに、こんなレベルのことが許されるのか?」
「ましてやフロントリップは日本でのことだろうし、これをヤナセが気付かずにもしくは判らないだろうと確信犯的に納車したとしても、ヤナセとしてあるまじき行為だな・・・」
御自身のお車ではないですから、怒りにはなられませんでしたが、
メルセデスベンツとヤナセの現在の品質管理のていたらくさには、
ほとほと呆れられていました。
私も来年家内の車の替え替えで、ベンツも候補になっていましたが、このようなお車があることを見てしまい、一気に興味0・・・
話は変わり、今回のコーティングですが、まったく迷われることもなく以前のお車で施行して頂いている、“マーベラスフィニッシュ・プレミアム”でのリピート施工です!
前述しているご紹介者の方も過去にこのコーティングを施行されたことがおありですが、この方も今回の御選択を支持していらっしゃいました。
なぜか?
というと、まずは意匠性が非常に自然な艶感で、
本来輸入高級車が持つ塗装の質感を変化させることなく引き立たせるから!
と、お二人ともお住まいの地域は豪雪地帯の為、
エンカルの害や消雪で使われる地下水による水染みなどに高い防御性を体験なされているからです。
これは、超親水性を引き出す無機混和剤である酸化チタンの効果が非常に貢献しています!
有機ポリマーなどで超親水を作り出している場合は、艶感も人工的なテカリを伴う可能性が高くなりますし、エンカルにさらされることで溶解してしまいますので、
逆に冬季に水染み付着を促進してしまうことになりかねません・・・
コーティング膜厚や硬度などでは、一般的シリカコーティングと比較した場合、突出した部分がある訳ではありませんが、雪国での安定した性能維持と耐候性は、
一般のコーティング剤とは比較にならないでしょう!
今回も遠路はるばるお越しいただき、ありがとうございました。
お引き取りの際お連れになられた姪御さんとの、松本城見物いかがだったでしょうか。
問題箇所の補修及びそのヤナセの対応次第ではありますが、もし冬季にいらっしゃるようでしたら、雪の枝垂れ栗をご覧になってみてください。
結構幻想的な風景ですから。
ただ、今回につきましては、新車ですからヤナセでの手配で陸送を求めたほうが良いとおもます。
直営と代理店の違いはありますが、実際名古屋ヤナセは陸送手配しましたから。
お仕事も順調のご様子ですし、来年も良い1年となられることをお祈りいたしております。
PS:高速代のキャッシュバックの精算をするのを失念してしまいましたので、後日コーティング補修の際に清算させて頂きます、すみませんでした。
会員クラス:準会員
車両クラス:クラスM
施工コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・プレミアム ガラスコーティング
磨きコース=01スタンダード磨きコース(程度良好新車向け・柚子肌調整&軽度の傷取り磨き)
オプション施工1=部分傷取り磨き(スポット磨き×5区画=フロントドア分3区画サービス+リアドア2区画)
オプション施工2=ホイルガラスコーティング(前面のみ×使用品=18in)
オプション施工3=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ)
オプション施工4=ヘッドライトカバー(ラジカルコーティング=会員様専用サービス)
オプション施工5=ヘッドライトカバー(専用ガラスコーティング=Wコート会員様専用サービス)
オプション施工6=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×4か所・サイドステップ×4か所)
施工料金:203.001円税込(準会員様新規施工割引-15%・女性割引-5%・新車割引磨き-10%・輸入車割増磨き+10%・ソリッド塗装割増磨き+10% 適応 高速代キャッシュバック後日清算)
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