2015年01月07日公開|トヨタ
昨年の10月に施工させて頂いたばかりの会員様の新車のハリアーですが、12月にスタンドレスタイヤの交換に訪れた整備工場から車を受け取られ、自宅でふと左側面を見てみると、なんとフロントドアに大きな凹みが?
しかも、部分的に鉄板も露出しています・・・
どうやら、整備工場に納品に来たトラックがあおりを開く際にぶつけたような話らしいですが、そもそも部外者が行ったことだとしても、オーナー様にお渡しする際に一回り点検をするとか、点検をして頂かないのでしょうか?
という部分も、システム的に疑問を持ちますが、納品に来た車がやったことだとすると、当の本人気がつかないわけありませんから、これ当て逃げ確信犯ですから、
これ“犯罪”です・・・
整備工場ではこの犯人捜しどうしたのかまでは判りませんが、これもし弊社で起きたことでしたら、間違いなく警察呼んで当て逃げで刑事告発しちゃいますね!
当然民事告発もして、それなりの損害賠償も顧問弁護士を通じて行います。
やってしまったことはしょうがありませんから、正直に申告して謝るのであれば、過ちとして損害を弁償することで納められますが、自己防衛のために他人の損害をシカトするなどもってのほかです・・・
然し、弊社の昨年だけ見ても、
故意のいたずらや当て逃げの損害を受けてしまわれたお客様が複数いらっしゃいますから、
世の中のモラルも地に落ちたものです。
弊社の仲間同士の事故においても、完全賠償をせずに、
相手に対しての現況復帰よりも自己損害金を少しでも削ろうとする人がいるくらいですからねー
相手のことより、自分のことしか考えられない大人が増えている証拠ですから、このような大人が育てる子供たちは、一体どのような自己中心的モンスターに育っていくのでしょうか?
エイリアンの襲来や、大規模自然災害、などで人類滅亡するよりも、このようなモンスターばかりになれば、それにより人類滅亡でしょう・・・
今のテロリズムも、その一端のような?
新車時の施工からまだ2か月しか経過はしておりませんが、それにしても程度は良好です!
洗車してよくよく傷の点検をしてみましたが、傷が1本もありません。
自営業のオーナー様ですので、お仕事で出かけられる際にもこのお車をご使用なさっているらしいですが、
これだけ頻繁にご使用されていながらこのレベルの管理ができていることは驚異的です!
今回この修理に関しましては、板金塗装からのご依頼を頂きましたが、賠償は修理工場の損害保険を使用されて対処なされることとなりましたが、内容的には当て逃げですから修理内容も強気に交渉いたします。
まずは損害パネルである左フロントドアは、当然板金ではなくパネル交換!
塗装色がホワイトパールクリスタルシャインですから、色合わせを確実にするために、
隣接パネルである左フロントフェインダーと左リアドアも再塗装いたします。
それに伴い、磨き&コーティングの補修範囲も、再塗装隣接パネルまでとなりますので、さらにボンネット・フロントバンパー・左リアドア・左リアクオーターにまで及びます。
当然リアクオーターを施工する際は、パネルがつながっているAピラーまで行います!
つまり合計6パネル。
但し、サイドロッカーに関しましては、上部パネルとの境に黒い樹脂モールが存在してしまうため、隣接とは判断されませんが、これは考え方のルールですのでしょうがありません・・・
弊社依頼の板金塗装工場から再塗装が終了し、弊社にて仕上がり点検をしてみますと、
リアドア前部中央付近に直径30cmほどペーパー目が残ってしまっています・・・
物取りを行ったのか?
肌調整の痕跡か?
は判りませんが、板金塗装工場のミス・・・
見落としです。
どちらにしてもこのペーパー目を補修しなければなりませんが、
本来であれば板金塗装工場に再度入庫させ補修させるのですが、納期が延びてしまうことと、この時期天候不安定ですから陸送自体に汚れや飛び石などリスクが伴いますので、今回は弊社が行い、
その追加工賃につきましては施工を行った板金塗装工場に支払い請求することとなります。
このような見落とし、無いに越したことはありませんが、人間が行うことですし、照明設備環境等が弊社とは異なるため、板金塗装工場では完璧と思われて出荷されたとしても、このようなことは起こりえます・・・
但し、今回は板金塗装から弊社に一括依頼されていますので、当然管理責任は弊社にありますから、このような未完成部分に関しましては、
当然オーナー様にはご迷惑はおかけいたしません。
然し、たまに弊社でもある、板金塗装工程はオーナー様が他社で依頼され、磨き&コーティング補修のみ弊社にご依頼いただいた場合は、弊社入庫時にてこのような状態でお持込みされてしまった場合は、正直色々な意味で揉め事の種となります・・・
というのは、板金塗装工程での不具合は弊社は関知する立場にない・・・
オーナー様と修理をされた板金塗装工場との問題となり、保険会社も板金塗装工場が保険会社手配(指定サービス工場等)でない限り関与いたしません。
つまり、そのような問題が起こった場合は、
オーナー様と修理をされた板金塗装工場との問題となりますので、そのミスを認めるのか?
補修に応じるのか?
はたまた、補修を弊社で行った場合、その追加金を支払ってもらえるのか?
等を、オーナー様に交渉して頂くこととなります・・・
何らかの形で板金塗装工場が認められなかった場合は、
施行追加金はオーナー様にご負担いただくか?
もしくは、その不具合箇所はそのまま目をつぶって施工を終了させるか?
と、なってしまいます・・・
このような事例での弊社の過去の実績から推測するに、何らかの対応に板金修理工場が応じられる可能性は、ディーラー依頼で50%、
町場の板金修理工場ですと0%です・・・
この言い訳としては、納得して引き取られた!
という理屈か、この程度のクオリティーは許容範囲内!
もしくは、過去にカローラ南信であった言い訳としては、これが施工レベル限界!
等々・・・
このような言い訳、ある意味正論でもあり、ただの逃げ口上でもありますが、私の知る限りでは、今回程度の不具合では仮に裁判で争ったとしても、判決は許容範囲内となってしまいます・・・
つまり、修理を行われた会社の誠意レベルによる!
と、なってしまいます。
TOYOTA トヨタ ハリアー・ハイブリッド プレミアムアドバンスパッケージ(AWU65W)磨き&コーティング補修終了
当然ペーパー目が残っていて、
意匠性上問題の合った部分も含めきちんと仕上がり施工完了です!
もちろん、追加施工費などはオーナー様には一切ご迷惑はおかけするようなことはございません。
ペーパー目残りの部分は、
それ以外の補修パネルの磨きコースが“01スタンダード磨きコース”ですので、その磨きで他の部分との意匠性の差がつかないように、“スポット磨き”の研磨程度を調整しつつ、肌感にも違和感が残らないように慎重に除去していきます。
以前のブログにもちょっとご説明いたしましたが、
昨年の12月よりスポット磨きの機材改良がなされ、“新スポット磨き”となったことで、より高意匠性とよりハードな補修レベルでも対処できるようになりました!
然し、このお車完成してみてさらに思うことは、新車以上に新車です!
とにかくメチャメチャ綺麗。
この様に、新車施工時のクオリティーを維持されて管理して頂けていると、施工者としてはうれしい限りです。
たまに、
「何のために、あそこまで拘って大枚はたかれて施行したのだろう?」
と、再見してがっかりしてしまうお車もあります・・・
これは、オーナー様の性格が結構反映されますので、大切に扱っているつもりでも実は意外とそうでなかったり、さほど拘っていないつもりなのに非常に丁寧だったりと、
ご本人のつもりとは実際には程度が食い違っていることが多いです・・・
この度は、年末年始にかけ長らくお預かりすることとなり、ご迷惑をおかけいたしました。
本年もなにとぞよろしく、お願いいたします。
大変きれいにご使用いただき、施工させて頂いた甲斐があり、施工者冥利に尽きます。
これからも大事にしてあげてください。
会員クラス:準会員
車両クラス:クラスLL
施工コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング(フロントバンパー・ボンネット・左フロントバンパー・左フロントドア・左リアドア・左リアクオーター)
磨きコース=01スタンダード磨きコース(再塗装及び隣接パネルコーティング再施工用磨き・上記施工範囲)
施工料金:保険会社支払いの為未公開
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