2015年01月25日公開|トヨタ
昨年の6月に新車購入時に施工させて頂いておりますお車ですが、残念ながら会社の駐車場で走り始めた際の左折時に駐車車両に巻き込み自爆・・・
幸いだったのは、このお車の損害はリアドア下部のガーニッシュのみ!
相手方もフロントバンパーのみでした。
損害金額からすると、現行の保険制度からして保険使用は非常に損ですが、オーナー様はそれでも保険を使用なさるつもりで、板金塗装からのご依頼で弊社にお持込み頂きました!
が・・・
保険等級をお聞きしてみると、購入時点で新規ですのでこれで保険使用をしてしまうと、以降の保険料はバカ高くなってしまいます・・・
然し、オーナー様は3年間等級ガードされている保険タイプであることで、この間の事故は等級変動をしない!
と、勘違いされていました・・・
加入時の保険代理店であるトヨタディーラーに事故報告を兼ね、相談をしているにも拘らず、等級変動等のしくみの説明は無かったそうですが、これは不親切なのか?
そんな知識すら持ち合わせていないのか?
どちらにしても、保険代理店としてもディーラーマンとしても対応レベルは失格です・・・
オーナー様の思い違いを指摘させて頂き、確認のために保険会社の事故受付センターで等級変動システムの確認をお持込み頂きました弊社にて行っていただいた結果、
予想通りに保険使用は相当な損・・・
という事になり、自費修理で行うこととなりました。
意外と皆さん、ご自身が加入されている詳細な保険条件等を把握されておりません・・・
このお車以外にも、自爆事故でご入庫中のお車がありますが、
このお車も特約部分の勘違いにより現在保険会社と弊社と大揉め中です。
約款上記載されている条項・条件等は、同じ記載の仕方をしていたとしても、
その解釈の仕方や適応の厳密性は保険会社各社により相当異なります。
おかしな話ではありますが、保険とはそのように相当グレーな部分を含んでいます・・・
契約時の重要事項説明は、
「うん、うん!」
等と、気軽に聞き流していると、いざ保険使用時にこんなことでは無いはずなのに・・・
となってしまいますので、詳細なところまでご自身が突っ込んで確認する必要があります!
当然、事故報告時にもどのような条件対応であるかの確認は必要です。
色つき新品交換のはずのガーニッシュですが、なぜかそれなりに傷があります・・・
当然すべてのライン塗装での作業はフルオート、人間の手は入っておらず梱包時のみ人手でしょうが、その程度の作業でも傷を入れてしまうトヨタの品質管理は、“トヨタ基準”と大風呂敷を広げている割にはお粗末です。
結局は、このような梱包作業などろくな品質管理もされず、配置される人員も最低レベルのスキルでしょうが、傷の無いはずの新品を購入して傷があるのではかないません・・・
其れだけならいざ知らず、物咬みまであります・・・
これはライン上のクリーンルームのレベルの低さも証明しているようなものです。
クレーム交換も問い合わせましたが、この程度の物咬みではトヨタ基準はパスだそうです・・・
国すら脅すことが可能なトヨタですから、
「これは問題なし!」
と言われてしまえば、それ以上持って行きようがありません。
自費修理となったため、
「できるだけ安価に!」
とのことで、修理個所のみの再コーティングですので、交換したガーニッシュだけでも構わないのですが、ガーニッシュのある左ドアパネルを施行しても、施工価格は変わりませんので、ドアパネル全体を施行します!
新車施工から半年、日常管理は露天駐車の手洗いだそうですが、
傷は←↓の線傷1本のみ!
しかも傷の深さも大したことはありません。
ただ、細かな水染みはありますが、非常に軽度なレベルにとどまっており、
コーティング上部に付着しているだけです。
この程度は、これだけ大きな車体を洗車場での洗車で行うとなると、
洗車中の水には乾かれてしまいますので、許容範囲内と言って良いでしょう!
こうなることを避けるには、あとは洗車機使用しかありませんが、ホワイトパールクリスタルシャインですので洗車機で入る可能性のあるヘアースクラッチは見えないでしょうから、思い切って洗車機洗車に変更するのも、水染み付着を避けるためには有効でしょう。
ガーニッシュの新品でありながらあった傷も、ドアパネルの傷も、
当然軽度な付着水染みもきれいに磨き上げられました!
先日施工したてのロードスターのオーナー様から、
「洗車中に凍られてしまい、拭き上げが途中でできなくなって、翌日確認をしてみたらすでに其処に水染みが出来てしまっていました・・・」
とのTELがありましたが、
このお車施行前の段階でも酸化痕や洗車傷はかなりひどい状態でしたが、
結局はこのような不完全な管理が繰り返されていることで、
触れば触るほど車を傷めてしまうという泥沼にはまられています・・・
上記オーナー様は自宅での洗車も可能ですが、このお車のオーナー様は洗車場ですので、本来は洗車トラブルが起こりやすいのは、この車の方なはずですが実際は逆になっています。
これは、環境や技術的なことの影響よりも、洗車をしようとするタイミングの取り方や、
性格上の問題なのでしょう・・・
このような場合は、無理に手洗い洗車にこだわることなく、
潔く洗車機洗車に切り替えられた方が無難です!
恐らく、拘られているポイントがずれているような・・・
TOYOTA トヨタ エスティマ アエラス 2.4プレミアムパッケージ(CR5#/SR5#) 補修コーティング終了
1パネルのみの単独補修でしたが、管理状態が良好なため、
全体意匠性のちぐはぐさは出ませんでした!
これは、水染みや傷の問題だけではなく、鉄粉付着が少なかったことが大きな要因でしょう!
洗車場使用でのメリットは、高圧スプレーを使用することで、
初期付着の鉄粉が水圧の力で洗い流されるため、こまめに高圧スプレーをかけられている場合は鉄粉の食い込みによるダメージを相当防げます。
自宅でのホースを使用した手洗い洗車の場合は、これができない環境設備の場合が多いですので、比較的このような方は鉄粉付着が激しいことが多いです・・・
つまり、洗車の環境・方法は一長一短ですので、
季節やお住まいの地域の環境に応じて都度必要な方法を選んで行う必要があるでしょう。
この度は、この程度の作業でありながら、1か月近くのお預かりとなってしまい、大変お待たせいたしまして申し訳ございませんでした。
この冬は日中の気温すら氷点下の日が多く、洗車すら1日1台しかタイミングがとれなかったため、なかなか施行に踏み切るタイミングがとれませんでした。
其処に持ってきて、年末年始にかけエアコンの故障が頻発してしまったため、予定施工車両のコーティングもままならない状況に陥ってしまったため、どんどん日程が押すこととなってしまいました。
言訳にもなりませんが、今後これらの環境・機材等も改善いたし、ご迷惑をおかけしないように努力いたします。
然し、お子さん可愛いですね。
本当に、日本人離れしたまさに西洋人のようなかわいさで、人見知りもせず愛嬌たっぷりの最高のお子さんですね。
お兄さんにも大分ご無沙汰ですので、よろしくお伝えください。
車両クラス:クラスX
施工コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティング(左リアドア)
磨きコース=01スタンダード磨きコース(程度良好新車及び再塗装対象磨き・上記範囲)
オプション施工=レジントップコート・コクーンSTD(上記範囲)
外注施工=左リアドアガーニッシュ(色つきパーツ交換)
施工料金:71.409円税込(淡色車割引-5% 適応・外注費含む)
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