2015年01月20日公開|マツダ
今月2台目となるロードスター、長野県内では1~2を争う弊社ご依頼者の多い市町村からおいでいただきましたご新規のお客様です!
施行前ご予約の際一度ご来店いただき、大体の程度は拝見はしてコース決定済みですが、
施工当日お持込時は相当の汚れ様・・・
かろうじて、トップ部分は多少の確認は可能でしたが、
側面・後部に至っては全く汚れで確認不能です。
年末のブログでも触れましたが、当日の天候等の理由で車両が汚れ詳細な確認ができないのは、人為的なことではありませんのでしょうがありませんが、
天候問題とは関係なく事前洗車無しでお持込み頂いた場合は、正直施行者側としてはこの時点でかなりテンション下がります・・・
「立会い点検時に、きちんと問題箇所の確認ができないのに、どこまで施工リセットを望まれているのだろう?」
という、オーナー様のスタンスに疑問を持ってしまうからです。
弊社の施工料金は非常に高額です・・・
せっかくそこまでの金額をお出しいただいて施工をすのに、施工前の段階できちんとオーナー様と弊社とで現況確認をさせて頂いて、
できること・出来ないことの納得の上での施工開始が両者には必要でしょう!
残念ながら、汚れたままの状態ではこれは無理です・・・
再三のお願いですが、事前お打合せ及び施工お持込時には、天候路面状況等による汚れはしょうがありませんが、必ず現車確認が可能な状態でのお持込みをお願いいたします!
スポーツカーにお乗りとのことで、お持込時に弊社ツーリングクラブによる、
春の京都ツーリングお誘いいたしましたところ、
「会社の休日さえ合えば参加します!」
とのことで、
「彼女も同伴で良いですか?」
とのことでしたが、これはちょっと無謀かも?
というのも、弊社ツーリングはオフ会やパレードランとは全く様相が異なり、
ワインディングでの各個の限界を探り合うようなもの・・・
過去女性同伴で参加された方々も、2組以外は1回目以降単独参加ですし、
そもそも初参加をされた方の以降の参加確率も1割程度しかいらっしゃいません。
多分皆さんが考えられるツーリングの概念とは異次元なのかも?
参加者はツーリング常連様がほとんどを占めますが、皆さん非常に心優しい方ばかりですので、何かと気遣いされてフォローもしてくださるのですが、
どうも根本的に行程のハードさやペース配分などが問題のようです・・・
御自身のスキルや車両性能を試してみたい?
というような、アグレッシブな方は是非お試しください!
但し、募集要項の各当車両及び付随事項に当てはまらない方の御参加はできませんので、内容確認をきちんとしたうえでお申し込みください。
フロントバンパー及びリアディフェーサー等なかなかお金を掛けられたモデファイが施されています!
ロードスターの比較的緩い外観が、ちょっと戦闘的に感じされられます。
マフラーも社外品の割と音量の大きめのものに換装されていますが、現在スタッドレスタイヤ装着の為車高はノーマルに戻されているそうですが、
1年に2回もサスペンションの入れ替えは大変です・・・
その都度、アライメント調整をされているかは?
よく弊社のお客様からお聞きするのが、
このようなプチモデファイした車両は良く高速道路で絡まれるとか・・・
絡んでくるタイプは、自身の車との性能比較をしてみたいのでしょうが、
こんなこと公道でしかも見も知らぬ人に対してやって何が面白いのやら・・・
自分の腕と車に自信がるのであれば、どうぞサーキットに行かれて思う存分やればー
ツーリング仲間と談議していても良くこのような挑発をされた・・・
という話を耳にしますが、私は過去ほとんど経験ありません。
「寄ってくるんじゃねいオーラー出ているんじゃないの?」
と言われますが、私基本的には高速道路はいつもオートクルーズで走りますので、
多分挑発されていても気がついていないのだと思います。
所謂、鈍感なのでしょう・・・
このブログをお読みで挑発する側の方がいらっしゃいましたら、
リアウインドウに弊社ステッカーは貼られた一寸オーラのあるようなスポーツタイプの車は下手に刺激しないほうが良いですよ!
調子こいて付いて行くと300km/hの世界に連れて行かれ、
この世に戻れなくなりますから・・・
私の大好きなナルディのステアリングに換装されています!
しかもボスもかなりこったアルミ製のボスが装着されています。
センス最高ですね!
ただ、本来エアバックがあったはずのステアリングから、
エアバックが無くなってしまっていますので、これは公道走行用モデファイとしては私はあまり賛成できません・・・
サーキットや競技であれば良いのですが、公道では貰い事故もありますし、賠償問題も生じます・・・
その際、怪我をされても本来あるはずのエアバックが無いために大けがをされた場合、
保険賠償での過失相殺の減点対象になる可能性は否定できないような?
安全性をスポイルするようなモデファイは、本来するべきではないでしょうねー
前記したモデファイされ再塗装されたフロントバンパーの再塗装の状態ですが、正直かなりでたらめな塗装としか評価しようがありません・・・
まずは、サフェーサーなのか有色部分なのかはわかりませんが、中研ぎを行った目がそのまま出てしまっていて、箒で掃いたように縞模様が浮き出てしまっています・・・
更には、いたるところ物咬みだらけ、100か所くらいはあるでしょう?
極めつけは肌感、柚子肌が酷いというレベルではなく、これでは鰐皮のようです・・・
オーナー様は、
「かなりネットで施工レベルの高いところを探して依頼したのですがねー」
と、仰っておいででしたが、確かに施工価格を聞きすれば価格だけは高レベル・・・
このレベルは、弊社が依然低予算のお客様向けに外注利用していたカーコンレベルでも、ここまでひどくはありません!
板金塗装屋さんの技術レベルは、正直天と地ほどの差があります。
初めて依頼される際には、どの程度の施工レベルなのかを、
施工済みの車を見させていただいて判断されたほうが良いでしょう!
但し、施工の可否を判断するだけの観察眼は必要となりますが・・・
どろどろの状態から洗車をして拭き上げてみると、すごい傷と酸化痕です・・・
傷は当然洗車により御自身が入れてしまった傷ですが、
1オーナーで3年未満としては過去施工車両の中でもワースト3に入るでしょう・・・
これは、扱いが雑だとか、大事にされていない、とは正反対の理由でこうなっています。
つまり、こまめに手入れはされて大事にはされているのですが、
その方法が根本的に間違っています・・・
トランクを拝見すると、いろいろな洗車道具が用意され、しかもきれいに管理されています!
然し、今まで拝見してきた中で、
このように洗車に関して結構こだわりを持たれているように感じる方の車に限って、
傷が多く程度が悪いことが多いのです・・・
これ私の予想ですが、このような方の多くは洗車場利用の場合が多く、
またあれこれと道具やケミカルをとっかえひっかえ購入される。
つまり、物に頼る傾向が強い様な?
然し、洗車の本当に大事なことは、洗車環境とその方法です!
洗車環境が整ったところできちんとした手間をかける洗車を行えば、よほどひどい道具やケミカルを使用しない限り、道具やケミカルの優劣はほとんど関係しません。
結局は、きちんとした洗車方法を取らずに、頻繁に洗車を行えば、
このように傷だらけにしてしまうことになります・・・
但し、酸化痕だけはこのような理由とは別問題です。
問題なのは駐車環境!
このお車の場合は、当然露天駐車です・・・
イオンデポジットクレーターや水染みは至って少ないのは、
まめに洗車をされキチンと拭き上げされていたことで防げていたのでしょう!
然し、この車の酸化痕の原因可能性は、酸化痕の大きさから判断すると、
花粉・黄砂・樹液・虫糞等が当てはまりますが、オーナー様もこれらには心当たりがあられるそうです。
まずはご自宅の駐車場所上には立木有・・・
春の黄砂の際、黄砂が降り積もっているのを確認済みでしたが、数日間放置・・・
これですね。
酸化痕は、これらの物質からしみだす強酸により引き起こされますが、付着量や酸の強さにもよりますが、酷い場合は1日放置でもダメージをこうむります。
どんなに放置期間が長くとも、1週間が限度でしょう。
上記している様なダメージを完全回復(新車レベル)させるには、
残念ながら酸化痕はすでに相当深いダメージを受けてしまっていますので、
これは再塗装以外ないでしょう・・・
傷に関しましては、深い洗車傷が多いですから03磨きコースは最低でも必要ですが、↑の写真のように膜厚はマツダ車共通の薄膜77.6μしかありませんので、このようなリセットを行ってしまえば、もう次はありません・・・
つまり最初で最後のリセットとなってしまいます。
其れとは別に、今回は予算という足かせもあり、“02スタンダード磨きコース”ですら多少の御予算オーバーを許容頂いての施工です!
最近、御問合せ頂く内容が、かなり低予算で検討されている方が多いのですが、
新車であればこのような施工でもある程度の意味を持たせることは可能でしょうが、使用過程車でなおかつ濃色車の場合には、低い御予算でそれに合わせた施工選択で妥協されて弊社で施工することは、私から見るとあまり費用対効果は無い様な気がします・・・
このような場合は、逆にコーティングのみの再施工と割り切られて、
簡易施工店での再施工の方が費用対効果は高いでしょう!
使用過程車のリセットの場合、望まれるリセットレベルに従い御予算を調整頂くか?
御予算優先であれば、コーティングランクの調整で御予算内になるような調整が必要でしょう!
またよく、
「お勧めは?」
という、ご質問も多いのですが、
個々の御予算や施工に対して望まれる効果、管理状況・使用環境等は様々ですので一概に、
「この施行内容がお勧めです!」
というようなものは、有りません・・・
上記したような詳細な情報に基づいて検討していかなければ、どのような施工が最適かは、個々のオーナー様により様々です!
側面も相当に酷い洗車傷の入り方です・・・
小型車ですので、ある程度きちんとした、
セオリーに従った洗車方法を取っていればここまでの深いダメージと量を入れることなく、さほど時間消費もなく洗車可能でしょうが、やはり洗車方法に根本的問題があることは確実です。
これは、当然知識や技術的ものもありますが、洗車環境も大きな一因となっているでしょう。
が・・・
それよりも大きな原因は、今まで色々なオーナー様を見てきての私なりの結論として思うのは、オーナー様の性格です。
どのような性格がダメ・・・
どのような性格ならOK!
というような、はっきりしたものがある訳ではなく、使用する道具を改善して頂き、
洗車方法もお教えして、洗車環境も変えて頂き、としても傷を入れてしまう洗車になられていた方はそれ以降もあまり改善は見られません。
という事で、性格・・・
としか言い様がない。
側面は施行前の傷のダメージからすると、ビックリするくらいの改善が可能でした!
傷の関してだけ言うなら、90%位は改善できたでしょう。
艶に関しましても予想以上に改善でき、別の車?
と思えるくらいの、艶感が作り出せました!
ただ、国産車ではホンダやマツダの赤系の塗装に見られる、
有色部分の紫外線による経年劣化により、多少の色むら(色褪せ)が感じられ、艶はあるのですがなんとなく曇感が生じてきてしまっています・・・
多くの方の、車両購入時のボデイ色の選択は、
ご自身の車両管理環境はあまり考慮なさらないようですが、
「この色が好き!」
「この色は嫌い・・・」
「この色がカッコイイ!」
とかで、お決めになられる方が多いようですが、
これらの選択基準は私からするとナンセンス・・・
車は購入後必ず傷んでいくものですから、好き嫌いよりも使用が始まってからどれだけの管理が可能か?
を考慮したうえで、お車の色を考えられたほうが良いでしょう!
基本的には、露天駐車環境であれば、濃色車の選択はするべきではないでしょう。
逆に、完全車庫保管車であれば、色は自由に選べます!
トップ部分の傷のリセット率は側面よりもかなり低く、70%程度でしょう・・・
これは、傷量の問題ではなく深さの問題です。
側面よりもトップ部分は汚れやシミなどが目立ちますので、
どうしても意識的に強い洗車の仕方になってる可能性が高いですし、洗車時に拭き上げまでのブランク時間中にほこりなどが乗ってしまうリスクも高いことからこうなりやすい・・・
こういうことも、性格の一部?
6.1μの研磨ですが、残存膜厚はすでに71.5μしかありません・・・
この段階において、すでに今回と同じレベルでの磨きリセットはすでに不可・・・
つまり今までと同じような傷入れをしてしまえば、今回のようなリセットはもうできないことになります。
これが、マツダ車のような低膜厚塗装のメインテナンス性の低さのデメリットです・・・
但し、今回選択されたコーティングは、高膜厚・高硬度コーティングですから、今までノーガードだった状況からすれば、相当塗装に対してのガード性は有ります!
だからと言って、今までと同じ管理の仕方では、受けるダメージは低いかもしれませんが、いずれ意匠性的には同じ状況に陥ってしまうでしょう・・・
幾ら、高ガード性のコーティングを施行しても傷まない訳ではありません。
傷みが軽減されたり、直接的に塗装ダメージにならい様にコーティングがダメージを受け取っていくだけのことですので、コーティング自体の意匠性変化は起こります。
ただ、このレベルのコーティングを施行しておけば、今回ご入庫時と同じレベルのダメージであれば、そのダメージの大半はコーティング範囲内に収まっていますので、
01スタンダード磨きコースでも今回の磨きと同じレベルリセットは可能でしょう!
管理改善が出来れば、01スパーライト磨きコースでも可能ですので、ここまで管理徹底が可能になれば、
このような低膜厚であってもある意味エンドレスでのメインテナンス磨きも可能となります。
こればかりは、オーナー様しだいですが・・・
MAZDA マツダ ロードスターRS(NCEC)コーティング終了
個人的好みとしては、このようなエンジ?
ワインカラー?
的な赤は好きな色の一つで、過去この様な色が気にいっただけの理由でフェラーリ550マラネロを買おうかな?
と、リーチ状態まで商談してしまったことがありましたが、妻からの、
「馬鹿じゃないの・・・」
の一言で、やむなく購入をやめましたが、正直今でも心残りです・・・
私自身、過去の車遍歴の中で赤系統は購入したことがありませので、
1回は購入してみたいボディ色です!
予定では、弊社会員様の現所有車でただ今唾付けをしてるお車が、丁度赤なんですよねー
然し、このことに関しては以降音沙汰がないので、本当に譲ってくれるのか?
もしかして、すでに売却済みとか・・・
本題に帰って、磨きあげコーティングも終了してみると、
鮮やかなワインカラーであったことが最認識できます!
マツダの車は、膜厚こそ薄いですが、
塗装の色合いや艶感は国産車の中では非常に優秀で、
欧州高級車のような塗装質感を感じさせてくれます。
このような意匠性雰囲気を創り出しているもう一つの大きな要因が、
今回ご選択いただきましたコーティングにあります!
今回ご選択いただきましたコーティングは、
“ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド”ですが、
独特の艶を作り出すのも、このコーティングの特徴です!
独特の艶とは?
一般的高濃度シリカコーティング(簡易施工店タイプやフッ素撥水などは除く)は、
比較的冷たい感じのするサラッとした艶感が多いですが、このコーティングは、
カルナバ蝋のような温かみのある粘り気を感じさせるような妖艶な艶が特徴です!
このような、独特の艶感はこのコーティング位でしょう。
私の主観ではありますが、このような艶はこのロードスターのようにプレスラインが少なく、
ボデイラインが曲線で構成されたお車に特に似合います。
たとえば、ロータスフェイズⅠ・ジャガー308型以前・フィアット500・ポルシェ・マセラティ現行以前・アウディ現行以前・アストンマーティン・ビート・コペン旧型等々。
曲線美がより強調され、より滑らかなスタイリングに感じさせ、
深い柔らかな艶感がまさにショーカーのようです!
実機能としても、強い疎水・滑水は長期持続(保険保証期間7年)し、高膜厚・高硬度によりかなり高い耐擦り傷性を持ちますので、洗車機洗車にも対応可能です!
多少のスクラッチであれば、
コーティングのみを研磨することで傷の除去も2回ほどは可能です。
このお車のように、残存膜厚に再施工の難があるような場合には非常に有効で、
塗装膜厚を消費することなくリセットができます!
但し、管理不十分で深い傷や酸化痕を作ってしまわれたりした場合は、さすがに無理ですので、いくら高耐久と言えどもきちんとした管理をなされて初めて可能なことではあります。
このお車の場合、弊社にお持込み頂く前のような管理状態では、
上記したようなコーティング範囲内でのリセットは不可能ですので、
根本的に車両管理の方法を見直す必要はあります。
今回は、駐車条件が露天駐車の為、ご予算的にはご無理をしていただくこととはなりましたが、せっかくのコーティング施工をより良い状態で今後もお使い頂く為に、
“レジントップコート・コクーンSTD”の施工もさせて頂くこととなりました!
これにより、すべての初期製膜時リスクが無くなる訳ではありませんが、車庫保管車のように環境によりガードされない部分を補う効果はかなり期待できます。
かといって、以降1か月間汚れたままの放置で構わない訳ではありませんので、程度問題として状況をご判断頂き洗車はおこなう必要はあります。
この際、拭き上げはきちんとする必要はあります!
今後塗装の必要性がありましたら、できましたら弊社にご依頼ください。
フロントバンパーのような事は起きませんので。
また、洗車に関しましては、お引き取りの際にお教えした方法等をお試しください。
ご案内いたしました春ツーリング、何とかご都合をお付けいただきご参加いただけることを楽しみにしております。
ツーリングに関しての詳細情報等は、弊社HPの会員専用ページにて記載しておりますので、参加注意事項等も含めよくお読みください。
詳細に関しましては、変更と随時訂正しておりますので、定期的ご確認をお願いいたします。
この度は、ご利用いただきまして、ありがとうございました。
会員クラス:準会員登録
車両クラス:クラスS
施工コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング
磨きコース=02スタンダード磨きコース(程度良好使用過程車向け・傷取り鏡面仕上げ)
オプション施工=レジントップコート・コクーンSTD(コーティング初期製膜時ガードトップコート)
物販=超特大拭き上げ専用吸水クロス
施工料金:171.675円税込(濃色車割増ランク2磨き+15% 適応・物販含む 有料道路代バック別途)
メーカー別
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