2015年02月28日公開|フォルクスワーゲン
昨年の初夏に新車時施工いただいております、
正会員様の奥さまのお車ですが、お子さんを幼稚園(保育園?)に土砂降りの雨の中お迎えに行った際、
バックでハンドルを切って行ったら、電柱らしきもの?
に左フロントドアをかなり激しく激突させてしまわれた、
自爆・・・
損傷程度はかなり激しく、
ドア内部の衝突緩和のためのビームまで損傷してしまいましたので、アンダーガーニッシュ以外のドアごとの交換となってしまわれました・・・
但し、幸いだったのは、衝突位置がドアの中央部でしたので、
A・Bピラーともに影響は有られませんでした!
これがドアヒンジやストライカー付近であれば、
この破損程度からしてフレーム修正機行きだった可能性は大でしょう・・・
とはいえ、奥様相当へこんでいられました・・・
今回当然自爆ですから、ご自身加入の車両保険をご使用なされての修理となりますが、ご加入保険をお聞きしてヒヤリ・・・
過去何回か大揉めに揉めてきている、東京海上だそうです。
オーナー様にはご入庫前にお聞きしていた保険特約条件として、
「代車特約有で日額5.000円の1か月間。」
とお聞きしていましたが、ご入庫後保険会社に代車を弊社から貸出していることを伝えると、
「レンタカーでないと代車料出ません!」
と言われ、オーナー様に確認を取ったところ、
「保険会社への事故報告時には、レンタカー限定という話はありませんでした。」
とのことで、ここで保険会社と一悶着・・・
保険会社側は、約款説明はしていると言い張りますが、オーナー様は聞いていない・・・
様は、言った言わない話、これでは話は永遠に咬み合いません。
ではどうするの?
ですが、
「そのまま継続で代車に乗り続けて頂いても、代車料は支払できませんので、保険会社でレンタカーを用意しますから、今お乗りの代車を御社までお返しに行って頂くか、御社でお客様のところまで引き上げに行ってください。」
とのこと。
バカ言ってんじゃないよ!
つまりお客様には約1日をつぶして、高速代や燃料代で1万円を出費して弊社まで来るか?
弊社が、キャリアで1日つぶしてオーナー様のお住まいの北信まで5万円分の損をして代車を取りに行くか?
結局は、保険会社側の説明不足の付けをオーナー様か弊社が穴拭きしろという事・・・
付き合いの深い他社保険会社にこのことをお聞きしてみると、
「約款内容とは別に、説明不足は保険会社の手落ちですので、
代車変換の為の経費は当然保険会社は支払うべきでしょうねー」
「弊社なら支払います!」
とのことで、やはり東京海上だけはどうにもならん保険会社の筆頭です・・・
結局は、弊社がなくしかなく、1カ月半の間ただで代車を出す羽目に・・・
ですが、ご入庫時に有料のOP施行のご依頼を頂いておりましたので、それでもそれがあるからさほどの損害にはならないから良いか!
と思っていたら、オーナー様よりご連絡がありOP施工はキャンセル。
踏んだり蹴ったり、結構バカにならない大損害・・・
今回、このお車の施工は弊社完全赤字決定です。
赤字はこの後、弊社だけにとどまりませんでした・・・
ボディ色はキャンディホワイトというソリッド塗装ですが、この塗装色非常に色合わせが難しく、「交換パネルだけの塗装では色合わせが非常に困難ですので、前後隣接パネルも塗装させてもらい暈します!」
とは、事前に板金塗装工場から塗装範囲の要請が弊社と保険会社にありましたが、この塗装範囲に関しての保険会社側からの回答が待てど暮らせどなし・・・
結局回答待ちで1週間放置の後、
「隣接色暈しは認めません!」
「どうしても必要であれば、板金塗装工場のサービスで行ってください。」
とのこと、どこの世界に1パネル塗るのに1パネルをさらにサービスで塗る会社があるのか?
ボランティアではありません・・・
相当揉めましたが、結局はお金を支払わないとうことですので1パネルのみの塗装でやってみましたが、
「やはり微妙に色が合いません・・・」
「これではオーナー様納得されないでしょうから、リアドアは色暈しはサービスで行うしかないでしょう・・・」
という事で、再度作業のやり直しです。
板金塗装工場も結局は、大赤字・・・
今回の東京海上とのやり取りを受け、弊社としては基本的には東京海上支払いの保険修理に関しては、板金塗装部分の弊社元受はいたしません!
大変申し訳ございませんが、東京海上支払いの板金塗装修理部分に関しましては、
オーナー様手配もしくは保険会社手配にて修理完了後弊社お持込みとさせていただきます。
この際、修理された板金塗装部分に不具合が発見された場合は、そのまま弊社作業続行か?
板金塗装工場での再施工依頼をなされるのか?
は、弊社では関知いたしませんが、再施工をご希望される場合に、そこまでに弊社作業が発生してしまっての場合には、そこまでの作業料はオーナー様にご負担いただくこととなります。
御負担金の処理につきましては、保険会社もしくは板金塗装工場への御請求をなされる場合、弊社での口利きや仲介等はいたしません。
これは、弊社からのお願いですが、
事故修理を円満且つ完全なクオリティーで行なわさせて頂く為には、
“東京海上日動”及び“アメリカンホームダイレクト”2社にご加入の場合は、保険会社を他社にご変更頂きたくお願いいたします。
これら2社での保険支払修理の場合は、
修理方法・範囲などに交渉の余地がございませんので、仕上がりクオリティーにおいてのご不満のクレーム等には基本的には弊社では責任を持ちかねます・・・
過去の保険会社修理誠意性の弊社実績では、
等が、支払金額等を優先せず、修理内容のオーナー様満足度優先の基本スタンスと思われます!
但しこれは、あくまで全損害担保の車両保険にご加入されている場合であり、ご自身の車両保険御使用での場合であり、他車賠償の場合での賠償誠意性とイコールとは限りません。
これは弊社、あるお客様が過去にあられた保険使用時につくづく実感なされた時の感想として、
「保険は、加入時の条件や掛け金金額やブランド性につられ易いけれど、実際には保険を使用しなければならなくなった際に、
どれだけの納得できる支払(修理認定)をしてくれるかが問題で、支払いの悪い保険では何の意味もない。」
と、仰っていました。
保険会社選びは重要ですよ!
代理店の良し悪しで決める方も多いですが、
いざ保険使用時に代理店の発言権は無きに等しいですので、
そこは重要視してもほぼ無意味・・・
まだ新車時施工から1年も経過していないのに、相当量の鉄粉付着が認められます・・・
このお車、事故前は奥様が栃木県で御使用されてたのですが、地域的には然程の降雪地帯でもありませんし、どうしてここまで鉄粉付着が多いのか?
しかも、鉄粉の大きさが非常に大きい・・・
お引き取りの際に、旦那様にお聞きしてみると、
「家から20m位で線路です・・・」
とのこと、原因はこれです!
線路は、電車が走るたびにレールと車輪から鉄粉が吐き出されますし、
電線とパンタグラフとの接触による火花も大きな鉄粉をまき散らしていきます・・・
その際、車に帯電している静電気に引き寄せられ鉄粉が付着していきます。
更に詳しくお聞きしていくと、現在洗車は購入されたディーラーでの洗車機によるサービス洗車のみで対応されているとのことでしたので、当然ただ洗車ですから、
高圧スプレーなどによる下洗いをしてからのような手間はかけられていないでしょう・・・
そうなると、徐々に洗車機では取り切れなかった鉄粉が堆積し始め、ここまで行ってしまうのでしょう。
幸いにも、弊社板金塗装隣接パネル部分の付着は、
1回のクリーナー作業にてほぼ除去でき、
多少残っている鉄粉もポリッシャーで除去可能なレベルまで除去できました!
最終的にまだ鉄粉が残ってしまうようですと、トラップ粘土使用の追加作業になってしまいますが、前記したように東京海上とにかく作業内容指定が厳しいので、
「追加作業は認めません、できる範囲内で作業進行してください!」
となり、結局は弊社サービス施工のまたまた赤字上積みとなってしまったでしょうから、
ホッといたしました!
今回板金塗装されているパネルは、左フロントドアとリアドアですので、弊社規定によるコーティング再施工範囲は、その隣接パネルとなる左フロントフェインダーと左クォーターパネル(Aピラーまで)となり、
合計4パネルの施工となります。
この弊社規定施工範囲に関しては、
東京海上本社認定を受けていますので、これに関してだけは揉めないのでこれだけは気が楽です!
とはいえ、施工後の値切り交渉のえぐさも東京海上の特徴ですが、事前見積もり時には何も触れずに、
お引渡し後に言ってくるような汚い値引き交渉などには一切応じませんけどねー
今回隣接パネル施行となる、左フロントフェインダーとクォーターパネルですが、
傷が全く無い訳ではありませんが、
ごく少量しかも傷の到達範囲はコーティング範囲内ですので、再塗装されたパネルと同じ程度まで簡単に復活してしまいます。
新車時施工コーティングが、
“マーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ”ですので、
8Hの硬度と6μの膜厚に守られていたことから、
洗車機オンリーでの管理であっても軽度の傷しか入らなかったわけです!
逆に、洗車機オンリーであったからこのような程度が保てた?
とも言えるでしょう。
これは新車購入時にVWディーラーにて施工されていたペイントプロテクションフィルムですが、正直な印象としてあまりにお粗末・・・
恐らく汎用使用品と思われるのでサイズもあっていませんし、
何よりも1年もたたずして完全に黄ばんでしまっています。
ここまで急激な劣化をするくらいであれば、
いくら傷を防ぐとはいえ意匠性を考えると貼らないほうがまし?
価格もオーナー様のお話では、弊社と変わらないくらいしたとか・・・
こちらは再塗装の為剥いでしまったペイントプロテクションフィルムの現況復帰のために、弊社で施行しなおした状態です。
フィルムの形を既存フィルムと合わせるか?
とちょっと悩みましたが、
「この劣化スピードレベルでは、そのうち剥ぎたくなって弊社に再施工のご依頼がある可能性が高いので、その際同じ形に統一したほうが良いだろう!」
という、私の勝手な判断により、通常の弊社の型取りの仕方で、
ドアカップサイズギリギリで施工いたしました!
Vokswagen フォルクスワーゲン ティグアン TSI
Rラインパッケージ(5NCTH)コーティング補修終了
それほどの大きな事故という訳でもないのに、1カ月半ものお預かりとなってしまいました・・・
これも、施工時点での交換パネル隣接パネル塗装に関しての、東京海上のうやむやな態度や、その後のクオリティー無視の強引な施工範囲限定、
結果板金塗装工場の持ち出し再施工など、保険会社の非誠意な対応がこのようにオーナー様に多大なご迷惑をおかけする羽目となってしまいました。
弊社にしても、1カ月半もの間無料で代車をお出ししなければならなくなってしまったことは、その時点での出費は無いにしても大損害と言えます・・・
とにもかくにも、東京海上の事故受付時での説明不足と、
修理価格など出費を抑えることが優先される社風・・・
其処に持ってきて、なんでも約款だけを前に出して融通性を否定する強硬姿勢にはあきれる限りです。
それだけ自分たちの理屈をごり押しで強行しながら、
オーナー様に御引き渡し後に更なる値引き要求を突き付けてくる神経は私には理解できません・・・
昨年、事情があり工場に掛けていた保険を東京海上に変更していますが、今回の東京海上の保険処理の仕方を姿勢を見て、
「いくら掛け金条件等が優れていても、いざ支払う段階において支払いを渋るようでは、
保険の意味がない・・・」
と、つくづく感じましたので、本年の更新時には他社に変更します!
私個人の保険で、年金東京海上で加入していますが、まさかこれさえ支払い渋ることはないでしょうか?
というくらい、支払いに関してはあてにならない保険会社という印象になってしまいました・・・
長らくお持ちいただいての、お引渡しでしたが、
オーナー様は出来上がりのクオリティーにはご満足いただけたご様子で、
「すごくきれいになったねー」
「新車の施工時と変わらないねー」
と、お喜びいただけました!
但し、奥様はこのお車既に気に入られなくなられてしまっているそうですが、その理由はダウンサイジングによる小排気量化によるパワー感の不足だそうですが、こればかりはNA大排気量と比較してしまうと物足りなさは仕方ないでしょう・・・
ダウンサイジングと過給により、スペック的にはそれなりの数値が出ていても、
無理やり引き出している性能ですから余裕がないのは仕方がないです。
まだ購入されて日も浅いですし、購入に際して多額の御金も使われましたから、
せめてあと4年くらいは我慢しましょう!
どっち道、欧州車で大衆車クラスではどれ買われても恐らく同じでしょうから・・・
この度は長期間お待ちいただきまして、申し訳ございませんでした。
この様に保険会社に世話になることは避けたいですが、無いとも言えません。
その際、不快な思いをなさらずに済むためにも、できれば更新時には保険が社は変更されたほうが無難と思われます。
弊社も、今回のことを教訓に保険会社対応での、施行受付時の内容・対応を検討・改善いたします。
それと、奥様には鉄粉の付着メインテナンスに関しては、何等かの対策をおとり頂くようお伝えください。
会員クラス:正会員
車両クラス:クラスLL
施工コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティング(左フロントフェインダー・左フロントドア・左リアドア・左クォーターパネル)
磨きコース=01スタンダード磨きコース(保険修理時対応磨き・施工範囲はコーティングと同じ)
オプション施工1=レジントップコート・コクーンSTD(保険承認全体施工)
オプション施工2=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(左前後ドアカップ)
外注施工=左フロントドア交換再塗装・左リアドア再塗装(板金塗装工場サービス施工)
施工料金:保険会社支払いの為非公開
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