2015年02月15日公開|日産
弊社ツーリングクラブ所属且つ会員様で常連のお客様です!
約1年ほど前にも再施工で磨き&コーティングを施行頂いておりますが、
今回は停車中の所にオカマを掘られての、
100-0事故での板金塗装修理からご依頼のご入庫となってしまわれました・・・
が、不幸中の幸いか、相手方の保険は“三井住友”弊社が今まで取り扱ってきた保険会社の中では、常にその対応性の良さはベスト3には確実に入ります!
今回も、アジャスターとの損害査定立会い時点から良い雰囲気です。
後方追突された際に、それによる破損自体はマフラーエンドにはありませんでしたが、追突痕跡が程度にも拘らず、
新品マフラー交換OK!
これには、私もビックリ。
実はこのマフラー以前にも弊社で穴あき補修をしているのですが、現状完全に腐食しておりオーナー様はこのタイミングで車検も控えていましたので、交換するつもりでしたがその必要はなくなりました!
が・・・
ここで問題発生、純正マフラーすでに生産中止且つ在庫も無し・・・
という事で、
「純正マフラーまでの金額は保険が社から出ますので、後は好きなマフラーを選んでいただき、差額が出るようでしたらその分だけ実費でお願いします。」
とのことで、HKSのマフラーを選ばれましたが、追加費用も発生しませんでした!
チタンテールになっていて、格好は良いのですが、
低回転時の低音の音量はかなりうるさい・・・
然し、回転を上げると、意外や音量は静か?
ターボエンジンですからこうなるのでしょうが、
個人的にはこうだからターボエンジンは嫌い・・・
飛ばしているときの、昂揚感にかけます。
後方追突で多少はトランクに歪みが出ましたが、エンブレム自体は損傷はありませんでしたが、
すでにエンブレムのRの中のペイントは剥がれていましたので、
「オーナーラッキーだね、エンブレムも交換で良いですよ!」
とのこと。
新品になっちゃいました!
このような低年式車となると、保険会社によっては、
「使いまわせ・・・」
「中古品で対応・・・」
等の条件を付けてくるところが多いですが、
三井住友さんは交渉の必要もなく新品OK!
正直程度が良いとはとても言えないお車・・・
左クオーターは板金塗装範囲には含まれていますが、FIXガラスの、
ゴムモール淵の塗装はすでに下地腐食の為禿げ始めていました。
幾らこのパネルが今回の事故補修範囲に入っていると言っても、
さすがに事故関連性のない部分の修理までは保険屋さんは認めませんが、
これは板金塗装工場さんがサービスで直してくれました!
というのも、このお車過去にも弊社よりこの板金塗装工場に入庫していますので、
リピーターという事でサービスです。
これ単体でお願いすれば、塗装費用は別としても数万円かかりますから、超ラッキー!
このマットガード部分も、事故損傷はありませんでしたので、本来は再塗装からは除外されるのです・・・
事実、
板金塗装完成時には塗装されておりませんでしたが、私は納得できません。
どうせ作業時に取り外しするのだから、この部分程度塗ってもたいした手間はかからないだろう?
という事で、一度板金塗装工場からは納車されていますが、再度塗り足しを依頼!
「リピーターですし、今後も指定で板金塗装をしていただくには、このような細かなサービスが好印象を与えることですから、オーナー目線でお願いします。」
という、相当強引なお願いですが、やって頂けました!
ご無理申し上げて申し訳ございません。
フェインダー爪がボコボコしています・・・
なんじゃこれは?
板金塗装工場に、怒りを抑えつつ、
「どういうこと?」
と聞いてみると、
「アウター・インナーともに腐食が激しく、既存のパネル使用ではこれ以上の成型は無理です・・・」
「きれいに仕上げるには、パネル交換が必要ですが、数十万掛かりますから、
とても事故修理の範囲では無理です!」
とのことで、納得!
確かにぼろいのは事実・・・
そこらじゅうが腐食しています。
根本的錆の修理をしない限りは、ある程度の外観確保できるのはあと5年位でしょう・・・
とすると、買い替えるか?
200万円以上のレストアをするか?
という判断が必要ですが、私の意見としてはあまりにもベース車両が悪すぎますから、
“やめるべ”きと思います。
そろそろ潔く、ロータスに行きましょう!!!
凄い鉄粉付着量です・・・
施行から1年しか経っていないのに?
駐車環境がよくないのもあるかもしれませんが、
最大の原因はオーナー様の日常管理のずぼらさでしょうねー
この状態オーナー様も知っていらして、
「追加で全体の鉄粉除去をお願いします!」
とのことで、板金塗装再施工部分以外も鉄粉クリーナー作業行いましたが、
とても1回のクリーナーでは手におえません・・・
2回目のクリーナー作業でようやく目立たないレベルには到達しましたが、
まだ完全には程遠い。
然し、施工してあるコーティング剤はG’ZOXハイドロフィニッシュの為、
酸に対する耐薬品性はそれほど高くありませんし、なおかつ高膜厚ではありませんので、
これ以上のクリナー作業はコーティングを失う可能性が高いため、
安全策を取りここで終了させます・・・
↑2枚の写真は、再塗装隣接パネルであるルーフですが、全体施工から1年しか経っていないにも拘わらず、しかも白のボディ色でここまで傷が付いています・・・
飛び石による塗装剥離部分も放置・・・
このような管理では、車の傷みは進行するばかり。
アバウトな性格ですねー
やはり、再塗装隣接パネルである右クォーターも傷だらけ・・・
多分洗車の際には、何も気を付けることなどせずに、単純に洗っているのでしょうねー
ボディ色が白でこれですから、もしお乗りの車が黒だったら?
と考えると、恐ろしい状態は火を見るより明らかでしょう・・・
とあるレーサーが言った言葉で、早い車はきれいに管理されている!
これチーム体制だけの話ではなく、実際弊社ツーリングクラブメンバー見ても、
外観管理がよくない車は遅いか下手ですし、
外観管理が行き届いた車は早いし上手です。
これ、車との対話の時間を濃密にしているか?
と、いう事に繋がるのだと思います。
同じように対話としては、DIYでのチューニングやモデファイというのも同じかというと、これは結構微妙である意味いじめているという解釈もできえますので、
逆に車から“そっぽを向かれる”ともなりえます・・・
と、思える車もいるとか?
いないとか?
当然再塗装されたパネル部分は、弊社依頼の板金塗装工場ですので、
肌調整も念入に行われ磨き傷もほとんど残ってはおりませんので、新車時施工時の磨きコースの標準である01スタンダード磨きコースで完璧な仕上がりとなりました!
ただ逆に問題なのが↑の写真部分である板金再塗装隣接パネルです。
今回一切磨き&コーティングとして手を付けない部分と、
板金再塗装を行ったパネルとの意匠性格差をこの隣接パネルで暈します!
前記したように、既存パネルはかなり傷だらけの状態ですので、
新品意匠性と中古意匠性のギャップを埋めなくてはいけませんので、ここでグラデーション磨きを行うためには、このお車の場合は“02スタンダード磨きコース”を選択して施工いたしました。
隣接パネル内で、板金再塗装パネルに近い部分はより念入に、既存パネルに近い部分は軽くというように、塗装のぼかしのような作業をすることにより、
全体意匠性のバランスを作り出します!
今回、ギャップはかなり大きくありましたが、最近行った車とは違い、
クリアーの酸化クスミなどは起こしていませんでしたので、傷のグラデーションで事足りましたから、施工前の予想よりも全体意匠性のバランスは取れたでしょう!
但し、↑↑←の写真のような飛び石で塗装剥離しているような部分は、
さすがに手の施しようは無し・・・
このような場所がある場合は、タッチペンをお車と一緒にお持込み頂けば、
施工範囲内であれば無料でタッチペンの差し込みはいたします!
然し、私余りタッチペンには自信はございませんですので、
「へたくそだなー」
等の、クレームは無料ですのでご勘弁ください!
不安でしたら、ご自身で行ってくださいねー
NISSAN ニッサン スカイライン GT-R(R32)
板金塗装磨き&コーティング終了
12月からお預かりさせて頂き約2か月間かけての修理となりましたが、今回はこの間に車検切れという事もあり、再車検もご依頼いただきましたので、ここまで長期のお時間が必要となってしまいました。
今回車検は、板金塗装修理中に並行して行うために、板金塗装工場にて行いましたが、通常弊社ご依頼での整備やチューニング車検等は、
弊社契約工場である“ガレージダックさん”で行います!
又、東北信地方や北陸エリアのお客様でしたら、私の旧知の友人である、
元フェラーリレーシングメカニックが独立して出張整備(認証工場準備中)を行っておりますので、御問合せ頂けばご紹介いたします!
但し、ご紹介できますのは、弊社施工経験のあられるお客様に限定させて頂きます。
元フェラーリメカニックでは高額なのでは?
とか、国産車や安い輸入車ではダメでしょう?
という、危惧をお持ちになられるかもしれませんが、
OKですし多分一般整備工場よりも安価で行ってくれますよ!
今回の車検整備で暴露された恐ろしい事実・・・
走行距離的にはタイミングベルト交換時期ですが、前回車検時の整備記録簿がないため、真偽が解らない為オーナー様にお聞きしてみると、
「前回車検時に、タイミングベルト交換したと聞いています!」
とのことでしたが、これに関しては確実でないと、エンジンブロー下手をすれば事故にもなりかねませんので、
「慎重を期して車検を行った工場に整備記録の提出を求めてください。」
とお願いしたところ、なんと実はタイミングベルト交換されていない・・・
更には、ミッションのドレンボルトも壊されてしまっていて、オイルを抜くこともできません・・・
今日日このようなでたらめな業者がいるの?
と、思われるかもしれませんが、車業界は大不況の中にありますので、今だからこそ多いのです。
皆さん案外ご存じないのは、
認証工場及び指定工場以外での分解整備の一部は違法となり、陸運局による業務停止命令もしくは警察による逮捕という事も有りえます・・・
たとえば、ブレーキパッドの交換・エアー抜きも、
このような許可外の業者が行うことは金銭授受がある場合は違法となります。
つまり、このような作業をこのような違法な店舗が行って、
その結果何らかの損害賠償が発生したり、最悪それが原因で事故等に繋がったとしても、作業を行った店舗が何らかの保険に加入していてもそもそも法令違反ですので、
保険はおりません・・・
つまりその店舗に、現金賠償能力がなければ、賠償してもらう事すら無理となります。
仮に、裁判等に持ち込んだとしても、法令違反業者に依頼した依頼者責任を問われ、
自己責任とされてしまう可能性も高いです。
ユーザー車検やこのような許可指定外店舗での違法整備は、価格は安いかもしれませんが、
何か事があった場合のリスクを抱えたものですので、できるだけ避けるべきでしょうねー
作業を行った作業者が、整備士の資格を持っているとかは関係ありません。
許可指定店舗での整備作業等でも、
整備記録簿等のきちんとした記入が無い様な所も、
こちらのオーナー様のように騙されてしまう可能性がありますので、避けるべきです。
車は御自身も含め、他人にさえも危険を及ぼす可能性のある危険なものですので、
価格重視で判断をなされるのであれば車に乗るのは止めるべきでしょう・・・
さー、2か月ぶりにご対面の愛車に、オーナー様のご感想は、
「すごくきれいになりました、これは良いですねー」
「マフラーもっと静かだと思っていましたが、かなりうるさいですねー」
と言いつつ、結構嬉しそう?
「あ、エンブレムも新品になっている、これ買い直そうかと思っていたのでうれしいですねー」
と、大満足いただけたようです!
前記したように、根本的お車の寿命は限られていますので、オーナー様も数年後には買い替えをお考えとのことでしたので、
「じゃそろそろ、弊社のエキシージⅠ行きますか?」
と、振ってみると、
「実は来月結婚なんですよ!」
とのこと、こりゃ-エキシージどころか、今までの車道楽には暗雲ですね・・・
とはいえ、ご結婚おめでとうございます!
さー、常連ツーリングメンバーの独身者組また一人減りました!
残るは○人、最後に残るは誰だ?
それとも、全員当は無し?
考え方でしょう、結婚なんて地獄への蓋が空いたようなもの・・・
「オタク街道にはただの障害物ですから!」
と、開き直れば強がりも負け惜しみにならないかも?
今回は本当に長期間お預かりいたすことになり、ご迷惑をおかけいたしました。
が、代車のベンツが気に入られたとのことですので、今年もしくは来年にアウディのA4が代車としてきた際には、そのベンツ買いますか?
家庭には、セダンは有ったほうが便利ですよー
其れより、もうすぐの春ツーリングタイヤもネホバ新調とのことですので、新旧GT-Rバトル期待していますよ。
今回も、Bチームサブリーダーお願いするかもしれませんので、その節はよろしく。
ちなみに、奥様(まだ)にもよろしくお伝えください。
会員クラス:準会員
車両クラス:クラスM
施工コース:
コーティングコース=G’ZOXハイドロフィニッシュ ガラスコーティング(ルーフ・左ドア・左クォーター・左サイドシル・トランク・リアウイング・リアバンパー・右クォーター)
磨きコース=01スタンダード磨きコース(板金再塗装箇所基準磨き=左クォーター・トランク・リアバンパー)
02スタンダード磨きコース(前回施工磨き隣接パネル対象=ルーフ・左ドア・左サイドシル・リアウイング・右クォーター)
オプション施工1=鉄粉クリナー(自費2回クリーナー作業)
オプション施工2=G’ZOXハイドロフィニッシュ専用トップコート(自費保険再コーティング範囲外)
外注施工1=車検整備
外注施工2=板金塗装修理(保険賠償=交換:マフラー・リアフロアパネル・リアバンパー・リアエンブレム・リアフォグ・ナンバー 板金塗装:左クォーター・トランク)
施工料金自費分:243.536円税込(会員オプション割引-10% 適応)
施工料金保険賠償分:非公開
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