2015年04月24日公開|アウディ
弊社超常連様、当然プレミアム会員様であり、
ご参加は少ないですがツーリングクラブのメンバーでもあられますが、珍しくここのところお車の入れ替えがなくしばらくご無沙汰でしたが、昨年から今冬の道路凍結に困られ、C4ピカソより以前もお乗りになられていたこのアウディA6オールロードに乗り換えられご入庫いただきました!
お付き合いさせて頂くようになってからは、新車以外は購入されたことはなかったのですが、
今回は1年落ちの中古車を購入されましたが、
これは新車価格940万円が約650万円と300万円近く安く購入できるため、
「新車は無駄だろう!」
という理由で、今回は中古車とされたそうです。
確かにA6クラス特にオールロードとなると、
高人気車ではないですから特に値落ちは激しいようですが、
これは昔からアウディ全般に言える事です。
これは、ドイツ車他社同格車格と比較した場合、
アウディの新車ほうが価格が高く感じます。
これが中古車市場で均されているとも言えるのかも?
最近のアウディは違いますが、一昔前のアウディはドイツ車としては良く壊れましたから、そのイメージが影響しているのかもしれません。
この最たる例は、ジャガーでしょう。
然し、ここ10年位前からは、アウディもジャガーもほとんど壊れなくなりましたが、
一度しみついたイメージはなかなか払拭されないのでしょうねー
これは、車に限ったことでは無く、特に人に関しては更に記憶はなかなか抜けきれず、
悪評は場合によっては死ぬまで引きずることも・・・
ここのところ、ある自動車業界関係者の話が業界人やお客様の間で話題に上ることがありますが、この人物過去に横領や保険金詐欺や職場&責任放棄などをしてきた過去がありますが、既に10年以上前のことなどでもやはりこの人物の最近の話題が出ると、
必ずこの過去の話が蒸し返され、
「今はそうではないと言っても、そういう行動があったことは信頼できない根拠になってしまいますねー」
と、言われてしまいます・・・
これ他人事ではなく、私自身も若かりし頃は筋金入りのヤンチャ小僧でしたから、今では周囲は気を使ってその手の話題にはあまり触れないようにしてくれているのかもしれませんが、
私の知らない部分では結構言われているのかもしれません?
先日も友人との飲み会で、久々にそこに触れられましたが、
「あー、やはり過去のことは完全には人の記憶や印象から完全には消え去らないのだな・・・」
と、痛感致しました。
なだけに、今やこれからを人一倍きちんと行動しなければ!
と、改めて思わされました。
が・・・
いかんせよ、元来因業だけはなかなか改善できません・・・
これは、年を取るにつれエスカレートしそうな感じ?
微妙なウッドです。
というのは、他車に比べると非常に独特の質感です。
いかにも本ウッドで上質さは感じられるのですが、色と模様が独特過ぎ嫌いな方ははっきりするでしょう・・・
この様な部分が、アウディ嫌いを明確にしている部分かもしれません?
実際、弊社のお客様の中でアウディ嫌いの方の、
嫌いな理由のほぼ100%が内装です・・・
私はそこまで好きとも嫌いとも感じるには至りませんが、
多分自身の車としては買わないでしょう・・・
「奥さん乗っているじゃない?」
と言われるかもしれませんが、これあくまで家内の好みでして、私の意見は入っておりません。
家内から言わせると、ジャガーの次に気に入っている車はアウディだそうです!
ちなみに娘はミニバンだそうですが、時代というものでしょうか?
私には理解不能ですね・・・
ウッドと同じで、かなり渋いデザインのフロアカーペットです。
デザインバランスはウッドとよく合っていますが、これま好みははっきり分かれるでしょう?
個人的には嫌いではありませんが、ちょっと老人的な感じはします・・・
若い方には物足りないでしょうねー
とはいえ、若い方では買えないですね!
一般的に普通のアウディのシートは他社に比べソファー的な印象を受けます。
つまり平面的・・・
レザー自体の質感は悪くないのですが、どうも形とホールド感がやはり老人的と感じてしまいます・・・
外観デザインが丸みが強いですから、トータルデザインなのかもしれませんが、だとしてももう一寸工夫が欲しい感じがしますが。
今まですべてのお車で、
“スプラッシュビュウー・ウインドウフッ素コーティング”を施工なされておりますので、当然このお車もご依頼いただきました!
ただしこのオーナー様は、フロント基本セットのみの御依頼です。
後部は濃いスモークですのでやったほうが良いのでは?
となりますが、ほとんどお乗りになりませんし、完全車庫保管の上洗車も完全に日陰で行える環境が整っておりますので、水染み付着予防の必要が無いので行いません。
つまり、雨天走行時の機能確保が必要なフロント基本セットで十分という事です!
なぜに230μもの膜厚があるのか?
というと、購入時に約7パネルほど再塗装されているようです。
細かな塗装剥離(ドアエッジ)や凹みのある場所は、
ディーラー側の負担で塗り直してくれているそうです!
と此処までは、なんと誠意的ディーラーだろう!!!
なのですが、その再塗装はっきり言ってお粗末・・・
今まで見てきたディーラー再塗装の典型と言えます。
というのは、再塗装終了後の磨きが傷だらけ・・・
再塗装されていない、既存パネルより傷が多いのはおかしいでしょう。
但し、色合わせや物咬み程度に関してはさほどひどくはありませんが、さすがディーラーの再塗装だねー
とは、いい意味では言えませんねー
前記した、いい意味では言えないの一番の問題はこれ、左クォーター再塗装はCピラー上部でクリアーを暈していますが、
このぼかし自体が私から言わせればただの手抜き仕事・・・
施工価格を安く抑えるための手法であり、
きちんとしたことをやるという前提からは完全に逸脱したやり方です。
しかも、そうとの下手さ・・・
ぼかし際がザラザラになりクリアーが小さな点状になって固まってしまっています。
早速オーナー様にご連絡いたし、見に来ていただきましたが、意外なことにオーナー様は、
「あー、これねこのくらいは全然気にならないよ!」
とのこと???
私でしたら、これは絶対に受け入れられません・・・
間違いなく、この状態からこれよりぼかし痕がはっきりしていくのは明白です・・・
しかしオーナー様は、
「どうせあと2年しか乗るつもりもないし、買ったディーラー北海道だからいいよ!」
とのこと、拘られる時はかなり細かな部分にもこだわられる方なのですが、
そこの線引きがよく解らない?
というのは、このお車ホイルは傷無しのはずだったのが3本に傷があり、ディーラー支払いでオーナー様手配でホイル修理のOKが出ているとのことで、オーナー様知り合いのカーコンに修理依頼されたそうですが、なんと修理費用は1本5.000円、色合わせのために4本塗っても20.000円ですが、
弊社ですと1本で25.000~30.000円はかかってしまいます・・・
少なくともこの価格差、同じ材料や修理手法ではないことだけは確かですし、果たして出来上がりはいかに?
と思っていると、修理からホイルが上がりオーナー様がお持ちになってみてみると、
1本当たり数十の物咬みはありますし、やはり使用している塗料もボデイ用ですから、5.000円という価格は当然でしょうが、
オーナー様が言われているあと2年しか乗らいの間でさえ持たないでしょう・・・
私なら、このレベルの修理ならやらずにそのままのほうを選択します。
人により基準は様々ですが、それを読み切るのが非常に困難です・・・
相当苦労して、“スポット磨き”を行ってみましたが、これが限界・・・
↑↑の写真から判るのは、再塗装時モールは外さずマスキングで再塗装している。
この様な再塗装は、私からするとただの手抜き・・・
しかもこの様になってしまうのは、ただの下手糞・・・
↑の赤丸部分は、ルーフ部になりますが、これは本来マスカーで塗料が吹き込まないようにされているはずの部分ですが、マスキング不良でクリアーが吹き込みザラザラになってしまっています・・・
しかも、それにさえ気づいていないからこの状態なのでしょう。
まさにディーラー仕事のお粗末さです・・・
オーナー様から、お持込時に、
「01スタンダード・ソフト磨きコースで磨き取れない線傷は、
スポット磨きですべて処理して!」
とご依頼を受けていましたので、一つ一つ探しながら処理をしていきます。
ぼかし痕はOKなのに、
グレイシアホワイトメタリックですので見えるか見えないかの線傷は気になる・・・
このバランスがよく解らない・・・
という事で、↑の傷“スポット磨き”にて処理終了!
完全に傷は無くなりました。
此処も再塗装されてるはずですが、なぜこんな深い傷が新たにつけてしまうのか?
塗装工場もディーラーも、
あまり取り扱いは慎重とは言えませんねー
ルーフには傷と酸化痕・・・
酸化痕はおそらく鳥糞でしょう。
まだクリアー酸化はさほど進行していませんから、“スポット磨き”で処理可能でしょう!
傷はそうでもなかったですが、酸化痕はぎりぎり処理可能だった!
もう一寸の期間放置されてしまっていたら、
クリアー全体が酸化されてしまっていたでしょう・・・
虫の付着や鳥糞&虫糞爆弾は、
気が付かれた段階で適切な方法で随時処理を行うようにしないと、
結構な短期間でも修復不能レベルに陥ります・・・
弊社既存のお客様には、方法はご案内してありますので、こまめに行ってくださいね!
但し、弊社お客様以外での、弊社施工と関係のないご相談には応じておりませんので、
TELやメールでのご相談はご遠慮ください・・・
このルーフは未塗装ですが、
洗車傷による線傷は結構ありますので、全部をスポット磨きで対処していると馬鹿にならない金額になってしまうため、
特に傷が深く複数集中している部分だけを対応していきます。
ルーフは付着物も多く且つ洗いにくい部分ですので、
比較的深い傷をつけてしまってるお車が目立ちます・・・
「あまり見えないところだから。」
と、仰る方が多いですが、私はボンネットと同じ位気になります。
アウディの塗装は固いですので、深い線傷を取るのにはコツがいります!
且つ、アウディのクリアー厚は他社と比較すると薄いので、膜厚の減少にも注意が必要です。
強引に磨いていると、
「あ…クリアーが無い・・・」
と、なりかねませんから。
そんなことはなく、きちんと傷だけ処理できています!
まず最初に発見したのは←のクォーターのクリアーの付着・・・
ということは、リアバンパー外さずに吹いている可能性大?
ついで、再塗装されていると思われるリアバンパーのペーパー目残り・・・
両方ともにろくに作業後の点検検査なされていない証拠。
確かに、お客様からお金を頂いての作業ではないですが、
行われているレベルとしては高級輸入車ディーラーとしてはお恥ずかしい内容です。
既に7カ所目の“スポット磨き”となります・・・
両方ともにさほどダメージとしては重くなかったですので、
“スポット磨き”にてスムーズに処理終了!
但し、再塗装されている部分に関しては、まったく知らない塗装業者が行っていますので、作業内容が分りませんし、バンパーのようなPP素材では膜厚も計測できませんから、ある意味博打的にはなってしまいます・・・
基本的には、弊社手配で行っていないPP部品へのスポット磨きはお受けできません。
右フロントフェインダーにもまたもや深い傷・・・
ついに8カ所目。
このパネルも再塗装が行われていますが、これは今回ではなさそうです。
というのは、このパネルだけ肌感が違う。
均一な柚子肌ではなく、柚子肌が歪んでいます・・・
クリアーでの柚子感不良でしたら、スポット磨きはある程度改善可能ですが、これは有色部分の柚子肌不良です。
中研ぎせずにクリアー吹いたのでしょうねー
お粗末な仕上がりです。
とうとう9カ所目の“スポット磨き”・・・
この様なリアナンバー両側の傷は、ほとんどのお車で目立ちます。
このお車の場合は、オートクローザーが装備されていますから、
開閉で付けた傷ではなく洗車でしょう。
特にこのようなハッチバックスタイルの場合は、
走行時の風の巻き込みでこのような部分には鉄粉の付着や埃が溜まり易い。
其処に洗車で水を掛けることで、パーツの隙間に入り込んだものまで流れ出てきますから、その状態で洗ってしまえばこうなります・・・
こうならないためには、スポンジ等で洗う前にきっちりとパーツの隙間から、
汚れなど入り込んでいるものを洗い流してから、洗車作業を行う必要があります。
この様な部分の傷取りは、
よほど傷が軽度でないと通常の磨きでは取れません・・・
形状的にバフがまともに入りませんし、パーツ際ではバフの研磨力はほとんど発揮されません。
綺麗に磨き取るためには、今回のように“スポット磨き”を行うか、パーツを外して行う必要がありますので、
どちらにしても追加作業追加料金が掛かってしまいます・・・
この様にならないようにすることはある意味簡単!
使用中に自然に傷が入ってしまう部分ではありませんから、
オーナーが取り扱いや洗車時に注意をすれば防げます。
それができないのであれば、傷を諦めるか、お金を払いましょう・・・
再塗装後の磨き傷だらけであったボンネットも、
きれいに4μの研磨で仕上がりました!
再塗装自体は確かにかなりいい加減なことがされてはいますが、
使用塗料はきちんと高硬度耐擦り塗料は使用されているようです!
中には、
「高硬度耐擦りや自己修復型耐擦り塗装をした!」
と言いつつ、実際は普通塗料を使って割増料金をむしり取っている場合もありますので、注意が必要ですが、こればかりはオーナー様には確認のしようがありませんので、信用するしかありません。
我々は、ある方法を使うことでこの判断は付きますが、これは企業秘密!
但し、これはある程度塗装にダメージを与えることで判別しますので、お教えしたとしてもそのダメージ復元が素人にはできませんので、お教えすること自体が無意味でもあります。
AUDI アウディ A6 オールロードクワトロ(4GCGWB)コーティング終了
ご入庫いただいてから1か月もたってしまいました・・・
そもそも、ご予約を頂いている予約枠に日程に納車が間に合わず、無理に行程を組み直しましたが、さらにそこにオーナー様が、
「ホイルの修理に出すから3日間くらい車に馬をかっておいて!」
と言われ、リフトに鎮座して約3週間・・・
3日が3週間ですから更に予定は大狂いです。
ここまで予定が変更されてしまえば、普通のお客様では、
「もう無理ですから、再度予約を取り直してください。」
「又、場所の占有期間もありますのでその料金もいただきます。」
となりますが、さすがに超常連様のプレミアム会員様ですし、
以前からお持ちのお車でどうしても譲って頂きたいお車がありますので、ここは我慢!
何とか工程やりくりをつけて、仕上げさせていただきました。
これは結構大きな貸ですよー
という事で、早く次の車を決めて、例の車私に売ってください!
アストンで良いじゃないですかー
このお車のコーティングは、“マーベラスフィニッシュ・スノーガード”ですが、今までほとんどのお車はこのコーティングです!
スタンダードクラスのコーティングですので、
特に突出した機能性や耐久性能はありませんが、オーナー様はお車にお乗りになられるのは休日のみですし、空調付完全車庫保管ですのでほとんど車も傷みません。
しかもこの様な足車は特に長期お乗りになられることはありませんし、
このお車に至ってはすでに2年しか乗らないことも決まっていますので、
あえてこれ以上のコーティングを選ぶ必要性もないでしょう。
恐らく、コーティングを施行なさるのは、洗車が楽になるから!
という、理由でしょう。
この様な条件ですから、当然レジントップコートの必要もありません!
今回は、予定がくるくる変化して、1か月間結構振り回されました。
次回からは、もう一寸確実なご予約をお願いいたします。
暈し塗装部分、これ以降急激に意匠性悪化の可能性は有りますので、それはご覚悟下さい。
但し、例のカーコンでの再塗装だけは止めたほうが良いですよ。
いくら安くとも、あの仕上がりは問題外ですから。
この度は、ありがとうございました。
会員クラス:プレミアム会員・ツーリングクラブスポットメンバー
車両クラス:クラスLL
施工コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング
磨きコース=01スタンダード・ソフト磨きコース(程度良好新車向け・軽度の傷取り鏡面磨き)
オプション施工1=部分傷取り磨き(スポット磨き×9か所内4か所サービス施工)
オプション施工2=スプラッシュビュウー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ)
オプション施工3=ホイル脱着(4本)
オプション施工4=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×4か所)
オプション施工5=鉄粉クリーニング(01磨きコースには含まれない為)
施工料金:164.562円税込(プレミアム会員新規施工割引-25%・淡色車割引磨き-5%・輸入車割増磨き+10% 適応)
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