2015年04月05日公開|トヨタ
昨年、ヘッドライトカバーの磨き&コーティングで施行させて頂いた、
とある女性のお車ですが、その時よりすでにかなりの鉄粉付着が確認されており、
「このままではドンドン塗装が傷んでいってしまいますから、来春位には一度鉄粉は落としたほうが良いですよ!」
とお伝えしてありましたが、きちんと覚えて下っていて、今回ご入庫いただきました!
大量附着の原因は、
等があります。
1と2に関しては、これは環境的問題ですので、改善はかなり難しいでしょうが、3に関しては今日からでも改善可能です!
この2~3か月単位での洗車と言っても、洗車機洗車オンリーだそうですから、
せめて1か月にい1度くらいはコイン洗車機でも良いですから、洗車をこまめに行うことで、
付着初期の鉄粉でしたら食い込みを起こす前に除去できるでしょう。
これで、現状より相当の食い込みを減少させることが可能になります!
すざましい量の鉄粉が付着&食い込みを起こしています・・・
恐らくその数は数万どころか数十万ではないでしょうか?
このお車は、コーティング未施工車両ですので、
除去状況により最大3回までのクリナー作業を行えますが、これだけ激しい付着ですので、結局は最大回数の3回を行いました。
それでも、まだかなりの鉄粉残りをしてしまっています・・・
ちなみに、コーティング施工車両の場合には、基本的には1回のみのクリーナー作業となります。
これは、クリーナーによるコーティング融解の恐れがあるために、
コーティング保護の為これが限界となります・・・
但し、コーティング残存性をスポイルしても、鉄粉の除去を優先なさる場合には、
最大3回までの施工はいたしますが、コーティングの残存性の保証はいたしかねます。
又、弊社施工外のコーティング施工車両に関しましては、
基本的に鉄粉クリーナー作業はお断りさせて頂いております。
これは、たとえ1回のみのクリーナー作業であっても、鉄粉クリナーと既存コーティングとの相性・耐久性などのデーターが無いため、コーティングの残存性等が保証できないためです・・・
更に、ウインドウに対して何らかの撥水剤が施工されている場合にも、
施工はお断りさせて頂いております。
これも、クリーナーと撥水剤の相性・耐久性が不明の為、施工リスクが高くなるためです。
但し、ウインドウ撥水剤の不具合が起きることを容認いただければその限りではありませんが、そこで起きた現象につきましては保証はいたしかねます・・・
例外といたしましては、
弊社施工のスプラッシュビュウー・ウインドウフッ素コーティングに関しましては、クリナー作業での相性・耐久性データーがありますので、作業のお引き受けは可能です!
但し、撥水力の多少の減退は起きうる可能性は否定できません・・・
明らかに撥水が溶解されてしまった場合には、スプラッシュビュウー・ウインドウフッ素コーティングに関してだけは再塗り込みによるメインテナンスは無償で行います!
このお車、このように3回のクリーナー作業にて完全鉄粉除去は難しいであろうという予測は事前にありましたので、目立つ鉄粉残りがあった場合の対処方法を事前にオーナー様にお聞きしておきました。
「残ったものは妥協してそれで我慢なされるか?」
「完全除去できるように、追加のトラップ粘土によるピンポイント除去をなされるか?」
の、2択となります。
オーナー様は、
「せっかく除去作業をするのですから、多少の追加ならピンポイント除去も行ってください!」
とのことで、各パネルごとのピンポイント除去を行うことといたしました。
このお車の場合、15パネルとなりますが、
現実にはボンネットとルーフを除く13パネルに鉄粉残りがありました・・・
ピンポイント除去は1パネルあたり1.080円となりますから、
これでは14.040円もの追加という事になったしまいますが、
鉄粉残り10か所以下のパネルに関してはサービスで行いますので、
結果追加該当パネルは7パネルとなりました!
このトラップ粘土によるピンポイントの除去は、鉄粉1つ1つに対して1cm位の粘土接点で行い、且つ常に新しい粘土面を出しながら行いますので、
ほとんど傷を入れていまう事はありません!
故に相当面倒臭い作業です・・・
残り数が多いパネルなどは、見ただけでガックリしてしまいますが、私虫のような性質があるために、嵌り始めると歯止めが利かなくなり、鉄粉探しで目が充血してしまうところまではまりまくります!
やり始めると、結構楽しんでいる?
お金払うのが嫌な方は、技術的にはさほど難しい作業ではないですから、
根気を出してご自身でやってみるのも良いかもしれませんよ!
但し、粘土は物により相当良し悪しがありますから、粘土だけはケチらないようにしてください。
鉄粉除去も終了し、もう一つの御依頼である、
“ヘッドライトカバー専用コーティング”を施工いたしました!
昨年磨いて一度コーティングは施行はしてありますが、何回かブログ上でも解説していますように、ヘッドライトカバーの材質であるポリカに対しては、いくら専用コーティング剤を使用したとしても、コーティング安定密着は6か月が限度となります・・・
その為、クリアー劣化を食い止めるためには半年ごとの再施工が必要となります!
但し、DIY施工が可能な場合には、市販品のコーティング剤で繰り返し施工を行うことも良いでしょうが、既コーティングが残存している場合には不具合が起きる可能性もありますので、既コーティングは必ず一度除去をしてからの再施工が必要です。
この度は、以前ご案内の内容を覚えてくださってのご入庫ありがとうございました。
数年間の蓄積とはいえ、すごい付着となってしまっておりましたので、今後はもう一寸小まめに洗車機洗車だけはなされるようにしてください。
それでも、また激しい付着が見られるようでしたら、数年後にはまたクリーナー作業をご依頼ください。
車両クラス:クラスM
施工コース:
オプション施工1=鉄粉クリナー(3回施工)
オプション施工2=トラップ粘土ピンポイント鉄粉除去(7パネル)
オプション施工3=ヘッドライトカバー専用コーティング
施工料金:28.085円税込
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