2015年05月24日公開|ホンダ
ご新規のお客様で、北信よりお越しいただきました!
このお車は旦那様のお車だそうですが、旦那様長身で顔だちもちょっと日本人離れしています。
奥さまは、かなりの山口智子似!
「よく言われませんか?」
と、お聞きしてみると、
「初めて言われました・・・」
とのことでしたが、私からすると双子とまでは言いませんが、
十分姉妹くらいは似ている印象です!
髪型まで結構似ているので、余計にそのような印象を受けたのでしょうが、
おきれいでしかもキュートな感じでおうらやましい限りです。
外見だけでなく、性格も非常にお優しそうな感じで、施工コース選択の際にも、旦那様のご選択は当初の御予算を超えてしまっていっても、容認されてはいないのかもしれませんが、決して口を挟まれたり不機嫌そうにはなられませんでした。
先日有るご夫婦がお見積もりいらした際には、予想予算を超えた話になってきた途端、奥様の顔つきが変わり、鬼のような形相で旦那様を睨み付け無言の圧力をかけられているのを見てしまいましたが、このような場合なにか私自身が怒られているような気がしてきて、
「予約すると言わなければいいなー」
と、すでにこの時点で施行に後ろ向きになってしまいます・・・
この様な姿見ていると、一体家庭内ではどんな感じなのだろう?
と、興味というより、恐怖を感じてしまいます・・・
然し、ホンダのN攻勢は凄いですね。
8車種も展開しています。
N-BOXでも5車種もあり、
正直なところ何が違うのかがほとんど理解できません?
その中でもこの/はスタイリング的にはかなり異色なエクステリアデザインを採用されていますので、まだ違いは判りやすいです。
外見上の一番目につくことは、ウインドウサイズの狭さでしょう。
チョップドルーフの様な方法でウインドウサイズを狭めているのではなく、車体自体を腰高にしていることでのウインドウサイズを狭めているので、
スポーティー感は感じられませんが、なぜこのようなデザインを選択したのかそのコンセプトにはちょっと理解に苦しみます・・・
但し、リアドアのノブをドアパネルから外し、
アルファロメオのようにウインドウ後方に取り付けたり、
あえて給油口を目立つ別素材に変えたりと、かなり斬新な試みは各所に見受けられます。
軽自動車が新車販売の大半を占めるようになった最近の傾向からすると、普通車に比べデザイン幅が少ない中、個性を主張するのはなかなか大変なことでしょう。
その中で、各社とも軽自動車は2トーンが流行となっていますが、これもいかがなものでしょう?
今は流行ですから良いですが、いずれこの流行も短期的に収束してしまうでしょう。
確かに、個性としての選択肢は増えますが、
逆の考え方からすると絶対需要も低くなることになりますので、
需要=下取り金額
というのが、中古車での市場価値を決めてきますので、この手の2トーンは組み合わせを外すと、売却際かなり手痛い打撃を受ける可能性も否定できません・・・
上級グレード専用のシートですが、中央部が素材及び色が違っていますが、これは助手席側だけで左右非対称になっています。
この様なデザインはめずらしいですねー
これ以外にも、非常に細かな内装オプションが選択できるようにもなっているようですが、
ほとんどフルカスタム化が可能なほどの選択肢の広さは、内容素材こそ違いますが欧州高級車の様なフルカスタムに近いことが可能なのは驚きです!
ただ老婆心的に考えてしまうと、新しいうちはいいですが、ここまでパーツ数が多いと10年くらいしてきたときに、
パーツ欠品→バックオーダー→生産中止
という事態は、通常車種より早く訪れるのは確実でしょう・・・
オーナー様がこのお車を選ばれた大きな理由の一つが、
このサウンドマッピングシステムというからり高度なサウンドシステムが付いているからだそうです。
確かに、今までの軽自動車の装備とはレベルが違います!
運転してどうか?
よりも、居住空間としてどうか?
が、今の車には求められているのでしょう。
私など、オーディオレスでウォークマンでも十分な輩には、ほとんど猫に小判ですがね・・・
驚いたのは、この広々したリア空間です!
確実にコンパクトクラスセダンよりも広いでしょう。
但し、リア荷室はその分狭いですが、使用用途からすればこれでも十分でしょう。
しかもかなりのシートアレンジが可能で、これはかなり使い勝手はよさそうです!
アレンジの仕方ではダブルベットのようにもなりますので、ロングドライブの際には便利そうです。
メーターはホンダ得意のシェルを重ね合わせたタイプですが、パッと見は結構印象は良いのですが、
ちょっとやり過ぎ感も感じ、視認性も?
この部分に関しては、
あまり車の他のデザインとうまくつながっていないような気もしますがいかがでしょう。
私には、ちょっとくどすぎ感を感じ、
なんとなく圧迫感を感じされられます・・・
この様な部分は、好みの問題ですので可否ではありませんから。
ナビ画面がとても大きいのは良いですねー
これは見やすいです、特に私の様に老眼の者には!
ただ、スイッチパネルをあまりにコンパクトにまとめすぎているせいか、逆にごちゃつき感を感じてしまいます。
ピアノブラック調のプラパネルが、余計にそのような印象を強調している様な気もしますが、これも好みの問題でしょう。
全体の印象としては、良くもなければ、悪い訳でもない、と言った感じです。
既に電子制御パーキングブレーキが軽自動車にまで装備されています!
これは驚きですねー
安全面を考慮すれば非常に有用な部分もあるでしょうが、このようにドンドンとオート化されてしまうと、
人間の注意力もどんどん失われてしまうのでは?
品質的コストダウンはされる中、
このように電子制御だけはてんこ盛りになり、
コストダウンがぼやかされて価格は高くなっていく・・・
これで良いのでしょうか?
フットペダルタイプのパーキングブレーキですら疑問を感じる私には、
いざという時のブレーキとして使用できないパーキングブレーキは無用の長物です・・・
このお車、ルーフにソリッドのブラックを選択されていますが、これは正直な印象として失敗だったような・・・
特にこのお客様のように、
完全露天駐車車両での選択は、かなり厳しいものがあります。
というのは、
軽自動車の塗装は普通車に比べ塗料材質自体が劣りますので、
外的要因の影響は非常に受けやすくなりますので、意匠性維持は非常に困難です・・・
また、塗装硬度自体も軽自動車はかなり軟らかいため、
傷や酸化には非常に脆弱です。
塗装が固いBMW・MINI等でも、このようなルーフにソリッドブラックを使ったモデルでは、かなり手入れをこまめにされている方のお車でも、
5年くらいするとかなりの塗装自体のトラブルを起こしています・・・
このお車自体、納車からまだ2~3か月程度ですが、
すでにルーフには相当の傷も入り、
水染みもさらに進行して軽度のイオンデポジットにすらなってきてしまっています・・・
更には、花粉・黄砂・鳥糞・虫糞等の酸化物質附着による、
酸化痕すら相当数できてしまっています。
たったこれだけの期間でも、このようになってしまうのですから、これが数年という期間となればどのような状態に陥るかは推察できるでしょう?
傷の量及び深さは、新車レベルとしては相当酷いと言えますが、恐らくこれは納車前の、
スクラッチ防止保護塗装のディーラーでの除去作業で付いてしまったものと思われますが、これは作業レベルが低い・・・
とは、一概にディーラーを責めるべきことでは無く、
このようなソリッドブラックを設定したメーカーに問題がありますし、
選択されてしまったオーナー様の責任と言えるでしょう。
実際、こちらのオーナー様もご購入されてからこの事にお気づきになり、
短期的にダメージを受けていくことにビックリなされたようです。
今回、奥様もご同伴でいらっしゃいましたが、その為か御予算的には上限基準は制限が厳しかったのですが、現状のルーフのダメージからすると、
当初想定されていた01磨きコースではとてもリセットは無理・・・
という事で、ルーフのみ“02スタンダード・ソフト磨きコース”での施工にしていただきました!
此れでも100%の意匠性改善は無理でしょうが、
軽度のイオンデポジットと酸化痕位は除去できるでしょうから、
現状では新車とは言えない意匠性から、
新車レベルの意匠性改善まだは可能でしょう!
ルーフ以外のボデイの、プレミアムホワイトパールⅡの部分は、
ルーフとは逆に極上程度です!
有りえないほどの落差です・・・
そこそこ深さのある線傷は、この左フロントドアにあった線傷のみで、
これも“01スタンダード・ソフト磨きコース”のファーストポリッシュで、
完全に除去できました!
世の中の新車が皆この様な程度であれば、新車を買いながらも悲しい気持ちになる方もいませんし、私のような磨き屋もストレスを感じることもないのですが、そうもいかないのが現実です・・・
プレミアムホワイトパールⅡの部分の研磨厚は、4.3μですがこれは傷を除去するための膜厚消費ではなく、クリアー柚子肌を調整するための消費膜厚です。
これにより、新車時よりも塗装肌が鏡面化されることで正反射率を高めることで、
確実に艶が上がります!
たまに、
「新車なのになぜ磨きなどする必要があるのか?」
と言われる、お客様がいらっしゃいますが、このような疑問を持たれる方は、
新車こそ最上の状態という思い込みをなされています。
一般的な世界では確かにこれも間違いではないでしょうが、この様な方はコーティングによって意匠性アップをできると思われている場合が多いですが、このようなレベルで意匠性判断をなさる方の場合は、
弊社のような磨きをメインと考える施工店でのコーティングは無意味でしょう・・・
この様な方の場合は、ディーラーコーティングでも十分でしょうし、
キーパープロでも問題は無いでしょう。
意匠性と価格対比の考え方のバランスの問題でしょうから、
高価格高度の施工は無意味であり、逆に捨て銭的に感じられてしまうと思います・・・
求めるものが、低価格であることなのか?
クオリティーなのか?
これにより、必要なものは全く違ってきますが、どちらが正しいという問題ではなく、
ご本人が何を求められているのかにより、正しい選択肢は違ってきます!
9割がたの回復はできましたが、一部相当深い線傷と、
鳥糞・虫糞などで酸化されてしまっていた一部は、02磨きコースでも残ってしまいました・・・
但し、イオンデポジットクレーターは軽度でしたので、
ほぼ全処理が可能だったことはホットいたしました!
然し、これからの季節このような高温になる塗装色部分では、
特にルーフのように水切れが悪い場所は常にリスクにさらされます・・・
虫糞・鳥糞・花粉などが付着し、雨が降りそして晴れて焼付くのサイクルは、
害を及ぼす強酸の威力を高めることになりますから、
気が付かれた際には一刻も早くこれらを除去するようにしなければなりません。
どれだけすぐれたコーティングを施行したとしても、
確かに塗装への直接ダメージは一定期間ガードできますが、コーティングが犠牲被膜となり、
コーティング自体にはダメージを受けてしまいます。
つまり、コーティングは侵され傷みますし、意匠性も影響を受けてしまいます・・・
HONDA ホンダ N-BOX/ Xターボ(JF2)コーティング終了
プレミアムホワイトパールⅡの部分は極上程度でしたので、
さほどの苦労もなく良好な仕上がりレベルを実現できました!
問題のあったソリッドブラックのルーフに関しましても、9割がたのリセットはできましたので、洗車等で目にする際にも、気になられることは無いでしょう。
正直なところ、あまりにルーフを除いた部分の状態がよかったですので、施工完了時のお客様の変化に関してのご感想が心配でしたが、
思いの外意匠性の違いには気が付いて頂けてホットいたしました!
「すごくきれいになりましたねー」
と、言って頂けたときは安堵の気持ちです。
このお車も、此処の所の連続施工が続く、
“ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド”ですが、このような淡色車ですと、思いの外トロリとした艶感も濃色車のように強く感じさせられませんので、艶の独特感も気になりません。
またこの様な、比較的平面的ボディにもあまり適さない艶感と思っていた部分もありますが、これもやはり違和感は全く感じません!
というより、パキンとした冷たい艶感の一般的シリカコーティングよりも、
艶感に高級感を感じますねー
個人的には、好きな仕上がり感です。
お預かり期間中に、
TELにて“レジントップコート・コクーンSTD”の御依頼を頂きましたが、基本施工時点ですでに多少の予算オーバーを致しておりましたので、奥様のご了承が心配ではありましたが、
「たぶん大丈夫でしょう!」
という事で、追加施工させて頂きました!
確かに、ご入庫時のルーフの傷みの状態を見る限り、
環境的にはかなりに苛酷であることは想像できますので、
いくらハイブリットシリーズが耐水染み性に優れていると言っても、
初期製膜段階でのコーティング不安定期間の心配はありますので、予算オーバーでなければおすすめしておりましたが、このように追加ご依頼を頂けたことでホットいたしました。
日常お使いのお車ですので、1か月間の間特別の管理などもできないでしょうから、そこを補うこととしてのレジントップコート・コクーンは必要とまでは言い切りませんが、
保険の保険として施工するに越したことはありません!
この度は、施工お預かり予定日に弊社イベントが引っ掛かってしまったために、事前にお持込みのご協力を頂きまして、大変ありがとうございました。
にも拘らず、お引き取り時はお土産まで頂きまして申し訳ございませんでした。
奥さまのお車の施工までお話を頂きましたが、家計にご無理のない中でご検討ください。
ご面倒とは思いますが、1か月間は特にルーフへのダメージにはお気を付け下さい。
PS:TEL頂きました、フロントルーフシェルのトップコートの拭き残し(ムラ)、拭き上げで除去できましたでしょうか?
確認不足で、申し訳ございませんでした。
車両クラス:クラスS
施工コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング
磨きコース1=02スタンダード・ソフト磨きコース(ルーフ=ダメージ新車向け・傷取り鏡面磨き)
磨きコース2=01スタンダード・ソフト磨きコース(ルーフ以外=程度良好新車向け・軽度の傷取り鏡面磨き)
オプション施工=レジントップコート・コクーンSTD
物販=超大判拭き取り専用クロス
施工料金:141.924円税込(淡色車割引磨き-5% ルーフ部分のみ濃色車割増磨きランク1+20% ルーフ部分のみソリッド塗装割増磨き+10% 適応 高速代バック別途)
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