2015年06月27日公開|トヨタ
今年の1月に新車施工させて頂きましたお車ですが、
←の様な新車時の塗装不良がありました・・・
施工終了後、オーナー様とディーラーで話し合いの結果、
塗装不良はメーカー負担、
再コーティングはディーラー負担で修復されることが決定し、ここで弊社にご入庫となりました。
今回はUグループである長野トヨペット岡谷店でしたが、過去にもUグループでは新車クレームに関して弊社も何回かやり取りがありましたので、誠実なご対応はしてくれるのであろう?
とは予測はしておりましたが、期待は裏切りませんでしたねー
先日もフォルクスワーゲンで新車クレームがありましたが、大きな違いはすべての交渉・段取りには店長自らが弊社にご対応いただき、
入庫前ですら2回も足を運んでいただきました!
実際塗装不良の修理に関しても、再塗装が必要となった場合には暈し塗装などせずに、
最低でも不良パネル1枚は丸吹きはされるとのことでした。
新車クレームである以上、かかるコストの問題よりも、お客様の納得を優先します!
とのことで、このフォルクスワーゲンとの違いはなんなんでしょう?
これ個人の問題ではなく、確実に会社体制の違いですね。
金と手間を惜しみ、会社のその時の金銭的損得だけが重要なのか?
金と手間は惜しまず、オーナー様の納得=気持ちを優先することで、
信用第一とするのか?
会社としてのスタンスの違いがはっきり出ていますねー
個人の性格的差も、このような社風の中で感化されていくでしょうから、
いい人も悪くなる・・・
もあるでしょうし、悪い人もいい方向に転換する!
て事も、起きてくるでしょうねー
今回塗装不良の修理はディーラー側で行いましたが、
幸いにも板金工場での磨きだけで直ったそうです!
塗装しないで幸。
とも言えますが、考えようによってはそれではクリアーだけの問題であったという事になりますが、なぜ一直線の段差がクリアーだけにあったのか?
という、疑問が出てきてしまいますが、普通に考えるとそれはマスキングの跡・・・
つまり、ライン塗装後にマスキングをしてクリアーだけを部分的に吹き直した?
となりますが、つまり新車でありながらすでに納車前に補修塗装が施されていた・・・
と、なってしまいます。
実際、ライン生産中に何らかの破損があるのは当然と言えば当然ですが、いくらライン内で修理されてると言っても、ライン塗装とは違いますから、
それを公表されずに新車として売っていることには疑問を感じてしまいます・・・
せめて事実を公表した中で、それでもいいのか?
その分値引きで納得するのか?
其れか、せめて新車と言えどもこの様にラインでの修理履歴がある可能性は有りますよ!
という公示は必要だと思うのですがねー
この問題、過去にトヨタ本社に問い合わせたことがありますが、その答えは、
「補修があったとしても、それを含め保証をしているのですから、未補修・補修履歴有の問題はオーナー様には影響ありません。」
とのことでしたが、管轄する官庁の見解は、
「そのような可能性で車両が販売されているのであれば、カタログやCMなどでその可能性は伝えるべきでしょうね。」
とのことで、
「メーカにとってはこのような修理出荷は当たり前でも、
購入者側にはそのような車が新車としてまかり通っているという意識は無いでしょうから、そこに大きな意識乖離が存在していることは問題です。」
との、ことでした。
塗装はされておりませんので、コーティングをしてから半年が経過していますから、多少なりとも鉄粉の付着がある可能性がありますので、まづは鉄粉クリーニングを行います!
見た目的には鉄粉付着など全くないように見えますが、
実際には溶けた鉄粉が紫色の滴となりしたたり落ちてきます・・・
この作業を行わず、いきなり磨きを行えばこの附着していた鉄粉を引きずりながら磨くこととなりますので、磨いているはずが無駄に傷も入れていく・・・
と、なってしまいます。
他店で過去に施工経験があられるお客様で、よく聞くお話の一つに、
「コーティングで艶は出たのだけれど、施工前より傷が増えてるんだよね・・・」
とか、
「細かなスクラッチみたいのが入ったのか、施工前より曇ってしまったんだよね・・・」
などお聞きすることがありますが、
これらの症状はことによると付着鉄粉を無視して磨いた結果かもしれません?
磨いてないにしても、コーティング中に鉄粉引きずって傷を入れていることもあり得ます・・・
この様に、再コーティング&磨きを行うパネル以外はマスカーで覆い尽くしてしまいます!
今回該当パネルは左クォーターですから、
Aピラーまできっちり再施工します。
流石に保険修理ではありませんし、まだ施工から半年しか経過しておりませんので、今回は隣接パネルまでは施工いたしません。
ディーラーよりお持込時に、磨きによる修理で且つ数+cm範囲しか磨いてないとのことでしたので、一応確認のために、
「磨いた部分だけコーティングしますか?」
「それとも1パネル丸ごと磨きをかけてから再コーテイングしますか?」
と、お聞きしたところ、
「此処で多少の出費を削ることよりも、万全の施工範囲で行って、
オーナー様の信頼を頂くほうが良いですから、必要と思える範囲内容で行ってください!」
とのことでしたが、さすがUグループですね!
どこぞのヤクザディーラーグループとはスタンスが大違いです!
過去には、ホンダディーラーでクレーム処理の為、店長自腹切られたこともありましたが、どうせ車買うなら、このような店舗や営業マンから買いたいものです。
磨きが終了し、全体施工時と同じように水性脱脂も終わり、いよいよ再コーティングですが、このようにきっちりAピラーまで施工しています!
この後、水拭きを粉った後仕上げ拭き上げを来ない、
使用コーティング剤が“G’ZOXハイドロフィニッシュ”ですので、専用の疎水・滑水トップコートを施行して終了です。
TOYOTA トヨタ ハリアー エレガンス(ZSU65W)
補修ーティング施行終了
特に何の問題もなく、無事に弊社の施工は終了いたしました!
補修対象パネル以外もライティングで傷入れ等を確認いたしましたが、某輸入車ディーラーのように補修に入庫したら傷だらけにされてた・・・
というようなこともなく、大事に管理されてきたオーナー様が、
「なぜ、補修に入れてこうなっちゃうの・・・」
と、いうようなこともありません。
万全の管理体制です!
御引き取りも店長と担当営業マンが見えましたが、
自走回送は止めたほうが良いのでは?
この際も、施工金額などに関しては一切の値引き交渉もなく、スムーズなお引渡しとなりました。
当然Uグループの店長をすべて知っているわけではありませんが、しゃべり方の物腰など結構皆さん似ていらっしゃいます。
これも企業スタンスの、浸透なのでしょうかねー
この度は、問題発覚より半年近く経過してしまっての、修理完了となりお待たせいたしまして、申し訳ございませんでした。
お車拝見いたしましたが、非常に良い状態を保たれていると思います。
但し、気になったのはウインドウの水染みです。
まだまだ初期症状ですが、付着の仕方が結構はっきりした付着ですので、進行し始めると一気に症状悪化の可能性がありますから、洗車後雨天後の拭き上げはちょっとこまめにしてください。
会員ランク:準会員
車両クラス:クラスLL
施工コース:
コーティングコース=G’ZOXハイドロフィニッシュ ガラスコーティング(左クォーター)
磨きコース=01ライト・ソフト磨きコース(程度良好補修車輛向け・ごく軽度の傷取り鏡面仕上げ=左クォーター)
オプション施工=鉄粉クリーナー(左クォーター)
施工料金:ディーラー支払いの為非公開
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