2015年06月11日公開|ダイハツ
お勤め先の駐車場で、エアコンの室外機に自爆・・・
まだお若い女性ですので、運転もまだなかなか慣れていらっしゃらないでしょうから仕方ないですねー
やってしまったことはしょうがないですから、まずは板金修理をいたします。
契約工場に予約入庫ですが、ゴールデンウィークがありましたので工場はてんてこ舞い状態で、この程度の修理でありながら3週間余もかかってしまいました・・・
申し訳ございません。
破損個所は、左サイドロッカー・左リアドア・左クォーター・リアバンパー(一部パーチ交換)ですが、再塗装では色が合せにくい塗装色の為、
前記以外にも左フロントドアを色暈しクリアー全面吹での追加となりました。
当然直接修理個所もクリアーは全面吹となっています!
この修理範囲及び方法は、弊社では当然の方法ですが、
多くの場合クリアーすら暈しで修理されてしまう場合が多いようですので、オーナー様方は板金塗装修理の際は、
修理範囲や方法はきちんと確認して場合によっては指示したほうが良いでしょう!
基本的には、クリアーぼかしは後日暈し痕が露出してきたとしても、
クレーム範囲外・・・
と、言われてしまいます。
ですし、ぼかし痕露出は早い遅いの違いはあったとしても、いずれ必ず出る・・・
と、思われていたほうが良いでしょう。
板金塗装修理から弊社に戻り、いよいよ弊社コーティング補修作業に入りますが、
保険修理での弊社コーティング再施工範囲は、
板金塗装された部分の隣接するパネルまでが対象となります!
これがのちに保険会社と大きな揉め事に発展してしまいますが、この件は後で。
上記した隣接パネル、今回は左フロントフェンダー・リアハッチ・右クォーター(Aピラーまで・サイドロッカー含む)となりますが、これらの個所は初期施行から1年半以上が経過していますので、磨きに入る前に鉄粉を除去する必要がありますから、鉄粉クリナーを使用しての除去を行ないますが、これこの通り相当量の鉄粉付着が認められます・・・
この様なリアハッチタイプの車では、走行時の後方気流が巻き込まれグルグルしますので、そのせいで車体全体の中で一番鉄粉付着が多くなります。
この様に、コーティング補修対象外の部分は、きちんとマスカーで覆い無駄なコンパウンドの付着を防ぎ、且つバフが研磨をしてしまわないようにします!
これ結構面倒ですし、消耗機材費も馬鹿になりません・・・
そのような気遣いも、今回の保険会社全労済のアジャスターは無視・・・
先のも触れた弊社コーティング補修の施工範囲、←が隣接パネル→が再塗装パネル、
当然傷などもろもろの理由により意匠性は合いません・・・
つまり修理を行ったパネルと既存パネルとの意匠性の違いで、
全体のバランスが取れなくなります。
この様な理由から、弊社では保険対応でのコーティング補修に関しては、
必ず隣接パネルまで施工を条件としていますので、このお車に限らず入庫が決定した時点で必ず保険会社の担当アジャスターにこの件の了承を頂き入庫となります。
このお車も当然この手続きを経て入庫いただきました!
つまり事前承認を頂いたという事です。
中には、これに関して異議を唱えるアジャスターもいらっしゃいますが、理論的説明を繰り返すことで過去最終的に否定された保険会社はありません。
つまり、全社御認め頂いております!
当然今回の保健会社である全労済も、相当数弊社でも扱ってきましたが、
県内・県外の損害査定センターで問題なく処理を頂いておりました。
DAIHATSU ダイハツ ミラ・ココア プラスG(L675S)
補修コーティング終了
が・・・
コーティング補修もすべて終了し、いざ全労済と協定しようと思いきや、事前に施工範囲等承諾を頂いているものとおもっていましたら、
「隣接パネルの施工は認めませんので、再塗装パネルの分しか支払わないですし、施工単価も認めませんので、32.000円しか支払しません!」
とのこと。
「事前に施工範囲承諾していますよねー」
「話としては聞きましたが、別に認めた訳ではありません。」
「判りましたと言われましたよねー」
「ダメと言ったら入庫自体を断るから、とりあえず言っただけです。」
もう、言っていることがめちゃくちゃ・・・
施工単価についても、
「弊社単価はオーナー様が施工されているコーティングの内容を、公示単価より計算したものですので、正当性は有りますし、過去この様な内容ですべて全労済は認めていますが?」
「それは関係なく、私の常識では認められません!」
「そもそもミラ・ココアにこのような高価な施工するオーナーがおかしいでしょう、車格なりというものがりますから・・・」
と、オーナー様の価値観までもを攻撃否定しだす始末。
最後の捨て台詞は、
「納得できないなら、協定成立はしませんから、支払いはしませんので、
オーナー様からお金は貰ってください。」
「これからこのようにオーナー様にご連絡を入れます。」
オーナー様にお聞きしてみると、
「TELは有ったけど、内容は協定に時間がかかるのでもう一寸待って、としか言ってないよ!」
とのこと。
既にやり方は、暴力団的脅しです・・・
この馬鹿アジャスターと話をしていても無理ですので、上席との交渉を全労済本部に依頼すると、上席よりTELがあり短時間にて協定成立!
結局は人なんですよねー
このアジャスターこのように無謀な値切りをすることで、自分の全労済からの評価を上げているつもりなのでしょうが、今回のようにオーナー様が不信感を持ったり、
問題発言をすることでそれが上席の耳に入ったりして、
結局は自分のみならず全労済の信用を失っていくことに気が付かないのでしょうかねー
この揉め事数日間にわたり続いておりましたので、同業者や他者のアジャスターにも相談をしていましたが、今回に限らず最近全労済では揉め事が多く、
事前承認をひっくり返して協定でも揉めることがしばしばだそうです・・・
トラブルを避けるために、今後は全労済の場合事前承認は書類でやり取りをして、
相互の承諾が書類上整う場合のみ施工を行うこととします!
今までのように信用して事を進めるのは、危険すぎてできません・・・
話はお車に戻して、若い女性が乗っているにしてはあまりにも傷が少ない!
どのように管理をしているのか?
と、お聞きしてみると、
「洗車はすべてお父さんがやってくれています!」
とのことでしたが、性格も朗らかで、しかも容姿端麗!
お父さんかわいくて仕方がないのでしょうねー
お嫁に行く時は、きっと号泣ものでしょう。
幾らお父さんが洗車をなされていると言っても、娘さんのお話ですと多分洗車機!
というのも、このコーティング“洗車機専用”ですので、当然の洗車方法です。
とはいえ、本当に傷が無い!
色が淡色であることや、
ムースピンクパールというパール塗装であることによりスクラッチが見えにくいことはあるでしょう。
これが濃色であれば、もう一寸スクラッチ等は見えるかもしれません?
が・・・
少なくとも、きちんとした手洗いでない手洗い洗車よりは、
このコーティングの場合は洗車機のほうが確実にダメージは低いでしょう!
大分長らくお待ちいただきまして、申し訳ございませんでした。
全労済との揉め事の際にも、ご協力に感謝いたします。
初めてお仕事帰りに娘さんにお寄り頂きましたが、休日の印象とは違い、ナチュラルな感じもまた別の可愛さがありますね。
今度はもう一寸注意をしてお乗りください。
車両クラス:クラスS
施工コース:
コーティングコース=エクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティング(左フロントフェンダー・左フロントドア・左リアドア・左右クォーター・リアハッチ・リアバンパー)
磨きコース1=01ライト・ソフト磨きコース(隣接パネル:左フロントフェインダー・リアハッチ・右クォーター)
磨きコース2=01ライト・ハード磨きコース(再塗装パネル:左フロントドア・左リアドア・左クォーター・リアバンパー)
外注施工=板金塗装(上記再塗装範囲クリアー暈しなし)
施工料金:保険会社支払いの為非公開
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