2015年07月12日公開|トヨタ
昨年年末に施工させて頂きましたプレミアム会員様のお車ですが、
今回自宅の車庫にバックで入れる際にぶつけてしまわれたそうです・・・
最近後部破損をされる方が結構多いようですが、いまどきの車はバンクセンサーやバックカメラも備えているのに何故?
と、正直感じるのですが、
意外とソナーの警戒音を聞いていなかったり無視していたり、
モニターを見ていなかったりという事が多いようです・・・
これでは、このような警戒装置付いている意味がありません。
今回の場合はまた違うパターンのようです。
ソナーとカメラの死角です・・・
この様なことは、逆に機器に依存されてしまっていることから起きる衝突でしょう。
然し、機械には意外と落とし穴が多いのも事実・・・
最近流行の衝突回避のシステムの色々も、機械依存性があまり高くなりすぎると、
かえって危険でしょう・・・
あるテレビで行っていた実験では、アイサイトをはじめとする国産車のこの様な衝突回避システムは、30km/h以下では相当有効ですが、ある程度のスピードになってしまえば緩和することはできたとしても回避はまず無理という結果でした。
MT→AT
ノンサーボブレーキ→ABS
駆動電子制御無し→高度な駆動電子制御
バックミラー&サイドミラー確認→バックソナー→バックカメラ→マルチビュウーモニター
自身での安全運転→衝突回避システム依存
等、車の安全性は高まっているかもしれませし、
それにより事故も実際減っているのかもしれませんが、
同時に運転に対しての緊張感の欠如も起こりえるでしょうし、
何よりも運転自体が下手になるでしょう・・・
今回の破損は、左クォーターとリアバンパーが少々です、
車両保険には当然御加入されていますが、今回は保険使用されずに自費での修理となさるとのことで、破損の酷かった左クォーターのみ修理となりました。
保険使用であれば板金塗装は左リアクォーター、メタリックですので暈し塗装で左リアドアとリアバンパーとなり、コーティング補修範囲はそれら隣接パネルまでとなりますので、更に左フロントドアとリアハッチ更に右クォーターとなります。
つまり約半分の部分が再コーティングされるわけです!
尤も、施工から半年しか経っていませんので、ここまで必要なのかは?
ですし、この程度の修理ですと、20等級だとしても限定修理に留めれば、支払金額の総額からして金銭的判断であれば車両保険は使用しないほうが得です。
となると、なんのための車両保険なのか?
という、疑問も出てきますが、先日弊社ツーリングクラブであった事故で、交差点で停止中にタクシーにオカマを掘られた・・・
という事故がありましたが、珍しくこのタクシー任意保険に加入していて安心したと思っていたら、なんと上限保険支払金額はたったの200万円?
しかも免責は50万円とか・・・
修理見積は250万円以上とのことですので、
タクシー会社の負担は100万円を超えることになります。
そこで、タクシー会社と保険会社は修理金額に対していちゃもん・・・
こうなると、修理すら手を付けれなくなってしまいます。
然しここで生きてくるのが、車両保険です!
相手方が素直に賠償に応じない場合、自身の保険会社が立て替え払いを行い、
修理を進めることが可能になります。
以降は、立て替えた修理金は、保険会社間での賠償請求のやり取りとなります。
但し、気を付けなければならないのは、
自身の加入されている保険会社が修理金額を正当と判断することが前提となりますので、格安保険つまりネットダイレクト系の保険や外資系の保険などの場合、
こちらの味方になってくれるとは限らない・・・
という可能性もあり、自身の保険会社と揉めることにもなりかねません。
これらの保険会社は、TVなどで事故解決満足度9○%などと広告していますが、これはリスク低減型保険の特徴として、
ユーザーの車使用頻度が低く=事故率が低く=軽微な事故がほとんど
という事に理由がありますので、
今回の様な特殊車両で且つ高額修理となると全くあてにはならなくなります・・・
そもそも、自社調査による満足度の数字自体にも何の根拠も存在していませんしねー
弊社のある会社経営者のお客様が言っていらっしゃった言葉に、
「保険は、掛け金で判断するのでなく、
いざ必要となったときの対応力の高さと対応範囲の広さが問題で、どれだけ支払いをしてくれるのか?
が、問題であって掛け金が安ければいいという事が優先であれば、
鼻から保険などは入る必要はない・・・」
と仰っていましたが、私も今までお客様の事故に関して様々な保険会社と交渉してきましたし、自身の保険も相当回数使用してきましたが、
まさにこのお客様が仰ってる通りだと感じます!
保険は入っているから安心!
というものではなく、きちんとした支払いをしてくれるなら安心という事ですから、保険会社選びは掛け金で判断されないほうが良いですよー
今回の修理は、本来1か月前にご入庫いただくはずでしたが、
オーナー様が入庫予約をお忘れになってしまっていたために、このタイミングでのご入庫となりましたが、予約を頂いていた時点であれば、板金修理工場も短期で施工できるよう工程調整が出来ていましたし、弊社も同じような体制で準備をしていましたから、
最短の日程で修理完了をすることができましたが、今回は緊急入庫に近い形でのご入庫となってしまったために数週間が必要となってしまいました・・・
保険使用の修理の際に保険会社からもよく言われますが、
「この程度の修理でなぜそんなに日程が掛かるの?」
ですが、入庫いただいた際には必ずすでに手を付けてしまっている車両が存在します。
その車両修理を止めて、優先して行うことはできませんので、
最短でも手付している修理が終了してからの着手となりますので、それなりの日程が掛かってしまいます・・・
板金塗装工場も弊社も、事前ご予約が優先となります!
この度は、板金塗装工場のスプレーマンが体調不良の為作業が止まったこともあり、予定よりも大分日程が掛かってしまい、申し訳ありませんでした。
子育てと、お仕事も大変お忙しいとのことでしたが、一気に猛暑となってきましたので、体調管理にはお気を付け下さい。
PS:Z8のフィルム再施工は、今回はバッチリです。
来週以降であれば、お引き取りOKですのでご都合でご連絡ください。
会員クラス:プレミアム会員
車両クラス:クラスX
施工コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング(左クォーター)
磨きコース=01スタンダード・ハード磨きコース(再塗装部分の肌感合せ磨き・上記範囲)
オプション施工=レジントップコート・コクーンSTD(上記範囲)
外注施工=板金塗装(上記範囲)
施工料金:132.264円税込(会員オプション割引-10% 適応・コーティング補修基本料及び外注費含む)
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