2015年08月22日公開|トヨタ
今年もすでに2日目のご入庫ととなられる、
プレミアム会員様です!
今年初頭にいらした時と何か違う?
と感じましたが、判りました!
車高が落ちて車高調が付いています。
恐らく、あまり車に詳しくない方が見れば、
車高ダウンは判らないでしょう。
理由は、タイヤとホイルは純正ですので、地味なローダウンだから。
けれど、そこが味噌!
若い方で、特にこのようなミニバンですと、単に車高さえ落ちればカッコイイみたいな乗りで安い車高調を入れてしまい、
本来乗り心地が大事なはずのミニバンが最悪の乗り心地・・・
みたいなことをしてしまいがちですが、
このオーナー様は大人の選択ビルシュタインをお入れです!
私とほぼ同世代ですので、
サスペンション=ビルシュタイン
みたいな神話は有りますねー
実際私も、
シトロエンC3・メルセデスベンツW124・ロータスエキシージはビルシュタインです!
然し、実際には結構車高は落ちていて、
すでにフロントリップの裏側は何回か擦ってしまった痕跡が・・・
意外とミニバンンも、フロントオーバーハング長いですからねー
これからしばらくすると雪の季節も訪れますが、ラッセル車にならない様に気を付けましょう!
今回の御入庫の目的は、“鉄粉除去”です!
御預かり時に点検してみると、大きな食い込み鉄粉で参加して黄色みを帯びたような目立つものは然程無く、指触感触でもそれほどひどい状態とは感じませんでした!
が・・・
実際鉄粉クリーナーを施行してみると、
この通り恐ろしいほどの数の付着が見て取れます・・・
かなり洗車はまめに行われている方ですし、洗車はオンリー洗車機ですので、食い込みまでは至らず初期付着レベルでは相当洗車機により除去もされているはずですが、それでもこうなっちゃうんですねー
附着の範囲その密度などから予想できるのは、当然走行中の付着はありますが、
駐車中の付着が相当予想されます・・・
確かご自宅は車庫ですから、会社の駐車場でしょう。
これでは環境上これ以上の改善策は難しいですので、定期的に鉄粉除去を行なっていくしかないでしょう・・・
但し、弊社の行う鉄粉除去はクリーナーによる方法を取っているために、少なからずコーティングには負荷をかけてしまいますので、
行わない車に比べればコーティングの寿命は多少短縮はされてしまいます。
これではクリーナー作業はデメリット?
と思われる場合は、放置という方法もありますが、このような淡色車ホワイトパールクリスタルシャインの様なお色ですと、食い込み酸化した黄色の点が目立つようになりますし、食い込んだ周囲のコーティングも鉄粉が酸化していくことで溶かされますし、その結果塗装まで食い込まれてしまいます・・・
又、洗車の際にも付着が甘いもは引きずられて傷を入れてしまいますので、
洗えば洗うほど傷だらけになってしまう・・・
という、弊害も起こってきます。
どちらの選択のほうが正解なのか?
は、判断が難しい・・・
但し、弊社施行に拘わらず、
コーティング施工車両へのDIYでの鉄粉除去は行わないほうが良い事だけは確かでしょう。
というのは、コーティングはシリカコーティングだけを見ても、混和されている原材料はまちまちですので、使用しようとする鉄粉クリーナー自体もPHやその原料はまちまちですので、それとの相性判断は市販品では不可能です・・・
たまに弊社のお客様ですらいらっしゃいますが、
トラップ粘土による除去などはもってのほかです・・・
どんなに素晴らしい高額の粘土を使用しても、
その行為で100%傷入れをしてしまいます・・・
トラップ粘土による除去は、その後磨きを行なう前提の場合のみ本来は行うものです。
今回は、鉄粉クリーナーによる除去で取り切れない鉄粉はそのままスルーで、ピンポイント除去までは行いません。
但し、クリーナー作業により残っている鉄粉も数日間は軟化しているために、お引き取り後に更に洗車をして頂くことで、もう一寸付着残している鉄粉も除去できます!
オーナー様は早速
「翌日行なう!」
と、おっしゃっておいででした。
この度も、遠路はるばるお越しいただきありがとうございました。
当初ご用意予定でした代車が手配できず、商用バンとなってしまい申し訳ございませんでした。
ご相談いただきました、スプラッシュビュウー等の部分施行ですが、9月中旬以降は比較的工程に余裕がありますので、よろしければまたご相談ください。
会員クラス:プレミアム会員
車輛クラス:クラスLL
施工コース:
オプション施工=鉄粉クリーニング(1回施工)
施工料金:14.300円税込(プレミアム会員特別価格・適応)
メーカー別
月別バックナンバー