2015年09月26日公開|マツダ
新車時大阪店で施工をして頂き、今年の冬にも自損事故の修理で弊社にご入庫いただいておりましたが、長ーい夏休みを利用なされての東日本のとある建築家の石碑を巡る旅?
をされている際、神奈川県内でオカマを掘られてしまわれました・・・
走行には幸いにも走行には支障のないレベルでしたので、その後も旅を続けられ弊社を其の工程に組み入れて頂き途中下車的に弊社にお立ち寄り頂き、更に代車の乗り換えて旅を続けて頂きました!
以前の自損事故の際は、
御自身でご加入の保険がアメリカンホームダイレクトだったため、示談交渉における施工範囲や方法などでは相当揉めましたが、
今回は幸にも相手方の保険会社が三井住友だったため、
交渉はスムーズに進みます!
今までも三井住友さんとは相当数を担当して頂きましたが、オーナー様が相当の過剰要求をなさらない限り、修理内容に関しては本当に誠意を持った対応をしてくれています。
私が今までに体験してきたことから判断しますと、
全保険会社の中で唯一被害者のために誠意的対応をしてくれる保険会社だと思います!
此方のオーナー様も、
以前の事故でのアメリカンホームダイレクトの対応の悪さに呆れ、
今はソニー損保に変更をされているそうですが、
確かに格安ダイレクト保険の中では一番まともな会社と言えます!
ダイレクト保険などは、確かにロードサービス等は価格の割には充実はしていますが、
単に足車としてこだわりを持たれないレベルであれば十分かもしれませんが、
修理クオリティーに拘りを持たれるような高度な話し合いとなると、
いかに対応が良いソニー損保と言えども難色を示される可能性は否定できません。
特に外資系に関しては、基本保障自体に問題は無いでしょうが、
踏み込んだ内容での調整幅はほぼ0と言えます・・・
今までの体験を基に考えますと、
価格優先で選ぶとしてもダイレクト系はなるべく避けるべきでしょう・・・
選ぶとしたら、共済系のJAや全労済のほうが、事故センターが全国にありますので、
フェイスtoフェイスでの交渉が可能ですので、融通性は高いと思います!
損保系は保険料は高くなりますが、加害者になってしまった場合には有利ですが、価格ほどのメリットが存在するのかと言うと、会社により大分対応温度差がありますので、
保険会社選びは重要です。
大きな会社ほど、支払いが厳しいというパターンは否定できません・・・
やはり損保系なら、お勧めは私個人的経験からすると三井住友でしょうねー
保険は全てにおいて、掛け金が安いとか内容が充実しているとか支払い条件が良いとかではなく、もしもの場合に本当に当事者のために動く(認定)かでしょう!
今回の事故での破損部分はリアバンパーとなりますが、保険修理での弊社におけるコーティング再施工範囲は、板金塗装されたパネル隣接部分までとなりますので、左右クォーターとトランクが含まれ、合計4パネルとなります!
実は今年の冬の自損事故の修理個所もほぼ同じですが、すでに8か月経過していますので隣接施行パネルは鉄粉除去の為クリーナー作業を行いましたが、
付着鉄粉はわずかで10カ所程度でした。
露天駐車である割には非常に少ないですので、
お住まいの地域の大気環境が良いのでしょうねー
その後、このように施工範囲以外はマスカーで覆いコンパウンドで汚れるのを防ぎます。
と言うのも、磨き終了後の脱脂を兼ねた洗車で、
関係ない部分まで再度洗う事を避けるためです。
傷入れのリスクはいかに洗車回数を少なくするかに係っていますので、この作業は欠かせません。
これはトランクの水染みですが、
冬の再施工時にはすでにイオンデポジットクレーターになっており、保険認定の磨きコースでの磨きではクレーター底部までの研磨まではできませんので、
輪郭は残っていました・・・
当然その後再コーティングは行ってはいますが、
シリカコーティングは窪みを埋めて平滑には製膜しませんから一度クレーター状になってしまった部分は、このように再度水染みが同じ部分にできやすくなってしまいます。
とはいえ、まだ期間経過が短期ですので、
今の段階では水染みの範囲にしか成長していません。
露天駐車車両の最大の脅威は、やはり水染みです・・・
とはいえ、
このお車は一般的露天駐車車両に較べれば圧倒的にダメージは少ないですので、洗車時の拭き上げ遅れによる乾きを起こさないような上手な洗車ができているのでしょう!
水染みは、根本原因は洗車時の水道水や地下水に含まれるアルキル金属基を、
拭き上げ遅れにより乾かれてしまう事から、
以降ダメージレベルの低い雨水でも水染みができやすい様な誘導をしてしまうことになります。
つまり、露天駐車車両でも洗車さえきちんと行っていれば、
相当水染みは防ぐことが可能になります!
環境・技術的に難しければ、いっそ洗車機のほうが無難です!
洗車により細かな傷が仮に多くはいったとしても、イオンデポジットクレーターだらけになることを思えば、リセットでの回復率やかかるコストを考えればその方が安上がりですし。
このドアハンドルメッキ部の白い滲み状のものは、水染みではありません。
メッキの腐食です・・・
欧州車特にドイツ車では多くみられるトラブルですが、
国産車で見るのは稀です・・・
弊社のお客様は殆どが内陸もしくは太平洋側ですが、こちらのオーナー様は福井県ですので日本海沿岸です。
聞くところによると、日本海沿岸のほうが雨水水道水とも酸性濃度が高いそうなので、
その為メッキが腐食しやすいのかもしれません・・・
これが気になられるとのことで、此処は自費にての作業の御依頼を頂きました!
まずはこの腐食を磨き落とすことですが、まだ腐食レベルは軽度ですのでメッキ磨きの
“ライト・ポリッシュ”でOKです!
本来は会員様のみ施工可能な
“ラジカル・コーティング”ですが、
こちらのオーナー様は非会員ですが、
今回は特別にルールを曲げ施工いたします!
と言うのは、新車時の施工は大阪店で行っていますが、その時弊社施工予約が長期埋まってしまっていたため大阪店をご案内した経過がありますので、
この時弊社で施工されていれば会員登録となっていた・・・
と言う経過がありますので、今回のみルールを曲げ施工いたしました!
ラジカル・コーティング施工後、
更にメッキ専用シリカコーティングを施行して保護力を強めます!
巷には、メッキ専用コーティングと謳われたコーティングが多く存在していますが、100%眉唾と言えます・・・
と言うのも、メッキにはシリカコーティング密着の為の、
絶対必要要素である官能基の存在が0です。
どのようなシリカコーティング剤であっても、
官能基の存在しな機材には密着は物理的に不可能です・・・
ましてや、
メッキのように密度の細かな素材には、
コーティング剤のスパイクもできません。
弊社で今回使用しているコーティング剤であっても、ラジカル・コーティングによるベースコートが無ければ数か月で剥離してしまいます・・・
然し、ラジカル・コーティングはいうなれば無機接着剤のようなもので、
且つ官能基の塊のようなものですので、
これによりトップコートが完全密着をすることが可能になります!
更に、本来トップコートのWコートは、
ただの上塗りとなってしまい密着効果はありませんが、ラジカル・コーティングを施行することで、
官能基引力が強力に働く為に意味のあるWコートが可能になります!
MAZDA マツダ MAZDA マツダ ロードスターRS(NCEC)
コーティング補修終了
お車の施工終了とともに、長かった夏休みも終わられたそうで、お引渡しはご入庫から1か月後となられました。
その間代車にシトロエンのC3にお乗り頂いておりましたが、
思いの外楽しかったそうです!
此方のオーナー様以前にはルノー・トゥインゴにもお乗りだったそうなので、
フランス車にはなじみもあられたこともあるでしょうが、
意外とこのC3は多くの方に好評です。
が・・・
独特のセミオートマチックの感触に、
違和感を覚える方も多くいらっしゃいます・・・
お利口な、国産のATやドイツ車に多いツインプレートセミオートマチックになれてしまわれてる場合は、乗り手のアクセルワークの技術により、
シフトチェンジのスムーズさに大きな差が出るこの手のセミオートマチックにはなじめない方もいらっしゃいますが、技術が必要なだけに運転する面白さがあるのですがねー
最近キャブ車にばかり乗っていますが、やはりお利口なインジェクションになれてしまっている最近の方々は、下手をすればエンジン始動すら困難かもしれません・・・
プラグがかぶらないように始動して、アクセルを踏み込む際も必要量だけ踏込、出力とアクセルのバランスを取りながらかぶらないように加速していく!
インジェクションしか知らない人からすれば、ただの面倒くさい車としか思えないかもしれませんが、
車と対話が成立しなければ思うように動かないことが面白いのですがねー
以前も今回もほぼ同じ損害・・・
しかも1年間に2回も。
私以外と信心深いですので、このようなことは何かの暗示?
と、考えてしまいます。
何かの反省を促しているのか?
この後起きる事への注意喚起なのか?
もっと大きなことをこれで済ましてくれているのか?
等々・・・
“災い転じて福となす”という捉え方もありますが、こういう時は注意をするに越したことはありません!
第六感を研ぎ澄ませましょう。
私此れで結構、事故や取締り寸での所で回避できているのは、
この第六感のおかげの様な?
この度も、旅の途中とはいえわざわざ遠方よりお越しいただきまして、ありがとうございました。
今回は保険会社交渉もスムーズに進み、以前の様な煩わしい思いをなさらずに終了できましたことは安堵いたしました。
以前もお誘いいたしました弊社ツーリングですが、今年の春を持って最終回とはなってしまいましたが、来春も有志による奈良ツーリングは予定されておりますし、以前の様な過激ツーリングは今後は行わず、まったり観光ツーリングに様変わりですし、参加車種も同方向に限定されますので今までのツーリングよりもさらに楽しめると思いますので、ご都合がお付になるようでしたら是非ご参加してみてください。
但し、その分方向性がセレブ化してしまいますので、お金はかかるかもしれません。
車輛クラス:クラスS
施工コース:
コーティングコース=グラスコート・アルティメット ガラスコーティング(リアバンパー・左右クオーター・トランク=保険修理)
磨きコース=02スタンダード・ソフト磨きコース(再塗装部分・リアバンパー=保険修理)
=01スタンダード・ソフト磨きコース(隣接パネル・左右クォーター+トランク=保険修理)
オプション施工1=レジントップコート・コクーンSTD(全体再施工=保険修理)
オプション施工2=ドアハンドル・メッキ(ライト・ポリッシュ=自費施行)
オプション施工3=ドアハンドル・メッキ(ラジカル・コーティング=自費施行)
オプション施工4=ドアハンドル・メッキ(専用トップコートWコート=自費施行)
外注=交換・再塗装(リアバンパー=保険修理)
施工料金:12.745円税込(自費施行分・保険会社支払い分非公開)
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