2015年10月30日公開|ダイハツ
奥さまの新車のコーティングで、相当迷われ色々な店舗を回られた結果、弊社に施工の御依頼を頂きましたご新規のお客様です!
恐らく訪れた店舗の中では、弊社が一番高額だったと思われますが、にも拘らず弊社をお選びいただきました理由は、具体的には判りません・・・
が、信頼を頂けたという事でしょう!
この他店を回られている際にとある店舗では、磨きを行わないことが重要というか、
磨きを行うこと自体を否定されている所もあられたそうですが、
私にはその論拠が全く理解できません・・・
各々の考え方や信念に基づくことでしょうが、そこに物理的裏付けが無い事には私には賛同はできかねます。
前にあった、
「新車にはホーロー層があるから!」
みたいな、都市伝説的眉唾話では、まったく物理的裏付けにはなりえません。
だって、ホーロー層など存在していないのですから・・・
施行哲学に関して、私が是非を判断する必要も権利もありませんが、
受け入れるつもりも毛頭ありません・・・
後は、オーナー様自体がご自身の判断で可否を決めて頂くしかないでしょう!
価格で選ばれるのか?
店舗の雰囲気で選ばれるのか?
作業内容で選ばれるのか?
どちらにしても、大事な新車(お車)をお預けになり、大切なお金を消費するのですから、
慎重に検討する必要があるのは間違いないですねー
このお車では、センターメーターが採用されています。
前方視界はスッキリはしますが、この方が視認性がよいのか?
というと、私にはあまり良いとは思えない・・・
此れ、運転時の視線・視点の置き方なのでしょうが、私は比較的メーターを確認する頻度が高いですので、この配置ですとどうしても前方というより左側を見る頻度が高くなってしまいます。
確かに、歩行者に対しての視認性は上がりますが、
正面視認率は下がってしまうような気がしてしまいます。
尤も、このようなメーター配置の車は乗ったことが無いですので、あくまで想像ですが・・・
恐らくこのお車の、最大の売りは車内のヘッドクリアランスの高さなのでしょうが、なぜここまでスペースが必要なのか?
は、私には理解できません・・・
前発のタントもそうですし、他社でも多くの軽自動車が上方向のスペースを拡大しているようですが、それほどメリットあるのでしょうか?
私の主眼点はどうしても走行性能優先で考えてしまう傾向があるからでしょうが、この様に車高が高くなることで、
不安定感を心理的に感じてしまいます・・・
高速道路で横風が強ければ、かなり煽られるのではないか?
側面衝突したら、転んじゃうんじゃないのか?
等、実際にはそれなりに対策はされているのでしょうが、どうも心理的に不安になってしまいます・・・
但し、この無駄に思えるような車内空間も、使用目的によっては有用にもなるでしょう!
弊社での一番大きな車である、レンジローバーは車体は大きいですが、
実際にさほど車内スペースに広さはありませんし、
ラゲッジスペースが広い訳でもありませんから、アウトドアやそれらスポーツの、
基地的使用用途としてはあまり有用とはいえません。
この様な時には、このようなウエィクのほうが良いでしょうねー
どうもダイハツもトヨタ傘下となってから、
トヨタ的な雰囲気が強まったような?
このシルバーのプラスチックトリムは止めてほしいです・・・
シルバーであることは良いのですが、なぜこのような質感にしてしまうのかが?
です。
同じコストでも、もっと方法はあると思うのですが・・・
180万円のする車なのですから、もう一寸作り方だ有る様な?
“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”での、
ドアカップの施工もご依頼いただきました!
当然4カ所です。
最近、輸入車だけではなく国産車でもドアカップのプロテクションフィルムはディーラーオプションで用意されているようですが、汎用性優先ですので、
本当に必要な範囲までのカバーがなされていないことの方が多いです・・・
フィルムラインも、エッジから離れてしまっていますので、
フィルム自体も目立ちやすくなってしまっています。
弊社では、汎用品ではなく、一台一台型取りでの施工ですので、
できるかぎりカップラインぎりぎりまで貼り込みます!
このお車は、前後のカップが大きさも形も異なりますので、
それぞれに型取りを行って施工いたします。
恐らく価格はディーラーのほうがお安いでしょうが、
価格?
範囲?
どちらを優先するかもオーナー様次第でしょう!
ダイハツのお車は今までの施工実績からして程度が良いお車が多かったですが、このお車はダイハツではなく長野トヨタからのご購入だそうですが、長野トヨタでの施工実績を見ても、程度良好のお車が多かったですので、このお車も心配なさそうです!
但し、ガードWAXなのか?
簡易ポリマーなのか?
は判りませんが、それらがいたずらをして、
洗車前ではボディ状態の正確な判断は付きにくかった・・・
ディーラーも納車時には、塗装の素の状態がきちんと確認できるようにはして納車してほしいですねー
然しこのお車、フロント周りは全て樹脂パネルです・・・
最近フランス車ではこのようなお車多くなっていましたが、国産車でもこの方向が主流になっていくのでしょうねー
理由は多々あるとは思いますが、これが車として良い方向なのか?
というと、私には一概に歓迎すべきこととは思えません・・・
と、思ってしまう理由も多々あります。
然し、このお車膜厚非常に薄い・・・
今迄のダイハツ車は、軽自動車でも100μはありましたが、
このお車は84μしかありません・・・
スズキやマツダ級の、塗装膜厚になってしまっています。
これもトヨタ傘下になったための、コストダウンの一環なのか?
あまりあることに意味をなさない装備ばかりが増やされるよりも、耐久性能に影響を大きく及ぼす塗装膜厚はきちんと確保してもらいたいですねー
このお車で唯一傷らしい傷は、左リアドアにあった傷。
なぜかここだけ固まって数本の傷がありますが、ガードWAXを落す際附着物でも咬みこんで擦ってしまったのか?
何かを擦り付けてしまったのか?
でしょうが、パールホワイトⅢの塗装色は傷が見えにくいため、
この傷もパッと見には判りません。
弊社の磨き作業時に白系のお車では、
側面はメタルハライド水銀灯と高出力LEDで斜め30度の角度から照らし5度~90度の角度で立ち位置を変えて傷を探します。
殆どの傷はこの確認作業で傷は見えるはずですが、
これでも見落としはあるかもしれません・・・
然し、これ以上の確認作業は時間に限りのある中でのことですので、エンドレスで行うことはできませんのでご勘弁ください!
今回ご予算の関係もあり、磨きのコースでもちょっと迷われましたが、
せっかく磨くのですからきちんとした磨きを選択されたほうが良いであろうという事で、
“01スタンダード・ソフト磨きコース”をご選択いただきました!
そのおかげで前記した傷も、落とすことが可能でした!
これ、スパーライトならまず無理でしたし、ライトでも多少は残った可能性は有ります・・・
やはり、個人的には磨きで予算を削ることはお勧めできませんねー
磨き終了後の膜厚は80.8μですが、
最大研磨膜厚には1.2μの余裕を持って終了いたしました。
これは、初期膜厚も薄いですし、傷もありませんからこれ以上肌調整をすることの方がメリットは無い・・・
という考えから、無理に研磨を行わないことといたしました。
このお車、まだこれからかなり長くお乗りになられるご予定の様でしたし、
その間にメインテナンスにも入れられるおつもりとのことでしたので、新車時の此処一発にかけた磨きより、
今後まだ余裕を持って磨ける可能性を残すことを優先した結果です!
とはいえ、他店では、
「磨くことはしない!」
という理屈、当然膜厚消費は無いですが、今回のように傷があるのは当たり前ですが、
傷をそのまま残した状態で、いくら艶が上がるコーティング剤を施行しても、
基本的意匠性は改善されていないことには問題は無いのでしょうか?
個人の考え方、優先事項の問題でしょうが、私は傷が残っていていくら艶が上がっていようとも、それでは全く施工価値を感じることはできませんねー
其れがいくらキーパーのように2万円前後の価格だったとしても、根本改善がなされていない中での金銭支払いは無駄・・・
と、感じてしまいます。
其れだったら、DIY用コーティング購入して、自身でコーティングしても何も変わらないように感じてしまいます。
格安施行のほうが、私には費用対効果は無いと思えます。
DAIHATSU ダイハツ ウエィク X“FINE selection SA” 4WD(LA710S)コーティング終了
今回、コーティングでもかなり迷われました。
当然御予算的な問題もありましたが、一番の理由は、
「洗車を基本的には洗車機で行いたい!」
という、オーナー様のご希望があったからです。
弊社のシリカコーティングは、基本的には殆どが洗車機洗車は可能ですが、スタンダードクラスやバリュークラスでは、
コーティングの耐久性には大きな変化が起きる可能性は高いですし、洗車機の程度によっては細かなスクラッチが入ることも予想されます・・・
これらのリスクを避けるとなると、
高膜厚・高硬度のプレミアムクラス以上が必要となりますが、
必然的に高価格となってしまいます。
最終的には、ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッドと、洗車機専用であるエクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュが候補として残りましたが、価格では安いハイブリッドには特殊な艶感というハードルがあります・・・
但し、今後の御使用過程において起きるであろうコーティングトラブルである、傷入れや水染み付着に対して、
メインテナンスにおける復元率や必要コストが低いことを優先されて、
“ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド”とされました!
完成車両をご夫婦でご覧になられた御感想は、
「艶は別に変には感じない!」
とのことで、一安心いたしました。
このお車は特に、平面パネルでの構成がほとんどで、曲面部分はほんの一部ですので、
粘りのある独特の艶感は目立たなかったようです。
但し、ちょっとした曲面部分をある一定角度から見ると、平面部分で感じる艶感とは違い、
トロリとした艶感が出ていることは判られたようです。
個人的には、この艶が全体に及ぶ、ポルシェや旧TTや旧ジャガーなどには、
最高の意匠性を創り出すコーティングだと思います!
この度の御預かりでは、当初代車がイプサムの予定でしたが、事故代車として急遽出てしまい、シトロエンを代わりにお乗り頂きましたが、帰り道で立ち寄られたコンビニで、
エンジン始動不可能となってしまい、急遽代わりの代車をお持ちいたしました・・・
その際、
「やはり外車は壊れやすいのですかねー」
とのことで、
「過去知り合いでBMWのエンジンに穴が開いたこともあったので、外車はやはりだめですね・・・」
と言われておりましたが、確かに外車は壊れやすいのは事実ですが、
考え方によればあまりに壊れない国産車も異常と言えば異常です。
但し、BMWのエンジンに穴が開くという事は、通常では考えられることでは無く、
よほどオーナーの管理に問題があったのでしょう・・・
基本的には外車のほうが、
フレームや足回りやエンジンなどの車の骨格となるようなところは丈夫なはずです!
40万キロとか普通に走ってる車、海外では当たり前のようにありますが、それが国産車で可能か?
というと、まず無理です・・・
外車の基本的考え方は、メインテナンスコストをかけながら長く乗る!
となりますので、国産車的考え方で、
10年間10万キロノーメインテナンスであることに価値を感じられる方は、
輸入車には乗られないほうが無難でしょう。
間違いなく言える事は、一般的使用目的や走りに拘りを持たれないのであれば、
国産車が一番いい選択肢です!
興味本位や、見栄で輸入車に手を出すと、必ず後悔します・・・
この度は、代車のトラブルがありご迷惑をおかけいたして、申し訳ございませんでした。
今回、レジントップコートが施工してありませんので、1か月間の管理には特に注意を払ってください。
又どういう訳か、ここのところ弊社常連様の事故が多発しておりますので、事故には注意してください。
良い状態で、長く乗られることができますこと、願っております。
施行させて頂きまして、ありがとうございました。
車輛クラス:クラスS
施工コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング
磨きコース=01スタンダード・ソフト磨きコース(程度良好新車向け・軽度の傷取り鏡面仕上げ)
オプション施工=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×4か所)
物販=拭き取り専用超大判クロス
施工料金:120.590円税込(新車割引磨き-10%・淡色車割引磨き-5% 適応・物販込)
メーカー別
月別バックナンバー