2015年10月18日公開|スバル
これで同じお車で3度目のボディコーティングとなる、栃木県よりわざわざ毎回お越しいただいている会員様です!
が、今回は実は事故の合われてしまい、
そのコーティング補修も兼てのご入庫ですが、
本来は7月の段階で再施工をこのタイミングでご予約頂いていたのですが、その間に事故に遭われてしまったので、“不幸中の幸い”ではないですが、賠償において施工される部分がありますので、自費施行分が少なくなる!!!
と、期待しておりました。
この事故は、駐車中にフロントバンパーをぶつけられた事故ですので、
当然100-0の賠償事故です。
修理は地元のスバルディーラーで、フロントバンパーの交換と左ヘッドライトの交換をされてのご入庫です。
事前に、賠償保険会社である東京海上日動の宇都宮損害センターより入庫確認がありましたがその際、
「今回は代車料はお支払できません!」
と、言い切ります・・・
「賠償事故で代車料払えないなど聞いたことが無いし、過去そんな事案は無いけれどどうして払えないのですか?」
と聞くと、
「ディーラーでの修理の際、ご本人が代車は必要ないとのことで、往復タクシー代を支払っていますので、それで交通費関係の賠償は終了しています。」
とのことですが、
「ディーラー修理と、弊社での修理は関係ないでしょう。」
「代車料支払えないなら、弊社ではお引き受けできませんので、その旨オーナー様にお伝え頂いてどうするかを検討してください。」
という事で、お断りをさせて頂きました・・・
それから2週間ほどが経過して、オーナー様から入庫日程の確認が?
「2週間前に代車料払えないとのことで、お断りしましたが保険会社から連絡は有りませんか?」
とお聞きすると、
「何も連絡在りません・・・」
とのことで、事案はとん挫したまま放置されているようです・・・
こんなこと、賠償事故で許されるのでしょうか?
それから数日が経過して、東京海上日動から連絡があり、
「代車料お支払することとなりましたので、施行をお願いします!」
と、言ってきます。
「は?あれだけ強行に代車料の支払いを拒否して、オーナー様にも今まで連絡すらしないで何いまさら言っているのですか?」
というと、
「とにかく、施工をお願いします。」
とのことでしたが、たかだか代車料の支払いですらこれだけ揉めるのですから、
補修費用でも揉めることは必定ですので、松本損害センターのアジャスターを立て、
事前に補修費用の協定をすることを条件にことを進めることに。
今回の事故は、板金塗装されたのはフロントバンパーですので、
弊社での施工は“隣接パネル迄”となりますから、ボンネット・左右フロントフェインダーが追加となりますから、合計4パネルの再施工となります。
このことを、東京海上日動の松本のアジャスターに伝え見積書を提示しましたが、松本のアジャスターは弊社システムも解っておりますので簡単にOK出ました!
然し、初動での宇都宮の動きがおかしいことから、
「事前に、宇都宮の了解も取っておいた方が良いでしょう。」
とのことで、松本のアジャスターが宇都宮に承認を取ろうとしたら、
「宇都宮拒否しています、いくら説明をしても聞き入れません、担当者では話にならないので上席と話しましたが、まったくだめです・・・」
「これはかなり危ないですから、入庫止めたほうが良いと思います。」
「宇都宮から、その旨オーナー様に連絡するように伝えます。」
とのこと。
それからさらに数日が経ち、入庫予定日の数日前になって宇都宮からTEL?
「この施行範囲や、金額は承認できませんから、とにかく価格を下げてください。」
とのこと。
「弊社は過去、
この内容金額で全て東京海上日動からは承認いただいていますし、
松本損害センターでは本社承認も取れていると聞いていますので、
人や地域により認める・認めないはおかしいでしょう?」
と言いましたが、
「ここは宇都宮ですから、松本は関係ありませんし、本社承認も松本がやったことで、宇都宮には関係ありませんから、この内容金額ではお支払いはできません・・・」
過去、ここまで揉めたのは全労済の東京損害センター位ですが、この時は賠償ではなく車両使用でしたのである意味しょうがない部分もありましたが、
最終的には上席との交渉で意外と簡単に承認をされました!
が、今回は上席ですらOUT・・・
数日間何時間もの交渉を行いましたが、平行線・・・
オーナー様が非常に温厚な方でしたので、
これ以上揉めて入庫できなくなることが問題です。
オーナー様が徹底的に戦う意思がおありでしたら、
東京海上日動本社・監査官庁などに苦情申し立てという方法もありますし、
加害者への直接請求という手段もありますが、これは弊社が行えないですので、オーナー様が直接行うしかないですが、そこまでの意思もあられないご様子・・・
結局、入庫予定日前日まで結論が出ていない為、
最終手段として施工範囲のボンネットを削り、
代車料も減額してやっと合意。
他社のアジャスターにも相談をしていたのですが、その結果出てきた答えは、
「保険会社云々ではなく、どうも栃木県という地域性として、保険支払が悪く、
出し渋る傾向があるようです・・・」
とのことでしたが、そもそも保険は約款に基づき、且つ過去事例(判例)に基づくはずですので、
地域や個人によって大きな解釈の違いが生じるのはおかしな話です・・・
濃色車ですので、鉄粉は視覚的には確認できませんが、鉄粉クリーナーを使用すると、やはりこの通り溶けた鉄粉が紫色の染みを地面に作ります・・・
おおくの方は、この状態でさらに何年も乗られつつ、洗車を繰り返すのですから、
いくら丁寧な洗車をしても線傷だらけになるはずです。
大事にしているつもりの手洗いのほうが、
このような状態ですと洗車機よりも傷を入れやすい・・・
年式からすると比較的マフラーエンドの傷みは少ないですが、
それでもやはり多少なりともステンレスは腐食し始めています・・・
クロスで拭くとざらつき感がありますので、今回はリューターを使い磨き、ざらつきを取ります。
手磨きはオーナー様でもできますが、リューター作業はコンプレッサーでもお持ちでなければできませんので、
日ごろのこまめな手入れをすることが大事ですねー
今回事故で左のヘッドライトは破損して新品交換されていますが、その為既存の右のヘッドライトと比較すると、左右意匠性の差が付きすぎてちぐはぐです・・・
以前の施工でヘッドライトカバーは、磨きを行なわず、
ラジカル・コーティング+専用トップコートWコートを施行してありますが、
その為劣化したクリアーがあったのでしょう、極端な意匠性低下は起こしていませんが、
それでも多少のクリアーの劣化はしてきてしまっています・・・
どうやら、新品であれば劣化防止には絶大な効果を発揮しますが、
一度使用をしてしまっているものですと、一見透明なように見えても、
実はその透明な部分にも劣化症状は残っているようです。
このお車の教訓として、新品でない限りは曇りなどが起きていないとしても、
必ず最低でもライトポリッシュをしてからのコーティングを行う必要があるようです!
つまり、新品時にきちんと保護をしておいてあげることが一番いいという事になります!
今回保険による賠償で、
以前施工している“ラジカル・コーティング”と、
“専用トップコートWコート”も施行しますが、弊社での価格設定は1台単位となっていますので、既存の右側の今回磨きを行ったライトも、
オーナー様のご負担は無く施工できてしまいます!
今回のセコイ賠償での唯一ラッキーと言える事でしょう。
流石にこのことまでを、
「交換は片方だけなのだから、施工料金も半額にしろ!」
とまでは、言ってきませんでした。
施行前にはちぐはぐであった左右のヘッドライトカバーですが、施工終了後はどちらが新品だったのかは、判らなくなりました!
施行前には、
「たぶんん施工後には、多少の意匠性の差は残るかもしれませんよ?」
と、お伝えしてあっただけに、御引き取り時にオーナー様が確認された時、
左右の意匠性の無さには、逆に非常に喜んでいただけました!
ある程度距離を置いて見たときには、今迄に2回磨きが行われていますので、
肌も完全に出来上がっていますから、すごくきれいに見えます!
が、近づいてよく観察すると、
露天放置されていてあまり使用もされていない為、
結構な傷み方をしてしまっています・・・
とはいえ、2年前にお持込み頂き再施工した時に比べると、
水染みも線傷もダメージレベルはかなり低くは抑えられています!
オーナー様曰く、
「前回施工のコーティングである、
ブリリアントフィニッシュ・プレミアムの表面フレキシビリティー効果により、
傷の入りは洗車で少なくなった感じですし、
手洗いだけでなく洗車機使用を増やした効果だと思います?」
「前回施工したレジントップコート・コクーンも、前々回は施工しなかった時と比較して、
コーティング直後の水染み形成が明らかに少なかったですから、
レジントップコート・コクーンの効果でしょう!」
との、事でした。
然し、側面の水染みははっきり言って酷い・・・
傷は、トップに較べ少ないのですが、通勤用の軽自動車を購入されたため、
明らかに放置期間が今回は長くなってしまっているため、このようになってしまっていると思われます。
但し、まだコーティングは十分保護機能を果たしているため、水染みからイオンデポジットに進行している部分もかなり目立ちますが、
コーティング範囲内に収まりコーティングが犠牲被膜の役目を果たしてくれていますので、
塗装にまではダメージは至っておりません。
但し、コーティングの上にこれだけ水染みが膜化してしまっていますので、本来の施工されているコーティングの機能である疎水・滑水機能は完全に阻害されてしまっています・・・
こうなってしまうと、水染みが水染みを呼びという、
“ドミノ倒し”的負の連鎖になって行ってしまいますので、
2年での再施工は正直もったいないですが、こうなるとしょうがないでしょう・・・
1年経過後にでも、スケールリムーバーによる水染み除去のメインテナンスを行っておけば、今回も再施工ではなくスケールリムーバーメインテナンスで済んだでしょう。
ランニングコストはかかってしまいますが、このお車のように露天放置期間が長くなってしまう場合は、定期的メインテナンスを行っていたほうが、
再施工サイクルは伸ばせますので、
トータルコストからすればその方が安上がりでしょう!
とはいえ、お住まいが栃木県ですから、その都度弊社まで来られることも大変ですので、難しい選択ではあります。
今回の磨きの御依頼コースは、
“02スタンダード・ソフト磨きコース”でしたが、水染みだけの問題であれば01スタンダード・ソフト磨きコースでも十分でしたが、傷の除去にはちょっと役不足です。
前回入庫よりは確かに傷は少ないですが、何回か行っている手洗いで、
傷はそれなりに入れてしまっています・・・
お住まいがアパートの為、手洗いをするにも洗車場ですから、
十分な傷を入れずに洗える条件環境ではありません・・・
オーナー様は性格的には慎重な方ではありますが、
だからと言ってそれが洗車が上手い事には直接的には=にはなりません。
正直な印象としては、洗車は雑という印象です・・・
すみません。
殆どの線傷は除去できましたが、
↑の写真にある様な短く深い線傷は残ります・・・
これだけの深い傷となると、洗車で付けているとすれば、
よほど大きな鉄粉を引きずっているか?
スポンジに砂を咬んで洗ってしまっているのか?
ですが、ことによると洗車時の服のボタンやチャックなどの擦り付けで付いたものかも、縦傷ですので可能性は大です。
洗車機を使用されているそうですので、GSなどで洗車をして拭き上げをしてもらっているとすれば、スタンドマンにつけられている可能性も否定できません。
というか、確率はかなり高いでしょう・・・
私の40年近い車人生において、GSで本当にきちんとした車両取り扱いをしていると感じたGSは、名古屋コーンズ指定のGSただ1軒だけです!
それ以外は、大同小異で扱いの雑さに大差はないですねー
ツーリングなどに行った際、地理的な問題や台数の問題で、セルフのスタンドが選択できずフルサービスのGSに入る羽目になったときは、非常にストレス感じてしまいます・・・
ですから、高速道路内で給油しなければならない場合も、事前にセルフのGSを調べておいてまだそれほどガソリンが減っていなくても、
出来るだけセルフに立ち寄る様にしています。
とにかく、友人知人であろうが、ディーラーであろうが、
他人に触られることは本当に嫌です・・・
「一寸見せて!」
などといわれ、車をお見せする際でも、内心は“触るんじゃねーぞ”と念じつつ実はハラハラしているのです・・・
そういう方、結構多いですよー
ですから、基本的には人の車には触らない、ましてや運転などはさせてもらうべきことではありません。
これは、親しい人だとしても常識・礼儀でしょう!
SUBARU スバル レガシィ B4Sti(BL5)コーティング終了
今回施工がお引渡し時当日までかかってしまい、且つ来店者でごたごたしていたためについつい完成時の完成写真を撮り忘れてしまいました・・・
申し訳ございません。
今月に入り2台目ですが、どうもここのところいろいろな出来事が重複しており、
精神的不安定なのかも?
と言っても、暗い悩み事ではなく、倶楽部メンバーの増車が有ったり!
デモ車の追加購入をどうするか?
新倶楽部名称や規約を、どうするか?
等、仕事や私生活とはあまり関係は無い事ではありますが。
このお車、使用過程中に弊社に初回施工でお持込み頂き、
その後これで3回目の施工となりますので、
塗装肌は究極まで鏡面化されているため、
だれが見てもとても約10年が経過しているとは思えない仕上がりとなっています!
但し、初回施工時においてすでにイオンデポジットクレーターが出来てしまっていたり、
極端に深い傷が散在してしまっていたりという、
磨きでの回復には特殊な方法を必要とする部分は補修されていませんので、
細かく見ていくと気になる部分もありますが、一般的見方からすれば、
有りえないほどきれいです。
事実、納車時に倶楽部メンバーでは一番のうるさ型の方と一緒になりましたが、この方でさえ、
「ここまで磨き上げられてきれいになってしまうと、運転すること自体に躊躇してしまいますよねー」
と、オーナー様に話しかけていらっしゃいました。
実はこのお二人初見ではなく、過去にこのオーナー様がスポット参加なされた、
弊社の那須ツーリングでご一緒なされています!
わずか数時間の絡みでしかないですが、
同じ様に車を愛でるものでしかも走りが好きという共通項が在ると、
距離感や親密度とは関係なく打ち解けることがすぐできるようです。
但し、いくらしょっちゅう顔を合わせていても、根本的感性に食い違いがあると、
いつになっても打ち解けられないというか、拒否反応が出てしまわれる方もいるのは仕方ないですねー
子供のころは心にフレキシビリティーがありますから、
意外と打ち解けることは簡単ですが、大人になり歳を重ねるにつけ、
心は因業になっていきますから、表面的には大人の接し方が出来ても、
生理的に拒否感があると打ち解けることはできないようです・・・
ここら辺が、弊社ツーリングクラブ解散、新倶楽部設立の一つの理由にもなっています・・・
今回お引き取り時にオーナー様から初めてお聞きした話として、入庫直前に弊社が東京海上日動宇都宮損害センターと揉めている際、オーナー様に東京海上日動よりTELが入り、
「コーティングの補修の補修料金ですが、
弊社の支払い基準を超えていますので、オーナー様に差額をお支払いいただけませんか?」
との、打診があったそうです。
当然、オーナー様は拒否!
「どうして賠償事故で、正当な修理内容に対して自費支払が生じるのですか?」
「払うつもりはありません!」
と伝えたそうですが、コーティングの東京海上日動での基準支払額が設定されているなど、初めて聞きました・・・
この取ってつけた嘘を被害者に突きつけるなど、“言語道断”です・・・
宇都宮の東京海上日動は、損害センターとしての姿勢が、きちんとした賠償をすることを最大の目的とはしておらず、センターとしてどれだけ請求金額を圧縮して、
支払いを減らすことができるかを目的としているようです。
となると、東京海上日動自体の損害センターへの評価に、いかに支払いを渋ることができたのか?
という事が、大きな評価対象になっていることになりますから、このシステム自体がおかしいでしょう・・・
今回も、遠路はるばる2往復いただき、ご苦労様でした。
しかも、帰路では2時間もの渋滞に合われたそうで、さぞお疲れのことでしょう。
其れを押してまで、弊社のご利用を頂いていることには、感謝いたしております。
予定では、この秋のツーリングは那須に予定でしたので、また合流を楽しみにされていたそうですが、弊社都合により中止となってしまい申し訳ございませんでした。
但し、お会いになられた○君はじめ新倶楽部でのツーリングは継続されますし、来年より予定されている某ショップとのサーキット貸切走行会は、近隣ですのでその際には是非ご参加ください。
現役レーサー(老人ですけど)による、同乗ドライビングレッスン(無料)も受けられますし。
今回の保険会社対応、今後の保険会社選びの参考になされてください。
会員クラス:準会員
車輛クラス:クラスM
施工コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ガラスコーティング(保険賠償=フロントバンパー+左右フロントフェンダー・自費施行=以外範囲)
磨きコース1=02スタンダード・ソフト磨きコース(再塗装対応磨き:フロントバンパー=保険賠償 差額自費施行:フロント左右フェインダー 自費施行範囲:以外範囲)
磨きコース2=01スタンダード・ソフト磨きコース(再塗装隣接パネルグラデーション磨き=左右フロントフェインダー保険賠償)
オプション施工1=レジントップコート・コクーンSTD(保険賠償=フロントバンパー+左右フロントフェインダー 自費施行=以外範囲)
オプション施工2=ヘッドライトカバー(右のみミディアムポリッシュ=自費施行)
オプション施工3=ヘッドライトカバー(左右:ラジカル コーティング+専用トップコートWコート=保険賠償
自費施行金額:94.523円税込(会員再施工割引-30%・代車料保険支払の為割引-5%・特殊塗装割増磨き+20%・濃色車割増ランク2磨き+15% 適応)
保険賠償施行金額:非公開
メーカー別
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