2015年11月01日公開|マツダ
会員様のお車ですが、このお車のご入庫は初めてですが、
今まで旦那様の趣味車のFDと奥さまのお車も施行させて頂いております!
今回はオプションメニューの、
“ヘッドライトカバー磨き”と、
会員様ですので施工できる、
“ヘッドライトカバー・ラジカル コーティング”さらにラジカル・コーティング施工車限定の、
“ヘッドライトカバー・専用トップコートWコーティング”の3点施工で御依頼を頂きました!
かなり行っちゃっています・・・
全体の1/3位はすでにクリアーは無し。
この状態まで放置してしまうと、
クリアー下の素材であるPP自体が劣化してしまっているために、いくら磨き上げたとしても、
すでにPPに入ってしまっている傷までは取れません・・・
本当は、クリアーが黄ばみ始めた時点でご入庫いただければ、磨きも軽度で済みますし、
回復率も100%に近く可能です!
何よりも、以降の劣化スピードの抑制が可能になります。
という事で、今回は“ヘビーポリッシュ”での施工となります!
通常国産車のヘッドライトクリアーは#1.200位のペーパーで除去が可能ですが、
このお車のクリアー、
硬くて厚いため輸入車並みに歯が立ちません・・・
結果、#600を使用してのクリアー除去です。
輸入車の場合は、PP自体が固いですのでここまで粗いペーパーでもさほど傷は入りませんが、
国産車のPPは柔らかいため結構傷を入れてしまいますので、後の作業は大変そう?
上記作業後#1.200→#3.000と作業を進め、やっとここまで曇りは薄くなりました。
但し、この状態では#600の傷が無いのか?
残っているのか?
は判らない為、この後バフにより曇りを取ってみてまだ傷残りしているようでしたら、
再度#3.000での再施工が必要となります。
残念ながら、ダメでした・・・
再度、#1.200からやり直すこととしました。
クリアーがすでになかったところは、
施行前でも相当の傷が入ってしまっていますので、この半分くらい傷がとれれば御の字でしょう・・・
今回はかなり手こずりましたが、
何とか傷が目立たないレベルには到達できましたので、
“ラジカル・コーティング”を施行する為、耐熱アルミマスキングで周辺をガードしておきます!
今回ラジカル・コーティングにするか?
ヘッドライトカバー・ペイントプロテクションフィルムにするか?
という、選択肢がありました。
この様に、クリアーを完全に剥離してしまった場合は、新品ヘッドライトカバーにラジカル・コーティングを施行するほどのメリットは出てきません・・・
より耐久性を望まれるのであれば、
このような場合はペイントプロテクションフィルムのほうが効果は高いでしょう!
耐久性だけでなく、傷を見えなくする効果もありますし。
但し、コーティング施工費用より2倍となってしまうところが悩みどころです・・・
既に7年以上経過していますし、それを考慮するとあと何年乗るのか?
が、問題となります。
あと、5年は乗るであろう!
という事でしたら、ペイントプロテクションフィルムという選択も有用でしょうが、それも定かではないので、今回はラジカル・コーティングとなったという次第です。
ラジカル・コーティング終了後、ヘッドライトカバー専用のシリカコーティング、
“専用トップコートWコーティング”を施工いたしました!
再三ご説明はいたしておりますが、
ラジカル・コーティング&専用トップコートWコーティングは、
“会員様のみ施工可能”ですの、ご了承ください。
ご新規もしくは既施工者の方の場合は、専用トップコーティングによる1コートになります。
耐熱アルミマスキングを除去してみると、なんとマスキングの下の塗装クリアーが剥がれています・・・
マスキングの糊が溶けてクリアーを溶かしてしまったのか?
等、考えましたがクリアーがパリパリと劣化しています。
つまり劣化は、今起こったものではない!
しかも剥げたクリアーの下にまたクリアーがある?
つまり、再塗装がなされている・・・
しかも、旧クリアーの上に足付なしてただ吹いてある。
これ、完全な手抜き塗装でしょう・・・
冷静になって、そのパネルのフロントバンパーとの隣接部を確認していくと、
他にもクリー剥離している部分があり、やはりそこも剥げている所に旧クリアーがあります・・・
→の写真は、禿げまでは至っていませんが、すでに10cm位にわたってミミズのように、
上吹クリアーが浮き上がってきています。
一時は、私の施工でやってしまったか?
と、動転してしまいましたが、違いました!
御引き取りの際にオーナー様にこの部分の補修歴をお聞きしたのですが、
「フロントバンパーは確かに補修したけれど、フェンダーは何もしてないはずだけれど・・・」
とは言われるものの、
オリジナル塗装の上にクリアーが乗ってるのは新車時の状態ではないことは確か。
これ他のお客さんに聞いてみてもそうなのですが、特にディーラーに板金修理を依頼した場合、どの様な作業をどの範囲で行ったかの明確な説明がなされない・・・
多くの一般の方はディーラーこそ信頼がおけると思われているようですが、昔はそういうときもあったかもしれまあせんが、
今は整備に関してもこの様な板金塗装に関しても真逆になってると思われます。
この件で弊社の外注先の板金塗装工場に問合せしてみたところ、
其処でもこの様なディーラー施工車両のトラブルが非常に多いとか・・・
どうも、1年位しか保証はしないらしい?
とのこと。
つまりそれに沿ったレベルの施工でしかない、という事になります・・・
然し、弊社外注先の板金塗装工場では、施工内容にもよりますが、
数年間は保証はするそうです!!!
この違いは、行っている作業に自信が持てるからにほかなりません。
板金塗装修理の際は、依頼するところはよく吟味したほうが良いですよー
この度は、何度も足をお運びいただきまして、申し訳ございませんでした。
これで今後傷みが進行するようでしたら、今度は磨きのみで我慢なされるか、新品交換を検討する必要があるでしょう。
FDほとんどお乗りになられていないとのことでしたが、弊社ツーリングも倶楽部となり内容も様変わり致しましたので、たまには参加されFDにも風を堪能させてあげてください。
これからもよろしく、お願いいたします。
この度は施工ご依頼、ありがとうございました。
会員クラス:準会員
施工コース:
オプション施工1=ヘッドライトカバー(ヘビーポリッシュ)
会員専用オプション施工1=ヘッドライトカバー(ラジカル・コーティング)
会員専用オプション施工2=ヘッドライトカバー(専用トップコートWコーティング)
施工料金:29.700円税込(会員オプション割引-10% 適応)
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