2015年11月28日公開|レクサス
いよいよウインタースポーツシーズンが近づいてきましたので、
スキー収納用のスーリーのルーフBOXのコーティングの御依頼を頂きました!
然しこのスーリーのルーフBOXは高い・・・
専用のレールまで入れると25万円近い。
材質や構造を見る限り、半値位が妥当と感じるのですが、やはり1流メーカーでしかも輸入品となるとこのくらいの値段になってしまうのですかねー
搭載されるお車がレクサスNXですが、SUVですから当然車高が高く横に立っての出し入れは無理でしょうから、サイドステップにのぼってか?
踏み台が必要でしょう・・・
確かに、これを使用することで降雪時でもスキーが雪だらけになることは避けられますし、収納容量も大容量ですので荷物も入るでしょう。
然し、ものぐさ太郎の私からすると、逆に面倒臭いと感じてしまいます・・・
構造的には左右両側に開閉可能ですし、アブソーバーも付いていますのでその点は便利そうですが、上部のプラスチックの材質が柔らかすぎるのがかなり気になりました。
開閉時にグニャグニャする・・・
これで割れてしまったりはしないでしょうが、開閉装置やロック機構が故障しそうな気がしますが、
1流品ですのでそこも考えられてはいるのでしょう。
まだ装着されてさほど日にちも過ぎてはいないでしょうが、何の付着かは判りませんが、
意外と付着汚れが目立ちます・・・
今回は洗わず磨かずの施工ですので、脱脂作業で付着物を落さねばなりませんが、
これが脱脂剤だけでは落ちない・・・
やはりコーティングされているものとされていないのでは、付着の強さは大分違いますねー
塗装色が素材上部ではソリッドの黒ですので、むやみに擦ると線傷だらけになりそうですし、そもそも塗装ではなく練プラの様な感じですので、
相当気を付けて除去しないとヤバイ・・・
脱脂剤で落ちない部分は、
結局は超微粒子のコンパウンドを使用して磨き取りますが、
固定が難しいためポリッシャー使用は危険ですので手磨きで行います。
但し、手磨きの場合圧力を均一に行わないと線傷を入れてしまいますので、特殊なクッション性のある手磨き専用クロスを使用して磨いていきます!
大きさは雑巾ほどのものですが、3.000円もします・・・
が、確かに一般的なクロスと違いヘアースクラッチの様な傷も入りません!
本当のプロ用商品は、
量販店で販売されているようなものと比較すると相当高価ではありますが、
それに見合うだけの特殊性能は有ります!
よくこのような、
「プロ用みたいなものが量販店では売っていないのですが?」
と聞かれますが、メーカー→商社→弊社と言う1クッションですら3.000円ですから、通常の店舗販売となると更にクッションが1~2くらい増え其処に利幅が乗ってきますので、
5.000円は軽く超えてしまうでしょう・・・
本当に良いものかどうかも分からずに、雑巾みたいなものに5.000円を払う人はそうはいませんでしょうから、結果売れないものは置かない。
附着物も取り除き、いよいよコーティングですが上の素材と下の素材が違います。
蓋となる上部はプラスチック製ですので、新車時ボディに施工させて頂きました、
“グラスコート・アルティメット”を施工いたしますが、下側は同じようにプラスチックまたはFRPのようですが、表面処理が違うため、
グラスコート・アルティメットでは吸い込まれてしまいあまり効果が出ない可能性があります・・・
そこで下側は、“樹脂クリアー”と言う、
未塗装樹脂でも定着可能で艶が出せるコーティングを施行することにいたしました!
此方のコーティングのほうが、
耐久性能もこの様な素材で表面処理の場合は確実に効果を発揮するでしょう。
艶も吸い込みが少ないために確実に上がります。
その為、石油油脂系の艶出し剤と比較しても、遜色のない艶を出すことができます!
この度は、お仕事中にお時間をおさき頂きお立ち寄り頂きまして、ありがとうございました。
今年は例年より早い降雪も予想されますし、大雪の予想も出ていますので、スキーにおいての雪不足は心配なさそうですね。
とはいえ、お怪我だけはお気をつけて頂き、お楽しみください。
私は、降雪量が多いと雪掻きに追われる時間が増えるのが心配ですが。
PS:新年のプリウスの施工、納車日が確定いたしましたらご連絡ください。
会員クラス:準会員
施行コース:
コーティングコース1=グラスコート・アルティメット ガラスコーティング(上部蓋)
コーティングコース2=樹脂クリアー(下部)
オプション施工=レジントップコート・コクーン(上部蓋)
施工料金:34.075円税込(会員オプション割引-10% 適応)
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