2015年12月15日公開|スバル
またもや事故・・・
今年の秋以降の、弊社お客様の事故率は異常です。
今迄でこのように事故が頻発したことは、有りません。
但し、怪我をされるような事故は無く、自損で軽くぶつけたり、
軽い接触程度で済んでいるのは救いです!
保険会社にお聞きするところでは、軽微な事故は相当減少しているそうですが、
逆に100万円を超えるような重大事故は激増しているそうです?
これは、ソナーやバックカメラの普及が軽自動車にも及んでいることと、
衝突回避システムの功績だそうですが、
重大事故が激増しているのも、
やはり衝突回避システムが装備されていることに関係しているそうです。
と言うのは、衝突回避システムに依存しすぎている向きがあり、
運転時の注意が散漫になっている弊害が出ているそうです・・・
中には、信号機のない交差点の一時停止を無視して、側方より車が来ていることを認識していながら強引に突っ込んで、出合頭事故になったという事例があったそうですが、この事故はこのお車と同じレガシィでアイサイト装着車。
運転者の主張によると、
「アイサイトは衝突回避システムなのだから、このような場合でも自動停止して事故にはならないはずだ!」
と言って、スバルを訴えているそうです・・・
究極の馬鹿です。
この例は極端かもしれませんが、保険会社の調査によると、衝突回避システム装備車両のオーナーの多くはかなりこの手の装備を過信している事実があるそうです・・・
これは、メーカーや営業マンの説明やコマーシャルに問題があり、
事実上の性能よりもオーバートークもしくは誤解を生じる言い回しに原因があるとみているそうです。
私が思うに、衝突回避ではなく、衝突軽減程度に留めるべきまだレベルでしょう・・・
先日欧州のメディアが行った衝突実験で、アイサイトは30km/hまでは完全正面の障害物では停止できましたが、31km/hでは衝突・・・
対象物が正面ではなくオフセットしている場合は、更に回避可能速度は落ち、一般道でよくある事故に状況を近づけていくと、まったく機能しない状態も見られたそうです。
アイサイトでもこのレベルでしかないのですから、アイサイトよりも低価格で装備可能なような衝突回避システムなど、重大事故ではほとんど意味をなさいと思っている方が良いでしょう・・・
此れと同じように、ABSやトラクションコントロールなどの安全装備も、メーカー・車種によりその機能性能は雲泥の差があります・・・
つまり、これらを過信するととんでもないことが起きる可能性を秘めています。
たとえば、軽自動車とベンツのSクラス。
車重は3倍もおもいSクラスのほうが、
急ブレーキ時の制動距離は驚くほど短い!
つまり、ブレーキ自体やABSの性能が、大人と子供以上の差があるという事です・・・
単純なこととして、最新で且つ高級車ほど基本的には安全という事になりますが、然し現実には保険会社の事故率による等級ではこれが=ではない・・・
という事は、一番の問題は運転者の安全運転もしくは注意力により左右される方が、はるかに重大であるという事です!
端的な例ではないかもしれませんが、
弊社でお貸出ししている代車での接触破損は非常に多い・・・
自身の車であれば、ちょっとした傷も気になるので最新の注意を払うのでしょうが、
ボロイ代車ですと注意はあまりしないのでしょう。
中には、ぶつけたことさえ知らずにいる人もいるくらい、
注意力が散漫な運転をしている方すらいらっしゃいます・・・
よく事故の際に、あーだったから事故になったとか、こうしていれば事故にならなかった等、
言い訳を並べ立てる方がいらっしゃいますが、中には車の形にすら事故原因をこじつける方すらいらっしゃいますが、
この言い訳自体が自身の注意力散漫による事故であることを物語っています・・・
極端な言い方をすれば、後方追突により事故でさえ、運転者の減速の仕方やブレーキランプの使い方によっては避けれる場合も多々あります!
つまり、事故を回避するためには、運転者のスキルと注意力が一番で、車の基本性能が2番、
衝突回避システムなどはこれらの保険的レベルでしかないことを自覚すべきでしょう。
北陸より、わざわざお越しいただいております会員様ですので、そうはたびたび弊社にはお越しになれませんので、今回の事故入庫のついでとして、
オプション施工を自費で御依頼を頂きました!
その中の一つが、“ヘッドライトカバー・コーティング”です。
但し、ヘッドライトカバーのコーティングは、今迄もご説明してきているようにただコーティングをしたとしても、専用の高性能な物でも半年持てば御の字でしょう・・・
必要なのは、ヘッドライトカバーにコーティングが密着できるようにするためのバインダー、
所謂アンダーコート・ベースコートです!
弊社では、会員様に限りこのバインダーとして、
“ラジカル・コーティング”を施行させて頂いております!
このバインダーにより、専用のトップコートが完全密着が可能になり、
数年間の耐久性を可能とします。
しかも、これにより分子間結合引力が生まれるため、
トップコートのWコートも可能になるために、
厚い皮膜により防御性能も上がります!
此方も自費で御依頼いただきました、
“スプラッシュビュウー・ウインドウフッ素コーティング”です!
面白いのは、ボディの水染み付着は非常に軽度ですが、ウインドウは車庫保管で10か月経過としては水染み付着は多い方でしょう・・・
極端に激しい訳ではありませんが、露天駐車車両と同じ感じです。
恐らく洗車の際の拭き上げの際に、ウインドウ拭き上げを後回しにされてるのかも?
このお車は、フロントサイドガラスのみメーカー撥水が施工されているため、
その部分を除く全ウインドウを施工いたします!
御予算と、撥水機能の使用上の必要なフロント部分のみで施工される方も多いですが、多くのお車ではプライバシーガラスやスモークフィルムなどにより、さらに水染み付着がしやすい部分を施行しないのは、
意匠性上ではあまり好ましい選択とは言えません・・・
であれば、
定期的に御自身で未施工ウインドウをコンパウンドで水染み除去を行なったほうが良いでしょう!
但し、ネットなどで販売されている水染み除去ケミカルは、できるだけ使用されないほうが良いでしょう。
過去、弊社お客様でこのような物を使用されて、
ガラスが溶けてしまわれた方もいらっしゃいますので・・・
極端に水染み付着は進行していない状態からの施工でしたので、
然程の苦労もなく水染みは完全除去が出来ているともいます!
水染みを長期放置してしまいますと、ガラスでさえ塗装の様に、
イオンデポジットクレーターとなってガラスが溶かされてしまいます・・・
硬い素材がために、
この様になったものはヘビーポリッシュを行っても現況復帰は無理です。
ここまで行かなくとも、
施工時の下処理は施工レベルを上げなくてはならなくなる可能性は出てきますので、
結果出費は増えることとなってしまいます・・・
スプラッシュビュウー施工後の機能保持期間を長くするためには、
それなりのオーナー様の気遣い手間も欠かせません。
まずは基本としてゴムブレードは使用しない。
最低でもシリコンブレード、
できればグラファイトワイパーを使用して頂くのがベストです!
コーティングワイパーとか、フッ素ワイパーの使用は厳禁です・・・
突然や走行中のワイパー使用が必要になった場合はしょうがありませんが、基本的にはワイパー使用前に、
ワイパーブレード上に乗っている埃は払い落として使用を開始して頂く!
冬季、フロントガラスの着雪や凍結時にスキージーなどにより擦り落さない。
アルコールの強い解氷剤も良くないです。
できれば、デフロスターで溶けるまで待っていただきたい!
ウオッシャー液も、欧州純正ウオッシャー液はアルコール濃度が相当高いですので、
使用は厳禁です・・・
市販の解氷ウオッシャー液を使用する際も、
-40℃などというような高濃度タイプはお避け下さい。
この様なお気遣いを頂ければ、より強い撥水の持続期間は伸びるでしょう!
10カ月間の、オーナー様のボディの管理状態はよろしかったようで、補修隣接パネルの鉄粉クリーナー作業を行ってみても、ほとんど鉄粉の付着は見られません!
1パネルで2~3か所くらいです。
使用後の放置期間が短かく、
洗車前の高圧スプレーもきちんとかけられていらっしゃるのでしょう。
但し、問題はこちらのオーナー様はお住まいが豪雪地域ですので、
この降雪期間中の管理がさらに重要となってきます!
今回の破損はリアバンパーでしたので、板金塗装修理としてはリアバンパーの色付き交換となりました!
ですので、弊社におけるコーティング施工は隣接パネルとなる、左右クォーターとリアハッチが追加施工となります。
ただしこの車は、前回施工時にリアバンパー上に、
“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”の施工を行っておりますので、
当然それも保険保証に含まれますので、再施工いたしました!
今回の施工範囲は赤線で囲われたところとなりますが、以前の施工ではブルーの線コーナーセンサーの上で止めてありました。
が、今回はシルバーのアンダーガードギリギリまで延長して貼り込んであります!
当然、
この延長した分の追加料金までは保険会社は支払いはしてくれませんので、
これは弊社からのサービス施工です。
わざわざ遠方より起こし頂きました御足労に対しましての、
わずかですが感謝の気持ちのお返しです!
SUBARU スバル レガシィ アウトバック リミテッド(BS9)
補修コーティング施工終了
今回の自費施行は、以前より
「やりたい!」
との、お申し出はあられましたが、いかにせよ遠方の為のびのびとなってしまっておりましたが、自損補修が起きてしまったため、期せずしてその機会が出来てしまいました・・・
これは、不幸中の幸いとは言えませんねー
今回の施工で、必要と思われ部分はほぼ網羅できましたので、
更に快適な運転と意匠性保持が可能になります!
弊社での保険修理の場合、
以前の施工において“レジントップコート・コクーン”を施工いただいている場合は、
当然保険修理時にも再度施工対象となりますが、その場合は再コーティングをした範囲ではなく、
“丸ごと一台分の再施工”を認めて頂いております!
これは、ボディコーティングはシリカコーティングですが、レジントップコート・コクーンはシリコン・ポリマー系の為、
意匠性上の艶にかなりの違いがあります。
その為、補修対象パネルだけ施工して状態ですと、
艶の違いでちぐはぐになってしまいます・・・
とはいえ、レジントップコート・コクーンSTDの場合の寿命は1か月ですので、その短期間だけの話ではありますが・・・
其れでも、弊社&オーナー様の意匠性への拘りをご理解いただけて、
保険修理として認めて頂けております!
この度は、わざわざ遠方よりお越しいただきまして、ありがとうございました。
今回の様な一寸した不注意が自損事故に繋がりますし、それが結構な損害になってしまわれますので、だろうではなく、かもしれない運転をなされるよう御心がけ下さい。
と言う私本人も、なかなか徹底はできていませんが。
これから、お住まいの地域では本格的降雪が訪れることでしょうが、融雪用地下水を浴びられた後は、エンカルと同じようにボディ下周りを洗い流すようにしてください。
電車での往復、ご苦労様でした。
会員ランク:準会員
車両クラス:クラスLL
施工コース:
コーティングコース保険支払=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング(リアバンパー・リアハッチ・左右クオーター)
磨きコース保険支払1=02STD・ソフト磨きコース(新品交換パネル及び再塗装パネル対象肌調整磨き=リアバンパー)
磨きコース保険支払2=01STD・ソフト磨きコース(隣接パネルグラデーション磨き=リアハッチ・左右クオーター)
オプション施工保険支払1=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(リアバンパー中央)
オプション施工保険支払2=レジントップコート・コクーンSTD(全面施工)
オプション施工自費支払1=ヘッドライトカバー(ラジカル・コーティング+専用トップコーティングWコート・会員限定施工)
オプション施工自費支払2=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット=フロント+リアドアサイド置き換え×ライトポリッシュ・リア基本セット+ルーフ×鱗落し)
外注施工保険支払=リアバンパー(色付き交換)
施工料金自費施行分:58.621円税込(会員オプション割引-10% 適応)
施工料金保険支払分:非公開
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