2015年12月23日公開|トヨタ
御事情がり大都会大阪より、信州でも田舎である小海町付近に、
越していらしたご新規のお客様です!
然し、住所地の村落私でさえ地名を知りませんでしたし、行ったこともありませんが、地図で確認する限り冬は相当に寒い事でしょう・・・
弊社の地区でさえ、長野県の旭川?
とまで言われますが、恐らく同じ位自然環境は厳しい事でしょう。
生活利便性も、大阪とは比べ物にならないほど不便でしょうし、地域との関わりやコミュニケーションの取り方にも、日々困惑されていることと思います。
私自身、地元出身ではありますが、十数年都会暮らしを経験してしまってから田舎に帰ってみると、
順応するのに相当時間がかかりました。
然し、今でも地域のしきたりや伝統などには順応できませんし、
考え方にも付いて行けません。
その為、地区の中ではトラブルメーカー的存在なのでしょうねー
田舎暮らしを快適に過ごすには、地域に完全順応するか?
周囲の目を気にせず、マイペースを守り抜くか?
ですが、Iターンの方は逆に地元とのしがらみや親戚関係が無いので、
マイペースのほうが良い様な気がします!
W×Bのグレードを選ばれると、内装色がホワイトorブラックを選択できますが、此方のオーナー様はホワイトを選ばれました!
かなり、際物的選択と言えるでしょう・・・
正直な印象としては、ただ黒いパーツ部分を白く変えただけで、
白のパーツを入れた際のデザイン性など何も考量して作られていないでしょう・・・
この様な設定をすのであれば、
白のパーツを入れた際のデザイン性を優先してまずレイアウトやデザインを作るべきでしょうねー
此方のオーナー様はまだ長くお乗りになれれるご予定ですので良いですが、3~5年位で入れ替えをされる場合は、恐ろしく査定落ちはするでしょう・・・
シートも白一色!
オーナー様は、納車時も保護カバーつけっぱなしで来店されました。
個人的には白シートは好きです!
実際、フェラーリ550マラネロの白シートであることが気に入りほとんど買う直前まで行きましたが、
ふと冷静になり管理の大変さを思いやめました・・・
まだこのお車はシートが、合皮ですのでクリーニングはしやすいでしょうが、夏場汗ばんだ状態でジーンズですと、
ことによると本革の様にインディゴが合皮に染色してしまうかも?
そうなると、恐らく本革よりも染み抜きは困難になるでしょう・・・
車内での飲食などは持っての他・・・
今回は、アンダーコートの施工ご依頼も頂きました!
とはいえ、弊社でのアンダーコートはあくまで簡易的なものですので、
今回は専門業者である弊社提携先への依頼による外注施工です。
但し、弊社では手数料等頂くわけではございませんので、
オーナー様のご負担増は発生いたしませんのでご安心を!
今回お選びいただきましたアンダーコートは、
“ウルト・完全硬化型アンダーコート”です!
アンダーコート剤ではノックスドールが有名ですが、
弊社ではあまりお勧めはいたしておりません・・・
と言うのは、雨天降雪時のアンダーコート剤の溶け出しによるボディの汚れが目立つためです。
但し、どうしてもノックスドールがご希望であれば、施工も可能です!
当初オーナー様の施工範囲(施行金額)のご希望は、ディーラー施工レベルでのご希望でしたが、どうせ施工するならより完璧な保護が良いだろうという事で、
前後バンパー脱着のより施工範囲の広い施工をご選択いただきました!
確かに、お住まいの地域は弊社より降雪量回数とも多いでしょうから、
必然的にエンカルによるダメージも多きくなるでしょうし、ここまでの施工を行っておいた方が、
長期維持されるには心配しないで済むでしょう。
フレームなど中空になっている部分には、一番↓の写真の様に内部にもチューブを使いアンダーコート剤を注入し、内部からの腐食にも備えます!
私自身は、過去アンダーコートは1回も施行したことはありませんが、10年近くお乗りになられるご予定がおありであれば、
アンダーコートは施行しておいた方が安心ですし、下取りの際も有利でしょう!
私がアンダーコートを施行しない理由は、
新車や趣味車は12月~3月末までは乗らないから。
冬季は、冬季専用の車を使用して消耗品と割り切っているからです!
この方が金銭的には無駄かもしれませんが、大事な車の傷みは防げます。
私の友人には、2.000万円を超えるポルシェの新車を、
毎回アンダーコートも無しでスノータイヤを履いて平気で雪道走り回っている人もいますが、この方は一寸頭のねじが飛んでいます・・・
先日も弊社に安い油売りにきてこの話題となりましたが、
「いくらの車であろうが、車は乗りたいときに乗らないのであれば、買った意味がない!」
「どうせ、1~2年しか乗らないのだから、その間に腐ることはないし!」
とのことでしたが、此処で本人曰く車道楽の最終購入として、
ポルシェ991ターボSを購入しますが、今回は1~2年で手放す予定ではないですので、
「流石に今回は冬は乗らないだろう!」
と聞いてみると、どうやら乗るらしい・・・
恐らく、意匠性上の拘りからアンダーコートは絶対しないでしょうから、
此の感覚は私には理解不能。
ま、車は完全消耗品と割り切れているのでしょうが、
大事にすればそれだけ車の傷みも防げるし、無駄な出費も抑えられるのに!
と、思ってしまうのは、所詮貧乏人発想なのでしょうか?
弊社の施工御依頼として、
“スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング”の施工ご依頼を頂きました!
今回は、フロント基本セットのライトポリッシュでの施工となりますが、施工範囲はフロントとリアに振り分けとなります。
但し、お引き取りの際サイドガラスのメーカー撥水がされていないリアドアとラケッジガラスについて、
水付着染みの防ぎ方をお尋ねになりましたが、今回の御依頼ではそのまで考えられていなかったそうです・・・
本当は、全面施工しておけばよかったのですがねー
とはいっても、何らかの対処はしておかなければならないですので、取りあえずは、
「量販店で売っている様な、
ウインドウ撥水剤のフッ素タイプをこまめにDIYで施工してください!」
と、ご案内いたしましたが、
春ごろには未施工部分の追加施工でご入庫されるそうです!
但し、DIYでの施工でも問題が無く、手間をかけることも嫌でなければ、
その方法で今後も維持してもいいと思います!
お金は使えば無くなっちゃいますからねー
そして、“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”の、
定番ドアカップの施工4か所も頂きました!
→の写真の様な角になって飛び出している部分にまで貼り込みいたしますが、ここまで必要かは?
ですが、どうせ貼るならできるだけ広範囲に!
と言う、理由です。
御引き取りの際に、ご家族でおいででしたが、その会話面白かったです!
お父さん、
「ドアを開けるときはこうやるんだよ、カップに爪を当てないようにして、気を付けて開けてね!」
それを聞いたお母さん、
「だって、フィルム貼ってあるから大丈夫でしょう?」
に対して、お父さん、
「今度は、フィルムに傷入っちゃうでしょう・・・」
そしてお子さん、
「うん判った!」
仲の良いご家族でした!
此の後、松本にいかれましたので、
きっとクリスマスプレゼントを買いに行かれたのでしょう?
然し、長野県内では松本は繁華街ですが、
大阪と比べてしまえばものたりないでしょうねー
たこ焼き屋も無いし・・・
ヘッドライトカバーのくすみ防止をご相談いただきましたが、ご新規のお客様ですので、
ラジカル・コーティングの施工のご案内ができません・・・
かといって、ラジカルコーティング無しでのヘッドライトカバー専用ガラスコーティングは施行しても、
確実な有効期間は6か月以下ですので、長期間有効性を保てるご案内は、
“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”での施工となります!
フィルムでの保護におけるネックは、
という事がありますが、2の形状に関しては、
国産車は施工不可のお車が非常に多い・・・
恐らく2/3位の車種は施工できないでしょう。
ニッサン車につきましては、
フィルムの伸縮によりヘッドライトカバーが割れてしまう可能性もあります・・・
このお車のヘッドライトカバーの形状も、施工限界きりきりです・・・
正面から側面に回り込んでいるのはまだ良いのですが、その形状に従って上面部が水平方向に延びているのが問題です。
此の部分でフィルムの3次曲面においてフィルムのたるみが大きく生じてしまうため、其れを縮めながら収めていく際に、↑←の様に糊ズレが起きてしまいます・・・
オーナー様にもこの様な問題は確認いただきましたが、
「保護のためのフィルムですから、この程度の意匠性なら問題ありません!」
と、許容していただけました。
中には、極端に意匠性に拘られボツを出されてしまう場合もありますが、あくまでフィルムは100μもの厚さがあり、密着のために相当強い糊がありますので、ウインドウフィルムの様な意匠性を求められる場合は、施行なさらないほうが良いでしょう!
ただしフィルムのメリットは、
又、使用するフィルムも、今回使用したソフトクリアーフィルムの他にハードタイプもあり、ハードタイプであれば、
クリアー・イエロー・ブルー・ライトスモーク・ダークスモークの4種類からお選びいただくことが可能です!
ハードタイプのフィルムは、FIA認定のお墨付きですので、ピストルででも撃たれない限りヘッドライトカバーが破損することは無いでしょう!
但し、現行法律では厳密にはヘッドライトカバーへの貼り物は違反となっておりますが、現実には陸運局においても照度確保ができていれば車検はOKのようです。
但し、ダークスモークは100%OUTです・・・
このお車もご入庫された際の車両点検時には、
それなりに線傷があるように見えましたが、いざ磨き前の準備洗車をしてみて、再度傷を点検してみると、
ほとんど傷は見当たりません?
国産車のほとんどの新車に言える事ですが、
PDIもしくはディーラーでのガードWAXの落しが甘いのか?
傷隠しを狙っての簡易ポリマーに傷が入っているのか?
どちらにしても、このお車の場合は、
この様な塗装表面にできている膜に傷が入っていたようです。
弊社の準備洗車で使用するシャンプーは、相当の強い油分でも溶かしてしまいますので、
その為洗車後の傷の状態に変化が起きます。
ただし、今回の例はいい例です!
逆に、洗車後にとてつもなく大量の傷が露出してしまう事も多々あります・・・
今回オーナー様のご購入店舗は、Uグループでしたので、↑の様な最悪のパターンは起こらず逆にほっとできましたが、これが悪名高き別グループでは、
9割がたのお車で上の様な状態に陥ることでしょう・・・
車の購入の際は、メーカー選び・車種選びも重要ですが、
購入店舗を選ぶことも非常に重要です!
長野県内で言えば、トヨタ・レクサス・BMW等は、
購入店により色々な意味で天と地の差があるでしょう・・・
前記いたしましたように、車両の程度は極上です!
必死になり傷を探しましたが、私に確認できたのは、リアバンパー右側面に1本と、右クォーターに1本のみ。
しかも、写真には写すことの出来ない程度の非常に軽度のスクラッチだけでした。
今回の磨きは、
“01スタンダード・ソフト磨きコース”でのご依頼でしたので、
上記したような傷は簡単に完全除去完了!
その為、磨きの主目的は、
新車塗装特有のクリアー表面の微細剣山の平滑化と艶出しとなります。
程度が極上でありますから、これらの作業にも無理をする必要もありませんから、
順調に作業終了できました!
TOYOTA トヨタ カローラフィールダー ハイブリッドG W×B
(NKE165G- AWXEB-X)コーティング終了
毎回この様に程度の良いお車ばかりご入庫していただけますと、
弊社としては儲かります!
私個人としては、老体に非常に楽をさせて頂けます。
ありがたいことですねー
これは一つには、
以前のトヨタ車のご入庫はカローラ南信購入車両のほうが多かったですが、
現在では9割以上のお客様がUグループでの購入されたお車となっていることが大きいでしょう!
既存のお客様の場合には、以前はカローラ南信から購入されていても、
新たな購入はUグループに替えられています。
其れと、ソリ黒など黒系のお車にお乗りだった方が、
相当数パールホワイトの車に替えられています!
今迄は、単純に黒がカッコイイと言うだけでお乗りで、
水染みや傷が付きやすいことは多少の自覚があったとしても、周りの車が同じような状態であることから、然程気に留めていらっしゃらなかったようですが、
弊社の施工によりほぼ傷0状態になり、艶も周囲の車とは格段の差が付き、
「俺の車は、そこら辺の黒とは違うだろー」
と、ご満足されていたのも束の間、管理の難しさや駐車環境の問題等で、
黒のお車の意匠性を保持することのハードルの高さを身を持って感じられることで、
「自分には、黒の車を良い状態で保持し続けることは、
色々な意味で無理・・・」
と、悟ることから買い替え時には違う色に替えられる方が多いようです。
そうなると、必然的に私の労力も減りますから、
オーナー様にとっても弊社にとっても苦労が減るという訳です!
以前大阪でも、お車の購入の際はコーティングの施工をなさっていらっしゃったそうですが、ど田舎長野県の磨き屋の施工は、激戦区大阪の施工と比較して印象はどうだったのでしょうか?
御引き取り時のオーナー様のご感想は、
「かなり綺麗になりましたねー」
と、結構サラッとしておいででしたが、
感動して頂くまでには至っていなかったようです・・・
残念ながら。
然し、自信が有るのは、お引き取り頂きこれから使用を重ねられる毎に、
大阪の施工とは違う厳しい自然環境でも耐えうるアドバンテージを感じて頂けるはずです!
多分・・・
今回のお選びいただきましたコーティングは、
“ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド”ですが、
選ばれた最大の理由は傷つきにくさだと思います!
これからの時期、洗車もかなり条件的にしにくくなりますし、
きちんとした作業を行うのもかなり困難でしょう・・・
しかも、現段階では露天駐車ですので、積雪時の雪下ろしや雪ずれ等、
傷が入りやすい条件が目白押しです。
然し、このコーティングであれば、これらの厳しい条件下でも、
意匠性低下は相当防いでくれるでしょう!
とはいえ、1日でも早いカーポートの設置はされたほうが良いでしょう。
また現在の駐車条件ですので、
淡色車とはいえ“レジントップコート・コクーンSTD”の施工もご依頼いただきました!
弊社の基本スタンスとして、施工ご依頼の際オーナー様からのご質問や施工の可否などを問われない限り、弊社から施工内容をお勧めすることはありませんが、最近ではレジントップコート・コクーンの必要性が浸透してきたようで、
オーナー様自身が初めから施工をする前提で予算を考えられているようです。
コーティングをガードするコーティングと言う、新しい考え方がご理解いただけるようになった!
但し、偶にいらっしゃるのですが、
「レジントップコートすれば、1カ月間放置しておいてもいいのでね!」
と、仰る方がいらっしゃいますが、これは大きな勘違い・・・
100%どのような状況からでも守ってくれるのではなく、駐車環境が劣悪であったり、時間をかけた小まめな管理が難しい場合に、コーティング施工直後の、
不安定期間のコーティングの受けるダメージを軽減してくれるものです。
ですので、できる限りの管理はして頂く必要は有ります!
今回ディーラーからの納車がずれてしまわれたことで、他の予約のお客様との施工だぶりが生じてしまい、思うような施工工程を組み立てられずに、御引き取り日程も調整させて頂くこととなってしまいましたが、ご家族でのクリスマスのお買いもののお出かけには間に合いましたのは何よりでした。
これから本格的に厳冬の時期が訪れ、大阪では体験したことのない色々の厳しさに直面されるでしょうが、それを苦痛と解釈されずに、楽しさに置き換えてみてください。
ある意味、長野県のような地域では、マゾ的受け止め方が必要かもしれません。
初回施行にも拘わらず、ご信頼いただき高額施工をご依頼いただきありがとうございました。
良い新年をお迎えください。
車両クラス:クラスM
施工コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング
磨きコース=01スタンダード・ソフト磨きコース(程度良好新車向け・軽度の傷取り鏡面仕上げ)
オプション施工1=レジントップコート・コクーンSTD
オプション施工2=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ=フロント・リア置き換え)
オプション施工3=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(ヘッドライトカバー×ソフトクリアー・ドアカップ×4カ所)
オプション施工4=ステッカー剥し(リアウインドウ×2枚)
外注施工=アンダーコート(ウルト×前後バンパー外し施工)
物品購入=拭き取り専用超大判クロス
施工料金:286.052円税込(新車割引磨き-10%・淡色車割引磨き-5% 適応・外注施工費物販含む)
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