2015年12月05日公開|ダイハツ
今年の6月に事故修理をしたばかりのお車ですが、またもや事故・・・
しかも同じ所で、同じ個所を損傷しています。
ので、当然自損・・・
年に6等級ダウンはかなりしんどいですが、加入保険が全労済の為元の保険料がかなり安いため、
其れでも保険使用のほうが値上がり保険料を計算しても出費は少なくて済むそうです!
とはいえ、さすがに再度保険使用すようなことが起これば、
そうも言っていられなくなるでしょう・・・
駐車場所がかなり危険な処とのことですが、ぶつけてしまう事は注意不足であることだけは確かですので、
2度あることは3度あるの様にならないような注意をする必要があるでしょう。
今回の損傷は、左リアドアと左クォーターの板金塗装ですので、弊社のコーティング補修施行範囲はさらに隣接する、左フロントドア・リアハッチ・リアバンパーとなります。
今回の事故とは別に、
フロントドアにも何かと擦れ合ったような傷が入っていますが、
これは当然今回の保険使用の修理には含まれません・・・
が、上記したように隣接パネルにはフロントドアが含まれますので、
その際の磨きにおいてある程度には修復が可能でしょう!
不幸中の幸いとも言えますが、これだけ頻繁にぶつけるとなると、
運転に対して相当注意散漫と思われます・・・
相手が物のうちはまだ良いですが、
これが人であれば多少のことでも大事となってしまいます・・・
本当に車を運転する際には、集中して運転する必要があります!
とはいえ、保険で今回認めてもらえる隣接パネルでの磨きコースは、
“01ライトソフト磨きコース”ですので、所謂軽い磨きですから、
完全に傷を取り去るにはとても至らないでしょう・・・
とはいえ、ほとんど改善が見られないでは申し訳ありませんので、今回はこの傷の在る左フロントドアのみ、サービス施工で01スタンダード・ソフト磨きコースをおごります!
その結果、恐らく自然光で気になるという事は無い位にはなりました!
オーナー様のお父様からは、
「何とか保険修理の範囲内で直してほしい!」
とのご要望でしたが、更にスポット磨きを行えば100%の改善は可能なのは確かですが、その料金を保険会社に請求はできませんし、
判らないように料金に入れ込むようなことは詐欺行為ですからそれは絶対できません・・・
恐らくは、サービス施工で弊社が行うことを期待されてる部分もおありなのかもしれませんが、前回の修理でも相当保険会社との交渉で難航しましたし、相当のサービス施工もさせて頂いておりますので、
さすがに今回はこれ以上にサービス施工ではご対応はできません。
申し訳ございません。
今回の再塗装パネルは、異常なほどヘアースクラッチが入っています・・・
傷の状態からして、
板金塗装完了後の洗車で入れてしまった傷のようですが、ここのところ急激に気温が日中も低下していましたので、ブースで焼を入れた後の自然乾燥時点での、
硬化が予想よりも遅かったのでしょう。
つまり、塗装表面の硬度が必要な硬度になる前に洗車してしまったため、スポンジで軽く擦った程度でもこの様に傷が入ってしまったのでは?
とはいえ、このような再塗装を行った部分に関しては、
最終的には弊社の全責任ですので、傷0の状態までには磨き上げる義務があります!
保険会社の再塗装パネルに対して認定して頂ける、
“02スタンダード・ソフト磨きコース”で除去完了できれば何の問題もありませんが、これ以上のランクの磨きが必要となると、
板金塗装工場に追加施工分を請求せねばならなくなります・・・
ヘアースクラッチが主でしたので、
正規施行コース範囲内で傷0実現できました!
板金塗装工場も、傷があることは伝えてありましたので、
ホッとしたことでしょう。
弊社も、請求書書かずに済んでホッとしました。
この様なミスが起きた原因には、
このお車がまだスタッドレスタイヤに履き替えていない為、
今年は降雪時期が早いためお引き取り時が危険になることを避けるため、
「できるだけ早く上げてほしい!」
という要望との、ジレンマがあったことも理由だったのでしょう?
オーナー様は、
「最悪雪の場合は、何か方法を考えます。」
とは、仰っておいででしたが、
修理完了したお車でお帰りの道中でまた事故だけは避けたいですからねー
DAIHATSU ダイハツ ミラ ココア プラスG(L675S)
コーティング補修終了
お持込み頂きました時のお車の全体の印象は、
「洗車もほとんどしていなさそうだなー」
と感じましたが、オーナーである娘さんやお父様からも、
ほとんど洗車はせずたまにお父様がGSの洗車機で洗ってくるくらい・・・
とはお聞きしてはいましたが、その割には水染みもほとんど出来ていませんし、線傷もぶつけたり擦ってつけてしまったもの以外は非常に少ない方でしょう。
これは、触らない=傷は入らない
の、典型です!
この写真は、施工前準備洗車時の隣接パネルでの鉄粉クリーナー施行中の状態ですが、前回のコーティング補修から、
まだ5か月にも拘らずそれなりに鉄粉の付着は確認できます・・・
これは、洗わない=傷が入らない
とは真逆になる、洗わない=鉄粉が付着し酸化し続ける
と言う、弊害を生み出し、鉄粉付着量が多くなりすぎれば、
洗車=鉄粉引きづりにより多量の深い傷を入れる
という、新たなリスクを生み出すことになる可能性が高まります・・・
特にこれからの季節、通常の環境よりも周囲を浮遊する鉄粉も激増しますし、乾燥により車体の静電気も強くなりますので、
より車が鉄粉を付着しやすくなってしまいます・・・
しかも、道路に撒かれるエンカルにより付着した鉄粉は急速に酸化して、コーティングや塗装に食い込んでいきます。
この被害を少しでも軽減するためには、
DIYでできることは小まめに高圧スプレーで付着鉄粉を除去しておくことです!
但し、洗車場などの高圧スプレー1コイン程度でざっとかける程度では、
あまり変化はないかも?
ゆっくり水圧で鉄粉を落すようにかけ、3コイン位はやる必要があるでしょう!
家庭用の簡易高圧スプレーでは、圧力的にはかなり不足していますので、相当しつこく行わなければそれなりの効果は期待できないでしょう・・・
DIYでの施工はできないまたは困難と言う場合は、専門店に依頼しましょう!
但し、店舗によってはトラップ粘土を使用するところもありますが、
これは絶対やめましょう。
100%傷だらけになってしまいます・・・
コーティング施工車両の場合は、施行されたお店で行っていただかないと、施行されているコーティングと使用する鉄粉クリーナーとの相性が判りませんで、
施行したらコーティングが無くなってしまった・・・
とも、なりかねませんので。
この度もご依頼いただきまして、ありがとうございました。
然し、同じ場所で、同じ個所を短期間に事故を繰り返すのは、明らかに注意不足ですから、細心の注意を今後は払うようにしてください。
余り保険使用が頻繁ですと、保険会社側から加入条件の変更や拒否という事も現在では有り得る可能性もあります。
そのような場合、他社へ変更しても受け付けてもらえないという事すら現実起こっておりますので、等級は上がっても支払が発生しないから保険を使うという事のしっぺ返しが起こりえることを念頭に置いておいてください。
保険会社は、過去の保険料の総払込金額と、今迄に支払った総金額とのバランスを常に監視していますので。
これから、雪道になりさらに危険が増しますので、さらなるご注意を怠らないでください。
御依頼、ありがとうございました。
車両クラス:クラスS
施工コース:
コーティングコース=エクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティング(左フロントドア・左リアドア・左クォーター・リアハッチ・リアバンパー)
磨きコース1=02スタンダード・磨きコース(再塗装パネル対象磨き=左クォーター・左リアドア)
磨きコース2=01ライト・ソフト磨きコース(再塗装隣接パネル対象磨き=リアハッチ・リアバンパー)
磨きコース3=01スタンダード・ソフト磨きコース(サービス施工=左フロントドア)
外注施工1=板金塗装(左リアドア・左クォーター)
外注施工2=パーツ交換(左リアホイルキャップ・左リアマッドガード)
施工料金:保険会社支払いの為非公開
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