2016年02月01日公開|トヨタ
ご新規のお客様ですが、ご予約時に、
「購入先がカローラ南信だけど施工可能ですか?」
とのことで、弊社が再三カローラ南信からの購入車両は施工しない・・・
と、ブログに書いているために、打診を頂きました。
そこまでして、なぜカローラ南信から購入したのか?
ですが、本来は山梨トヨタからのご購入の予定だったそうですが、お仕事上のお客様にカローラ南信の方がいらっしゃり、
付き合い上山梨トヨタ→カローラ南信経由での購入となったそうです・・・
但し、
購入店舗は過去に弊社ととあるお客様がディーラーコーティングでのクレームで絡みがありましたが、その際ほかのカローラ南信とは違い、
最終的にはそのオーナー様が納得いくまでの施工を弊社に依頼なされ、強引な値引き要求もなくカローラ南信・オーナー様・弊社共に円満解決をできました!
過去のカローラ南信との揉め事で、唯一円満解決をできた店舗です。
ですので、もし今までの様な新車とは言い難い様な酷い状態だったとしても、
他の店舗の様に知らん顔は決め込まないであろう?
と言う、希望的観測に基づき今回は施工をお受けいたしました!
但し、納車程度に問題があった場合には、弊社がディーラーとの仲介的役割はカローラ南信ではできませんので、その際のディーラーとの交渉はできません・・・
と言う、条件付きではあります。
今回弊社での施工前に、アンダーコートの御依頼も頂きました!
簡易施工は弊社でも行なっていますが、
今回は弊社外注先での完全施行を行います。
使用するアンダーコートは、
“ウルト・完全硬化型”ですが、前後バンパーも取り外しての本格的施工です!
ディーラーなどでの施工に較べ、価格的には約2倍はしてしまいますが、施工範囲の広さや下処理などの完璧さなどから、
一般的防錆処理に較べ効果・耐久性は2倍以上は確実に確保されますので、それらを考慮して考えれば費用対効果としては十分な価値はあります。
但し、買い替えサイクルの早い方ですと、その短期間に錆が生じることは稀ですから、
無駄な施工と言えますので、10年位は乗られる場合で有効と言えるでしょう!
デザイン的流行廃れを別とすれば、車種的には30~40年でも現役として使用可能なのが本来のランドクルーザーですので、そういう見地からしてみても有用な施行でしょう。
私も過去1975年式BJ40と1985年式HJ61を所有していたことがありますが、どちらも約30年位経過しても、
十分に機能的には現役と言え殆ど故障らしい故障も経験したことはありませんでした!
但し、今でもそうですがメーカーの防錆処理は非常に適当で、随所が錆びまくりボディはかなり傷みは激しかったです・・・
そういう点では、このお車はきちんとした防錆処理が今回なされましたので、
ボディの傷みや下周りの錆の心配はないでしょうが、
問題はそれ以外の耐久性は昔のランドクルーザーの様にはないでしょう。
と言うのは、主要構造体自体もオフロードメインからオンロード志向になっていますし、エンジンも現在の傾向のダウンサイジングによる高出力エンジンですので、どうしても構造が複雑になりその結果として、
昔なような何十万キロも持つエンジンではありませんし、
多々の電子装備も長期耐久するにはトラブルの元としかならないでしょう・・・
せめて、一昔前の70系位に作られているものがあれば!
一生物のランドクルーザーも有りえるのでしょうが・・・
ところが、納車日に弊社にその足でお越しいただくことになっておりましたが、
今季最高の降雪量の大雪の日となってしまわれました・・・
ディーラー納車→アンダーコート外注工場打ち合わせ→弊社車両点検→代車でお帰り
となっておりましたが、この工程になんと8時間も掛かってしまわれました・・・
通常であれば、2時間半もあればことは足りるのですが、高速道路まで止まってしまったために国道は平日という事もあり大渋滞。
この様な大渋滞が引き起こされるのは、いつも原因は同じで、県外からの乗用車やトラックの滑り止め等の装備不足と、チェーンなどの事前装着をしないことです・・・
これが原因で事故等になれば、
事故原因として重過失扱いになる事もあり厳しい罰則が適応されることもあるそうですが、スタックして渋滞を引き起こした場合にも処罰対象とすれば、
この様な雪道をなめたドライバーも減ると思うのですがねー
乗用車であれば、当然スタッドレスタイヤを義務づけチェーンの携行も必須とし、トラックに至ってはスタッドレスタイヤは当然のこととして、それ以外にも最低でも、
シングルチェーン2セット以上とダブルチェーンの携行を運送会社に義務付けるべきでしょう!
昨年の大雪の日にもありましたが、
チェーンは持っているけれど装着の仕方を知らないというドライバーが、乗用車でもプロドライバーであるはずの大型トラック運転者でもいましたから、ここら辺の改善もしていかないとダメでしょう。
本題は、このお車の程度ですが、当日は当然雪道を走られてきていますので、
車両点検は無理・・・
後日洗車をしてから点検をしてみると、ビックリすることに超極上程度です!!!
カローラ南信購入車両なのに?
なのですが、オーナー様からディーラーに一切洗車等はしないようにと指示されていたことと、
納車後弊社に入庫されることを伝えられていた効果なのでしょうか?
先日施工させて頂いたプリウスも、カローラ南信購入でしたが、オーナー様がこのオーナー様と全く同じことをディーラーに言われていたそうですが、
このお車も超極上でしたから!
となると、単純に今までのカローラ南信の販売車両の程度が最悪であったのは、
ディーラーの取り扱いが雑であったため・・・
と、なります。
今回は、予算の関係上磨きコースは、
“01ライト・ソフト磨きコース”が限界だったため、いつもの様なカローラ南信の納車程度であれば相当の傷残りも覚悟しての磨きコースの選択でした・・・
然し、前記したように程度は予想に反して極上程度でしたので、今回の様な軽度の磨きでも完璧とまでは行かなくとも、新車らしい仕上がりには到達できます!
私からすると、“瓢箪から駒”・“トンビが鷹を生んだ”、
または“青天の霹靂”的な驚きに値します。
が、結果的には予想外の良い事であったことは、
オーナー様にとっても非常に喜ばしい良い事でしたでしょう!
相当慎重に傷を探しましたが、それで発見できた傷は右フロントドアにあったこの傷1本!
傷自体の長さとしては30cm近くありましたが、前のブログで説明いたしました傷ランクで言えば、
“ランク2”程度のごく軽度の傷ですので、今回の磨きが軽度の磨きであっても、
問題なく処理可能でしょう。
前回施工のプリウスやこのお車のような程度であれば、今迄トヨタ販売系列では圧倒的に納車程度がよかったUグループよりも上と言えます!
この様な程度が実現可能であるならば、全ての販売車両でこのクオリティーを保つことが出来れば、
カローラ南信の悪評もこの様なことに関してだけは止まるでしょう。
尤も、このようなこと以外の悪評も多すぎますから、
これだけでは信用回復にはならないでしょうが・・・
今迄、弊社ではカローラ南信購入車両のご入庫は基本的にはお断りいたしてきていましたが、今回の様にディーラーでの洗車等を一切お断り頂き、且つ弊社入庫を事前にディーラーにお伝え頂いている場合に限り、
カローラ南信購入車両でも施工をお受けいたすことといたします!
但し、他店購入車両の様に、何らかのトラブルを発見してしまった場合の、
ディーラーとの弊社仲介による交渉はいたさないという条件だけは変わりません・・・
其処は、ご了承ください。
前記いたしましたように、
傷は今回の磨きでも完璧に処理ができました!
但し、傷は少ないですがトヨタの塗装としては、
物咬みは一寸多過ぎの様な気がします・・・
物咬みは、
トヨタとダイハツは国産車の中でも特に少なかったのですが、
利益至上主義のトヨタとしては、
ラインクリーニングも節約し始めたのでしょうか?
工業製品としての高品質を売りとしているトヨタが、そこに手を抜いてきてしまえば、
ドイツ車に対してのアドバンテージは無くなってしまいますから、
高品質を維持することは生命線でしょう。
多くの新車の磨きでは、幾ら新車と言えどもそれなりの傷量はありますので、
傷を探して除去していく磨きはいつもの常ですが、
今回だけはその必要もなく艶を上げることと、新車塗装の粗い剣山を平滑にする磨きに専心することができました!
が、やはり仕上げ磨きの最終工程を省いている01ライト・ソフト磨きコースでは、
いつもほどの柔らかな艶感までは到達できませんでした・・・
これは、技術や使用機材の問題だけでは越せないハードルで、
物理的に無理です・・・
但し、一般的新車の磨き&コーティングと比較すれば、
これでも圧倒的に優れた艶感・意匠性は確保されています!
上を見ればきりがない話になってしまいますし、
街で見かける同車種と比較しても別物と思える意匠性は確保されていますから、無理に予算超過してまで上を目指すのも正直ナンセンスとも言えます。
結局は意匠性は自己満足の世界でしかありませんから、生活費までをつぎ込んでの追及をするべきことでは無く、あくまで自由になる小遣い範囲にとどめるべきでしょう!
今回もやはり気になったのは、新車納車の足で弊社にお越しにも拘らず、フロアマットを外してみるとゴミが結構残っています・・・
先日のプリウスもそうでしたが、カローラ南信では新車納車前に掃除機はフロアカーペットにかけないのでしょうか?
フロアマットに隠されないリアラケッジスペースなどは、
リアハッチを開ければゴミが落ちていることは一目瞭然なのに、それすら目に入らないのか?
見えていても、気にならないのか?
納車整備費用を強制的に販売価格に上乗せしているくせに、
これでは“やらずぼったくり”としか言いようがありません・・・
TOYOTA トヨタ ランドクルーザー・プラド TX Lパッケージ
(GDJ151W-GKTZY)コーティング終了
そもそも程度が極上でしたので、仕上がりに問題が無いのは当たり前ですし、クオリティーが上がっていることも当然です!
この車格で程度劣悪であれば、涙ちょちょぎれでの施工となっていたことでしょう。
一時は、トヨタと言えば202と言う時期も弊社にもありましたが、
ここ数年は常連様も202の面倒くささに辟易して、
ほとんどの方は淡色系をお選びですし、
ご新規のお客様でも新車購入前に色選びでご相談を頂きますので、
「202は、傍目で見る分にはかっこよく感じるかもしれませんが、本当に綺麗に維持管理しようとすればするほど神経病みますよ・・・」
みたいなことをお伝えすると、ほとんどの方は202は止められます。
ボディ色の選択は、確かに好き嫌いで選ばれるのは当然ですが、
それと同じ位管理のしやすさは重要です!
御自身の駐車環境や洗車環境等を考慮しないで選択してしまうと、
後になって後悔してみても“後の祭り”としかなりませんから・・・
たまに202を購入されて、
「他店で施工をしたけども、クオリティー的に納得が出来ないので、施工しなおしてほしい!」
と言う、御依頼を頂くことがありますが、
これは御自身の色の選択と店舗選択を誤ったことに原因がありますので、
残念ながら弊社ではその尻拭い的ご依頼はお断りさせて頂いております・・・
この様な、やどかりの宿替え的な考えかたやり方は、
根底にクレーマー的要素が潜んでいると思われますので、弊社常連様でない方のリスクまでは背負えません。
根本的に弊社の基本姿勢は、あくまで“会員制”ですから、弊社施工未経験者の方の対応よりも、
既存のお客様のカーライフサポートが重要かつ使命ですので!
施工途中に、オーナー様には非常に車両状態が良好であることはお伝えしてありましたが、実際お引渡しの際完成車両をご覧になられて、
更にクオリティーの高さに大変お喜びでした!
カローラ南信からの購入と言う、ある意味程度粗悪であることを覚悟されていただけに、
予想外のクオリティーの高さは、地獄から天国みたいに嬉しさを倍増させたのでしょう。
此れなら、もう一度カローラ南信から車を買おう!
とも、思えるでしょう。
此れとは逆に、昨年末に施工した問題を抱えたポルシェですが、先日オーナー様からメールを頂きその後のディーラー対応の結果をお教えいただきましたが、
内容は最悪です・・・
問題箇所自体が理解できていない様とのことですし、ディーラーの返答は、
「程度としては良い方ですよ!」
とか、
「問題にされた方は、相当のマニアですか?」
みたいなことで、まったく真摯に問題を検討しようともしなかったそうです・・・
今回のお車の様に問題が無いのが本来は当たり前ですが、
これには運で当たりはずれみたいなこともありますが、問題ははずれを引いてしまったときの販売側の対応でしょう。
私がカローラ南信を扱下ろすのは、
納車程度云々よりもその後の対応が最悪だからです・・・
そういう意味では、この名古屋ポルシェセンターの対応は、車両価格も加味して考えれば、
過去のカローラ南信よりも酷いと言えるでしょう。
と言うか、スキルも無いのでしょうし、気持ちもないですね・・・
今回のお選びいただいたコーティングは、
“ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリット”です!
今回の施工選択で此のコーティングを外せなかったことに、
予算的に大きな足かせが出来てしまいました・・・
此のコーティングに拘られた要因は、まずは車庫環境が露天駐車であることと、
車格的に洗車に完璧を期すことが困難と言う問題があります・・・
其れと、このお車は長く乗られるご予定ですので、
ランニングコストを抑えできるだけ良い状態を保ちたい!
と、いう事からの御選択のようです。
オーナー様は、今後の洗車管理を手洗いで!
と、お考えの様でしたが、現状での洗車環境は洗車場での洗車となるそうですので、そうなると必然的に流水使用の洗車はできません・・・
この様な大型車格で流水使用ができない手洗い洗車は、まずリスクの低い洗車はできず、
逆にトラブルを引き起こすデメリットばかりになってしまう公算が大でしょう。
一般の方がよく思われているのに、
手洗い洗車=大事にしている=車は傷みにくい=綺麗を維持できる
と言う、思い込みがあられるようですが、正直これは単なる思い込みにすぎません・・・
たとえばGSなどで常時手洗い洗車を依頼されているお車と、常時洗車機のお車とを私が見た印象では、今まで拝見してきた中では、
明らかに手洗い依頼のお車のほうがダメージレベルは高いと認識しています・・・
つまり、GSでの手洗い洗車レベルよりも高レベルの手洗い洗車が可能でなければ、手洗い洗車で上記したような図式にはなりえません。
果たして、そこまでの手洗い洗車が可能な方が何パーセントいらっしゃるでしょうか?
弊社常連様のお車を拝見してみても、10%はいらっしゃらないでしょうね・・・
今回は露天駐車車両という事で、
“レジントップコート・コクーンSTD”の施工依頼もいただきました!
最近では、こちらのオーナー様の様にご新規のお客様でも、
レジントップコート・コクーンの必要性は浸透したようです。
逆にこの選択による予算増が磨きのコース選択の足かせともなったとも言えますが、施工直後のコーティング不安定期間の管理の難しさのリスク低下の為には、
何かを切り捨ててでもレジントップコート・コクーンの選択は意味を持ちます!
施行による意匠性的メリットはありません・・・
なだけに、無駄な施工と思われる向きもあるかもしれませんが、
施工せずに初期段階で顕著な水染みを作ってしまえば、結局はメインテナンスをしなければならなくなるという無駄な出費の可能性があります。
どうとらえられるかは、オーナー様次第です。
今回の施工は、御持込みお引き取り両日とも雪になってしまい、特にお持込み日は今季最高の降雪日となってしまわれ、大渋滞に巻き込まれてしまわれたことで、事故にでも巻き込まれはしないか?、などと大分心配をいたしましたが、何事もなく安心いたしました。
御引き取り時には御商売のお話もお聞きさせて頂きましたが、方向性は有る意味真逆のスタイルですが、時代の変遷とともに両極の頂点を目指してください。
春のツーリング前には、一度お願いしに伺うつもりでおりますので、その際にはよろしくお願いいたします。
この度は、外注施工を含め大変高額の施行を御依頼ただきまして、ありがとうございました。
せっかくの施行を長持ちされるために、しっかりとした管理をしてください。
悩まれることがおありでしたら、お気軽にTELしてください。
車両クラス:クラスX
施工コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング
磨きコース=01ライト・ソフト磨きコース(程度良好新車向け・極軽度の艶出し磨き)
オプション施工1=レジントップコート・コクーンSTD
オプション施工2=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×4カ所)
外注施工=ウルト・アンダーコーティング(前後バンパー脱着施行)
物販=超特大拭き取り専用クロス
施工料金:340.916円税込(新車割引磨き-10%・淡色車割引磨き-5%・波状ルーフ割増磨き+10% 適応・外注物販費含む)
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