2016年04月10日公開|ロータス
昨年弊社ツーリング倶楽部の春の京都ツーリングにて、
京都市内でタクシーにお釜を掘られ、
其の修理の為11ヶ月ぶりにお車が帰ってきました!
と言っても、
実際の破損はリアカウルの後方中央部が縦に約5cm割れただけです・・・
が、この方病的なほどこのお車に執着があります、
仲間内では自閉症的オタクと呼ばれています。
ですので、破損箇所を修理するのなど以ての外・・・
新品のリアカウル交換であっても、
「隣接するサイドシル・ドアと色が合わなくなるだろう・・・」
と、ほとんど言いがかり的要求をしだす始末・・・
このレベルでの修理金額は、300万円超?
然し、相手方のタクシーの対物保険は50万円しか入っていない・・・
ということで、大揉めです。
結果、ご自身の車両保険を使用して、仮払い修理とすることになりました!
此れ、車両保険加入が無かったら、相手方からは50万円しか賠償されない・・・
保険会社に聞いてみた所、
裁判まで起こして仮に要求している修理が認められて勝訴したとしても、タクシー会社に其の金額を支払う意志が無ければ、
この段階では強制力は無いそうです・・・
更には、公正証書等の手続きを取る等して、
強制執行命令をとるまでする必要があるそうですが、
此れは個人レベルで行うのは至難の業だそうでしし、
そこまでにかかる経費も馬鹿にならないそうです。
仮に、弁護士費用特約を使って、保険会社の契約弁護士を立てようとしても、
今回のような過剰請求では弁護士が受けてくれないそうです・・・
もし受けてくれたとしても、
上記した段階までにかかる弁護士費用以外の経費は自己負担となるそうですので、
修理代として使える金額は半分位しか残らないそうです。
つまり、この様な過剰請求は、世間一般的に見て常識から外れていることとなりますし、
ご自身も当然いつか加害者側に回るかもしれません・・・
果たして其の時、ご自身が同じような過剰請求をされた時、はたして相手方の言い分を快く飲むのでしょうか?
まず、ありえないでしょう・・・
根本的に、自分がやられて嫌なことは、理由の如何に拘わらず、
相手にも行うべきではありません!
更に今回は違う問題も。
今回の事故修理は、
止めればいいものを購入した長野県内のディーラーに依頼しました・・・
然し、このディーラーでは修理はできませんので、
東京にあるBSAというロータスを専門で扱うチューナー&板金塗装工場に外注委託で入庫となったそうです。
前記しているように、賠償金額が高額な為タクシー会社とも保険会社とも、
修理内容の調整が付かず修理は手付かずの状態が数ヶ月経過して行きます・・・
この間、ディーラーからは何の連絡もなし・・・
不安に思うオーナー様がディーラーに連絡してみても、
「状況が判りませんので、BSAに連絡を取ってご連絡いたします。」
とは言うものの、結局最後まで1回もディーラーからは連絡は無し・・・
結局は、今後どうするか?
の交渉は、オーナー様とBSAで保険会社対応をして、
結局ディーラーは一切何もせず・・・
ついに業を煮やしたオーナー様は、ディーラーに対して、
「何もしてもらえず、総ての交渉は自分とBSAが行っている状況ですから、修理元受から外れてください!」
「直接BSAに受けてもらいます!」
と、いうことでディーラーは外れたはずだったのに、納車の際にBSAが、
「そうは言っても、今までに付き合いもありますし、今後のこともありますから、
レス分はディーラーにお支払いします!」
との、事だそうです。
が、ディーラーはオーナーの意思で外されたのですし、
何もしてなかったのも事実ですから、おそらくレス分は60万円くらいの高額と思われますが、
此れを受け取ってしまう神経はいかがな物でしょう・・・
しかも、オーナー様にも謝罪もお礼も連絡は一切無し。
所謂、“やらずボッタクリ”とはこの事だー
今回のご入庫は、“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”の施行でのご入庫です!
本来の保険修理の範囲は、
此処まででもありえませんがリアカウル・サイドロッカー・ドアまでが再塗装です。
然し此れでもオーナー様は不満の為、フロントカウルまで含めた全塗装を希望しています・・・
然し、当然保険では此処までの金額は出してくれません。
かといって、実費も払う気は無い・・・
じゃーどうするのか?
リアカウルを新品交換すると、部品代がなんと120万!!!
そこで、私の知り合いに頼み新車外しで在庫している新品カウルを、
しょうがないから頭を下げ35万円で譲ってもらいました。
此れで、85万も浮いてきた!
此れでオーナー様は希望の全塗装可能に!
然し、弊社には一切利益なし・・・
完全にボランティアです。
ご入庫いただいたのはいいのですが、
本人希望施行範囲と予算が釣り合っていない・・・
「誰のおかげで全塗装できたんじゃー」
と言いたい所ですが、日ごろ弊社工場の電気工事でもお世話になっていますので、
此処は貸しということで!
とは言え、最近の若者は、恩は3日寝れば忘れますから、
其のうち私の爆弾が落ちるかも?
フロントカウルの施行範囲は、わずかな一部を残しほぼフルラップ状態!
→↑の写真の丸矢印のように、巻き込み迄してあげています。
此処だけでも20万は欲しいわ・・・
今回フロントハーフキットというプレカットフィルムをオーダーであった為に、
サイドミラー用フィルムも付いてきます!
が、此れを見たオーナー、
「ミラーの下側が欲しいのに無いじゃん・・・」
と、文句・・・
定価ですら払うつもりもないくせに、
文句を言うな!
ぶつぶつ言っていますが、無視して貼ってしまいました!
付き合いきれんわー
車体中央部もこの通り。
サイドロッカーも巻き込み施行で完全全面貼り!
しかもこの部分のカットデーターはあまり良くないので、
型取り施行です。
しかも←の部分までサービスで貼ってあげた!
そしたら、サイドダクトフィンまで貼っていないので、
「そこ自分で貼るからフィルム頂戴!」
やるか・・・
買え!
更には、
「ドアも、下半分は飛び石くるんだよねー」
どこまで要求するんじゃ・・・
やけくそで、やってあげた!
わかっとるのか?
此処だけでも定価なら22万位だぞ!
更に此処も張ってくれとのこと・・・
此れで全塗装面積の2/3は貼ってるぞ!
此処が3万位かな・・・
トータルすると45万くらいの施行になってしまった・・・
だからはじめに、
「安くする為にデモ用フィルムと併用しよう!」
と、提案したのに、
「そんなの嫌ジャン・・・」
と言うならば、45万払え!
「なけなしの30万です!」
じゃない・・・
しかも此れだけ安仕事の上、
「来週末のロータスデー行きたいから、ほかに自分でやりたいことあるので、14日までに上げて!」
どこまで、自分中心じゃー
定価商売で売っている弊社も、このオーナー様だけは手に負えません・・・
だから今まで仕事の依頼は断ってきたのに、
あまりの暇さについつい手を出してしまいこの始末。
午前中納車のマセラティに続いて、またもや大赤字・・・
とは言え、このまま引き下がるわけには行きませんから、
来月の春ツーリング君は私と連泊して、
祇園で私のお気に入りの地方さんと芸妓さんの花代を払え!
それでチャラじゃー
今回、自身の我儘が見事に達成されましたが、此れはひとえにディーラー以外の拘わった方々の尽力の賜物ですので、くれぐれも感謝を忘れないように。
それと、人生“因果応報”と言いますから、今回の無理強いは必ずいつか自分に帰ってきますから、そうならない為に、蔵王堂での朝勤行で身を清めてください。
感謝が足りないと見たら、私のタイヤからマシンガン発射して、プロテクションフィルムをぼろぼろにしちゃいますよ。
冗談は此れくらいにして、いや冗談?
折角きれいになったのですから、又大事にしてあげてください。
と言うか、せめて自閉症的病的オタクは止めましょう。
じゃないと、100%結婚はないですよ。
Car Crusaders Clubクラブ員
会員クラス:準会員登録(したくは無かったですがルールですので)
車両クラス:クラスSS
施行コース:
施行料金:300.000円税込み(Car Crusaders Clubクラブ員特別値引き? 適応)
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