2016年05月07日公開|メルセデスベンツ
先日ポルシェ964カレラ2でご入庫いただきましたお客様の、
奥様の新車購入の為のご入庫です!
連続施工をさせて頂き、
ありがたい限りです。
一部のお客様ではありますが、
いつも連続での施工ご依頼をして下さるお客様がいらっしゃいますので、
何とかいつも予約が切れずに施工が繋がっています。
然し、
今年に限ってはいつも必ず春のご入庫のあられたオーナー様方でも、
地方経済の不景気などの影響でしょうか?
今年は、
非常に少なくなっております・・・
毒舌ブログに、
嫌気が流石にさされたのか?
最近近隣各地、岡谷・諏訪・安曇野・松本・佐久とコーティング屋さんの新規開店ラッシュが在るようですので、
弊社の技術に満足されずに新たな施工店舗に換えられているのか?
かも知れませんが、これはこれでしょうがないですね・・・
去るものは追わず!
です。
ま、開き直りと言えば否定もできませんけどねー
以前のお車も、
A180でしたが今回はシュポルトにグーレドアップ!
確かにネーミングの通りスポーティーではありますが、今でもW124オーナーである私からすると、
ベンツらしくない・・・
と言うのは、
空調吹きだし口のプラメッキや、
カーボン調トリムや、
レッドステッチなどはメルセデスが他社と競い合う為に取り入れるべき手法ではない。
と、思うのですが?
ただ、最近のメルセデスの方向は、
昔のようにメルセデスのスタンスに同感してくれ、
経済的にも高所得者だけ買って!
では無く、国産車しか知らない方や、低所得までは行かないものの庶民層にまで販売ターゲットを広げてきていますから、
必然的に万人受けする車になってきているような・・・
メーカーとしては、
販売台数を伸ばすことで生き残りをかけているのでしょうが、
らしさを失ってかつての熱烈なファンを失うのも必然です。
例を挙げれば、
ジャガーやマセラティ等々・・・
シュポルトですので、
AMGホイル18inが標準ですが、
一昔前18inと言えば一部車種のみだったのが、Aクラスのような小型車まで履くようになって来たのですから、時代は変りましたねー
私20代の頃等は、
14inが当たり前で16inなどはレーシングカーだけのものと思っていましたからね・・・
先日施工のポルシェにも施工した、
“ホイル・ガラスコーティング”今回もフルコートで施工です!
と言うのも、
洗車は旦那様がいつも手洗いで行っているそうですので、
その際少しでも楽なほうがいいのでしょう。
然し、優しい!
私たぶん過去に妻の車を洗ってやったときは、
無い・・・
傷は無く、
過去松本ヤナセ購入車両としては傷の無さはダントツでしょう!
お持込時、かなりポリマーがきつくかかっていましたので、これは洗車をしてみると結構ヤバイかな?
と、
思っていましたが良い方向に予想が外れました。
が・・・
年々酷くなる表面の塗装仕上がり状態。
細かなぷつぷつが満遍なく、
かなりの密度でできてしまっています・・・
今回の磨きコースは、
“01スタンダード・ソフト磨きコース”ですが、
この様な新車向けの軽度な磨きでは、
此処までの問題はほんの一寸の改善しか望めません・・・
世界に冠たるメルセデスベンツたる物が、こんな仕上がりで良いのでしょうか?
傷に関しての程度は超極上でしたが、
右リアドア後部エッジには米粒大の物噛みがあります・・・
此処のところのメルセデスの新車は、
非常に塗装トラブルが多い・・・
と言うか、何もない車がほとんどない。
塗料の品質的に言えばレクサスなどよりも良い物を使っているそうですが、
仕上がり自体のレベルが低いのでは折角の品質も意味を成さない・・・
最終検査までこれでクリアーできてしまうと言うか、
クリアーしてしまうシステム自体に問題があるような?
やはり右側これはフロントドアにある染み?
初めは汚れかな?
と思い、磨いてみたりミストクリーナーで拭いてみたり、
然し一向に何も改善されない・・・
よくよく観察してみると、
クリアー内部の有色塗装の表面のような・・・
正面から見るとほとんど判らないですが、斜めから透かし見してみるとこの様に見えてしまう。
これも上記したように検査を通過してしまうのは、
メルセデスクオリティーとはどのレベル?
と言う、
疑問を感じてしまいます・・・
TVコマーシャルでもヤナセでは車は作らないけど・・・
みたいな事を言っていますが、其処まで言っているヤナセでもこれらに気づかないのか?
これらは、クオリティー範囲内なのか?
メーカークレームにならないから、ディーラーの責任範囲を超えた問題としてスルーしているのか?
どちらにしても、
ヤナセクオリティーと言う独自性のものなど存在せず、
ただ与えられた車を売っているだけでしょう・・・
このお車もやはり程度が極上といえども、
練りプラBピラーだけは傷だらけです・・・
先日もメインテナンスを行ったオーナー様から、
「Bピラーの傷が取れていない・・・」
との苦情を頂きましたが、
この様に新車時でもこれだけ傷だらけのものですので、
新品であろうと傷はOKという認識の物でしょうから、
使用過程車でそれを言われても無理があります・・・
言うのであれば、
納車時にディーラーにクレームを申し立てるか?
この様な傷だらけになる物を採用してるメーカーに、
文句を言うべきでしょう。
いくら磨いてみてもこれが限界です・・・
確かに永延に磨き続ければいずれは傷もなくなるでしょうが、
それはオーダーいただいている、
作業内容の範囲を超えてしまいますから、
ある程度の改善ができれば残念ながらそれ以上のことはできません・・・
あるお客様は、
それでは納得がいかずパーツ交換まで検討されましたが、
20万円以上かかるとの事で諦めました。
仮に交換されたとしても、
ちょっとすれば又同じになることは火を見るより明らかですから・・・
結局、
この方カーボンフィルムを貼られて傷が入らないようにされましたが、
どうしても気になられる場合は、
この様に何らかの貼り物をするしかありません。
傷はまったくありませんでしたので、
傷を探しながら追っていくいつものような磨きではなく、クリアー表面の細かなピンホール?
みたいな物を除去する為の磨きを行いました。
これも肌調整と言うのかは?
かなり改善されましたので、
艶感は相当上がりました!
然し、根本的塗装方法及び塗料材質の問題として、
写り込みの輪郭はシャープにはなりません・・・
恐らくペーパーをかけてクリアー表面の柚子肌を鏡面化したとしても、
輪郭線がくっきり出ると言うことはなさそうです。
昔のベンツでEクラスで例えるなら、
W201くらいまでの塗装であれば超鏡面化も確実にできましたが、
それ以降のベンツの塗装では、
以前のような大幅な肌感の改善はできなくなってしまいました・・・
塗装自体の質としては国産塗料では足元にも及ばない高品質と言われていますが、
環境配慮の材料や塗装方法が、
高品質=高意匠性
と言う、
本来の図式を歪めてしまっています・・・
其処に持ってきて、
車体価格はさほど変化無いまま装備だけはハイテク化されていますので、
其の分の皺寄せは生産時の省力化となりますから、
所謂ガチャポン生産ですので昔のような高品質は望めないのも時代の流れなのでしょうねー
Mercedes-Benz メルセデスベンツ A180シュポルト(176042)コーティング終了
いくら極上程度の新車でしかもポーラーシルバーという塗装色であっても、
一気に艶感は変化しました!
ご入庫時には、
なんとなく曇った印象がありましたが、
塗装表面を磨きにより整えることで、
まったく印象が変りました。
お引取りにはご夫婦で見えられ、工場に足を踏み入れた瞬間に奥様から、
「すごくきれいになった、ピカピカだねー」
と、
感想を頂くことができました!
以前のお乗りのベンツは、新車購入時にヤナセの純正コーティングであるミラーフィニッシュを施工され、
1年後に弊社で再施行をさせて頂きましたが、
確かにディーラーコーティングとしては珍しくヤナセでは磨きも行われますが、
弊社も以前はヤナセの仕事もしていましたので判りますが、
いくら磨きがなされるとは言え2~3時間での磨きでしかありませんので、
新車時の素の状態からの大幅な意匠性変化は望めません・・・
この様な経験から、
新車時のコーティングサービスを振り切ってまで、
今回は初回施工から弊社にオーダー頂いたと思われます。
前のお車でのコーティング施工は中間クラスのプレミアムグレードでしたが、
このお車は現時点で初回車検時に入れ替えが決まっていますので、
耐久期間が3年あれば良い事となります。
そのため、
今回は必要耐久期間3年に合わせて“マーベラスフィニッシュ・スノーガード”といたしました!
弊社シリカコーティングでは、
最初期から存在する昔からのお客様方には大変なじみの深いコーティングで、
古いお客様は1回は施工されている経験が皆さんおありです。
スタンダードクラスですので価格もリーズナブルですが、
今でもこのコーティングだけを施工なさるオーナー様方もいらっしゃいますので、
費用対効果としては非常に良いのでしょう!
あくまでスタンダードクラスですので、
高機能・高耐久と言うわけではありませんが、
保管状況や管理方法がよければ十分にコーティングとしての保護機能は果たします。
トップエンドタイプのコーティングだけが良い訳ではなく、
オーナー様の使用目的や必要とされることの兼ね合いですので、
この様にスタンダードクラスのコーティングも捨てた物ではありません!
このたびは、入れ替えでの2台連続施工いただきまして、ありがとうございました。
又、大事にきれいにお乗り下さい。
お引取りの際に、ポルシェの水漏れのお話もお聴きしましたが、それはかなりショックですね。
ショップさんには、言うべきことは言ってできる限りの対応をしてみてもらって下さい。
但し、旧車であることは事実ですので、完璧は望めないのもまた現実ですから、これから徐々に手を入れながら完全な物としていきましょう。
我々の倶楽部の旧車メンバーなどと話をされるようになられれば、彼等なりの旧車との接し方やショップへの信頼の在り方等、色々の視点の違いにご自身の一番良いお車との向き合い方が見えてくるかもしれません。
かなり、考え方は人それぞれですが。
交渉がうまく行く事を、願っております。
車両クラス:クラスM
施工コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング
磨きコース=01スタンダード・ソフト磨きコース(程度良好新車向け・軽度の表面処理鏡面仕上げ)
オプション施工=ホイル・ガラスコーティング(新品・18in×フルコート)
施工料金:110.880円税込み(リピーター割引-5%・代車使用無し割引-5%・新車割引磨き-10%・淡色車割引磨き-10%・輸入車割り増し磨き+10% 適応)
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