2016年05月06日公開|ホンダ
先日施工させて頂きましたNSXのお客様、
お引取りの翌日“ホイル・ガラスコーティング”の為、
スペアのホイルをお持込いただきました!
何故、翌日なのか?
と言いますと、
そもそもNSXにホイル&タイヤは積めませんから・・・
お持込いただいたホイルはBBSのLM18i&17inですが、
20年ほど前にはフェラーリやポルシェなどで一世風靡をしました、
けれど今見るとかなりレトロな感じは否めません・・・
尤もお車自体が同時代の物ですので、
マッチングとしては良いのかも?
但し、今のスポーツホイルの主流は1ピースのスポーク数が少ない物が主流ですから、
見た感じでの重たさ感はあります。
実際、最近の軽量ホイルに慣れてしまっていますので、
持った感じは重ー
と、いった感じ。
オーナー様のセンスで、
ディスク面は白に塗られていますが、
これはNSXの純正ホイルが白だからでしょう。
アッセンブリーボルトはゴールドを選択されています。
又、
センターキャップは赤にゴールドのアキュラエンブレムがやはり塗られています。
実はこのホイル、
中古品で8万円だそうですがホイルの修理専門店に依頼されて20数万円かけられたとか!
確かにおかしいとは思いました?
リムのバフリングは異常にきれいだし、
ディスク部の塗装もBBS純正よりクオリティーが高い。
たいした技術です!
然し、新品と同じような価格になっているのは・・・
このカスタマイズは、賛否両論が真っ二つに分かれます。
いらっしゃった方々の意見は、完全に2分されました・・・
個人的には、私は好きではないカスタマイズですねー
タイヤも新品が装着され、
始めて見るポテンザの71Rですが、
トレッドパターンは正にSタイヤですし、
コンパウンドもすごく軟らかく簡単につめが刺さります!
然しこのタイヤ、
Sタイヤではなくあくまでハイグリップラジアルだそうです。
が、雰囲気的にはSタイヤしかもスーパーソフトの様?
間違いなくハイグリップであることは確実ですが、
ポテンザのハイグリップはグリップ破綻した時の極端な挙動変化や、
磨耗が進んだ際のグリップ力の大幅低下するイメージがあるのですが、
71Rでは改善されたのでしょうか?
私は、
基本的にはスポーツカーにはハイグリップラジアルはほとんど履きません・・・
まずSタイヤを履きます!
多くの方のSタイヤのイメージは、
減りが早くグリップが高すぎ公道では危険で、
雨天などは自殺行為・・・
と思われている方が多いでしょうが、装着される車種によっては磨耗率はハイグリップラジアルとさほど変りません。
又グリップも、乗り方にもよりますが、
滑り出しがマイルドでスライド収束も滑らかですので、
故意的にスライドさせて走らせるにはSタイヤのほうがコントロール性は高いと思います!
雨天時のグリップも、
今のSタイヤのコンパウンドは意外と雨天グリップ良いですので、
法定速度くらいならさほど危険もありません。
但し、コンパウンド劣化は非常に早いので、
性能維持できるのは2年が限界でしょう・・・
弊社のスポーツカー系のお客様方の、タイヤメーカーブランド選びは人それぞれです、其の中で多いのは国産車では?
輸入車では?
ですが、
面白いのは国産・輸入車共にダンロップが市場シェアとは裏腹に意外と多い!
ネオバも根強い人気ですし、
Sタイヤの人気もヨコハマは高いです。
昔は高級ブランドのイメージの強かったピレリは、
まったく人気ありません・・・
私からすると、首をかしげざろう得ないのは東南アジア格安タイヤを選ばれる方・・・
タイヤは車と路面をつなげる唯一の物ですので、
此れに命を託していると言っても過言ではありません!
此処をケチるのであれば、
私からすると自殺行為です・・・
多くの格安東南アジアタイヤを選ばれる方の理由は、消耗品に対してのランニングコストのようですが、
だったら減りの遅いエコタイヤでも履けば良い!
先日ある有名ショップの社長と話をしている際、チューニングに関しての話がありましたが、
其の中でほとんどの方のチューニングは間違っている・・・
との事、
つまり改悪している車が殆ど。
たとえば、ブレーキもパッドだけ変っている。
足回りもサスペンション系ノーマルでハイグリップ化する。
排気系だけ交換して吸入系はノーマル。
等々、一部だけを変更しても車のバランスは崩れてしまい、
トータルでいじらないと効果は無し・・・
よくサーキットで顕著に見られるのが、部分的ハイチューンを施した車が、
トータルライトチューニングの車にまったく歯が立たない・・・
例えば、ブレーキパッドだけを高性能化した場合?
パッドの摩擦力は上がりますが、其の分タイヤ自体の縦方向摩擦力が強くなるので、
ロックしやすくなる・・・
高い摩擦力で、
ハードブレーキングを繰り返すとローターの加熱やブレーキオイルがフェードしてしまう・・・
ひいては、ブレーキオイルが沸騰したり、ゴムブレーキホースは膨張してしまい、
ブレーキペダルの踏み代が深くなり操作感が無くなる・・・
ハードブレーキングにより、前後のトラクションの動きが大きくなり、
コーナリング時の車体挙動が不安定になる・・・
これ以外にも影響はありますが、ひとつのパーツを高性能化した場合、
其処に関連接続されているパーツは全て同等の性能の物に交換して初めて意味が出てきます!
この程度のチューニングでも、関連パーツをトータルチューニングすると、
100万円くらいが最低予算です・・・
だから、ノーマルが一番!!!
このたびもご依頼いただきまして、ありがとうございました。
今日履いて、週末はビーナスラインいかれますか?
私今日、久々にアングリアでビーナスラインツーリングの予行演習で行ってきましたが、後で確認するとかなりのオイル漏れと、走行距離3.000km位しか経っていないクムホSタイヤ前輪の内側はすでに限界でした。
お互い、維持にはお金かかりますね。
ホイルの修理屋さん良い所をお教えいただき、早速問い合わせしてみます。
又、お知り合いにもご案内いただきましてありがとうございます。
今後も末永く、よろしくお願いいたします。
PS:毒舌ブログであることは、どうかご勘弁下さい。
施工コース:
オプション施工=ホイル・ガラスコーティング(新品扱い・18in以内・スポーク20本×フルコート)
施工料金:30.010円税込み(リピーター割引-5パーセント 適応)
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