車磨き研究所の施工ギャラリー
ＴＯＹＯＴＡ トヨタ アクア 1.5Ｓ（NHP10）
2016年06月06日公開｜トヨタ
「今自宅で家の軽トラにぶつけちゃったんですけど・・・」
と、ＴＥＬ。
こちらのオーナー様、弊社常連様よりご紹介いただき施行いただいている方です！
そのまますぐにお持ちいただき拝見してみると、
左側面いっちゃっています・・・
バックでぶつけたそうですが、完全に不注意です。
それ以外にもフロントバンパー迄ぶつけてありますし、
過去にやはりぶつけてニッサンで左のフロントフェンダーも修理されているそうですが、
色全然あっていません・・・
やはりディーラーの再塗装は、
修理クオリティー低すぎ。
細かく拝見していくと、
そこかしこに極軽症では有りますが軽く接触した痕跡がたくさんあります・・・
今回の事故もそうですが、運転時の集中力や周囲の安全確認が甘すぎです。
此れを自覚して常に運転しないと、
多分そのうち人身事故を起こすこととなるでしょう・・・
今回の事故での破損個所は、左フロントドア・左リアドア・左クオーター・左ドアミラー・リアバンパーとなりますが、
「フロントバンパーも保険で一緒にできませんか？」
との事でしたが、
此れは誰が見ても関連性は認められる破損ではないですから無理・・・
「２事故にすれば大丈夫ですが、６等級下がりますよ・・・」
と、お伝えしたところ、
「２０等級で代車特約も入っていますから、
修理期間が長くなってもいいですし、等級ダウンもかまいません！」
との、事でした。
然し、保険会社アジャスターに確認したところ、
実際はたったの８等級・・・
しかも代車特約も入っていない。
自身の保険状態すらも理解できていません・・・
此れで６等級下がり事故割り等級になれば、
極端な割り増しが付く２等級となってしまいます。
保険料は現在の２倍以上になるそうです・・・
そうお伝えしているにもかかわらづ、
「それでも良いいです！」
と、わけのわからないことを言っていますが、
「それは非常に損になりますから、
フロントバンパーは自費で直したほうがいいですよ！」
と、お伝えすると、
自費修理には躊躇されます・・・
保険等級下がりにより高くなる保険料は数十万にもなるのに、
１０万円程度の修理費用には迷われる・・・
損得勘定ができない？
この方、超有名進学校から国立大学を卒業され、
現在のお仕事もエリートばかりが集まる超狭き門にお勤めですが、
こういうことは理解できないのでしょうか？
説得して、何とか自費を出して頂けることになりましたので、
フロンとバンパーは自費修理となりました！
今回使用の保険は全労災ですが、
此れはお勤めのところが団体契約しているものですが、損害程度は軽く５０万超えにもかかわらづ、
アジャスター立会いは無しでＯＫとか！
此れ一般の加入者ならばありえないことです。
此れにより、破損した個所の板金塗装範囲は隣接暈し塗装（クリアーは全面吹き）で、
左フロントフェンダーも再塗装ＯＫとなりましたので、
前記したディーラーのでたらめな塗装個所も直っちゃいます！
ラッキーです。
そうなると、弊社での施行範囲は再塗装されたパネルの隣接パネルまでとなりますから、＋ボンネット・フロントバンパー・リアハッチまで広がり、
合計８パネルの磨き＆コーティング補修となります！
此れにより、
修理は自費で行うこととなったフロンとバンパーの磨き＆コーティングは保険会社が負担してくれることとなり、
超ラッキーでしょう！
通常保険修理での再塗装隣接パネルの磨きは、０１スタンダード・ソフト磨きコースとなりますが、
初回施行時の磨きが“０２スタンダード・ソフト磨きコース”となっていた為、
この様な場合は初回施行内容が適応されます！
そのため、
隣接パネルは文句無く鉄粉クリーニングを行えますが、
黒の塗装色の場合判りにくい溶け出した鉄粉が現認できますので、
鉄粉付着は相当のものです・・・
ぶつけた痕跡の多さからもあまり車は大事にされてる様子は伺えませんから、
洗車もほとんどされていないでしょうねー
その上完全露天駐車ですし・・・
此れだけ運転が下手ですし、
いたるところダメージを受けているので、相当塗装にはダメージがあるだろうと予想していましたが、
以外やそれほど傷や水染みイオンデポジットクレーターはありません！
此れは以外ですねー
この方を紹介頂いた弊社常連様は超神経質な方で、
常に車の手入れをなされていらっしゃいますが、
その方のお車と比較しても傷に関してのダメージは明らかに低い！
このお車を購入される際には、
「黒だけは止めた方がいいよ！」
と忠告していたのですが、
「どうしても乗りたいし、管理が大変なのは覚悟します！」
と言うだけではなく、
「コーティングは撥水がいいので、ダメージは覚悟で撥水にします！」
と、
完全に私の忠告は無視されましたが、
この状態を見る限り取り越し苦労でした・・・
イオンデポジットクレーターは、
今回保険再塗装磨きで認定された“０２スタンダード・ソフト磨きコース”では、
完全除去までは至りませんでしたが、傷は１００％除去できました！
此れなら後１０万くらい出費をなされて、
全体を再施行したほうが得だった様に思います・・・
私ならそうしたかなー
今回そのようなやり取りをしている最中に、
工場のメインエアコンが完全にＯＵＴ・・・
この２～３年不調でだましだまし使っていましたが、
流石に３０年選手のエアコンでは此れで限界が来ました。
然し今年に入って弊社の売上高は大幅減少・・・
資金繰りに非常に困っているところに持ってきて、エアコン入れ替えは大打撃です。
定価ベースで言えば工賃まで入れれば２５０万、
どれだけ安くしてもらっても８５万円ですが、
今この８５万円を現金出費する余力は無し・・・
困り果てていると、このオーナー様を紹介してくださった方は実はこの手の設備メーカー系の方で、今までも弊社のエアコン修理をして下さっておりましたが、その実作業をして頂いていた下請け設備会社の社長さんが、
「８０万でいいし、支払いも９月末でいいよ！」
と、
神様のような方です！
と言うことになり、
急遽エアコンの入れ替え工事をして頂きましたが、
流石最新鋭のエアコン。
今まで使用のエアコンに比べ、
暖房・冷房能力は２倍あるそうですし、
消費電気量は１／２になるそうです！
昨年の暮れから、
ツーリング倶楽部員の電気工事屋さんに工場内の節電の為の所作をして頂くことで、
今までより電気代は1/2～2/3くらいまで減りましたが、
此れで更にこの１／２の電気代になると言うことは、
昨年までの電気料金に比べ１／３になりますから、
１０万円くらい安くなります。
此れだけで、
毎月祇園に通う資金が捻出されてしまう！
それとも、
某会員制ホテルの会員権をスイートグレードまで上げちゃうか？
「公私混同もはなはだしい・・・」
ですが、
此れが個人経営法人会社の強みですねー
とは言え、オーナーと会計事務所にばれないようにするのは、
至難の業です・・・
又、
罰が当たりますかね？
今回も再塗装部分の傷が酷い・・・
先日のアウディほどではありませんが、此れ板金塗装工場での、
最終洗車作業で入れてしまっている洗車傷です。
此れに関しては、以前から改善を提案し、
弊社の洗車方法を取り入れてくれるようにとお願いはしているのですが、
多少の器具購入の必要があるため躊躇しているようです？
が、
この板金塗装工場自社でもコーティングを行っていますが、
此れでは自社施行のコーティング車両は傷だらけでしょう・・・
目先の多少の出費より、大事なことだと思うのですが？
今回は再塗装部分の磨きこみは、板金塗装工場のコーティング部門責任者が行ったと言うことで、
以前のような磨き傷はほとんど無かったのは幸いでした。
それなりに洗車環境は整備されていますから、
洗車傷自体にダメージの深いものはありませんでしたので、傷の１００％除去は保険会社認定の再塗装パネル用、
“０２スタンダード・ソフト磨きコース”で、
達成できました！
なだけに、
お車の左右の意匠性の差は歴然となってしまいました・・・
やはり悔やまれます。
ＴＯＹＯＴＡ トヨタ アクア 1.5Ｓ（NHP10）コーティング補修終了
今回板金修理のお車が固まってしまっていたのと破損が広範囲で強烈だった為、
非常に長期間のお預かりとなってしまいました・・・
そのため、
弊社の代車は完全に不足状態。
やはり、
代車特約にはお入りいただいているほうが、
弊社にとってもレンタカーで代車をご用意するなりの対策が可能になります！
ので、できるだけ任意保険は代車特約には入って頂きたい。
今回のような事故は、オーナーの一寸した注意で防げることです！
と言うか、この方の破損個所全てにそれが言えることでしょう・・・
確認したつもりとか、多分大丈夫だろう？
等の、所謂面倒くさがり行動はその代償は高くつきます・・・
このお車には、
バックソナーもバックカメラも装着されていませんけれど、
安全には無関係なＴＲＤエアロやウーハー等にはお金が使われていますが、
これらにまずお金をかける前に安全を確保できる装置にお金を掛けていれば、
今までの接触の一部は避けられたでしょう！
今回の修理でも６０万円近くの修理費がかかっていますが、
すでに此れで保険は５等級事故割になってしまっていますので、
次はありません・・・
悪いことは言いませんから、
夏のボーナスが出たら迷わず前後ソナーとバックカメラを付けましょう！
自身の見切りの悪さや注意不足は、もともと持つ個人の資質に左右される部分が大きいですから、
そう簡単には改善はされませんから、
それを補うべき装置が必要です。
すでに保険がこの状態では、
保険が転ばぬ先の杖にはなりませんから、
この様な対策を“転ばぬ先の杖”にしましょう！
今回車両の約２／３がリセットされ、
前後と左から見た時にはこの上なく新車のように見えますが、
残念ながら右からみれば比較的程度のいい中古車・・・
とは言え、前記しましたように細かな接触痕跡は数箇所あります。
全体の意匠性上当然完璧ではありませんが、
修理前に比べれば劇的にきれいにはなりましたので、
今度は本当に傷つけずにお乗りいただきたい！
ボンネットの水染みはイオンデポジットはまだ軽度でしたが、
ルーフに関してはかなりの重症ですので、
これ以上ダメージを進行させない努力は必要です！
トヨタ２０２に比べブラックマイカであることで多少はダメージは受けにくいかもしれませんが、
そうは言っても水の乾燥の速さや酸化物の焼きつきは起こりやすいので、
小まめな点検管理は必要です。
自身でリスクを押して選ばれた、
黒の塗装色と撥水コーティングですから、
そのリスク管理だけはきちんと行いましょう！
今回の事故の対応はかなり苦労いたしました。
幸いにも、とんでもない塗装修理がなされていた左フロントフェンダーもタダで直り、自費修理をされたフロントバンパーのコーティングも保険負担でできてしまいましたが、ラッキーと言えばラッキーかもしれませんが、アンフェアであることも事実です。
○○君の策略が功を奏した部分も有りますが、此れを当たり前と思い違いをしてしまうと、下手をすると人生に大きな穴を開けることにもなりかねませんので、損得ばかりの判断は危険です。
ご自身のポリシーも必要です。
とは言え、今回もご入庫いただきありがとうございました。
今後は今まで以上というか、今までとは次元の違う細心の注意を払われて車を運転してください。
車両クラス：クラスＳ
施行コース：
コーティングコース＝エクセレントフィニッシュ・プレミアム ガラスコーティング（フロントバンパー・ボンネット・左フロントフェンダー・左フロント＆リアドア・左右クオーター・リアバンパー・リアハッチ）
磨きコース＝０２スタンダード・ソフト磨きコース（上記施行範囲）
オプション施行＝エクスペル・ブラックカーボンフィルム（左ドアハンドル）
外注施行（保険修理）：
再塗装＝左フロントフェンダー・左フロント＆リアドア・左クオーター
部品交換＝左フロント＆リアドアパネル・左クオーター・左リアホイルインナーパネル・リアアッパーバンパー（色つき）
外注施工（自費修理）：
再塗装＝フロントロワバンパー
施工金額（自費施工）：６６．２９０円税込み（保険修理分非公開）
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