2016年06月04日公開|メルセデスベンツ
本来は会員様でしたが、
長く弊社ご利用があられなかったために会員権失効となられてしまわれていました・・・
にも拘らず、弊社ご指名を頂きましたことは感謝いたします!
長らく海外に赴任なされていて、此処でお帰りになられこのお車をご購入されたそうですが、
このお車限りなく5mに近い為、ご自宅は東京ですので駐車場自体がMAX5m規格である為に、
車庫証明取得には相当苦労なされたとか・・・
都会ならではの悩みですねー
田舎であれば、リムジンであってもまずこの様な問題は起きないのですがね!
弊社では初めてのシューティングブレークですが、
このシューティングブレークとは本来はいくつかの定義付けがあります。
基本的には2ドアでありスポーツタイプがベースとなることが基本とされ、
リアにハッチバック形状を持つものが条件で、
その使用目的は名前の通り狩猟用です!
このシューティングブレークは古くは馬車時代より存在し、
近年では1960~80年代くらいには主にイギリスではかなりの流行が高級車では見られ、
この時代くらいまでは実際に狩猟用として貴族階級では使用されていたようです。
私自身もジャガーのXJ-Sでの限定生産でのシューティングブレークにはかなり興味をそそられました!
最近になり又シューティングブレークが一部メーカーから販売を数車種行われるようになりましたが、
定義づけに則った物はありませんのでシューティングブレークと言うネーミングは、
かなり無理やりのこじつけ感は否めません・・・
ポルシェでもパナメーラでシューティングブレークを販売しましたが、
此れには眉を細めてしまう駄作ですねー
よっぽどシャーシ在庫が余っていて、その処分に困っているのでしょうか?
流石ベンツ、ドリルドローターにドデカイキャリパーが装備されていますので、2t越えの車重と400PS越えのパワーでも、
十分なストッピングパワーが備わっています!
此処が国産車のレクサス等との、
根本的車作りのコンセプトの違いですねー
車の一番大事なこと、
曲がる止まるが動力性能以上に設定されている安心感はベンツならではです!
レーダーセーフティーにしても、
感知システム自体がアイストップなどより優れているにしても、
この重量で98km/hでも衝突せずに停止できるのは、
いかに国産車の中ではきちんとした造りがなされているスバルと比較してもその根本的設計思想の違いでしょう。
同じような価格帯のレクサスLSと比較した場合、
絶対安全性では大人と子供の差があるでしょうねー
だからよく言われる、
「レクサスは古くなればただのボロイ中古車・・・」
「ベンツは腐ってもベンツ!」
と言う評価の違いが出てくるのでしょうねー
このドでかい車体だから余計に感じるのでしょうが、
ナビゲーションモニター小さー
私は大きいモニターになれてしまっているため、
この様に小さなモニターだとそれだけで不安感を感じてしまいます・・・
私が若かりし頃、長距離大型トラックに乗っていた時分はナビゲーションなど無く地図だけが頼りで全国を走り回っていましたが、
その頃は1回いったことのあるところなら数年経っていても地図など見なくても到達できたのに、今のように常にナビゲーションを頼りに走るようになってからは、
何回も行ったところでさえ道を覚えていなくなりました・・・
此れって、完全に退化ですねー
ある実験結果によると、ハイテクマシンになった現代のF1ドライバーと、昔の危険極まりない頃のF1ドライバーとの能力試験をしてみると、
明らかに現代のドライバーのほうが総合的運転技術や反射神経では劣っているそうです・・・
科学が進歩するに従い、
人間の動物的本能も失われていくと言うことでしょう。
いずれ滅びる前兆でしょうねー
どうも最近のベンツのスイッチパネルは好きになれません・・・
コマンドシステムが装備されているにも拘らず、
何故此処までごちゃごちゃとしたスイッチをつける必要があるのか?
アウディくらい簡素化はできるはずなのに・・・
どうも最近のメルセデスの内装のデザインコンセプトは、
レクサス的で好きになれません。
だからいまだにW124や210が捨てれません!
と言うより、新しいベンツを買うお金が無いだけとも言えますが・・・
今まで鉄粉クリーナーを行ったお車の中で、
ダントツ1位の鉄粉付着量かも?
新車登録から3年弱の中古車として今回ご購入ですが、
それにしてはあまりにも付着量が多すぎます・・・
ましてや購入も町の中古車屋ではなく、
正規ディーラーからの購入で此れは一寸不思議です・・・
通常のように細かな砂粒のように鉄粉が付着しているのではなく、
面で付着しているような感じですので、
ことによると洗車時に地下水で洗われその地下水に含まれる鉄分が異状に多くそれが付着しているのかも?
今回ご予算の関係で使用過程車ではありますが磨きは、
“01ライト・ソフト磨きコース”となってしまった為、
このコースでは鉄粉除去は含まれないため、
オーナー様にお願いをしてオプションで鉄粉クリーニングをお付けいただきましたが、
此れは正解でした!
いくら粒状の付着は少ないと言っても、此れだけ鉄粉が溶け出しているものを、鉄粉除去もせず磨きを行ったら恐ろしいことが起きていたかも?
他店批判につながるかもしれませんが、多くの施行店やディーラー施行では、
鉄粉除去もせず磨いたりコーティングやメインテナンスを行っているようですが、
此れでは単に傷を増やしているだけと言う認識はあるのでしょうか?
施行前と施工後をライティングで確認してみれば明らかなのですがねー
3年使用過程車としては驚異的傷の少なさです!
新車よりも傷無いかも知れません。
柚子肌感もこの頃のベンツの柚子肌とはだいぶ違いますので、
前のオーナーが相当拘られた磨きを行っているのかも?
この傷の少なさは、
ひとえに前オーナーの管理が良かったことは明白ですが、
ベンツの塗装であることがそれを助けていると言うことも明白です!
傷が付いても自己修復すると謳われているレクサスの塗装では、
同じ管理がなされていたとしてもこうは行きません・・・
塗装に関してのこの様なメルセデスの優位性は、
国産車の塗装ではドイツ車と比較した場合残念ながら足元にも及ばないのが現実です。
但し、物咬み量や柚子肌調整に関して言えば、
明らかにレクサスのほうが上です!
此れは、塗装の何に拘っているのか?
による、塗装に対してのメーカースタンスの違いでしょう。
このお車で唯一傷と言える傷・・・
とは言え、はっきり線傷と確認できる傷ですが、
今回磨きコースは、
“01ライト・ソフト磨きコース”ですので、
この様な傷を除去するのは困難?
とも思えるのですが、01ライトコースでは傷取りメインの磨きのするか?
艶出しメインの磨きにするか?
の選択肢がありますので、使用過程車購入ということでそれなりのダメージがあることを想定していますので、
傷取りメインの磨きにしておきましたから、
この傷も多分除去可能でしょう!
と言う予想通り、きちんと傷全除去達成できました!
よく、
「ベンツのシルバーはきれいな色ではあるけれど、
当たり前すぎてつまんないし、
地味だよねー」
とか聞きますが、
たかが01ライト・ソフト磨きコースでも、
此処まで艶感が変ります!
仮に弊社以外で同じ行程回数の磨きを行ったとしても、はたしてこうなるのか?
と言う疑問は、今まで弊社と他社さんの施行を経験されていないと判断が付かれないでしょうが、
ほとんどの他社さんではこうはなら無いでしょう・・・
と言うのは、当然技術的問題や知識レベルなどもありますが、機材の選択肢の広さやバフやコンパウンドの、
各塗装への適合性が選べるだけのラインナップ、
そしてそれらを適材適所で組み合わせるだけの経験値による引き出しの多さです!
これらを充実させる為には、まずは相当の資金投資が必要となります。
これらを充実させるには大雑把に弊社の場合で言えば、
此れだけで約100万円かかります。
考え方からするとたかが100万円とも言えますが、
この業種では1人あたりの月売り上げが100万円ということ自体がかなりハードルは高いですし、
しかも磨き売り上げはこの半額となりますから、
1ヶ月の総売り上げと同じ資材在庫量を常時在庫することはかなり困難です・・・
しかも、市販のコンパウンド等では対応不可能で、メーカーにオリジナルブレンドなどを依頼するとなると、
研究開発費やロッド購入の費用は1つで50万円近くかかります。
個人経営レベルが多いこの業界では、
この様な資金ハードルを越えれるところは稀です・・・
又経験値というハードルもかなり困難で、
ただ単純に経験年数が長いとか、施行台数が多いだけではダメです・・・
この業界の多くは売り上げの多くを業販に頼っていますので、
どうしても施行は限られたメーカーに偏りがちです。
そのため、今まで施行経験の浅いメーカー・車種・塗装色等に対しての、
経験不足から引き出しが不足してしまいます・・・
つまり、幅広いメーカー・車種・塗装色を経験してきていることが重要ですが、
このハードルを越えられている方も稀です・・・
ある意味、
キーパープロはGS展開していますので幅広く対応しているかもしれませんが、
あまりにも施行レベルの深さが浅すぎてこれら多くの車種対応をしていることは、
プロの経験の積み重ねには程遠いです・・・
今回の磨き研磨膜厚は、たったの2μ!
本来ならば後1μはコース内容的には研磨可能でしたが、
施行前から柚子肌も調整されておりましたし、
傷もありませんでしたの、
不必要な研磨はいたしません。
よく、
「磨くと塗装膜厚が減少してしまうのでしょうから大丈夫なのでしょうか?」
みたいな事をお聞きになられる方がいらっしゃいますが、
弊社の場合で言えば事前に決めて頂いた磨きコースは各々設定研磨膜厚がありますので、
それ以上の膜厚減少はしません!
しかも事前にお決めいただく磨きコースは、
車両状態や望まれるクオリティーに応じて選択いただきますし、
当然現状での残存膜厚を考慮したうえで適当な判断なのかを検討いたします。
ですので、磨くからと言って無駄に膜厚が薄くなってしまったり、
以降の塗装耐久性に影響を及ぼしたりしてしまうことは無いと断言できます!
此れも、
磨き前→磨き中→磨き終了後に必ず膜厚計で研磨膜厚を確認しているからのことですし、
この際の膜厚確認も経験値の積み上げの一つとなっています。
多くのプロ店では、
膜厚計も無く闇雲に磨いていますが、
此れでは裏付けのある論理的根拠の無い磨きですので、
いつになっても経験値の積み上げには一向になりません・・・
Mercedes-Benz メルセデスベンツ CLS550 4マチック
シューティングブレーク(DBA-218991)コーティング終了
イリジウムシルバーと言う塗装色ですが、
恐らくあらゆるメーカーの中でベンツがシルバーの占める割合が一番高いでしょう!
と言うのは、デザインにシルバーが非常に似合っている。
と言うのも、都市伝説的ではありますが、
シルバーに合うデザインが優先されているとか?
と言うのは、メルセデスの過去のニュルブルックリンクでのレースの際重量規定オーバーで失格になるところを、徹夜で白のボディカラーを剥いでアルミ地のシルバーにしたことで、
そのレースに優勝しシルバーアロー(銀の矢)と言う愛称が生まれました。
以降メルセデスでは、今まではナショナルカラーである白でしたが、げんを担いでかレーシングカーはシルバーになった経緯があります。
その後メルセデスのイメージカラーがシルバーになっただけではなく、
ドイツのナショナルカラーまでもがシルバーに変更されました。
故に、メルセデスにとってシルバーと言う色は一番大事な色と言えるでしょう!
お客様がお引取りに見えお車の点検をして頂きましたが、
「使用過程車としては極上程度でしたので、
パーフェクトな仕上がりにできました!」
と、お伝えると本当に嬉しそうになされておいででした!
いつもこの様な感想をオーナー様にお伝えできればいいのですが、
現実には何らかのトラブルを抱えた車が新車でも多いですので、
逆にオーナー様がショックを受けられることもしばしばお伝えせざろうえない事があるのは、
性格の悪い私でも心は痛みます・・・
「じゃあ良い事、お世辞だけ言っとけばいいじゃん!」
とも言えますが、此れは私のポリシーに反しますので、
事実は事実としてこれからもお伝えします!
今回コーティングはご予算の都合上、
“マーベラスフィニッシュ・スノーガード”となりましたが、
実際仕上がった状態を観察してみても何の不足感も感じません!
確かに上級コーティングに比べれば、
膜厚・硬度は頼りない部分も有りますが、
それは丁寧な管理や扱いで補うことも可能ですし、耐久期限を過ぎてもまだお乗りになられるかも確実ではありません。
仮に今回のコーティングの耐久期限を過ぎてもお乗りになられるようでしたら、
その際に又リセット再施行をするという方法もあります。
この様な選択は、良し悪しではなく考え方の基準を何を優先するかで変ってきますので、
其処は個人の考え方次第でしょう。
この度は、パンクを押してまでご入庫いただきまして、ご苦労様でした。
施工中海外出張になられてしまい、お引取り延期になったことは、弊社的にはかなりラッキーでした。
ぎりぎりのタイトな時間で施行するよりも、時間に余裕を持って施行できるほうが、意識しなくとも施行自体に集中できます。
前回のお車は、施行直後ご友人にぶつけられてしまわれました事もありましたので、今回は気軽にお車を知人には運転させないほうが良いでしょう。
此れだけ巨大な車ですし。
この度も、施工ご依頼ただきまして、ありがとうございました。
車両クラス:クラスX
施行コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング
磨きコース=01ライト・ソフト磨きコース(本来程度良好新車向け=極軽度の傷取り・艶出し磨き)
オプション施行=鉄粉クリーナー
施行金額:138.771円税込み(リピーター割引-5%・代車使用無し割引-5%・淡色車割引磨き-5%・輸入車割り増し磨き+10% 適応)
メーカー別
月別バックナンバー