2016年08月21日公開|ミニ
以前ゴルフで施工を頂いております、
弊社のご近所のお客様です!
どうやらゴルフは奥様のお車で、このお車は旦那さん用のようです。
いくら小型車と言えどもご夫婦で新車の輸入車と言うのは、
近隣の目が厳しい田舎ではなかなかハードルの高い勇気のある行為です!
私の足車は20年も前のベンツですが、近所の方からは、
「さすが金持ちだねー」
等と、
いつも皮肉を言われますから・・・
実際には、車両価格的言えばゴルフとミニの組み合わせでは、
国産車で見た場合そのくらいの価格帯のお車をご夫婦で所有されている方は、
そんなに少なくも無いです。
なのに、
其れが輸入車となると偏見の目で見られるところが、
いかにも日本人的田舎的僻み根性なのでしょう・・・
ある懇意にしているスーパーカー屋さんと先日弊社の京都出店の話をしている時に、
「京都は厳しいよ・・・」
「大阪人のような値切り文化は無いけれど、目立つ行為を非常に避けるため、小金持ちの象徴のようなBMWやベンツなどは、
人口比では尤も売れていないようで、
一番売れる輸入車はフランス車だかねー」
「見栄の張り方が他の地域とは異なるから、
磨きコーティングとかの商売はどうなんでしょうね?」
との事でしたが、
偉大なる田舎などと言われる京都でさえまだこのレベルですから、
同じように閉鎖的県民性の長野県では、
まだまだ当分輸入車偏見は続くのでしょうねー
尤もこの様な僻み根性を生む土台には、購入者側の姿勢も問題あり。
輸入車に乗ることがステータス的に思って購入される方が多く、
車自体の本質を気に入って買われている方が少ないのも事実・・・
ある輸入車ディーラーの方が言っていましたが、
「輸入車を乗り継ぎされる方の比率は、
長野県は極端に低い・・・」
此れが見栄だけで輸入車を買われている方が多いことを示す一つでしょう・・・
つまり見栄だけで輸入車を買ってみたはいいけれど、
壊れるはランニングコストは高いはガソリンはプレミアム指定だし値落ちは速いし等、
デメリットばかりに目が行って車としての本質を理解受け入れできずに嫌気がさして、
1台限りで止められる方が多い・・・
こういう方は、
始めからレクサス買うべきでしょうねー
個人的には現行ミニのメーターは、
以前に比べよくなったと思います!
以前のような太鼓みたいなメーターは寒気がしましたからねー
もともとBMWミニの始まりのコンセプト自体が、
ローバーミニの懐古的なものでしょうから、
こうなってしまうのでしょうが、ビートルもそうですが商売的にはいいのかもしれませんけれど、
個人的にはデザインの継承よりも車としての味の継承に拘って欲しい!
然し此処には相変わらず太鼓があります・・・
スイッチ類の配置デザインも先代モデルを踏襲していますが、今のベンツがそうであるように、
ドンドン派手になっていっています。
堅実なのがドイツ車だったはずですが・・・
時代がそうなっているのか?
メーカーが持っていっているのか?
最大市場である中国がこの様なスタイルを好むのか?
は良く解りませんが、私は最新の輸入車の多くに乗ると、
落ち着かない感じしか受けない・・・
私がこのお車で一番違和感を感じたのがこの部分、
ドアハンドルの位置。
4ドア化されることでドアの長さもポジションも変っている中で、ドア中央に近い位置にドアハンドルを持ってくると、
非常に開閉操作がしづらい・・・
形状的にも普通のものに比べ扱いづらい。
明らかに機能性よりもデザイン優先なのは明白・・・
過去のドイツ的発想から、
ラテン的になってしまっているような?
此れを進歩と捉えるか?
退廃と捉えるか?
個人の感覚でしょうが・・・
クリーニング前一見綺麗に見えたホイルですが、
実際クリーナーをかけてみれば相当の鉄粉ダストが既に付着しています・・・
まだ納車からさほど走行もされていないのに。
今回御予算は完全オーバーとなられるので、
「ホイルだけはやっておきたいけれど、予算がねー」
とかなり悩まれましたが、日を置いてから施工して、
「取れない鉄粉食い込みが起きてするより、一寸頑張って此処でやってしまおう!」
と言うことで、
”ホイルガラスコーティング”のご依頼も頂きました!
但し、
今回はご予算の件もあり前面のみ施工です。
輸入車の場合、特にドイツ車に限って言えば、絶対ホイルガラスコーティングは、
施工しておくべきでしょう!
先日私の足車のベンツのホイルを、
数年ぶりに洗いましたが、
いくらコーティングがしてあるといっても此れだけ放置していれば、
鉄粉ダストは取れないだろう・・・
と思って洗い始めてみると、
ほぼ完全に鉄粉ダスト簡単に取れちゃいました!
確かに安い施工は無いですが、
ホイル掃除は本当に簡単になりますし、
なかなか時間が割けずに放置されていたとしても、鉄粉が食い込んでしまっていて取れない・・・
と言うことは起きません。
特に弊社が採用しているホイル専用コーティング剤は、他店さんが使用しているようなコーティング剤とは、
まったく耐久性能レベルが違います!
過去に施工経験のあられる方が、
ほぼ100%リピートされているのがその証拠です。
ま、いくら口で言ってみても判らないでしょうから、
“眉唾物”と思われる方々は粗悪ホイルコーティングをして泣きを見るか?
ご自身でせっせと苦労なされて、
クリーニングしてください!
なぜか納車前1ヶ月前に登録されていて、
どうやら1ヶ月間露天放置されていたようだとか?
購入されたディーラーは松本ですが、過去此処からの購入車両で、
程度のいいものを見たことはなかったのですが、
お持込頂いた状態での点検では、
以外や程度良好!
但し、1ヶ月間もの間露天放置されていましたから、
水染みはそれなりに結構形成されてしまってはいますが、
傷の程度は良いので水染みもさほどダメージにはなっていないだろうとの予想。
多少汚れてはいたものの、オーナー様が仰るには、
「専門業者でコーティングを行ないます!」
と伝えると、
「ではWAX等はかけずに納車いたしますね!」
との返答でしたので、
「何もしていない状態だと思います。」
との事ですが、
それで実際此処まで傷が無いとしたらすごいことです!
と思っていたら、準備洗車をしてみると始めの印象とは打って変わって、
ものすごい傷の量です・・・
しかもよくよく観察してみると、
陸送時のガードWAXのようなものもところどころに残っています。
お持込時の印象から一転何やら嫌な雲行きです・・・
弊社ではミニのお客様は非常に少数ですのであまり施工経験はありませんが、
驚いたのはこの膜厚の薄さ。
↑の膜厚は一番厚い所ですが、
薄いところでは80μ前半しかありません・・・
今ではミニもBMWで全車種採用されている、
熱塑性型自己修復クリアー所謂耐擦りクリアーを採用しているようですが、
いくら耐擦りクリアーだからといってもこの膜厚では、
塗装の長期耐久性は確保できないのでは?
イオンデポジットクレーターの初期症状でしたら、
04磨きコースで快復させることが可能ですが、
この膜厚ではその作業もおぼつかないですので、
長期維持での意匠性快復を行ないつつ綺麗に維持し続けることは至難の技となってしまいます・・・
お持込時の点検では程度は良好と言う前提での磨きコース検討となりましたが、施工なさりたい内容をお見積もりしていくと、
完全にご予算オーバー・・・
そこで、
何とか予算を削るためにオーナー様は磨きのランクを落とすことを考えられましたが、
私からすると濃色車で磨きランクを落としてしまうと、
傷残りが多くなるか?
若干の仕上がり感不足になってしまうか?
と言うことも、洗車後の状態如何ではありうるリスクをご説明いたしましたところ、
「そのリスクがあるなら、オプションは後でも出来るからオプションは今回断念して、
磨きは“01スタンダード・ソフト磨きコース”で行きましょう!」
となりましたが、此れでも前記しているホイルガラスコーティングは施工されましたので、
御予算はオーバーしてしまっています・・・
側面この状態です、
傷に埋め尽くされています・・・
このディーラー、以前弊社にいらしたお客様からお聞きした話では、
「納車前洗車は、
近くのGSで洗車機で洗ってきています、
しかも其れを指摘しても平然としていました・・・」
とのお話がありましたが、
この側面の傷の付き方を見ると確かに洗車機に入れられたような・・・
コーティング等でガードされていない状態で、
あまり良くない洗車機に入れてしまえばこうなってしまうかも?
傷が隠されていたのも、
この際撥水ポリマーのコースで洗っていれば肯けます・・・
悪意をもってしているのかは?
ですが、何も考えずにこの様な手法を持って納車しているとすれば、
其れはそれであまりにスキルが低すぎることになってしまいます・・・
どちらに転んだとしても、
ディーラーとしてのスキル姿勢は最悪と言えるのでは?
磨きのコースを01スタンダード・ソフト磨きコースにして頂いていたおかげで、
何とか此処までの快復は出来ました!
が・・・
多少の傷残りはしていますし、
パネルによっては、
イオンデポジットクレーターに進行してしまっている部分もあり、
其れも多少は残ってしまっています・・・
このお車状態から、
現状の問題点を総て取り除くべき磨きを行なうとなれば、
02スタンダード・ソフト磨きコースが必要でした。
が、お持込頂いた時の状態からはこの必要性は予想できませんでした・・・
新車であれ中古車であれ、
点検時にWAXやポリマーなどが多少なりともかかっていたり、
お車が汚れてしまっている場合は、
正確な塗装表面の状態把握が出来ませんので、
お持込いただく際には出来るだけきちんとしたシャンプー洗車後にお持込いただくほうが無難です!
もしこの車のお持込時にこの状態が把握できていれば、
私のご提案としては磨きは02スタンダード・ソフト磨きコースとし、
コーティングランクを下げるかオプションを辞められる様提案していたでしょう!
其れとやはり輸入車の場合は特にですが、
吊るしのメーカー在庫車の購入は辞めてオーダーにされたほうが無難でしょう!
其れであれば、
今回のような意匠性上のトラブル部分もディーラーにクレーム入れれる可能性も有りますし。
今回の様に、納車1ヶ月前に登録をされていたり、メーカー在庫車である場合は、
既にこの様なリスク分を値引という形でお客様に還元してしまっていると言う取り方もできますので、
クレームとすることは、
かなり厳しいでしょう・・・
価格は高くなってしまってもより完全に近いものを求められるか?
価格が安い分多少のリスクは受け入れて妥協なされるか?
此れも個々の捉え方の問題ですので、優先項目によっての判断でしょう。
やはり多少の傷残りはしてしまいました・・・
磨いた感触からすると、
一寸BMWの本家の塗料とは違うような?
膜厚自体も本家BMWに比べかなり薄いですので、
同じ熱塑性型自己修復塗料といっても塗料配合に多少の差があるように感じます?
此れは国産メーカーでも車種グレードにより塗料配合に差があるそうですので、
生産コスト調整のためには当然行なわれていると考えるほうが妥当でしょう・・・
どう違うのか?
と言うと、
塗装硬度が柔らかい気がします・・・
塗装表面の切断傷が多く、
自己修復できない傷が入りやすい。
磨いていて、摩擦熱で塗面温度が上がると、
塗装が膨張し傷断面が一旦は塞がれ傷が除去されたように見えますが、
塗面温度が下がると塗料が収縮することで又傷が見えてきます・・・
熱塑性型自己修復塗装は、
圧縮されて付いている傷はこの様な原理で傷は無くなりますが、
既に切断されてしまっている傷に関しては、
傷断面同士がくっつける訳では有りませんから、
塗装硬度自体が柔らかいと日に照らされて、
塗装表面温度が高いときなどは逆に傷が入りやすくなるリスクがあります。
ですので、私の今迄見てきたり磨いてみた経験上、耐擦り傷塗装で塗装硬度の柔らかい熱塑性型自己修復塗装で、
メリットを感じたことはありません・・・
そもそも耐擦り塗装でその効果を私が感じるのは、
スバルとベンツだけ!
BMW ビーエムダブリュー MINI ミニ クラブマン クーパーD
(LR20)コーティング終了
オーナー様も納車時の程度には一寸疑問があられたそうです・・・
と言うのも、契約時登録から1ヵ月後の納車になるけれど、
その間は車庫保管をされると言う約束だったはずが、
なぜか話が変わって露天放置されていた。
傷も多少あることも判っていたけれど、
其れよりも塗装表面にざらつきがあることにご不満があられたそうです・・・
更には外装部外装全周に付いている未塗装樹脂パーツの各所に、
グリスが溶けて作った線染みが染み込んでしまっている・・・
此れも露天放置1ヶ月のため起きてしまっていることです。
但し、
根本的理由は溶け出せるようなところにグリスが在る事自体が問題ですので、
屋内保管されていたとしても納車後しばらくすれば同じことが起きたでしょうが・・・
と言うことで、施工終了後の状態をごらんになられて、
「やっと新車らしくなった!」
と、
ご満足頂けました!
このお車は2.000ccのディーゼルですが、何故ディーゼルを選択されたのか?
と言うと、
通勤距離が長いため燃費考慮でディーゼルを選択されたそうですが、
この選択には私は疑問を感じます。
と言うのは、
ガソリンよりも車体価格でディーゼルは20万円高いですから、
燃料価格差から計算すると、
経済コスト効果が出るのは10万キロ以上走らなければ逆に損となります・・・
オーナー様も仰っておいででしたが、
BMWのディーゼルはいかにものディーゼル音がしますし、
トルクはあるといっても乗り味がガソリン車のようなシャープ感には欠けます・・・
ま、此れも好みの問題ですので、
このことが気になられないようでしたらガソリン車と同価格であれば選択肢ともなるでしょうが、
私には20万円の価格差がどうも納得できません・・・
今回のコーティング選びは大変迷われました・・・
以前施工いただいているコーティングは大層気に入られているそうですが、
このコーティングをお選びになられるとかなりの予算オーバーです。
かといって、必要とされる機能を充たす別のコーティングとなると艶感に?
があります。
迷いに迷った結果、
以前と同じ“マーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ”を予算オーバーを押してお選び頂きました!
本来は濃色車ですし、
会社では露天駐車となられるために、
レジントップコート・コクーンの施工は必要不可欠なのですが、
既に大幅予算オーバーのために今回は施工はしません・・・
大丈夫?
と心配になってしまうところですが、
「1ヶ月間自宅で車庫保管して、その間は他の車で通勤します!」
との事で、
そのようなことが可能なら安心です!
このたびも、弊社に施工ご依頼頂きまして、ありがとうございます。
更には、私の大好物であるビールの差し入れまで頂きまして恐縮です。
当初予想よりも車両程度に問題があったために、私的にも完全と胸を脹れるレベルまでのリセットが出来なかったことは残念です。
出来る限りのコース範囲内での努力はいたしましたので、ご了承ください。
今後スプラッシュビューも施工をご希望との事ですが、水染み付着があまり酷くなってからですと、施工価格も高くなってしまいますので、お車の状態を観察されながら施工タイミングを見計らってください。
ゴルフ共々、大事に綺麗にお乗りください。
車両クラス:クラスM
施工コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティング
磨きコース=01スタンダード・ソフト磨きコース(本来程度良好新車向け=軽度の傷取り鏡面仕上げ)
オプション施工=ホイルガラスコーティング(使用品=前面のみ18in以下)
施工料金:177.210円税込み(リピーター割引-5%・代車使用なし割引-5%・輸入車割り増し磨き+10%・濃色車割り増しランク2磨き+15%・耐擦り傷塗装割り増し磨き+20% 適応)
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