車磨き研究所の施工ギャラリー
ＰＯＲＳＣＨＥ ポルシェ 911 ターボＳＰＤＫ（991H2）
2016年09月22日公開｜ポルシェ
こちらのお客様プレミアム会員様ですが此れで９１１は2台目ですけれど、
約1年半で乗り換えです！
今回はフラッグシップのターボＳにいっちゃいました。
私的には、
ＧＴ3にして欲しかったのですが、
「乗り心地の悪いスパルタンモデルは嫌・・・」
との事で、
旦那さん仕様のターボＳとなった次第です。
2週間後には倶楽部ツーリングも控えておりますのが、
流石に其れまでには慣らしは終わらないでしょうが、スーパースポーツは此の一台のみの参加ですので、慣らし運転でも太刀打ち可能な車はいません・・・
然し、此のお車乗り出し価格約3.000万円もしますが、
外観的にも内装的にも価格なりのオーラと言うものをかじることが出来ません・・・
其れは、
ポルシャ総てに共通して私は感じてしまいます。
確かに性能的には同価格帯の車種と比較しても遜色は無いのですが、
すべてにおいて大量生産車的クオリティーがプンプンして、
どうしても価格なりの拘りを感じることが出来ません・・・
まー、
其処はポルシェに限らずドイツ車全般に共通することではありますが。
以前の991カレラ4Ｓの時もペイントプロテクションフィルムの施工をご依頼いただきましたが、
今回は以前の施工範囲での教訓に基づいて多少変更をいたしました。
以前はクオーターパネルはサイドロッカーからリアホイルアーチ頂点部分までのスプラッシュでしたが、
今回はクオーターパネル全面貼りでＡピラー前部まで貼り込みいたしました！
リアバンパーも以前はリアホイルアーチのスプラッシュ部分だけでしたが、
今回はリアバンパーの全面貼りです。
但し、今回施工範囲を拡大しましたので、
フロントガラスのプロテクションフィルムは削除となってしまいました・・・
予算と言うものも有りますから。
当然、フロント部分はフロントバンパー・ボンネット・左右フェンダーは全面貼りで、
ヘッドライトカバーも同じフィルムで施工します！
ここまでの、“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”での防御を行なえば、
他車から自車からの飛び石脅威はほとんどなくなります。
が、此のオーナー様の目的のメインは其処ではありません。
なんと施工の理由の最大の目的は、
洗車を洗車機で行なった際、
スクラッチ傷が入らないようにすることが目的です！
というか、
約3.000万の新車を鼻から洗車機に入れてしまおうと言う発想自体に問題があるのですが・・・
まあ個人の考え方ですので、
その是非はご本人が決めることですが、
そうは言っても此の割りきりができる方は少ないと言うか、
この方くらいでしょう。
車に一切未練が無くなったと公言している私でも、
現在まだ残してあるラインナップの中でも、
ジャガーだけは洗車機に入れることは出来ません！
確かにベンツはいつも洗車機ですが、
此れは単純に足車という割りきりが有りますから、
手間をかけるのが面倒臭いと言うことが優先されてしまっています・・・
然し此のオーナー様、
当然此のポルシェは足車ではなく趣味車の範疇になるはずなのですが、
それでも面倒臭いが優先されてしまいます。
1年更新の契約で、
1年間どのような施工（メインテナンス・洗車等）を何回でも繰り返しても、
管理料100万円でも良いみたいな事を言っていますが、
確かにお金があるのであれば其れも有りなのかも？
此のお車は991後期モデルとなります、
此のモデル以前はヘッドライト自体がワンタッチで取り外すことが可能でしたが、
世界的にヘッドライトの盗難がはやっているとの事で、
此のモデルより取り外しができなくなった為、
ヘッドライト周りは巻き込み施工が出来なくなってしまいました・・・
フロンとフルラップは他の車種と比較した場合、
ポルシェは簡単です！
と言うのは、
形状が複雑ではなく単純だからです。
だからと言うことになるのかもしれませんが、
其処がカッコ良さに欠けるとこにもなりますが、
逆に飽きの来ないデザインともいえるでしょう！
基本的なボディ形状は1960年代から現在まで約50年間変わりませんから、
此の様な車は後にも先にも此の911だけでしょう。
但し流石に911に関しては、
デザインだけでなく水平対抗エンジンやＲＲエンジンマウントなども技術限界に達してしまっていますので、
流石に此のモデルもしくは次くらいで次期車種にポジションを譲る時期でしょうねー
そうなれば又中古車市場での911の価格は高騰するでしょうし、
専門店はほとんど詐欺的利益を出せるようになります・・・
メーカーであるポルシェ自体も、
フェラーリクラシコみたいなレストア部門を新設したようですから、
莫大な開発費のかかる新型を開発するよりも、
レストア部門で着実に利益を上げることが見込めますから、
モデル終了もメーカー的にも旨みはあるでしょう！
業者やメーカーはとどのつまり儲かればいいのですから・・・
この度もご入庫いただきまして、ありがとうございました。
此の車で買い替えは最後と言っておられますが、まあ其れは無理でしょう。
確かに次期モデルが出たとしても魅力はあまり無いことが想像されますが、ポルシェに拘るのではなく、次はアストンマーティンでも行ってみませんか。
走行性能的には？であっても、品の良さとセレブリティー感に関してはポルシェとは格が違いますから、ボツボツ老人域に差し掛かりますし方向転換もいいかもしれませんよ。
まあ、言っておられるように“死ぬまで此の車に乗り続ける”ことだけは無いでしょうね。
ＰＳ：お志ありがたく頂戴いたします（とは言え尻拭き相殺ともいえますが）。
洗車機入れてフィルム剥がれたと言って来ても、補修は有料ですからね。
会員クラス：プレミアム会員・ツーリング倶楽部メンバー
車輌クラス：クラスＸ－3
施工コース：
オプション施工＝エクスペル・ペイントプロテクションフィルム（アルティメット使用＝フロントフルキット・クオーターフル・サイドロッカー・リアバンパー・ヘッドライトカバー・ミラー・ドアカップ・ドアエッジ）
施工料金：オーナー様ご指示により非公開
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