車磨き研究所の施工ギャラリー
BMW ビーエムダブリュー ミニ クーパーＳ （ＭＦ16Ｓ）
2016年09月29日公開｜ミニ
会員様でほぼ毎年みたいに何らかの施工をご依頼いただいている、
とてもありがたい大切なお客様です！
既に新車購入から９年以上が経過していますので、
色々のメインテナンスは行ってきてはいますが、
各所に痛みややつれは目立ちます・・・
やはり、
露天駐車であることは条件的には厳しいです。
約２年ほど前に一度ヘッドライトカバーをヘビーポリッシュでクリアーの全剥離を行った後、
ラジカルコーティング＋専用トップコートＷコーティングを行っていますが、極端なレベルではないにしろ、
くすみが又起きてしまってきています・・・
本来ラジカルコーティング＋専用トップコートＷコーティングの施工を行っていれば、
こんなに短期的にくすみが発生するはずは無いのに？
と、
ある意味施工の信頼感を疑ってしまっていたのですが、
くすみを取るため今回は"ライトポリッシュ”を行ってみて判りました、
前回施工のコーティング剤無くなっています・・・
２年経たずコーティングが無くなる？
これは専用トップコートＷコーティングでの使用するコーティング剤は、ボディ用シリカコーティングほど、
純度は高くなくよって硬度も其処まで硬くはありません・・・
と言うのは、
素材がＰＰであるため熱伸縮率が高いので、
高硬度にするとクラックの危険性が高まるのであえて硬度を落としているためです。
つまり、
柔らかいと言うことは摩擦に弱く磨り減りやすい・・・
ですので、
洗車等の摩擦で無くなってしまったということです。
悪いことに、
こちらのオーナー様洗車はほぼ洗車機オンリーですので、
手洗い洗車の方に比べると摩擦量は多くなりますので、
２年経たずしてコーティングは無くなってしまったのでしょう・・・
磨きはライトポリッシュでも十分対応できましたので、
くすみは完全に除去できました！
前回と同じように、
“ラジカル・コーティング＋専用トップコートＷコーティング”を施工いたしますが、
洗車の方法や頻度が同じであれば、
又同じような期間でくすみが起きることはほぼ確実・・・
つまり定期的施工が必要と言うことになります・・・
オーナー様は快復可能かかなりご心配なされておりましたが、
ほぼ完璧に戻りました！
但し、ヘッドライトカバーはカバー外部だけでなく、
内部もこもった湿気やライトの熱により痛みを徐々に起こしていきますので、
此のお車も例外なくヘッドライトカバー内部の劣化も、
年式なりに起きてきてしまっています・・・
これを直そうとすると、
ライトアッセンブリーを分解する必要がありますが、
これは基本的には行わないほうがいいことですので、
弊社では内部劣化に関しては一切ノータッチとなります。
極端な内部劣化を起こしてしまっている場合は、
交換です・・・
前回ヘッドライトカバーの施工時にスプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティングもフロントとリアの振り分けで施工していただいておりますが、
２年でフロントガラスのコーティングは、
完全に無くなっています・・・
スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティングの同一車輌への再施行は多くのお客様のご依頼を頂きますが、
この様に２年で完全にコーティングが消滅してるのは始めてみましたが、
これもやはり洗車機洗車による消耗でしょう・・・
今回は、
“スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング”のフロント基本セットの振り分けを、フロントガラスとリアサイドガラスといたしましたが、過去リアサイドガラスは何らかの施工はしたことがないため、
強力な水染みができてしまっています・・・
施工方法は、
“ライトポリッシュ”での施工ですが、
今回はポリッシャー使用でのライトポリッシュを行ってみましたが、結果は・・・
既に水染みの域は通り越、
ガラスに対してイオンデポジットクレーター化してしまっています・・・
つまり付着ではなく、
ガラスが侵食されてしまっていますので、
ライトポリッシュでは大きな改善には至りません・・・
と言うか、
仮にヘビーポリッシュを行ったとしても現状の５０％改善が出来れば御の字と言えるでしょう。
何故この様な状態に陥ってしまったのか？
と言いますと、
約１０年間スモーク状態で水染み付着がしやすい状態でありながら、
何の施工手入れもなされずに放置された事に他なりません・・・
弊社のお客様方でも、約半数のお客様はこの様な後部ガラスやスモークガラス部分に、
スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティングを施工なさりませんが、
確かに車輌使用時の撥水機能による視界確保等の観点では必要ないかもしれませんが、後々の意匠性確保と言う見地で見れば、
この様なスモーク部分こそ施工しておくべき！
と、言えるでしょう。
施工前の状態の写真は取り忘れてしまいましたが、特に此の部分の劣化状態は酷く、
成型時の素材の斑が白く縞模様のようになってしまっていました・・・
こうなると、
見てくれ的にはかなり悲惨・・・
この様な劣化は主にドイツ車とボルボで顕著です。
これは、
成型時の方法とリサイクル率が及ぼす影響です。
メッキパーツやアルミ素材などにもいえますが、環境配慮にうるさいドイツや北欧メーカーでは、
どうも外装パーツの痛みが目立ちます・・・
こちらのオーナー様のように、
定期的メインテナンスで対応なさる場合は良いですが、
痛んだから交換と言う考え方の方の場合は、
この様に環境配慮のためのことが逆に環境破壊を促進することになっているのでは？
とも、思ってしまいます。
今回、
“樹脂クリアー”と言う、
一般的な未塗装樹脂部分に使用する艶出し剤とは一線を分かつ、
シリカコーティングと塗料クリアーを足して２で割ったような特殊なコーティング剤で、
外装パーツの未塗装樹脂部分総てをコーティングいたしました！
量販店やネットなどで手軽に手に入る、未塗装樹脂艶出し剤とは違い、
素材自体を痛める事は一切ありませんので、
別次元の艶出し剤と言えます！
但し、施工以前に市販品の石油系艶出し剤を塗りこまれている場合は、
今回の様な樹脂クリアーの施工は出来ません・・・
この度も、メインテナンスご入庫いただきまして、ありがとうございました。
お手入れが小まめになされているために、１０年近く経過しているにも拘らず内外装共かなりクオリティーは保たれています。
恐らく後１回くらい車検満了で乗り切られたあたりが買い替えポイントでしょうが、その間も綺麗にお乗りいただければいいですね。
週末が弊社倶楽部のツーリングとなってしまっていたために、平日お仕事帰りでのお引取りとなってしまいましたが、ご都合お付けいただきまして助かりました。
又のご利用、お待ちいたしております。
会員クラス：準会員
車輌クラス：クラスＳ
施工コース：
オプション施工１＝ヘッドライトカバー（ライトポリッシュ）
オプション施工２＝ヘッドライトカバー（会員限定施工＝ラジカル・コーティング＋専用トップコートＷコーティング）
オプション施工３＝スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング（フロント基本セット×ライトポリッシュ＝フロント・リアサイド）
オプション施工４＝樹脂クリアー（外装未塗装樹脂部総て）
施工料金：６３．７２０円税込み（会員オプション割引－１０％ 適応）
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