2016年09月03日公開|トヨタ
プレミアム会員様1年半にて今年も再施行です!
新車路含め此れで3回目の施工となりますが、
まだ2年半しか経っていないのに何故?
やはり最大の理由は塗装色が202と言うことです・・・
此れを常にバリッとした状態でお乗りいただくためには、保管環境も当然ですが日々の管理をどれだけ徹底してきちんと行なえるか?
ですが、
此れは素人にはまず無理でしょう・・・
ましてはオーナー様はご高齢ですので、
ご自身で洗車なされることもあるそうですが、
きちんとした洗車をなされるのはまず無理・・・
多くはGSでの洗車となられているようですが、
此れもどれだけ技術力のあるGSを選ばれたとしても、
所詮はGSですので多くは望めません。
今回、
「再施行ではなく次回からはメインテナンスで何とかならないか?」
とのご相談も頂きましたが、ご希望のコーティング機能が撥水ですので、現状のダメージの受け方からして、
とても望まれる意匠性にまでの快復はメインテナンスでは無理です・・・
しいて言えば、
3ヶ月ごとくらいに鉄粉除去とスケールリムーバーを行なえば、
かなり意匠性保持も可能でしょうが、
ランニングコストを考えれば1年毎の再施行より高くつくかもしれませんし、
お仕事で毎日使われるお車ですので草々ご入庫ばかりもしていられないでしょう。
ですので、現在の保管・管理状況及び状態が大幅に改善されない限り、望まれる意匠性保持をするとなると、
1年毎の再施行は外せないでしょうねー
昨年暮れごろからお話にはお聞きしていましたが、
ウインドウの水染みすごいことになっています・・・
面白いのは、本来であればワイパー稼動範囲にはそれほど水染み付着はしないはずですが、
このお車の場合フロントガラスの状態が一番酷い?
此れは何か理由or原因があるはずなのですが?
私の何となくの予想では、
全ウインドウに何らかの撥水剤の形跡がありましたが、
此れが原因ではと思うのですが・・・
市販の撥水剤を塗られたのか?
洗車機で撥水シャンプーや撥水ポリマーをされたのか?
今後はこれ等にご注意いただいたほうが良いでしょうねー
結構フロントガラスの水染み除去は苦労しましたが、
ほぼ完全になったと思われます!
此れで、
“スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング”を施工いたしましたので、
今までのようなことは起きないはずです。
それでも同じことが起きるようであれば、何か別の対策も検討する必要があるかも?
毎日朝晩必ず高速道路は乗られますし、お勤め先はトラックの往来の非常に多い幹線道路に面していますので、
1年半でもかなりの鉄粉の付着が見られます・・・
“鉄粉クリーナー”によりインターロッキング上は紫色の溶けた鉄粉が広がって行きます。
この様に鉄粉が多く付着している状態で洗車を繰り返しますと、
此の202の様な僅かの傷でも見えてしまう塗装色では傷は目立ってしまいます・・・
トヨタが誇る?
耐擦り傷塗装ですが、
鉄粉のように固くて角が鋭利なものを引き摺ってしまいますと、クリアー自体が切断されてしまうため、
熱塑性による自己修復など出来ません・・・
と言うか、
塗装が柔らかい分この様な切断傷は入りやすくなってしまっていると言う弊害しか生んでいないでしょう。
そのためにガラスコーティングで硬い保護膜を作っているんじゃないの?
と言う疑問ももたれるでしょうが、
シリカコーティング自体は確かに塗装よりもかなり硬い膜となります!
弊社の最高硬度のコーティングでは9Hという硬さのものも有りますが、
此れはあくまで下地が鉄板での硬度で、
下地が実際のコーティング施工のように塗装である場合は、
下地の塗装硬度によりシリカコーティングの硬度も左右されてしまいます。
つまり、
塗装の柔らかい国産車と塗装の硬いドイツ車とでは、
同じコーティングを施工したとしても傷防御性能は変わってしまうと言うことです・・・
傷に関しては1年半前の再施行時に比べると、
今回は少ないですし、
深いダメージのものもあまり目立ちません!
つまり洗車時における傷入れは少なかったと言うことです。
が・・・
水染みはこれでもかのごとき状態です。
前回は、
傷が酷く03パーフェクト・ソフト磨きコースでのご対応となりましたが、
今回は傷だけでいえば01パーフェクト・ハード磨きコースでもご対応可能な状態ですが、
いかにせよ水染みは強固に付着していますし、
既にその中の多くはイオンデポジットクレターに進化してしまっています・・・
此れを改善するためには、
“02パーフェクト・ソフト磨きコース”は最低必要ですので、
今回は此れで施工となりました!
比較的小さな水染みが目立ちますが、
此れは撥水機能コーティングと雨水との連携で付いてしまっているものでしょう・・・
中に大きめのものもありますが、
此れは洗車時の水道水や地下水の乾かれでできてしまっているものと思われます。
何故この様な違いが生じるのか?
と言うと、
水滴内部の成分が水道水・地下水の方が雨水に比べ、
圧倒的に水染み原因物質であるアルキル金属基の含有量が多いからです。
つまり、
育ちやすい・・・
側面ですら此れだけびっしり水染みに覆われてしまっています・・・
この様になってしまうもう一つの理由は、
洗車時に使用するシャンプーです。
多くの方の手洗い洗車では、
シャンプーを使用されてもその後洗い流すだけで終わられてしまいますが、
此れではシャンプーの中に含まれる界面活性剤は残ってしまいます。
其れが水染みを呼び込む原因となります・・・
残念ながらGSでの手洗い洗車や洗車機でのシャンプー洗車でも、
同じことが起きています。
更には、
本来親水性のコーティングを施工してあって、
水洗いのみの洗車機洗車をしたら、
なぜか撥水になってしまった?
と言う方もいらっしゃいましたが、此れは前に洗車なされた方がポリマー撥水の洗車をされていて、
そのポリマーが洗車機のブラシや布に付着していることから、
軽度であっても撥水ポリマーが載ってしまったという事です・・・
此れ結構ありがちです。
側面の水染みはイオンデポジットクレーターになりかけていたものも上部には結構ありましたが、
ほとんどは処理できました!
細かな点状のものは、
鉄粉の刺さっていた痕跡です・・・
一度刺さるところまで鉄粉が食い込むと、
除去しても其処はピンホールとなってしまいます。
此れが又、
水の引っかかりの原因となるために、
其処に水染みができやすくなってしまうと言う、
ダメージの相互関係の悪循環を生み出します・・・
つまり、たいした事ではないと思われている些細なダメージが、
色々のダメージを呼び込みドンドンとお車の意匠性を崩していく理由となってしまいますので、
やはり小まめなお手入れメインテナンスは重要です!
前回の磨きでは、オーナー様には正直にお伝えしましたが、
私的には不満足な出来でした・・・
が、今回はほぼパーフェクトと言えるでしょう!
02磨きコースですので研磨膜厚設定は6μですので、一杯までの研磨をいたしましたが、
施工前の傷量の1%残り位までのリセットは出来ました!
イオンデポジットクレーターも、
ボンネットやトランクに関しては思ったよりも除去できましたが、
ルーフは非常にダメージの深い大きなものが目立っていたため、
それらのほとんどは残ってしまいました・・・
次回施工では、トップ部分のみは“04磨きコース”により、
イオンデポジットクレーターを除去することをお勧めいたしましたところ、
現状状態をご確認いただきほぼご了承を頂けました!
恐らく来年此の作業をせずに今までと同じ作業のみで済ませてしまった場合、
イオンデポジットクレーターはドンドン進行してしまい、
意匠性を保つためには再塗装が必要となってしまうでしょう・・・
但し、
法人車両ですのでことによると時期車検で新車入れ替えの可能性もあるとすれば、
あえて来年其処までは行なう必要は無いでしょう。
TOYOTA トヨタ センチュリー(G Z G 5 0 - A E T G K)
コーティング終了
お引取りには美人の社員さんご同伴と言うか、
代車無しでのお預かりでしたので送って頂きつついらっしゃいましたが、
実は此の美人さんも弊社で施工いただいており、
且つそのお車もソリッドブラックです。
その為、
この様なお色の磨きあがりの是非を判別する目もお持ちですが、
お二人ともに感心頂きました!
「すごいなー」
「何、
此の艶とアール感の綺麗さは!」
15分くらいは色々な方向からお二人で眺めては、
溜息を漏らしていらっしゃいました!
今回の施工は、
ダメージ的な除去においてはコースが役不足な部分もありましたが、
全体的仕上がりレベルとしてはほぼ完璧と言えるでしょう!
特殊塗装神威の本来持つ特徴を十分に引き出せたとお思います。
今回も以前と同じく、
“エクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ”でのご依頼でした!
「1ヶ月乗らずに車庫保管も出来ないし、
今回も“レジントップコート・コクーンSTD”は施工します!」
との事で、ご依頼頂きました!
此のたびは私の京都出張がお預かり期間中あったために、お引渡し日程を1週間延長頂き助かりました。
其れを正当化するわけではありませんが、それにより1週間コーティングの硬化ブランクを取れましたので、お車にお為には良かったでしょう。
車内清掃時に気になったのが、洗車に使用しているのではないかと思われるタオルが何枚かありましたが、どのような部分であれ洗車時にはタオル使用はしないでください。
と、お父様にもお伝え下さい。
此のたびもご依頼頂きまして、ありがとうございました。
PS:お帰りの際にもお伝えいたしましたが、延期となっておりました倶楽部BBQ何とか秋には開催できるように、幹事と調整中ですのでぜひご参加下さい。
又倶楽部新年会の、会員制ホテルでのあんこう鍋にもご都合がつきますようでしたら是非ご参加下さい。
会員クラス:プレミアム会員
車両クラス:クラスX-1
施工コース:
コーティングコース=エクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティング
磨きコース=02パーフェクト・ソフト磨きコース(程度良好使用過程車向け=傷取り・超高輝度仕上げ)
オプション施工1=レジントップコート・コクーンSTD
オプション施工2=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ・リア基本セット×鱗落し)
施工金額:271.523円税込み(会員再施行割引-30%・ソリッド塗装割り増し磨き+10%・濃色車割り増しランク1磨き+20%・耐擦り傷塗装割り増し磨き+20% 適応)
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