2016年10月25日公開|マツダ
お勤め先で同僚の方のお車にぶつけてしまわれたそうです・・・
バックモニターは装備されていますが、
バックソナーは無し。
モニターは見ずにバックされてぶつけられたとか・・・
此のパターン結構ありますね。
特になれた所ほど、
気の緩みと言うか危険認識が甘くなりがちです・・・
最近の車はほとんどの車にバックモニターやバックソナーが装備されていますが、
10年前にはこのようなものはほとんど在りませんでした。
けれど、それにより事故率が極端に変動しているのか?
と言うと、
何割かは減っているでしょうが、
完全な安全対策にはなっていないでしょう。
と言うのは、
ほとんどの場合自動停止するわけではないですので、
結局は運転者がその機能をきちんと生かす確認を怠れば、
結局は有っても無くても同じこと・・・
と、言う事になります。
同じように、衝突回避システムが今では軽自動車にまで装備され始めましたが、
これも決して安全を完全に担保してくれるレベルのものではありません。
特に国産車のレベルは、
低速度走行時レベルでしか安心できるレベルではありませんし、
一番現在優秀なレベルと思われるボルボやメルセデスでも、
これにより完全に事故回避が可能な訳では決してありません・・・
あくまで補助的なレベルに過ぎませんので、
運転者本人の集中力や安全運転を保つことは絶対に必要です!
仮に今取りざたされている、自動運転システムが導入されたとしても、これも機械的・電気的故障や想定されるプログラミング範囲を超えるような場合は、
過信していることが逆に重大事故に繋がる可能性が高くなるでしょう・・・
問題なのは車の性能ではなく、
根本的には運転者のスキルと意識です!
私が最近道路上で感じるのは、
車の運転者の歩行者へのすり抜け時の間隔確保の不足と減速をしないこと・・・
峠道ではなくとも、カーブにおいての減速不足による、
中央車線ぎりぎりもしくは跨ぐような危険な曲がり方。
これ等も、
飛躍的に車の性能が向上していることによる過信と言えます・・・
この様なドライバーは、
老人・女性や運転の下手(若年層)な方や自己中心的方に多く見られます。
自分が安全と勘違いしていることと、
相手が怖いと感じる感覚とはまったく違うと言うことすら判っていない・・・
現在の警察の安全運転の啓蒙の方向性や、教習所での始動のあり方自体に問題もあるような?
路上で見ていても、
横断歩道で停車する車が明らかに昔より少なくなっているのがその証拠でしょう・・・
今回の修理は対物&車両保険使用の修理となりましたが、加入されているのはダイレクト系損保ですが、
等級は7等級で免責10万円です・・・
此の保険使用により更に4等級事故割となりますので、
自己負担で修理なされるのも保険使用で修理なされるのも、
損得は大きく違いはありません。
つまり保険加入なされていても、自己負担率には大きな差は生じず、
一時的に多額の自己出費をするかしないかの違い位です・・・
これは、
保険加入の考え方の間違いです・・・
オーナー様曰く、
「保険金額を少しでも安くしたかった!」
とのことですが、幾ら安くとも保険を使用するときに、
メリット(損)が生じないような保険の加入条件でなければ意味を成しません・・・
50万円を越えるような損害事故を起こす可能性は非常に低いです。
多くの事故はこの様な50万円以下の事故となります。
ですので、
保険等級が低い場合は免責0でなければ使っても損となってしまう可能性が大です・・・
免責をつけるのであれば、
20等級近い等級で無いと使えない保険となってしまいます。
保険と言うものは、何か不測の事態が起こったときに、
その損害を自身でかぶらない為のものですので、
保険料ばかりを気にして保障条件を低くしてしまっていては意味をなしません・・・
弊社のお客様の中には、数千万円のお車に乗りながら、
対人対物しか付けておらずしかも免責10万円以上と言う方も複数いらっしゃいますが、
この様な方は過去数十年事故経験が無く、
かつもしも事故があった場合には自腹出費が可能と言う経済力がお有りです!
此の考え方には、
支払い保険料と事故時の自己出費とのバランス計算がなされています。
けれど、
これも過信・・・
と言えます。
運転免許取得時から、
1回も事故経験無くとも今日事故を起こしてしまう可能性は有りますからねー
しかも、新車納車その日にしてしまう可能性も0ではありません・・・
此処のところ、
再塗装後のクオリティーを良い方向に戻していましたが、
今回はあまり芳しくない・・・
此の難しいソウルレッドプレミアムメタリックと言う塗装色を、
色合わせはバッチリできているのですが、
最終作業の洗車で、
洗車スクラッチを入れてしまっています・・・
ことによると磨き後の拭き上げかも知れません?
どちらにしても、
作業の丁寧さと作業後の確認の甘さです・・・
又苦言を呈すこととなりました。
弊社が異常に口うるさいことが判っていてもこのようなことが起こるのですから、
これが一般のお客様ですとこれ以上の傷があっても納車されてしまうこととなります・・・
弊社の場合この様な傷が発見された時は、
再度板金塗装工場に手直しをしてもらうか、
弊社で磨きで掛かる手間を外注金額から引かせていただきます。
此れがオーナー様がご自身の手配で再塗装され弊社にお持込頂いた場合は、
再塗装パネルの傷取り処理は保険では見てもらえないため、
オーナー様の自費負担となってしまいます・・・
このようなことを避けるためにも、
弊社施行車両の板金塗装は板金塗装から弊社にご依頼いただくのが無難です!
事故での保険対応に関しましては、
弊社が1本化したご対応を責任を持っていたしますので、
オーナー様の手間も省けますし、
クオリティー的にも仕上がりは弊社が責任をもてますから。
本来再塗装後ですのであってはならない傷ですから、
今回は板金塗装工場に戻さず弊社で磨き補修をいたしました。
保険外施工分は板金塗装工場に請求です・・・
多少深い傷もありましたが、
バッチリ傷0状態になりました!
此れが本来の当たり前の姿です。
折角色合わせは綺麗にできたのに、
最後の詰めが甘かったことから板金塗装工場の自業自得です・・・
新車時の弊社施工からおよそ1年一寸を経過していますが、
女性オーナー・露天駐車・洗車機洗車という条件でありながら、
傷は驚異的に少ない!
但し、
軽度の水染みは今回の再塗装パネル隣接パネルにも出来ていますが、
これもまだまだ非常に軽度の状態でイオンデポジットの初期症状ですので、
今回の保険対応施工で十分対処可能でしょう。
但し、今回施工範囲外となるトップ部分は側面に比べて、
水染み→イオンデポジットへの進行は重い状態ですので、
オーナー様にご予算的余裕があられれば、
今回のご入庫の際にスケールリムーバーのメインテナンスをされておくのがベターなのですが、
なにぶん免責金10万円が有りますので無理な話です・・・
綺麗に水染みは除去できました!
同じ期間でも、
こんなに、
簡単に除去できないようなダメージを作ってしまわれる方もいらっしゃいますが、
此の差は、
オーナー様ご自身の日常管理での気遣いの差と、
同じ露天駐車だとしても、
その場所・地域の環境の差は大きな要因となるでしょう・・・
よくあるのは、
駐車場所の上に電線がある。
樹木が覆いかぶさっている。
夜間外灯が近くにある。
幹線道路に近い。
鉄道の近く。
煙突のある工場の近隣。
水道水・地下水の水質がアルカリ度が高い。
等々・・・
MAZDA マツダ CX-3 XD (DK5FW)コーティング補修終了
今回痛い出費となられてしまいましたが、
保険加入の仕方の間違いや、
そもそも確認不足で事故をしてしまわれ事等、
完全に自己責任です・・・
どちらももう一寸慎重さを持って対処していれば避けられたことのはずです!
今回弊社施工後の1年一寸の状況を拝見いたしまして、
コーティングの撥水もバリバリ効いていますし何よりも傷が少ないのは、
施工されているコーティングが洗車機専用コーティングである、
“エクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ”であることの、
効果は高いようです!
と言うのも、洗車機専用を選ばれたのも、
当然通常の洗車は洗車機で行うことを想定してのことですが、
「大事にしたいから手洗いで!」
と言う発想でしたら、
オーナー様は女性ですので満足の行く手洗い洗車は無理でしょうから、
今のこの状態を保てていることは無かったでしょう・・・
但し、
露天駐車車輌ですのでどうしても撥水機能を選択してしまえば、
濃色車であることも相まって、
水染みのリスクは発生いたしますが、
これは傷を取るか水染みを取るかと言うリスクの選択となります。
考え方にもよりますが、
傷は入れてしまえば磨くしか方法は無く、
メインテナンスは高額となってしまいます・・・
水染みは初期段階であれば、
スケールリムーバーでのメインテナンスが可能ですので、
コストは安く済ますことが可能です!
施工後、
何らかのトラブルの可能性は使用していれば避けられないことですので、
そのリスク選択をどのように考えるかはコーティング選びの際の重要なポイントと言えるでしょう!
今回は不注意による事故で避けえたものだけに残念です。
其れと保険加入の内容の問題も浮上しましたので、今後の加入条件は見直されたほうがよろしいかと思います。
又お引取りの際には、私が急遽銀行に呼ばれてしまった為不在となり、お待ちいただくこととなり、申し訳ございませんでした。
この度は、板金塗装修理よりご依頼いただきまして、ありがとうございました。
これから雪のシーズンとなりますので、尚一掃の安全運転をお心がけください。
車輌クラス:クラスl
施工コース:
コーティングコース=エクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティング(リアバンパー・リアハッチ・左右クォーター)
磨きコース1=02スタンダード・ソフト磨きコース(再塗装パネル保険指定磨き=リアバンパー)
磨きコース2=01ライト・ソフト磨きコース(隣接パネル初回施工時施工磨き=左右クォーター・リアハッチ)
外注施工1=パーツ交換(リアバンパー・右リア樹脂フェンダーアーチ)
外注施工2=再塗装(リアバンパー)
施工料金:保険会社支払いの為非公開
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