2016年10月22日公開|ルノー
常連様の名古屋からお越し頂きました正会員様です!
が、これで現保有4台目のルノーです。
しかも此のお車、わざわざご自身でフランスまで行かれ買われて来たそうです・・・
流石に自分で現地まで行って買い付けたことは無いですが、
過去に従兄弟の友人に頼みカルフォルニアでCJ5を買い求め、
現地のショップで大改造を加えて輸入したことがありましたが、
ガス検通すのに1年かかりその後も故障連発で、
正味乗ったのは5回くらいで数年間放置後、
千葉の専門ショップに引き取ってもらったと言う大失敗を経験したことがあります。
昔は其処までしても、
欲しい物は欲しいと言う欲望に突き動かされましたが、
昨年春に購入したアングリアを最後に、
車に対しての購買意欲はさっぱりなくなってしまいました・・・
と言うよりは、
所有欲すら無くなって来てしまい、
既にコレクションも2台売却してしまいましたからねー
スーパーカーや新型自動車を追い求めているような方は、経済力が減退しない限り欲望は止まないのでしょうが、私の場合は究極のワインディングマシンを求めていましたが、
アングリアで完全に頂点を知ってしまった!
確かに、ケータハムやラディカルなどもっと過激なものはまだまだありますが、
私は其処まで行く勇気も無し・・・
尤も其処までの経済力も無いですが。
本音を言えば、
仲間達のオタク道に人生を吸い取られていく様を見て、
「自分は其処まで人生の総てを車と言う道具にのめり込みたくない、
あくまで他に興味や情熱を注げるものとの共存範囲でなければ、
お金も心も憔悴していってしまう・・・」
と言う、
ある意味嫌悪感ともいえる感覚を数年前から感じ始めたことに端を発します。
この様な仕事をしている以上、
私自身車が嫌いになったわけではありませんが、
人生の目的・目標・生きがいが車だけとなってしまうことに恐怖感を抱き始めたとでも言うべきでしょうか?
だから、車趣味を否定するのではなく、
人生の楽しみを豊かにするツールとしての節度のある車趣味には大賛成です!
と言う経過で、スポーツカー・レーシングカー系は手放し、足車として使用できるメルセデスベンツ・ジャガー・レンジローバーの3台体制としてみましたが、
これ等を良い状態で乗ろうと思ったことで、
結局は以前と同じように出費は嵩みます・・・
止めた、止めると言いつつも結局は対象物が変わっただけで、結局は同じ事しているような?
但し、
他に目標・目的(趣味?)が出来ましたので、
生活スタイルや精神面では相当の変化が起きてはいますがねー
これが良い事なのか?
恥ずべきことなのか?
は、傍の意見は賛否拮抗しています・・・
恐らくは、オーナー様の拘りの大きなポイントは、
此の6速マニュアルにあるでしょう!
この時代に日本であれば、
この様な車格にMTなどと言う設定は絶対無いですが、
やはり欧州人はMTが大好きですから、
MTは設定されるのですね。
私もMT派では在りますが、
其れはあくまでスポーツカーでのことで、
日常使用や旅行などで使用するようなセダンでは未だMTは買ったことがありません・・・
やっぱりMTは面倒臭いですからねー
今回本国で再塗装をしてもらってる部分も数箇所あられるとの事で、鉄粉付着も部分的には酷いところもあるだろうけれど、全体的にはそんなに悪くないんじゃないか?
と思っていたら、
かなり酷いです・・・
EU圏は環境問題に日本よりかなり厳しいと言う印象を持っていますが、
鉄粉に関して言えば日本より環境悪い印象です・・・
煙突船の影響もあるのですかねー
其れとビックリしたのは、
タイヤハウス内のインナーフェンダーの中に溜まったゴミと泥の量の凄さ・・・
数分間高圧スプレーをかけ続けても一向に泥水が切れない。
これは一度インナーフェンダーを取り外して洗わない限り完全に取り除くことは無理そうですので、
多少泥水が薄くなったところで作業終了・・・
一度インナーフェンダー部分はオーバーホールしてあげないと、
数年後にはボディ内側から腐りが入るかも?
つい此の間も奥様のカングーに施工させていただきました、
ヘッドライトカバーの、
保護処置である会員限定施工の、
“ラジカル・コーティング+専用トップコートWコーティング”のご依頼も頂きました!
日本車検適応の為ヘッドライトを新品にされている為、
此の段階での保護処置は非常に有用です。
現在のヘッドライトは、まずほとんどがユニットアッセンブリーですし、
ライト自体の価格もドンドン高くなってしまっています・・・
なのにヘッドライトカバーのくすみが起きないような改善措置は、
メーカーレベルではほとんど取られておりません。
その為、ヘッドライトカバーの状態を良い状態で維持する為には、
弊社では3つの方法をご用意しています!
今回ウインドウの状態はあまり芳しくありません・・・
通常使用過程車でもフロント基本セットはほとんどライトポリッシュでの下処理ですが、
今回の、
“スップラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング”は、
ミディアムポリッシュといたします!
芳しくないというのは、
異状にフロント回りは鉄粉のような付着物が頑固に固着してしまっています・・・
ので、ミディアムポリッシュでまずはロングウールバフとハードコンパウンドで付着物を除去し、ブラックウールバフとソフトコンパウンドにより、
オーロラ(ぎらつき)が無いように仕上げます!
それではリア周りはどうするか?
ですが、
其処は奥様の一言が決定打に!
「洗車していて、
明らかにコーティングしていないウインドウだけが水染みだらけになっていくのが我慢できない・・・」
との意見に、
リア基本セット鱗落しにて施工決定です!
今回コンテナでのフランスからの輸送だったそうですが、
その間にコンテナ内のほかの荷物の異臭が付いてしまったとか・・・
私自身には判りませんでしたが、
オーナー様はかなり気になられるとの事で、
私はもったいないのでは?
とは思いましたが、
“車内丸洗いクリーニング”のご依頼も頂きました!
本来1週間のお預かり予定での施工でしたが、次々と追加施工が出てしまったために、お願いをいたしまして2週間お預かりとさせて頂きました。
この間クレーム修繕等もありましたので、
日程に余裕が持てていたことは大変助かりました!
大所は大型のリンサーを使い洗浄していきます、
今回は約25L洗浄水を使いましたが、
見た目的には一切汚れは無い様に見えても、
やはり洗浄後の排水を見ると、
それなりには汚れはありました・・・
とは言え、バケツの底がまだ見えるレベルですので、
まーきれいなほうと言えるでしょう!
とは言え、
誰がどのように使用していたのかがわからないのが中古車の常・・・
其れを気にしてしまえば、
この様にきちんと洗浄をしたり消毒をしなければ気持ち悪いと感じるのも当然の事。
弊社は現在では、嘔吐や汚水車内侵入・ペットによる汚れ等などのウイルスやバクテリア等、
汚染の可能性のあるお車の車内クリーニングはお受けいたしておりませんので、
車内クリーニングで使用する道具の使いまわしによる二次感染の心配はありません!
リンサーが使えない部分は、
総てイオン洗剤を使用して拭き上げを行ないますが、
始めは拭き上げ用タオルに汚れは確認できないのでは?
と思って施工に入りましたが、ルーフを拭き上げていってみると、
それなりに白い拭き上げタオルが,
茶色くなって行きます・・・
人が直接手に触れるところでなくても、
自然に汚れるものなんですねー
更に施工中にオーナー様からTELがあり、
リアバンパー上に、
“ペイントプロテクションフィルム”を貼ってほしいとのこと!
確かに此のお車、
リアハッチを開ける際に、
バンパーに爪が当たる可能性が高い作りですので、
必要と言えば必要かも。
此のお車、再塗装に関しての施工範囲がかなり?
と言うのも、此のお車自体新車輸入は今までなされていませんから、
当然弊社では、
新車時の膜厚データーはありません。
それでも、
全体のパネルを計測して、
ある程度平均した膜厚が出ればいいのですが、
なぜか1パネルだけは90μ前半・・・
それ以外は115~130μくらい、明らかに再塗装を行っている部分は150μくらい有ります。
と考えると、
オリジナル塗装部分は90μ台の1パネルだけの可能性は否定できないかも?
尤も使用過程車ですし、
ましてやフランス本国で個人輸入してきている固体ですから、
弊社がお付き合いある輸入業者でも、
使用過程車を購入する際は現地で現車確認をしていても、
実際に日本に入ってから詳細に調べてみると、
事前に聞いていたこととはかなり食い違う部分が出てくることがほとんどとの事ですので、
こればかりはしょうがないことでしょう・・・
車業界は目と鼻の先であっても、
狐と狸の化かし合いですからねー
トップ部分特にボンネットとルーフの状態は芳しくありません・・・
傷に埋め尽くされていますし、
イオンデポジットクレーターも多少は確認できます。
「トップ部分だけは04磨きコースで!」
とご提案しましたが、
これはオーナー様から却下・・・
「完璧さは求めていないので、
ある程度綺麗と思えるれんるになればOKです!」
との事でした。
と言うことで、
基本的には磨きコースは“03スタンダード磨きコース”となりました!
パット見で側面右リアドア後部~クオターにかけて、
何かに接触したような横方向の激しい線傷があります・・・
同じリアドア前部には側方駐車した車がドアを開けた際に擦られたような傷もあります。
全体の印象としては、
傷量的にはトップに比べれば多少少ない感じですが、
致命的深い傷は側面のほうが多いでしょう・・・
オーナー様は購入時にフランスで前後バンパーを再塗装を依頼されたとの事で、
その再塗装のクリアー厚がバンパーのみ薄く見えるので、
「バンパーは軽く磨いて02スタンダード・ソフトにしてください!」
との事でしたが、
視覚的にクリアーの厚みが判断付かれるとは凄い!
逆に私が気になったのは、
ぶつけたりして破損した部分の修理形成が不十分で歪みがかなり残っている事と、
特にエッジ部分にアルミフレークがだまになっていることでした・・・
此のクオリティー修理では、
弊社外注先であれば完全にやり直し要求です。
何とか03スタンダード磨きコースですので、
ほとんどの傷は処理出来ましたが、
何か金属のような相当硬いもので圧縮&切断されたような、
深い傷は流石に残ります・・・
前記した右リアドア後部~クォーターにかけての傷も、
多少の改善はされましたが、
大どこでは残ったままです。
この様な部分はパネルエッジに隣接してしまっていますので、スポット磨きもエッジを剥いてしまう可能性がありますので、
施工不能です・・・
右リアドア前部の他車のドアを擦られたと思われる部分は、
ほとんど確認不能レベルまで修復達成!
不思議なのが、左のサイドロッカーBピラー真下の部に、
ハの字型台形にマスキングで区切ったかのような曇りが有ります?
触ってみても感触もザラザラしていて明らかにおかしいですし、
切れ目には触診で段差が存在していることがはっきり判りますが、
膜厚にはさほど差は無い・・・
フランス人のやることは理解できませんねー
エイヤーの気持ちでウールのファーストポリッシュかけていくと、
その台形の輪郭崩れて行きます!
徐々に近隣と同じ状態が出現してきますが、
此の曇りはどうもクリアーのようなのですが、
何故此処にハの字型台形にこのようなことをしてあったのかは?
の為、
これ以上余計なことをしても何が起こりえるかが予測不能ですので、
「お前が余計おかしくした、弁償しろ!」
等と言われても困りますから、
ある程度改善された頃合で作業終了!
実際、
この様に何がされているのかが確実な情報も無い中で、
改善を頼まれても、いざ作業を行ってみた結果、
以前より問題が深刻になる可能性は否定できませんので、
本当はこの様な依頼の場合は、
「何らかのトラブルが起きてしまったら、再塗装費用は出します!」
と言う、
パターン以外は本当はしたくはありません・・・
トップ部分の傷残りも約1%程度までは処理出来ましたが、
ボンネット助手席側のウインドウ付近とルーフの運転席側にはかなり深い線傷がありますが、
この様な傷は通常の洗車での引き摺り傷ではなく、
恐らくは、
指輪もしくは腕時計の金具などで付けてしまったものでしょう・・・
弊社のお客様方にお聞きしてみても、
結婚指輪を外して洗車をなされる方は1割程度ですし、
時計もはめたままという方も約半数いらっしゃいますからねー
RENAULT ルノー ラグナⅢ エクスプレション コーティング終了
今回此のお車に対しての拘りは相当のものです!
多くの方から見て何の変哲の無いセダンと見えると思いますが、
オーナー様にとっては其処まで拘られる何らかの理由があられるのでしょう?
たまたま施工中にBMWマガジンの取材があったために、
弊社プレミアム会員様でM5にお乗りの方に取材時にお車をお貸し願いまして弊社に訪れましたが、
その際此のお車を見てその塗装色の独特さには結構感心なされていました!
よくシャンパンゴールドと言う色は色々な車種でありますが、
此の車の塗装色いうなればシャンパンシルバー系ともいえるのか?
メタリックやマイカではなくアルミフレークを使用しているため、
独特の発色をしているのでしょう!
こちらのお客様のいつものコーティング選びは実に簡単です。
過去には何種類かのコーティングを試されてはいらっしゃいますが、
奥様のお車で施工頂いている“マーベラスフィニッシュ・スノーガード”です!
今迄かなりの回数と台数を施工いただいておりますが、
機能的に満足をされていることと、
手ごろな価格であることが大きな理由だと思います!
コーティングに関しての考え方、拘り方は千差万別ですのでどのような考え方が一番正解なのかは無いでしょう。
個々が求める機能や耐久性、それぞれの管理条件等によっても変わってきますし、ご予算と言うハードルも有りますから、
それらを総体的に考慮してお決めいただくしかありません!
よくご新規のお客様には、
「お勧めのコーティングは何ですか?」
とご質問を頂きますが、
此の問いが一番答えに窮します・・・
と言うのは、
その方の車遍歴(施工遍歴)も管理状態等も何も知らない状態では、
どのコーティングが一番その方に適しているかは判断が付きません・・・
ですので、あまり良い答えとは言えませんが、
「単純にいって、
高価格コーティングほど高機能・高膜厚・高硬度・高耐久と言うのが一般的考え方になりますが、
だからといって高価格コーティングがどなたにとっても良い選択かと言うと、
これも一概には言い切れない部分も有りますし・・・」
見たいな、事位しか言えません・・・
これが弊社で何回か施工を頂いているお客様であれば、
施工車両のその後の状態などを拝見する中や、
施工後のお客様の印象などをお聞きすることで、
その方にとって、
コーティングとして何が一番必要な重要事項なのかなどの判断材料が有りますから、
この様な場合はご案内もスムーズにさせて頂けます!
こちらのオーナー様も正に上記に当てはまりますので、
「今回レジントップコート・コクーンSTDは施工したほうが良いのですよね!」
とのご質問にも、
「当然施工はしたほうが良いですが、
ご希望であればザイモールWAXでもコーティング製膜初期の保護機能は有しますから、
定期的施工は必要とはなりますが、
艶や撥水感も楽しみたいのであれば、
色的に水染みのリスクもさほど高くは無いでしょうから、
無い選択ではありませんね!」
等との、
アドバスも可能でした!
と言うことで、
今回のトップコートはレジントップコートコクーンではなく、
“ザイモールWAXチタニウム”となりました!
但しこの様な選択は、
まずはランニングコストがかかることと、
車両の駐車条件・ボディ色等考慮するべき事項がありますので、
無条件にお勧めすることは出来ません・・・
この度も弊社をご指定くださり、ありがとうございました。
今回の施工でプレミアム会員リーチとなりましたので、何らかのオプション施工で到達いたします。
その際は、プレミアム会員昇格プレゼントのホテル宿泊どうぞご利用ください。
然し、今回の此のお車への拘りは今までのお車とは別格と言う印象を受けましたが、相当の拘りをお持ちなのですね。
先日も車以外での拘りや趣味も多くお持ちであられることはお聞きしましたが、現在ほとんど無趣味状態とも言える私からすると、羨ましいというか人生を楽しまれているのだなと、そのパワーに圧倒されます。
アグレッシブな行動力は到底私には真似出来ません。
此のお車が加わったことで、更に行動的になられるのかも知れませんが、車の管理も忙しくなられますので、今まで以上にお忙しい日常となることでしょう。
頑張ってください。
会員クラス:正会員
車輌クラス:クラスM
施工コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング
磨きコース=03スタンダード磨きコース(ダメージの大きな使用過程車向け=傷取り柚子肌改善・鏡面仕上げ)
オプション施工1=車内丸洗いクリーニング(リアハッチ内除く)
オプション施工2=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ミディアムポリッシュ・リア基本セット×鱗落し)
オプション施工3=ザイモールWAX(チタニウム)
オプション施工4=ヘッドライトカバー(ラジカル・コーティング+専用トップコートWコーティング)
施工料金:192.697円税込み(正会員新規施工割引-20%・代車使用無し割引-5%・淡色車割引磨き-5%・輸入車割り増し磨き+10% 適応・高速料金バック別途)
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