2017年02月28日公開|トヨタ
ご新規のお客様ですが、
昨年からご入庫がのびのびとなり此処でご入庫となりましたが、
直前で日程変更がありその変更された日程を忘れて私外出してしまっておりました・・・
すみません。
後日お持込いただきましたが、ご迷惑をお掛けしてしまいまして、非常に心苦しく反省いたしております。
現車を拝見してみると、
正直相当程度は悪い・・・
此の頃のお車に拘られるお気持ちは私も同じですので判るのですが、問題はその固体自体の現状での全体の程度レベルですが、
ある程度見た目的に価値を出す為には軽く100万以上は消費しなければ、
誰が見てもただの古い車としか感じないでしょう。
今迄長くお持ちであったとすれば、
管理状態方法に間違いがあります・・・
最近中古車として購入されたとすれば、
お選びされた固体が間違っています・・・
オーナー様の考え方ですので、私の印象が正しいわけではありませんが、現状の状態からご満足なさるもしくは目指すレベルに到達される為には、
上記したように多額の資金を投入しなければいけません・・・
工場内で動かしたレベルでも、
サスペンションにも相当問題ありそうです。
と言う私も、
今嵌っているレンジローバーは常連様より8万円で購入させて頂いたはいいですが、
既に300万弱は現状でかかってしまっています・・・
先日も、
フェーエルリッドが開かなくなったり、
クルーズコントロールが作動不良になったりで2ヶ月近く修理入庫していましたが、その際馴染みのメカニックからも、
「此の車にお金かけて完全を目指すのは無謀でしょう、恐らく無理だよ・・・」
「どうしてもと言うならやるけれど、根本的に車種変えたほうがいいじゃない?」
これいつも言われているのですが、
好きなものは好きなので、
判ってはいるんですがふっ切れないのですよ・・・
こちらのオーナー様も、パターンは私と違いますが、
大何処では似たようなものですね!
車にほとんど興味の無い娘からも先日、
「これにずーっとお金かけ続ける位なら、新車買えば!」
「だからいつもお金ないんだよ・・・」
と、かなり批判されましたが、
人がどうではなく拘ってしまうとなかなか踏ん切りをつけられません・・・
本来弊社では他店施工が行われている車両の、
弊社での再施行はお受けいたしておりませんが、
今回はイレギュラーですがお受けいたしました!
が、
やはりお受けしたことは間違いでした・・・
と言うのは、
とある整備工場でヘッドライトカバーを磨いて頂いたそうですが、
しばらくすると又曇りが進行したとのことでしたが、
実車を拝見してみると磨いたと言うより薬剤で表面処理をされている感じがしました。
実際磨き始めてみると、
カバー表面に液ダレの痕跡が浮かび上がってきます・・・
始めはライトポリッシュで磨き始めましたが、
なにも改善が見られないため、
“ミディアムポリッシュ”に変更して、
#1.200のペーパーをかけてみましたが、
液ダレ痕跡の半分はほぼ除去できましたが、
残りの半分は液ダレが爪に引っかかるほど既にPPに侵食してしまっています。
#1.200~#3.000とペーパーを掛け、専用コンパウンドを使用して3段階にポリッシャーで磨き仕上げましたが、
薄曇りの状態は改善しません?
既にカバー内部のクリアーが劣化してしまってるようです・・・
こうなると、
根本的改善にはアッセンブリー交換しかありませんが、
果たして此の年式で新品はまだあるのか?
オーナー様のご希望により、これ以上のカバーの表面劣化を防ぐ為に、
“エクスペル・プロテクションフィルム”の、
ボディ用で施工いたしました!
確かにこれで表面劣化はしなく出来ましたが、
上記しましたように既に内部劣化が進行してしまっていますので、
結局は今後も内部が曇り続けていくでしょう・・・
ユニットを割ってカバー内部を磨くと言う方法もありますが、
一度割ったユニットは完全な復元はできませんので、
其れもまた新たな問題を引き起こす原因を増やすだけにしかなりません。
Cピラーのメッキモールには、
点状に腐食が見えますが、
“メタルクリーン”での改善をオーダー頂き施工してみましたが、
既に表面のメッキだけではなく、
内部金属の腐食から来る表面腐食のようで、
ペーパーをかけてみましたがなにも改善されません・・・
これも既にパーツ自体の寿命です。
実際モールのゴムパッキンも白く劣化してぼろぼろの状態ですので、
仮にメッキが綺麗になったとしても根本的にパーツの寿命です・・・
今回施工はいたしておりますが、
まったく改善はしていませんので料金は頂きません!
だから、
他社管理車両の施工は嫌なのです・・・
フォグランプですが、
内部リフレクター盤が錆びてしまっています・・・
此のフォグランプトムスバージョン専用品とのことで、
現在は新品が既に無いそうなので、
少しでも錆が目立たないようにする為に、
“エクスペル・ヘッドライトプロテクションフィルム”のライトスモークで施工いたしました!
が、
私的には錆自体は見えてしまいますので非常に無駄と感じましたが、
御覧になられたオーナー様は、
「大分良くなったじゃない!」
と、予想外の反応でした。
テールレンズは新品交換をされたようですが、
「バックランプ部分のクリアーレンズが嫌に目だって嫌だ・・・」
とのことで、
此の部分のみ“エクスペル・ヘッドライトプロテクションフィルム”の、
ライトスモークで施工いたしました!
これは確かに施工前に比べると、印象引き締まりました!
但し、やはり私には費用対効果としては?
ですが・・・
TOYOTA トヨタ アリスト V300トムスヴァージョン(JZS161)
オプション施工終了
総ての作業終了いたしました!
が、
やはり私的にはすっきりいたしません・・・
此の作業でもそれなりの価格にはなってしまいますが、
私的には此の作業の内容・改善からすると“捨て銭”と感じてしまいます。
私が言ってはいけないのですが・・・
オーナー様からは、
「後日ボディも磨きたいのだけれど!」
とのご相談を頂きましたが、
残念ながら既に塗装状態はそのタイミングを逸してしまっています・・・
納車前のサービス洗車を行ってみると、幾ら水をかけてみてもすぐに水が塗装に吸い込まれていってしまい、拭き上げをしようにもまったく塗装面に水が残っていません?
つまり、塗装内部に既に油分がまったく無く、
失った油分でスポンジのようになってしまっています・・・
クリアー自体の寿命です・・・
しかもマイカ塗装では有りますが、
既に有色部分も紫外線劣化により色が褪せ始めています。
綺麗にするには、
“05磨きコース”必要ですが、
艶は回復できても根本的色の退色自体は改善されませんから、
これに30万円近くをつぎ込んでも“捨て銭”です・・・
やるのであれば少なくともトップ部分3パネルの再塗装は必要ですが、
それ以外の部分の色々のやつれを考えると、
安く再塗装しても25万以上はかかるでしょうから其れも“捨て銭”・・・
つまり、
ある程度の全体意匠性を確保しようとすれば100万ではまったく足りないでしょうから、
果たして此の固体に其処までお金をかけることが得策なのか?
と言う、まずは根本的なことから考え直すべきでは?
確かに今の新車に比べ此の頃の国産車は良くできています!
しかも、
限定車ですのである程度の価値があるのも理解できますが、
輸入車ほど色々の主要パーツが耐久性のある作りではありませんから、
輸入車のようなオールドタイマー的価値は客観的には無いでしょう・・・
この度は、私のうっかりで2回もお越しいただくことになり、まことに申し訳ございませんでした。
施工のほうも、ご希望の施工が不能であったり、思ったほどの改善をすることができない部分もあり、私自身すっきりしていません。
お引取り時にもお話させて頂きましたように、今後此のお車をどのようにしていくかは、短絡的に考えず、根本的固体の状態を考慮なされて決められたほうが良いかと思います。
失礼ながら、私でしたらこれ以上お金をかけることはしません。
もう一台のZにお金をかけられたほうが良いかと思います。
老婆心ながらすみません。
車輌クラス:クラスM
施工コース:
オプション施工1=ヘッドライトカバー(ミディアムポリッシュ)
オプション施工2=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(アルティメット使用×ヘッドライトカバー)
オプション施工3=エクスペル・ライトカバープロテクションフィルム(ライトスモーク=フロントフォグランプ+テールレンズ)
施工料金:64.800円税込み
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