2017年03月11日公開|スズキ
今月はご新規のお客様が続いていますが、
此処からは既存のお客様が続きます!
ご新規のお客様は、
「此の店価格はかなり高いけれど、果たして何が他店と違うのか?」
「果たして価格なりの価値はあるのだろうか?」
等色々なご不安を抱えた中、
弊社にお問い合わせやご依頼をなさるのだと思います。
多くのご新規のお客様は、事前に来店をされ、店舗や私自身をご自身の目で見て確かめられ、
更に直接質問をぶつけられることで不安感や不信感を払拭できた場合のみご依頼をなさるのでしょう!
然し、中にはご依頼を頂いた後も、
施工までの待ち時間の間に又不信感や不安感が沸いてくるのでしょうか、
頻繁にTELやメールで再確認をなされる方もいらっしゃいます。
確かに施工終了して見ない限り、
幾らディスカッションを重ねてもあくまで言葉上のやり取りですから、
安い施工費ではないですから、
不安感や不信感は完全に払拭するのは難しいでしょう・・・
ただ、これは施工をさせて頂く弊社にも言えることで、
特にこの様な施工経験が無い方の場合、施工で何を望まれているのか?
そのクオリティー基準は何処にあるのか?
それらが費用対効果としてどの程度を期待されているのか?
もし期待にそぐわなかった時、どのようなリアクションをされてくるのか?
等々、弊社側としても常連様のご依頼を受けるのとは違い、
かなりリスク要因は多くなります・・・
弊社で過去クレームを頂いたことは幸いにも数件しかありません。
が、そのほとんどはご新規のお客様でした・・・
常連様でも数は少ないですがあることは有りますが、
その総てはいわれることが拝見してみると確かに私のミス・・・
然し、ご新規のお客様の場合のクレームは、
「これがクレームとして成り立つのか?」
と思えるようなことがほとんどです・・・
中には、無料代車に対して、
「操縦性が良くないのだけど・・・」
見たいな事までクレームとしてお叱りを受けることもありました・・・
有料代車や、レンタカーなどならまだ解るのですが。
此の仕事のクレームの怖い部分は、
ほとんどが感覚から生じてくるもので、
整備や板金塗装のような完成のガイドラインと言うか、
一定の基準があるわけではないことです・・・
つまり、私から見れば100%の仕上がりと思えても、
お客様からすると50%でしかない可能性も有ります。
これは決してお客様の感覚が間違っているとは限らず、
ご本人からすれば当然の主張である場合も有りますが、
弊社から見て問題があると認識できないレベルを指摘されても、
対応のしようも無いのも事実です・・・
懇意にしている板金塗装工場とも良くこの様な話は出ますが、当然板金塗装工場も適当に修理をしてお引渡しをしているわけではなく、
最終確認を行った後お引渡しを行ないます!
然しそれでも人の行なうことですのでミスは0ではありません・・・
当然それがミスと認識できるものであれば、
改善して再度修理をし直し完全な形でのお引渡しをすることが可能です!
然し、
指摘されることがクオリティー的に理解不能である場合は、
その工場のスキルを越えたレベルを求めていることになりますから、
再度修理をしなおしたとしても、
前の修理を超えるクオリティーに出来る確立はほとんどありません・・・
ですので、そのような場合は再修理を行なわず、
一部ご返金もしくはお値引きと言う対処にさせて頂いているそうです。
これが正しい対処かは人により?
な場合もあるでしょうが、
店舗側とお客様の感覚に隔たりがあり、
擦り合わせが出来ない場合はこれ以外方法が無いのも事実です・・・
弊社が何故此の業界では珍しい会員制を導入しているかは、
ご新規のお客様とのこの様なトラブルを回避したいからです。
逃げと言われれば否定も出来ませんが、
常連様であれば望まれていることやその方のクオリティー基準も把握できていますので、
出来る限りご満足の頂けるご対応が可能になります!
つまり、
店舗とお客様が信頼関係に基づいて施工契約を結んでいますので、
揉め事にならない。
然し、ご新規の方の場合は、
お互いに疑心暗鬼の中での施工契約ですから、
正直怖い・・・
今後京都出店も控えておりますし、
そうなれば必然的に現店舗での施工台数は絞らなければ施工が回らなくなりますので、
現店舗でのご新規のお客様の施工は今後受け付けられなくなりますし、
京都での施工比重が増してくれば現会員限定にすることも念頭に在ります。
何人かのお客様から、
「京都に店出したら、自分たちは今後どうするの?」
と、不安の声を頂きますが、私が現役である限り、
現店舗での会員様のご依頼にはお応え出来る体制は維持いたします!
目標は後20年。
たられば話にはなってしまいますが、
娘が幸か不幸か息子ずれでで戻ってきましたので、
此の子が才能と気があるような資質でしたら、
一子伝承で弊社を継がせますかね!
先のことですので、五里霧中どころか、車社会が残っているのか?
どころか、ミサイル飛んできて日本が存続できているのか?
はたまた、人類が生存し続けているのか?
すら見えない混迷の時代ですからねー
どうなるかは???
事前に購入店舗お聞きしていましたが、
購入されたのは今急成長?
急拡大されている“匠の興和”ですが、
弊社に今迄ご入庫いただいた新車で、
新車割引の対象になりえたお車は0・・・
NTPグループと同じです。
お持込いただいた状態が未洗車でドロドロ状態でしたので、
お立会い時点での程度確認は出来ませんでしたが、
正直望み薄なことはほぼ確実・・・
施工前準備洗車を終えてみると、
トップの状態は予想とは違い良好な状態でした!
これは、
良い方向の予想外でした。
しかも、スズキとしては初めてでしょうか?
膜厚が120μを越えており、
トヨタ並の膜厚をたもっています!
商用車だから厚いのか?
他メーカーだと反対なのですがねー
今回の施工も、基本お仕事での利用目的のお車ですので、
予算はタイトです・・・
其処に持ってきて、
予想外の車格Mと波板ルーフ割増。
施工コースの検討でも、
予算超過を防ぐ為、
磨きコースは“01ライト・ソフト磨きコース”と妥協いただきました・・・
但し、上記しましたように車輌程度が?
の為、
この磨きコース選択では傷があった場合かなり残る可能性があることをお伝えし、
更に此のコースの場合傷取り優先か?
艶出し優先か?
のご選択が可能ですので、
ご選択を頂くと、
“艶出し優先”とのことでした。
となると、傷が激しかった場合にはほぼ7割程度残るリスクは負うことになります・・・
其れはOKとのご承諾を頂きました!
トップで安心していると、
側面見てがっくりです・・・
やはり洗車傷だらけです。
特に右側面は全体的に酷い・・・
納車から1ヶ月が経過していますから、
ことによれば納車後のご自身での洗車でつけた傷の可能性も否定は出来ませんが・・・
やはり、
新車の磨き割引は適応外となってしまいました。
いざ磨き始めてみると、
意外と傷は浅い!
ほぼ100%傷処理出来てしまいました。
これは、
オーナー様にとっては予算を抑えてクオリティーも確保できラッキーです!
此の様なことが可能になったのも、
スズキ・ホンダ専用コンパウンドのなせる業?
実際その影響は大きいでしょう!
今回バタバタで磨き後の写真取り忘れてしまいました・・・
トップは程度良好でしたので、
特に施工上の問題や苦労はありませんでしたが、
パネルの薄さは一寸ビックリです・・・
幾らPPやプラスチック素材パネルを導入していたり、高抗張力鋼板使用してると言っても、
ペコペコしています。
幾らモノコック構造が対衝撃吸収の為外板が薄くても大丈夫と言っても、
薄いよりは厚い方が安心でしょう!
これ勝手な想像ですが、
現在スズキはインドでタタグループと熾烈な価格競争を行なっていますが、
生産価格を抑えるためには、
インドと日本での生産をリンクさせなければコストは下がらないでしょう。
つまり、
主要な部分は共通しており、
違うのはハイテクや内外装なのでは?
と、思ってしまいます。
今回たまたまスズキ車が続いたことで感じたのは、最近頻繁に高速道路を走行している際に、私が110~120km/hで走行しているところを、
軽自動車がゆうゆう追い越して行きます、
エンジン構造の進歩により軽でもスピードだけは出るのでしょうが、
もしそのスピードで事故にあったら助かるのか?
とてもただでは済むとは思えません・・・
此処で娘も免許を取り車を与えなければなりませんが、
正直軽自動車は怖いです・・・
車の怖さを解っていて、且つ運転技術もそれなりに熟練していれば、
無理もしないでしょうし危険も回避することも可能ですが、
未熟なだけに安全性の確保されない車は危険です。
正直な印象として、
軽自動車での高速走行は法定速度内であっても避けるべきでしょうねー
事故に見舞われる可能性は非常に低いかもしれませんが、
もしあったとしたらを考えたらやはり安全性は非常に疑問ですから・・・
SUZUKI スズキ エブリィワゴン PZターボスペシャル(DA17W)
コーティング終了
此のお車2週間のお預かりでしたので、その間何人ものお客様がいらっしゃいましたが、此のお車を見てのご反応は完全に2通りでした。
「これ商用車でしょう、これに何故お金をかけてコーティングするの?」
「此のエブリィワゴン良いんだよね、私も欲しい!」
後者の方は、
此のお車をコーティングすることは否定的ではありません!
此処で感じることは、
車の車種や車輌価格でコーティングを施工することの是非を判断する方が多いこと。
然しこれ、
私からすると一寸違うと感じます。
どんな車であろうと、その車を大事にしたいとか、綺麗に乗り続けたいなどの気持ちがあるのであれば、
たとえ軽トラックであったとしても施工価値はあるでしょう!
逆に、フェラーリのような高級車であったとしても、
愛着も無くただ見栄のために買っているような車であれば施工価値は無いでしょう・・・
私の個人的感情で言えば、
後者のような車は施工したくはありません!
こちらのオーナー様お話を伺っていると、
今回初めてガラスコーティングを施工なされたようです!
その割には、
左程コース決定には迷われませんでした。
恐らく、
性格がさばさばされているのでしょうねー
私もフルオーダーに近い車などを注文する際には、
内容やオプション選択数時間で決めちゃいますから、
尤もこれは単なる面倒くさがり屋若しくは考え無しとも言えますが・・・
と言うことで、今回お選び頂ましたコーティングは、
“ブリリアントフィニッシュ・プレミアム”です!
お選びいただいた理由は、
水切れがよく洗車が楽で且つスクラッチ傷が入りづらいと言うことです。
此のコーティングランクからすると比較的滑水性は高く、
且つコーティング自体が1層皮膜でありながら硬度がグラデーションしており、
表面は多少の傷自己修復性を持ちますし、
昨年改良がなされたために、
アルキル金属基の付着阻害力がましましたので水染みも付きにくくなっています!
使用用途を考慮しますと、
いいご選択だったでしょう。
こちらのお客様も、
ご予算の関係上レジントップコート・コクーンはご案内しておりませんが、
車輌使用に伴う外的リスクに関してご理解されていらっしゃるご様子でしたので、
未施行は未施行なりにご自身で工夫して管理くださると思います!
この度は、ご予算オーバーにも拘らず、ご依頼いただきましてありがとうございました。
ご自身で内装や電子機器の取り付けもなされていらっしゃるご様子でしたが、綺麗に上手く仕上がると良いですね。
意外なところで共通のメカニックの知り合いがいましたが、また其処に入庫させるようなお車をお乗りになられてください。
お仕事で忙しく使用されることになられるでしょうが、出来るだけ良い状態が保たれ活躍できることを願っております。
ありがとうございました。
車輌クラス:クラスM
施工コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ガラスコーティング
磨きコース=01ライト・ソフト磨きコース(程度良好新車向け=極軽度の傷取り・艶出し優先磨き)
施工料金:115.335円税込み(淡色車割引磨き-5%・波型ルーフ割増磨き+10パーセント 適応)
メーカー別
月別バックナンバー