2017年03月11日公開|ロータス
ご新規のお客様、
久々のロータスです!
私自身も過去ロータスはエリーゼSとエキシージⅠと乗り継ぎましたが、
現代の自動車メーカーとしてはかなり特殊な存在と言っていいでしょうけれど、
エヴォーラや現エキシージなどが出始めて頃から、
過去のロータスとは違う世界に踏み込んでいってしまった感はぬぐえません。
此の方向性は、
ある意味時代についていく為には必要な選択であるのは事実ですが、
ロータスの本質から外れて行ってるのも否めません・・・
但し、これは賛否両論でしょう。
乗用車的になってしまった・・・
乗用車並みのパワーと快適性も付加された!
等感じ方は様々でしょうが、デザインの古さ感は流石に15年近くたった今となっては、
一寸時代遅れ感も否めません・・・
車自体の進化はほぼ限界に至っているでしょうし、
ローバーエンジンからトヨタエンジンに切り替わり、
パワーや扱いやすさや信頼性は上がっていますが、
ソリッド感がその分失われ本来ロータスの持つかみそりのような危うさと言うか切れ味はなくなってしまっています・・・
ですので、
私個人の感じ方としては非常に中途半端な車となってきてしまったと感じます。
アングリアを残し、
残りのスポーツカーは売却しスポーツカー道楽から手を引いてしまってはいますが、
もし今又ソリッドなスポーツカーを求めるとすると、
ロータスと言う選択肢はありません・・・
まず買うまでの踏ん切りは付かないでしょうが、
現行モデルであればやはりケータハム、
第一候補第二候補は996の前期GT3、
第三候補は360チャレンジストラダーレですかね!
とか言いつつ、
彼女を乗せても快適さも付随している997カレラSあたりは結構興味あったりして・・・
最近もっぱら軟派路線ですので・・・
硬派ではアングリアを越える車は無かったりして。
赤丸のサイドエアーダクト部分のボディとの隣接部分に、
塗装の毛羽立ちのようなところが5cmほど目に付きます・・・
恐らく塗装不良を修繕した後と思われますが、
完全にはなっていません。
が、
これがロータスクオリティー・・・
普通の乗用車の感覚でロータスを見てしまうと、
とても完成した商品とは日本人感覚では思えないでしょう。
車輌価格570万円としてみた場合、
「此の価格でこれかい・・・」
と言えば言えますが、
ではこの様な少量生産手作りの車を日本のメーカーが作ってとしたら、
この様な価格にはまず収まることは無いでしょうから、
視点を変えてみれば価格なりと言えます!
細かなことが気になるような方は、
絶対買うべきでは無い車ですねー
今回非常にご予算が厳しいとのことで、
本来であればこの様に紫外線を受ける外部には、
エクスペルのフィルムのほうが良いのですが、
あくまで飛び石防御だけできればよいとのことで、
“サングン・ペイントプロテクションフィルム”を使用することとなりました!
確かに飛び石に関してのプロテクション性は、
エクスペルもサングンもほとんど差は無いですので、
望まれている役目は十分に果たします。
耐紫外線性も車庫保管ですし、この様なお車ですので乗られる機会も限られますから、
短期的に劣化してしまうことは無いでしょう!
又これも予算上の問題から、純正としてリアホイルアーチ前のスプラッシュ部分にフィルムが貼ってありますが、これは剥がずにその前の部分を、
突合せで残りのロッカーを型取りで貼り込みました!
フィルムの種類が異なる為、
フィルムの突合せ部分は結構目立ちます・・・
但し、
プレカットと違い上下の貼り込み範囲は広く取れますので、
防御性だけを求めるのであればありの施工かも?
既存の純正フィルムとサングン・フィルムでは、
つき合わせ場所を境に明らかに色が違ってしまっています・・・
恐らく純正フィルムは3Mと思われますが、単体で貼ってあるときは左程気にはなりませんが、
サングンと比較してしまうと明らかに黄色がかっています。
3Mのフィルムだとすると紫外線劣化はかなり早いですので、
経年していけば更にその差は広がっていくでしょう・・・
ご予算があれば、既存フィルムは剥がし、
エクスペルフィルムを使い型取りで貼り込みを行なうのが一番の方法ではあります!
かなり高くはなりますが・・・
LOTUS ロータス エリーゼ スポーツ(1120)
サングン・ペイントプロテクションフィルム貼り込み終了
今回2月の初旬に突然お持込いただき、
「どうせ冬は乗らないから、暇な時にやって措いてください、
エンカルの影響がある状態で走りたくないから温かくなるまで保管していてください!」
と、
ご新規のお客様としてはかなり我侭なご要望です・・・
普通であれば当然この様なご要望にはお答えできませんし、
長期保管の場合は保管料を頂くのですが、
今回車がロータスですから、私も過去2台乗ったこともあり、
今回は特別にご承諾いたし且つ保管料は頂きませんでした!
ま、言うなれば完全なるえこ贔屓です・・・
これで飛び石でぼろぼろになる部分のロッカーは防御されました。
無茶な乗り方はされないとおっしゃってはおられましたが、これで安心してワインディングを楽しむことが出来るでしょう。
ご家族に介護を必要とされている方がいらっしゃるとのことで、泊まりのツーリングなどは参加できないとのことでしたが、BBQなど半日お時間をお割き頂けば参加できるイベントも今年は行なう予定ですので、その際はぜひご参加ください。
この度は、ご依頼いただきまして、ありがとうございました。
車輌クラス:クラスSS(特殊形状・特殊素材対象車)
施工コース:
オプション施工=サングン・ペイントプロテクションフィルム(サイドロッカー=型取り一部貼り込み)
施工料金:68.633円税込み
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