2017年04月09日公開|トヨタ
プレミアム会員様、
今年もメンテナンスでご入庫いただきました!
洗車はほぼオンリー洗車機とのことですが、
施工されているコーティングが、
洗車機専用エクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュである為、
洗車機よるスクラッチ傷もほとんど付いておりませんでした。
以前、
「大分トップ部分の撥水が弱くなった・・・」
とのご相談を頂きましたが、
「コーティングの上に何らかの不純物が薄膜化している可能性がありますから、
一度シャンプーを使われ手洗いで洗い、きちんとシャンプーを洗い流してみてください。」
と、ご案内をいたしたところ、
「大分撥水は戻った!」
との事でしたが、
流石に3年経過してくると初期の撥水力よりも弱まってきているのは否めません・・・
だからと言って、
コーティング自体がなくなっているわけではありませんので、
この状態でこのまま使用し続けても問題無いですし、
撥水力を高める為トップコートのみ再施行という方法か、
機能強化メンテナンス剤を塗りこむと言う方法もあります!
このコーティングは、
初期施工時にベースコートとトップコートとの2層コーティングですので、
機能低下してきているトップコートのみメインテナンス磨き似て剥離して、
新たにトップコートのみコーティングを行なうことが可能です。
機能強化メンテナンスは、ディーラーや一般的コーティング専門店が簡易的に行なっているメンテナンスとは、
弊社は一線を異にします!
弊社の会員様のメンテナンスで使用するメンテナンス剤は、
上記したような店舗で使用している様なポリマー系ではありませんが、
ここで紹介するメンテナンスはあくまで会員様限定施工となっております。
以前の鉄粉除去から1年経過ですが、
鉄粉付着量は相当凄いことになってしまっています・・・
但し最近目に付くのは、鉄粉の付着には大きく分けると2パターンあります。
主にパネル表面に付着が見えるお車と、
リブなどに大量に入り込んでるお車と有ります。
このお車はパネルには大量付着していますが、
リブにはほとんど入り込んでいません。
何故そのような差が出来るのか?
よくは判りませんが、駐車環境(完全露天orカーポートor車高保管)の違いや、洗車方法(洗車機or高圧スプレーor流水手洗い)などによると思われます。
が、ことによると走行道路が一般道メインor高速道路メインによっても違いがあるかもしれません?
今回のメインテナンスメニューは、
会員様限定メニューの“リフィックス・コート”メインテナンスメニューから、
必要なメインテナンスの内容を組み立てていきました!
まずは上記している“鉄粉クリーニング”です!
今回は1回のみのクリーニングで、
仮に残った鉄粉があってもそのままの状態となります。
ご指定があれば最大3回までは連続施工は可能です。
又、クリーニング後の残存鉄粉を探し、
一個一個残存している鉄粉をピンポイントで除去していくことも可能です。
何処までの施工をなさるかは?
お車の状態とご予算次第でご指定頂けます!
鉄粉除去終了後は、
“スケールリムーバー”所謂水染み除去となります!
これも鉄粉クリーニングと同じように、
最大3回までの連続施工が可能ですが、
今回は1回のみとなります。
が、実際施工を行なってみると、
ボンネット・ルーフの一部にはまだ強固な水染みが少数残っておりましたので、
それらはピンポイントで再度リムーバー作業をサービスで行い、
ほぼ水染みは除去できました!
但しこのスケールリムーバーはあくまでコーティング表面への水染みの付着を除去するものですので、コーティングに食い込みを起こしているような、
イオンデポジットクレーターには一切効果はありません・・・
とは言え、アルキル金属基は除去されますので、
クレーター成長の進行スピードを遅延させる程度の効果はあります。
ですので、このスケールリムーバー作業を行うポイントは、水染みが相当目立つと感じるまで行ってからではなく、うっすらと水染みが確認できるようになった段階、
所謂初期段階での施工が効果的且つ施工タイミングとなります!
このタイミングを逃してしまいますと、
スケールリムーバーではなくメインテナンス磨き若しくは最悪再施行が必要となってしまいますので、
出費は一気に高額となってしまいます・・・
ランニングコストはかかりますが、良い状態を維持し長く綺麗にお乗りになりたいのであれば、
小まめにスケールリムーバーを行う必要はあります!
今回こちらのお車はまさにそのタイミングでしたので、
幸いにもイオンデポジットクレーターまで進行しているものは皆無でした!
最後のメインテナンス作業として仕上げに、
“リフィックス・コート”所謂コーティングメインテナンス剤を塗りこみます!
オーナー様より以前、
「コーティング機能の低下が気になる・・・」
との、懸念にお答えする作業です。
前記しましたようにこのメインテナンス剤は、
非常に細かなヘアースクラッチをポリエステル樹脂とガラス繊維袖で埋め、
その表面にシリカ配合の疎水・滑水機能薄膜を作り出しますので、
意匠性も改善され且つコーティング機能も格段に回復いたします!
又このリフィックス・コート以外ののメインテナンス剤ではまず無い機能として、
通常ケミカルでは取れない染みや付着物を除去する能力も併せ持っています。
今回スケールリムーバーでは、
「ほぼ水染みが除去できた!」
とご説明いたしておりますが、
ほぼであり完全にではありませんでした・・・
が、
本当に僅かに残存していた水染みも、
このリフィックス・コートを行なうことにより、
完全除去が達成されました!
これは、スケールリムーバーにより固着成分を軟化させることが出来ても、
溶かしきることが出来ない付着成分がありますが、
リフィックス・コートに含まれる特殊な研磨成分により削り取ることが可能です。
ですが、コンパウンドのような研磨剤とは異なりますので、
其れによりスクラッチが入ることはありません!
このリフィックス・コートにより、
既存のコーティングを施工なされた初期の段階のような強い機能に回復いたします!
但し、施工なされてるコーティングの機能そのままの強化ではありませんから、
機能性の多少の変化は起きてしまいますが、
既存のコーティングが撥水or疎水・滑水であればほとんど気にはならないでしょう。
今回新車時に施工約3年が経過した、
“スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング”を再施行いたしました!
既に3年経過してはおりますが、
ワイパー稼動があるフロントガラスでさえまだこのように撥水力は残存しています。
このスプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティングを施工するメリットは、
強い撥水力によるワイパー稼動率の低減や視界性確保だけではなく、
私からするとウインドウへの水染み付着の防止のほうが効果としては有用と感じます!
市販されてるような簡易撥水剤は、
最近ではフッ素配合のものもあるようですが、純粋なフッ素は大気中の成分に触れた瞬間から酸化が始まってしまいますので、
撥水皮膜にフッ素は含まれるものの成分の大半は石油系溶剤が占めています。
その為、フッ素コーティングされてるはずなのに何故か水染みも付着するという事態を招いています・・・
スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティングではこれは無い!
以前の施工では、フロントサイドガラスは純正撥水加工がなされてるということで施工しておりません。
確かにフロント側面のドアウインドウ部分は未だに、
純正撥水の効果で水染み付着は起きておりませんが、
フロント3角フィックスガラスは撥水加工がなされていないため、
このように水染みに侵されてしまっています・・・
ですので、
今回はこの3角フィックス部分はフロントガラスと同じ“ライトポリッシュ”で下処理を行い、
スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティングを施工いたします!
この度も、小まめなご入庫ありがとうございました。
然し、いつも小まめに定期的なご入庫いただいているとは言え、3年経過車としては弊社の施工車両の中でも飛びぬけた意匠性を保持できていました。
これは、オーナー様自体の日常管理の小まめさも非常に影響多大でしょう。
お住まいの近くには新たな専門店も出来ているにも拘らず、敢えて遠方である弊社にお通い続けて頂けることは感謝に堪えません。
そのお気持ちに応えるべく、今迄以上のサービス・技術の向上に努力いたします。
今後、京都店出店に伴って、現店舗での施工実労日数は減少はいたしますが、現会員様であるオーナー様の利便性は低下しないように、優先的に施工日程は確保いたしますので、ご安心ください。
ほぼ私と同年代ですから、オーナー様がお車をお乗りになられなくなるまでは、キッチリアフターフォローが出来るようにいたします。
今のところは精神・体調・体力共に健全ですので。
この度も、ありがとうございました。
会員クラス:プレミアム会員
車輌クラス:クラスLL
施工コース:
オプション施工1=鉄粉クリーニング(1回=会員メニューリフィックス・コートコース特別価格)
オプション施工2=スケールリムーバー(1回=会員メニューリフィックス・コートコース特別価格)
オプション施工3=リフィックス・コート(会員メニューリフィックス・コートコース特別価格)
オプション施工4=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ・リア基本セット+リアドア×鱗落し)
物販=ロングヘアー・クロス
施工金額:75.216円税込み(会員オプション割引-10%・物販プレミアム会員価格・リフィックスコートコース プレミアム会員価格 適応)
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